1. IVS2024 KYOTO SESSIONS
  2. 持続可能な暗号通貨導入のため..
2024-09-30 28:42

持続可能な暗号通貨導入のための規制枠組みの構築

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■IVS2024 KYOTO/IVS Crypto2024 KYOTOについて
2024年7月4日から6日まで、伝統と革新が融合する京都で、IVS2024 KYOTOとIVS Crypto 2024 KYOTOを同時開催します。

IVS2024 KYOTOは、起業家、投資家、事業家、技術者、研究者、そしてスタートアップやオープンイノベーションに関心を持つすべての人々を対象としたカンファレンスです。資金調達や事業成長の機会を求める経営者や投資家、新しい事業アイデアに興味がある人々にとって、新しい未来を築くための貴重な機会を提供します。

IVS Crypto 2024 KYOTOは、クリプトとブロックチェーンに特化したカンファレンスです。この分野のパイオニアたちが、デジタル経済の進化とWeb3の可能性について深く掘り下げます。両カンファレンスは同じ場所で開催され、参加者は自由にどちらのイベントにも参加できます。


名称:IVS2024 KYOTO / IVS Crypto 2024 KYOTO
主催:IVS KYOTO実行委員会(Headline Japan/京都府/京都市)
日時:2024年7月4日(木)~7月6日(土)
会場:京都パルスプラザ他  

・チケットページ:https://www.ivs.events/tickets2024
・HP:https://www.ivs.events/
・X(Twitter):https://twitter.com/IVS_Official

#IVS #IVS2024 #スタートアップ #起業 #経営 #ビジネス

サマリー

日本政府の持続可能なブロックチェーン普及に向けた取り組みが紹介されており、金融庁とデジタル庁の役割や対話の重要性が強調されています。また、デジタル庁の設立や新しい組織の運営方法についても触れられています。金融庁とデジタル庁の関係者が、持続可能な暗号通貨導入に向けた規制枠組みについて議論し、各機関の役割や新しい技術に対するアプローチが紹介されています。さらに、フィンテックの進展と規制の必要性についても言及され、意見の相違があった場合の対処方法についても考察されています。日本政府はブロックチェーンのマスアダプションに向けた前向きな取り組みを進めており、金融庁とデジタル庁が連携している様子が描かれています。また、ステーブルコインやWeb3、AIに関する新たな施策についても触れられています。

