大繊さん そうですね。わざわざ液晶とか言わないですよねみんな。
福永社長 そうか。
大繊さん よりいいかもしれないですね。だからこそちょっと皆さん振り返っていただいて、そういや液晶って確かに説明できへんなと。
福永社長 液晶説明できないですよ。
大繊さん そうですね。方の方が多いからこそ、なんかテレビだけのことでしょうじゃなくて、そもそも液晶ってなんなのかというところなんかも含めて社長にご説明いただければと思います。
福永社長 はい。
大繊さん はい。では本の内容をお願いします。
福永社長 はい。63回目。液晶防止。
分子の中には分子同士が互いに強く凝縮して棒状や板状の結晶を作り、加熱しても容赦せず、溶媒に溶解することもできないものがある。
これらは硬直性高分子と言われ、一般的には防止は困難であるが、中には温度や濃度などの特定の条件が揃えば、
分子差、分子の鎖の多くの部分が平行に配列し結晶を形成していながら、全体としては流動性のある液状を示すことがある。このような状態を液晶と言い、ですわ。
液晶状態の高分子液を放出すると、結晶部分が繊維軸に平行に配列してノズルを通過し、放出直後にはやや乱れるが、その後の張力によって配列が回復し、その状態を保ったまま固化されて、分子差の配行と結晶が高度に発達した繊維が得られる。
変身の必要はないが、結晶化をより進めるために、通常緊張状態で高温の熱処理を行う。これが液晶防止です。
液晶という説明も中に入ってましたね。
入ってましたね。戦っていらっしゃる芸術者がいて、改めて思いますね。何でもそうですけど。
科学。
戦っている方はかっこいいですね。
そうですね。これまだ続きがあるんですけど。
引っ張り強さ、弾性率、耐熱性、難粘性、耐薬品性、電気絶縁性などに極めて優れた、いわゆるスーパー繊維となる。
この防止法を液晶防止と言い、リポン社の女性研究者S.クォレックスが1968年に発明し、パラケイアラミドス繊維、いわゆるケブラを生み出した。ってことですわ。
リポン社やりますね。
リポンさんね。
意義ある会社というか、繊維を語るには避けておれない会社ですね。
そうですね。ケブラ繊維と呼ばれる。大体聞いたことがある方が多いんじゃないかなと思います。これがいわゆる液晶防止法という方式で、1968年ですからね。
はい。
俺生まれとんな。生まれてるわ。
生まれてますか。
5歳だね。
大阪万博ぐらいですか、前の。
1970年やからね、あれはね。
ですよね。
大阪万博の2年前にケブラが作られたと。
という意味では最近っちゃ最近ですね。
最近やね。
太陽の塔、岡本太郎先生が作られたあの時に生まれたのがスーパー繊維だと。
スーパーってつくぐらいやから最近やわな。
そうっすね。
確かに。
その後ね、またウルトラ繊維とかいっぱいスーパーつけてしまって後悔してる人もいるような、さらにベリースーパーとかあるんでしょうけど。
そんな夢のような融合ができたというのが液晶。
そうっす。
これではこの他にTBO繊維とポリアリレート繊維が一般的なポリエステル繊維との比較で表せば、
引っ張り強さでは4から8倍、断成率では8から17倍であり、
いずれも産業用途における先端的な材料として重要な薬剤を担っているということですね。
なくてはならないというところ、もう本当に用途は限定されてますけども、
これじゃないとダメというふうに言われているものですね。
社長が一番に思い当たるのはどれですか。
防弾チョッキとかケボラ使われてるんじゃないかな。
防弾チョッキって皆さん着られたことあるんですかね、リスナーの方は。
ないでしょう。
見たこともないで。
そうですか。
え、あんの。
いや、僕おそらく見たことはありますね。
あ、そう。普段から着てるのかと思ったの。
いや、普段着たいんですけどね、ほんまは。
刺される。
いつ襲われるかわからないという意味では。
重たいんですよね、重たいというか。
ゴア付きが。
飛獣が高いのかね。
飛獣のことまで書いてないけど。
やっぱりほそるほそ拳銃レベルを完全に防御しようと思ったら相当鎧感が出るのかなと思いますので。
身につけたいのは山々なんですけれども、ちょっと身軽さが失われるというのですけれども。
クォーレクさんっていうのがね、本を見ると写真が載ってるんですけど。
この写真がですね、クォーレクさんを写したものか、クォーレクさんが持っている機器?分析機器みたいな。
分析機器みたいなのがメインで載ってるような写真なんですよ。
そっか。
クォーレクさんが奥の方で半分暗いんですよ。
もう唯一あった写真がそれなんですよね。
絶対これクォーレクさんはメインに撮ってないんやろなっていう写真でした。
研究畑の女性ですよね。
女性で研究畑の人やから基本ノーメイクで顔写真とかやめてって言われてのその結果ちゃいますか。
そうなんかな。
ギリギリ存在は写ってもいいけど顔とかもそんな絶対やめてよみたいなクォーレクさんの可能性も。
女性は特にね、その辺は前もって言ってあげないと。
そりゃそうです。
もう1週間くらい前から撮影するからそれで来てねと。
配慮が足りなかったですね、まずカメラマンの方に。
というクォーレクさん、まだご存命の可能性もある。
いくつで発明されたのかが書かれてないんでね。
によりますけれども。
わかんないですけども、可能性としてはゼロではないですね。
ないですよね。
ご存命であれば是非ね、ちょっと泉工業にも遊びに来ていただいて。
これがクォーレクさんだという証明をまたしてもらえたら嬉しい限りです。
すごいことやね。
すごいことですけど、できる時代ですから。
もう時空を越えて繋がっているこの令和の時代には何とかご存命であることをお祈りしつつ。
またできるだけそうやってね。
今度それが社長になる可能性もあるわけですから。
世界唯一のラメ糸を発明した人たちさんがそこに乗ってて。
社長がタイミング悪く顔写真とかあんまなくてみたいになったら、また社長を探せみたいな若手が出てくる可能性もありますから。
そういう術を繋ぎいいじゃないですか。
歴代のいろんな先輩方をたどって専業化を面白くしていくというふうなことを考えたら、今社長はどっちかというと追いかける方になっていただいて。
いろんなこの本に載ってる先生方にも突撃取材しまくってください。
頼みます本当に。
ありがとうございます。
今回のお題ですね。こんなふうに使ったら全業界で結構いいかもしれないよというような使い方ありますか。