弘法トレイルの概要と参加者
こんにちは、ジュリーです。 今回は弘法トレイルの話をしたいと思います。
弘法トレイルというのをご存知でしょうか? 弘法トレイルとは、若き日の弘法大師が歩いたとされる
吉野山から高野山までの山道を駆け抜けるレースなんです。 今年9回目の開催で、実は明日その本レースが開催されます。
なぜ弘法トレイルの話をしているかと言いますと、私の夫がこれに参加するために、今ちょうど現地におります。
彼は6年前、2018年、この弘法トレイルに参加し、鑑賞しているんです。 その時、彼が書いたレポートがありまして、
私がこのスタイフで音声で届けてしまおうかなと思いまして、 今回は弘法トレイルを取り上げております。
そのレポートが結構長いんです。 なので2回か3回に分けて配信しようかなと思っています。
レポートに入る前に、弘法トレイルの概要をお話ししますと、 弘法トレイルのトレイルというのは、マラソンと登山の要素を合わせもったトレイルランニングと呼ばれるもので、
近年ですね大変人気が高まっているものなんです。 そしてこの弘法トレイルのレースの概要は、
コースはですね、まず距離としては50キロ越え。 金浦仙寺座横堂というところをスタートし、ゴールが高野山までなんですね。
伊豆の山から高野山まで、距離が50キロ越え。 そして獲得標高といってですね、どれぐらい登るのかっていうのが、
なんと4,000メートル。 4,000メートルって富士山1個分超えてるんですね。
そして時間制限がありまして、制限時間が14時間です。 朝6時スタートで夜の14時間なので、
20時、夜の8時までにゴールしないと失格という、なかなか厳しいレース、トレイルレースです。 修行の道なのでね、険しい道、山道を走るわけですから、
あの大変タフなハードなレースにもかかわらず、 なんとですね現地の夫からのですね報告によりますと、
過去はですね、彼が過去に出たレースでは1割ぐらいにも満たなかった女性参加者が、 なんと今年は半分ぐらいは女性なんじゃないかという報告が入っています。
しかもですね、アジアの各国からの参加者が多いという印象だということです。 そして天気は、
明日は雨予報ということで、どうなることやら心配されますが、 2018年の工房トレイルレポートをスタートしてみたいと思います。
レースを翌日に控えたブリーフィングの後、ゲストランナーの株楽千代さんから挨拶があった。 工房トレイルは今回で5回目で5回目のゲストランナーです。
私は国内10ほどのレースのゲストランナーをやらせていただいていますが、 正直言ってこの工房トレイルほど憂鬱になるレースは他にありません。
会場の130名のランナーの爆笑とどよめき。 おそらく2度目以上の参加者は、そうなんだよ辛いんだよと爆笑。
初挑戦のランナーは予想はしてたがマジかよとどよめき。 といったところだろう。僕はもちろん後者でどよめきに加え、
どえらいレースに参加しちゃったなぁと逃げ出したくなった。 株楽さんは続ける。
確かに辛いコースです。ただ楽しいコースでもあります。 ご存知のようにこの道は、悩める若き空海が修行のために自分を見つめるために歩いた道と言われています。
結果として後の根本道場となる荒野の地を見出すことになります。 そのような得の高いというか、日本の精神の支柱となる過去の先立つのルートを
たどれる幸せをかみしめて楽しく走りましょう。 私もここを走るのを毎回楽しみにしています。
今回も楽しみです。辛いですけど。 会場は笑いに包まれる。
そうなんだ僕はただ荒野さんに行くためにわざわざこんなめんどくさいというか 一風変わったというかこのルートで荒野さんに入ろうと決めたのだ。
この吉野の地から南に1日、西へ2日、工房大使空海は3日間をかけて荒野の地を発見したのだそうだ。
株楽千代さんの挨拶と過去のルート
その道を丸1日かけて我々は駆け巡ることを許されたのだ。 強い気持ちで臨もうと引き締めた。
ブリーフィングの後は金布宣寺での夕座言行と決断式だ。 国宝の座横堂の中に130名もの参加者が入り、6、7名の僧侶による度胸が始まる。
この度胸が終わらない。10分やそこらで終わるだろうと鷹をくくり、 つい正座をしてしまったが全く終わる気配がない。
おそらく1時間近くやっていた、やってくれていたのではないだろうか。 足の感覚がなくなった。主催者。金布宣寺も主催者みたいなものだ。
もう本気だ。嬉しくなった。 夜はお風呂に入って夕食を食べ早々に床に入った。
4時の起床まで一度も目覚めなかった。 レースの日の朝が来た。昨夜はお風呂に入って夕食を食べ早々に眠りについた。
4時の起床まで一度も目覚めなかった。 その日の体調はおよそ起きかけにわかる。目覚めが良いし食欲もある。
収穫がいつもより永遠になっているのか食事のひと品ひと品の香りが食欲をそそる。 普段は白米等の炭水化物の摂取を控えているが昨日から炭水化物を解放。
ご飯を喉へ詰め込む刺激にする感動を覚える。 昨夜3杯朝3杯の白米を食べる。
昨日のアルコールは朝空港で3合缶のビール。 お昼にビール中瓶。夕方風呂上がりに3合缶のビール。
夕飯にビール中瓶。合計1.7リットル。 偶然にも銘柄は全て朝日スーパードライ。
これくらいのアルコールの量が自分にとってはちょうどいいようだ。 ぐっすり眠れたのもアルコールの効果だと思う。
便通も良好。完璧すぎる朝だ。 天候も快晴。現在12度ほど。
最高気温も25度くらいまでしか上がらない予報。 恵まれている。週始めには週末はどん天時々雨の予報だったので実にラッキーだ。
金曜日、この地方特有の大粒の強い雨が降ったそうだ。 昨夜、ブリーフィングの後、ゲストランナーの株楽吉良さんはこのように言っていた。
明日は幸いに天候は良いようです。 ただ金曜日の大雨でトレイルの所々はぬかるんでいるかもしれません。
こういうレースでは溝の深い、よりグリップするシューズを選択するのが望ましいです。 持ってこなかった人に今さらそんなことを言っても遅いかもしれませんが。
会場、笑い。 ただ3日くらい前から現地の様子はどうなのか。
天候や気温など気にして準備することがトレイルレースにはとても重要です。 一度、なるほどと頷く。
僕はコロンビア・モントレイルのロードとトレイル兼用の比較的軽快に走れるシューズでレースに臨もうと思っていた。
株楽吉さんの話を聞き、雨も考慮して念のため持参したクラウドベンチャーウォータープルーフを旅のともにすることにした。
グリップも前者に比べると格段に良い。 ランナーの集合は5時半。
場所は金浦仙寺、国宝座横堂の前だ。 お堂の前で記念撮影。
その後、6、7名の僧侶によるホラ街の演奏。 演奏なのか?
厳粛かつ気合が入る。 開会式で金浦仙、主弦本州、州務総長田中和則氏はこのように述べた。
今日皆さんが走る道は若木空海が修行のために歩いた道です。
後にこの吉野の地から南に1日、西へ2日、 神房大師空海は3日間をかけて金本道場の地、荒野を発見されました。
空海が3日間かけて歩いた道を皆さんは1日で駆け抜けます。
開会式と荒野への道
どうか、ただ駆け抜けてしまうのではなく、 神房大師が歩いた道を一歩一歩、心を込めて大事に走っていただけると嬉しく思います。
頑張ってください。 荒野山へ入るには最高のルートじゃないか。
気合が入る。