政府の取り組み
Chihiro Ban
はい、みなさんお疲れ様です。金融庁のバンです。本日はお集まりいただきありがとうございます。
こちらのセッションでは、ブロックチェーンの持続可能なマスアドプションに向けた日本政府の取り組みというセッションタイトルでお話しさせていただければと思います。
はい、では早速ですが、松田尾さんから自己紹介と普段何をされているかお願いします。
Shota Matsuzawa
バンさんの自己紹介しなくていいですか?
Chihiro Ban
はい、では私金融庁のバンと申します。
私は普段、フィンテック&イノベーション推進室というところで、
ジャパンフィンテックウィークの運営であったりだとか、回答局とのつなぎを行っております。どうぞよろしくお願いいたします。
Shota Matsuzawa
はい、ありがとうございます。デジタル庁の松澤と申します。WEB3班に所属しておりまして、
デジタル庁ってWEB3の領域で何やってるかって、ほとんど世界からはよく分かってないと思うんですけども、
機能としては自民党のWEB3PTという議員の先生方の中で、ブロック支援WEB3をどう社会実装していくかという風なところで進めているプロジェクトチームの取りまとめ役を担っているっていうのがまず一つにあって、
ただ実際にはこの自民党のWEB3PTって非常に良いメンバーで構成されていて、デジタル庁がやるべき機能ってどんどん少なくなっていってるんですけども、
その一方でもう一つ持っている機能としては、相談窓口というのを設けておりまして、WEB3に関する相談事っていうのを幅広く受けた上で各省庁に連携をしたりするっていうこと、
取りまとめ役の延長線上で、そんな窓口を持っていたりします。
これは金融庁さんの持っているサポートデスクとはちょっと違って、サポートデスク後でお話あるかもしれないですけども、
やっぱり回答をきちんとして白黒はっきりと、規制に対してっていうのを金融庁の方でやられてると思うんですけども、
デジタル庁の方では所管している業法があるわけではないので、
事業者の方と一緒に悩むみたいな、一緒に考え一緒に悩むというようなことをやっている相談窓口になります。
今はちょっと我々の人数的な問題もあって、業界団体から通して我々の相談窓口に、
相談を投げていただくというところになっておりますが、
こちらはいつでも受けておりますので、そんなことを日々としてはやっております。
デジタル庁の役割
Chihiro Ban
松田さんありがとうございます。デジタル庁さんがそのような窓口をされているということですが、
金融庁の方がどういう窓口をしているかも含めて自己紹介をお願いします。
Ryosuke Ushida
ありがとうございます。金融庁の牛田です。
もう最終日土曜日の5時だというのに、多くの方に集まっていただいて大変ありがとうございます。
自分もバンさんと同じイノベーション推進室というところで、
前向きな金融庁というとなんとなく怖い奴らだと思っている方も多いかと思うんですけれども、
我々は監督などはしていないんですけど、その代わりいろんな方から、
こうした方がいいとかですね、こういう悩みがあるんだけどどうしたらいいんですかというようなお話をお伺いをして、
ベストを尽くすというような役割をさせていただいております。
さっきのセッションに聞かれていた方は、ステーブルコインだったり、
いろいろな方、皆様がいろいろお話しされていたかと思うんですけど、
部屋全体としてはフィンテック3次貫出という大きな枠組みの中で、
まさにステーブルコインの仲介のところのですね、
登録審査を今絶賛させていただいているというところで、
我々としてもできる限り早くですね、
お使いいただけるような形で努力をしているというところですし、
あとまあ、いろんなイベントを企画をしたり、
ブロックチェーンとかAIのリサーチをしたりというようなことをやっています。
よろしくお願いします。
Chihiro Ban
はい、牛田さんありがとうございます。
牛田さんは昨日まで海外に行かれていたということで、
注意費ではどんなことでご承知をされていたんですか?
Ryosuke Ushida
ありがとうございます。スムーズなフリをいただいてありがとうございます。
今週の前半はですね、注意費でポイントゼロフォーラムというものがありまして、
何かというとシンガポールのマスという金融庁と日銀が合わさったような組織があるんですけど、
そこから分離独立した、うちみたいな部屋が分離独立をして、
民間の会社になったエレバンディという会社があるんですけど、
そこが主催をしてですね、あとスイスの金融庁みたいな役所が
主催をしてクリプトとかフィンテック全体のカンファレンスをしたというようなところです。
それでブロックチェーンの関係だと、全体でいくとですね、
暗号師さんの話は実はあまりなくてですね、
