00:08
こんにちは、ジュリーです。 東京でゲストハウスをしたり
ゲストハウスの運営をしたり、スナックのママをしたりしています。 さて今日は、ゲストの方からよく聞かれる質問
コロナのときゲストハウスはどうだったの?やっぱり大変だったんでしょう? という話をします。
私たちがゲストハウスをスタートしたのが2019年の7月でした。 で、コロナが開けて
海外からの本日観光客を再開したのが2022年の10月ぐらいだったと思います。
それ以降はですね、ゲストの方がまた戻ってきてくれて、予約もずっといっぱいなんですが、
彼らとお話をしていると、いつからこのゲストハウスをやっているの?という質問に加え、次にはコロナの時はやっていたの?どうだった?
という質問を受けます。 実際、予約はほとんどなかったんです。
ただ、私たちはコロナ禍でもとても素敵な経験をしたので、それについて話をしたいと思っています。
2019年の7月から、コロナになったのが2020年の冬だったと思うんですね。
それまではですね、本当想像以上に順調でした。 予約はずっと埋まってましたし、
こんなに順調なんだ、本当に予約って入るんだ、ということを振り返る間もなく、私たちはゲストをお迎えしては、
チェックアウトでさよならと言って、また新しいゲストが来たら、その方向けにコーヒーを出して、
コーヒーで喋っていると、もうオフィスに行かなくちゃ、じゃあまた明日ね、みたいな慌ただしい日々を過ごしていました。
突然やってきたコロナですね、本当に入っていた予約も全部キャンセルになりました。
2020年の2月ぐらいまでは予約が入っていましたが、それ以降は5月ぐらいまで予約が入っていたんですけれども、
全てキャンセルになりました。 もうゲストも来ない、当たり前ですよね。
大体海外からの渡航車をシャットダウンしていたわけですから、そんな中、2021年の1月だったと思います。
もうコロナになって1年近く経ったある日、予約が入ったんですね。予約が入るとスマホに通知音が鳴るんです。
03:07
予約入ったら嘘?みたいな感じで、誤動作なんじゃない?みたいな感じだったんですね。
それは誤動作じゃなくて本物でした。予約が入った翌週、予約してくださったアメリカ人の若い女性がやってきました。
しかもその予定が1ヶ月半ぐらいの長期ステイだったんですね。
彼女にソーシャルディスタンスを取るために、もちろんコーヒーはもう出してなかったし、接触も最低限でやってました。
軽く挨拶したんですが、彼女が自転車止めてもいいですか?自転車止められますか?って言ってきたんですね。
で、ちょうど部屋の前のスペースが空いていたので、どうぞ止めてくださいって。
なんでこの人自転車持ってんだろう?というのもちょっと思ったんですが、どうぞどうぞと言ったら、自転車が2台止まりました。
2台置かれてたんですね、自転車が。1人なのになんでもう2台?とは思ったんです。
ただ当時ですね、本当に部屋に自分たちもステイホームとか行って引きこもっていましたし、
その滞在中の方も基本的には連絡を取らないでそのままだったんですが、数日したらですね、また予約が入りました。
それはまた滞在中のですね、Mちゃん。Mちゃんって呼んでたんでMちゃんだったんですね。
今滞在しているMちゃんが1ヶ月半の予約からさらに延長して4月の上旬までの予約になりました。
で、ずいぶん長くいるんだなぁとは思ったんですが、走行しているうちに3月になって男性が現れました。
アメリカ人のJ君です。もう1台の自転車の持ち主は彼でした。
彼は雪山、雪で滑る、スノボで滑るのは大好きで、
ずっと滑ってたわけですね。で、そろそろもう東京に来るタイミングだったのか、
やっと東京に現れたという状態でした。
で、そこから彼らはずっと滞在していました。滞在というよりも住人でした。
で、お仕事はですね、結局東京でお仕事してたんですね。お仕事がモデルで、
モデルなのでお二人ともハンサムだし、とても美しい女性なんですね。カップルなんですが、
で、アパレルブランドのモデルをやっているので、雑誌とか、あとその
06:02
街中の、なんて言うんですかね、洋服を着ているモデル、まあそれがモデルなんですけど、
結構彼らを見かけることがありました。その広告として出ているモデルの彼らをですね。
それを見るたびに、あ、うちの子たちだわ、頑張ってるわね、みたいな気分は完全に母親でした。
で、お仕事が、まあモデルのお仕事なので、撮影とその合間に、我々のゲストハウスを拠点にして、
まあいろんなところにですね、出かけて旅行しているような暮らし方でした。
