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みなさん、こんにちは。じぶん経営診断士のトシです。
分かるが増えれば人生が変わる、をキャッチフレーズに、社会人のキャリア支援を行っています。
分かるとは分けられること。分かるを増やし、できるを増やす。できるを増やし、キャリアを豊かにする。
ということで、みなさんのキャリアが豊かになるお話をしていければと思っています。
このシリーズでは、自己啓発の父と呼ばれるアルフレット・アドラーの名言を中心にシリーズ化して、
私の視点も交えて、アドラーの言葉を配信していきたいと思っています。
それでは、アドラーの名言の紹介シリーズということで、第1回目なんですけど、
自己決定性といって、自分で決めているということに関するアドラーの言葉なんですけど、
人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである。
こんな言葉を言っています。
アドラー心理学は、一時期というか何年か前に流行りましたけども、一番大きな特徴は目的論と呼ばれるもので、
多くの人が知っている心理学では、フロイトとかユングがすごく有名なんですけど、
原因のトラウマとか、過去にこんな経験があったから今の自分の性格はこういう性格なんだとか、
そういうのが、みなさんが馴染み親しんでる心理学じゃないかなと思うんですけど、
これに対してアドラーは目的論を掲げていました。
この目的論を掲げていることによって、結構誤解とか反発を受けてるんですけど、
今の冒頭で紹介した言葉のように、人生が困難なのではなくて、あなたが人生を困難にしているんだ。
あなたが人生を困難にしたいという目的を持ってるんだ。そんなようなことを言うことで、そんなはずはないということで、
多くの反発を受けているんですけど、私はこの原因論よりも、アドラーの言う目的論のほうがとても好きです。
すべては自分が決められるんだっていう前提に立っているので、
たとえ何かそういう嫌な出来事が起きたとしても、それを自分がどう捉えていくのかっていうことによって変えることができるってことなんですね。
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例えば、すごい重い病気になっちゃってる人とか、大きな怪我をした人が、自分たちがそんな怪我や病気になりたくてなったわけじゃないって、もちろん思うと思うんですね。
自分の経験を通して、目的論の悪い例なんですけど、それが思い出されるのは、学生時代に陸上競技をやっていたんですね。
中長距離の、何キロも走るような競技をやっていたので、毎日毎日10キロ、20キロっていう形で走ってトレーニングをしているんですけど、
そのトレーニングの中に、ロードといってですね、学校から出て外に走りに行くっていうトレーニングがあるんですね。
例えば、10キロのロードだと言ったら、10キロ走るわけなんですけど、学校から離れていくので、行けば行くほど学校から遠ざかっていくわけですよね。
当たり前ですけど。そうすると、体調が良くない日とかですね、そういう日には、本当に軽く車がね、自分の足の小指とか引いてくれないかなと、そんなようなことを考え出すわけなんですね。
なぜかというと、もし事故に遭えばね、そういう大義名分を得てトレーニングをやめることができるし、病院に行ってトレーニングを休むことができる。
そういう理由が欲しいじゃないですか。
なので、車がちょうどいい具合に全然痛くない感じにでも小指を踏んだりしてくれないかなみたいな、そんなことをね、バカバカしいですけど考えたことがあるんですけど。
要はそういうようなことが目的論っていうことなんですね。そういう真理というかね。
みなさん小さいころに風邪をひいたりして学校休んだら、桃の缶詰が出てきたりとかですね、家族が気を使ってくれておいしいものを作ってくれたりとかですね、気を使われたりとかですね。
そんな経験があったりするんじゃないかなと思うんですけど、そういう一見ネガティブに思えることも、実は自分が引き起こしてるっていうことなんですね。
なかなかね、人間の意識っていうのは、顕在化されてるものっていうのは5%程度って言われてますので、
無意識的にしてしまってることとか、あるいは自分がすでに当たり前の前提として捉えてしまってるものっていうのは、なかなか気づけない部分があるんですけど、
一回このアドラの全て自分が決めているっていう目的論に立ってですね、
ものすごく困難に思えるようなものが自分の目の前にたくさん立ち広がっているように見えると思うんですけど、
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一度、人生が困難なのではなく、自分がこの人生を困難にしてるんじゃないかと。
人生っていうのは極めてシンプルなものなんだっていうのを、改めて考え直してみていただけると、ものすごく視界がクリアになることがあるんじゃないかなと思います。
何でもそうですけど、やはり知っていることと実践することの間には大きな隔たりがあるので、
私自身もこういった配信を通じてですね、誰よりも自分自身に言い聞かせてこれを実践していくような人生を歩んでいきたいなというふうに思ってます。
また引き続きこういった配信を行っていきますので、よろしければまた遊びに来てください。
最後まで聞いていただきましてありがとうございました。