どちらかというと既存の金融機関さんとか事業会社さんがいかにブロックチェーンを使っていけるかというような話で、
まさにステーブルコインはそういうもののきっかけの一つになるのかなというような議論でしたし、
どちらかというとですね、既存の金融システムも今たくさん課題があってですね、
例えば外国為替取引ですと、アメリカと日本だと時差がありすぎてですね、
実際リアルタイムで取引できるのは6時間ぐらいしかないとかですね、
かなり既存の金融システムってサイロになっていて相対の取引が多いというような中でかなり流動性が分断されているとかですね、
結構細かく言うといろいろあるんですけど、
そういう問題をブロックチェーンとかトークナイゼーションが解決できるのではないかというような方向で議論がされていたというようなところです。
もちろんアンゴイさんも特にコンプライアンスの関係でマネロンどうするとかですね、
キャリアと組織構成
Ryosuke Ushida
いろんな話があったんですけれども、
どちらかというと当局としてはブロックチェーンの掛ける事業会社とか伝統的な金融機関、
またにシティとかデピモルガンとかですね、
日本からMUさんとかも参加されてたんですけど、あとSBIさんとかですね、
そういうようなところと寄り取りをして帰ってきたというようなところです。
今日いろいろ拝見をさせていただくと、
とてもですね、かなり事業会社さんとか金融機関さんの姿が目立つなというところを思いました。
なので当然クリプトはクリプトで、
オープンイノベーションは基本的にクリプトのパブリックチェーンから生まれてくるということだと思うので、
そこをないがしろにするということでは全くなくてですね、
そこでオープンソースから生まれたイノベーションを既存のプレイヤーの方々がどう使っていくかというところは共通なのかなというふうに思うので、
そこがテイクアウェイだったかなというふうに思います。
Chihiro Ban
ありがとうございます。
ちょっとここまでですね、やや固めの、私が固い質問ばかりしてるからかもしれないんですけど、
Web3ブロックチェーンのマスアダプションに向けた日本政府の取り組みっていうところでちょっと紹介させていただいたんですけれども、
もう今回もう皆さん最後のこの時間でお疲れだと思うのですね。
せっかくなのでもう少しフランクにというか、
すいません私もちょっと2人と並んで緊張しているんですけれども、
そういったところでもうちょっとフランクに本当に相談してねっていうふうに言ってるけど、
相談していいのかっていうこの人たちは相談してもちゃんと分かっているのかみたいなところがですね、
ちょっと気になるところかなと思いますので、
ちょっと今回は2人にキャリアについてもちょっとお伺いしようかなっていうふうに思ってるんですけど、
そもそも出自治庁は新しい組織だと思うんですけど、
出自治庁に入ったのがいつであったりだとか、
もともと何をされてた方なんですか?
Shota Matsuzawa
はい、そうですね、かなり私のキャリアはとっちらかってしまっているので、
どこからお話すればというところなんですけど、
もともとは外資系金融機関の東京オフィスに入って、そこから香港に移る機会があって、
香港に8年半住んでおりました。
なので、行政でずっと働いてたわけなくて、民間側の出身、特に金融側の出身になります。
で、香港で永住権も取って、もう香港にずっといようかなと思っていて、
香港最後の時は何をしてたかっていうと、
とある不動産系のファミリーオフィスにてWEB3関係だとか、
フィンテックも含むWEB3に投資をするというようなお仕事をしてました。
これはベンチャーキャピタル、プライベートエクイティという文脈で投資をしていたというところになります。
なので、中華系のお金を運用し、
その対象としては、主にはイスラエルやアメリカや東南アジアというところに出資をしていたので、
日本人なんですけども、日本全く関係ない仕事をずっとしていたというような立場になります。
で、そのところで金融庁からお声掛けをいただくことがあり、
今、牛田さんとバンさんのいるイノベーション推進室に入庁というか、
入らせていただいたのが2020年ですね。
そこから2年間金融庁で働いた後に終わったと、
実は私、デシマファンドというファンドを植えしておりまして、
それの準備期間にデジタル庁にいた、金融庁から出向してデジタル庁でWEB3を担当していた人間がいて、
その人間からちょっと今デジ庁で人の手が足りないということで、
手伝ってもらえないかということで手伝い始めたというところで、
私は常勤の国家公務員じゃなくて、非常勤の国家公務員としてデジタル庁で働きながら、
今ファンドの活動もしていると、そんなバックグラウンドになります。
Chihiro Ban
ありがとうございます。そんな何かを準備している間にデジタル庁に入るというのは、
結構そういう方っていらっしゃるんですか?