夏は基本的には湘南方面に長期で行っていたし、冬は雪山ですね。
で、コロナの規制が緩んだ頃には、バリ島とかインドネシアなんかにも行っていました。
で、ホームタウンがLAだったので、LAにも割とよく行っていたような気がします。
で、結局ですね、彼らは2年間、
2年間滞在していました。もう滞在しているという域というよりは、もう住んでいたっていう感じですね。
まあその間ずっとご契約して住んでもらっていたような状態です。
我々もコロナ禍通常のですね、観光客のご予約を取れる状態ではなかったので、
実際とても助かりましたし、何より彼らのその生き方、自由な
生き方、時間の使い方がとても新鮮でした。
たまにですね、その男性のJ君は不思議な行動をしたりもしてたんですよね。
実際ですね、部屋の寝具を急に外にですね、全部出して干し始めたり、
干すって普通はこう、物干し等に引っ掛けて布団とか掛け布団とか敷布団とか干しますよね。
それをいきなりですね、外の普通の地面にですね、突然引っ張り出してきて干してるんですよね。
で、なんで捨て、初めそれ見た時に驚いちゃって、なんで捨てちゃってるんだろうと思ったんですよ。
しかもその寝具って言ってしまえば我々のものなので、勝手に捨てちゃうんだと思ったんですけど、実際彼はそれを干していたんですね。
そういうのにちょっと驚かされることも多かったんですが、基本的にはとても、なんて言うんだろうな、
ジョークの好きな明るい青年です。
で、基本的にその家事、お料理とかお掃除は全部J君がやっていたようで、
09:03
Mちゃんがベジタリアン、モデルさんなので体型キープということでベジタリアンなんですよね。
なので、ベジタリアン、MちゃんのためにJ君が野菜の天ぷらを作ってあげたり、ご飯炊いたりなんかしていました。
で、我々ファミリーだよねと言って、サンクスギビングデイっていうイベントがありますよね。
その日に、サンクスギビングの日に、ちょっと作りすぎちゃったから一緒に食べないとか言って、本当は私たちの分も用意してくれてたんですよね、お料理を。
で、それを、手料理を振る舞ってもらいました。
で、アメリカチックなグレービーソースに甘いんだかしょっぱいんだか、微妙な味する野菜とかをですね、盛り付けられているんですけれども、
それをいただきながらですね、東京にいながらですね、感謝祭を体験できるなんて、本当ゲストハウスやってなかったら経験しなかったよね、みたいな話をしながらですね、しみじみと味わいました。
で、去年2023年の2月まで住んでいてくれたんですね、彼ら。
海外からの本日観光客の受け入れが再開して、彼らは引っ越すことになるんですけれども、
やっぱり長いことですね、毎日別に顔合わせているわけではないんですが、やっぱりお互いに存在を確認しながら暮らしていたので、
かなり私は寂しくて、どうしようどうしようかなり動揺してたんですね。
で、チェックアウトの日が近づいてきました。で、もはやチェックアウトというよりも、
まあ何ですか、退去って感じですよね。で、LINEしました。
一体どこに住むことにしたの?聞いてもいい?みたいな感じで、私はMちゃんにLINEしたんです。
そしたら彼女から返事が来て、実は私たち隣のマンションに住む庶民をもらいましたって返事が来たんですね。
The building next doorって書いてあって、つまりお隣さんなわけです。
で、ゲストハウスのその隣にですねマンションがあって、実際、実はそこに私たちも住んでいたことがあるんですけれども、
その話を彼らは覚えていて、なんかそのマンションのですね空きが出て、そこに入居できるかどうか手続きを進めていたようなんですね。
もちろんそれはシークレットだったんですけれども、実際そこに入居が決まって、晴れて隣人というかお隣さん同士になりました。
その時はですね、やっぱりちょっと本当にもうお別れだって思っちゃってたので、とっても嬉しかったですよね。
相変わらずですね、その後もご近所付き合いをしていて、彼らは急にですね、格闘技、
12:05
充実にはまったりして、なんか相変わらずですね、自由に生きていたんですが、いよいよですね、今年の2月末、
リセットするとか言って、日本での長い生活を一旦ピリオドを打ってアメリカに帰っていきました。
でもね、またなんかフラッと東京に戻ってくるような気がしてなりません。
彼らのそのライフスタイルにたくさんインスパイアされて、この出会いには本当に感謝しています。
聞いていただきありがとうございました。ぜひフォローの方よろしくお願いします。