Shota Matsuzawa
かなり少なくてですね、デジタル庁って中を見てみると、まずデジタル庁プロパーってほとんどいなくて、
なぜかというとまだできて2年の新しい省庁なんで、今一番古株でも2年目、3年目になります。
それぐらいのまだまだ新しい組織です。各省庁からいろんな方々に出向していただきながら、
どうにかこうにか今2年が経ち、体制が整ってきたなというところですが、
特にデジタル庁って政府のサービスを自分たちで作っていくだとか、
デジタル化していくっていうようなミッションを持っているので、
エンジニアの方々の力が必要で、なので各省庁から来た行政官の方々だけでは足りない部分もあって、
民間からかなり人多く採用していました。
エンジニアとか開発関連の力をお持ちの方々に週1とか週2週3ぐらいの短い頻度で働いていただいたとか、
初めの2年ぐらいでして、今はもうちょっと頻度高く働ける人を残して、
よりデジタル庁プロパーの力、インハウスの力を強くしていこうと、そんなフェーズになっています。
なので結論からお答えすると、僕が入った当時は珍しかったです。
今でいうと、どんどんそういった私みたいな人たちはさらに少なくなっていっているので、
今後としてはデジタル庁はより強固な体制になっていけばいいなと願っているという形ですね。
Chihiro Ban
ありがとうございます。
外から来る方も多いということで、金融庁も実は外から来る方も多いんですよね。
Ryosuke Ushida
そうですね。バンさんも最たる者だと思うんですけど、
私のキャリアは2人と違ってつまらなくて、新卒で金融庁に2010年に入ったというだけなんですけど、
それまでは10年ぐらいは普通のことをやってたんですけど、
2019年に人事から呼ばれて、お前はブロックチェーンをやる気はあるかというふうに突如言われて、
その時ロンドンに留学中だったんですけど、
東京に帰って長時間労働するよりは楽しそうかなというぐらいでありますと言ったら、
2年間アメリカのジョージタウン大学というところのコンピューターサイエンス系のところで、
ブロックチェーンの技術というよりは技術もちょっと勉強しつつ、
どちらかというとガバナンスとか規制の研究をしていました。
最初に書いた論文がディファイとダオについての論文で、
中央集権的な側面がディファイ、ダオと5つもあるんじゃないかというところで、
やられてる方からするとうるさいという感じかもしれないんですけど、
金融庁の役割と責任
Ryosuke Ushida
当局的には責任を取っていただく時には必要だというようなところで、
そういう研究をしてきたというようなところです。
3年前に東京に帰ってきてからはブロックチェーンも含めたフィンテック全般の担当をさせていただいていて、
イノベーション推進室長ということなんですけど、
ワンさんが言ってくれた通り、
自分以外東京にいる人間は全員外部から来ていただいていて、
銀行さんもいれば、保険会社さんもいれば、日銀さんもいれば、
短視会社もいれば、東京都さんもいれば、みたいな多様なメンバーなんですけど、
やっぱりプロパだけだと技術とかビジネス、
特にフィンテックのところとてもついていけないということなので、
それぞれの分野で知見をお持ちの方に来ていただいて、
今活躍をしていただいているというような感じです。
ですので、皆様ももし関心があればお声掛けをいただければというふうに思います。
ワンさんのキャリアも話してもらった方がいいんですかね。
そうなんです。ワンさんは一つだけワンさんに振る前にこれだけ言おうと思ったのは、
人事課長に呼ばれて、
民間採用枠を一つやるから誰か取ってこいって言われて、
なるほどと思って、
いろいろある選択肢がある中で、
これだけフィンテックの業界が多くなってきていて、
それまでフィンテック企業、いわゆるフィンテック企業さんから金融庁に来ていただいていた方っていなかったんですけど、
初めてワンさんに来ていただいたということで、
マネファードさんに出していただいて、
とっておきの人材を送るからということで来ていただいて、
とっておきの人材に来ていただいたという感じですが、
ワンさんは金融庁に来てどうですか。
Chihiro Ban
金融庁に来て、私のキャリアは今、
牛田さんに説明いただいた通り、
新卒でマネファードというフィンテックの会社に入りまして、
その後ですね、2年くらい働いた後に、
たきさんという共同創業者の方にですね、
お声掛けいただいて、金融庁どうかっていうふうにいきなりDMが来てですね、
金融庁、絶対に私、
皆さん見てわかる通り、私絶対金融庁にいなさそうな見た目とキャラクターなんですけれども、
それだったので、ちょっと難しいかもしれませんっていうふうに言ってたんですけど、
絶対にぴったりのポジションだからということで、
ご紹介いただいて、牛田さんがちょっと話していただいた通り、
イノベーション推進室は事業者の皆様と距離を近く情報をいただいたりだとか、
あとJapan Fintech Weekの運営をしたりだとかっていうところだったので、
そういうことであればということで、私は入庁しました。
金融庁に来て一番良かったなっていうふうに思えることは、
やはり金融庁の規制ってすごく厳しいであったりだとか、
規制緩和の話とかもですね、皆さんいろいろ耳にされると思うんですけれども、
やっぱり本当に当たり前のことなんですよ。
必要なことを必要だからしているっていうところがすごくシンプルで、
私は好きで、やっぱり全てのことが金融庁のミッション、
金融システムの安定、消費者保護、投資家保護っていうところにつながるっていうところが、
中に入ってみると身をもって感じるところがあって、
そこがやっぱり民間とパブリックセクター、政府のどちらも経験して良かったなっていうふうに思う、
私はまだ1.5年くらいしか金融庁で働いてないのにちょっと偉そうなことを言ってみたんですけど、
デジタル庁の取り組み
Chihiro Ban
そういう、石田さんは何年も何年も、失礼しました。
長年金融庁で勤められてますが、金融庁で働くからこその意味であったりだとか、
やりがいみたいなものを教えてください。
Ryosuke Ushida
はい、難しい質問ありがとうございます。
あんまり金融庁でも民間でも本質的な違いはないのだろうというふうに思っていて、
民間で働いたことがないので偉そうなことは何も言えないのですけれども、
結局、世の中を良くするために必要なことがあってですね、
我々のお仕事としては利用者保護とか金融犯罪の防止とか金融システムの安定というようなところがあって、
我々もそうですけど、我々の同僚たち、監督とか規制を担当しているような同僚たちが日々それを考えてやっているということで、
多分日頃やりとりされていると中にはあまり良いユーザー体験をしなくてですね、
なんでこんなこと言われるんだとか、なんでこんな規制があるんだというふうに思われる方もいらっしゃると思うんですけど、
そこは必要があって、万さんも言ってくれた通り、もともと必要があってやってきたというところがまず前提にあって、
決してうちの監督当局の人間もイノベーションを無視しているわけではなくて、
むしろイノベーションとリスクの低減を両立するためにどうしたらいいのかというところを考えてやっているというところです。
さりながらブロックチェーンとかAIとか新しいものを使ったアプリケーションで、
これまでにないような金融サービスを提供するというのがフィンテックだということだとすると、
やはりビジネスモデルを理解をするとか、どこにリスクがあるかというところはなかなか難しいところが我々も含めてですけどありますので、
なので我々の役割としては皆様とできるだけ率直にお話をさせていただいて、
そういった担当者に情報共有をしたりとかですね、
少しディスカッションをしたりということで、皆様と監督当局の間に、
ともすれば溝ができかねないというところをうまくブリッジをするというような役割になっているので、
個人的にはそれが好きで、今3年ぐらいこのお仕事をしているというような感じです。
松澤さんは金融庁でもやられてましたけど、レジ庁に行かれて何か違いは感じますか?
Shota Matsuzawa
違いはそうですね、金融庁の方がやっぱり組織としても出来上がっていて、
機能ももうきちんと整っていたということもあって、
デジタル庁はまだもう初めの2年はもう何ですかね、
もうみんなで文化祭みたいな勢いがあって、
みんなでもう祭りのように作り上げてきたというところがあると思います。
その意味だとかなり自由にいろんなことができたっていうのは、
デジタル庁の部分では金融庁と違う部分かなとは思っています。
ただ先ほどお伝えした通り、
我々デジタル庁は所管している業法とかがあるわけではないので、
どういうふうに民間の方々や自治体の方々とお付き合いをしていくかというところは、
実はすごく難しくて、
例えば相談窓口で相談していただいたとしても、
お答えできることがない。
一緒に悩む、一緒に考える。
例えば我々ってマイナンバーカードやマイナポータルといったものが、
我々が開発している、
そして国民サービスとして提供しているものがありまして、
こういったところに例えばVCの領域っていうのが
うまくかみ合わせができるんじゃないかと、
いろんなお問い合わせをいただいて、
それに対してイエス、ノーというよりは、
じゃあこういうふうにすればVCがうまく活用できて、
より良い国民サービスが届けられるんじゃないかとか、
公的個人認証の部分で、
もしかすると民間の事業の中に、
我々のサービスがうまく組み込まれていくことで、
より良いサービス展開で国民の生活が豊かになるということに
つながるのかもしれないというふうには思っているので、
そこら辺は幅広く、今回の機会でも、
その2つだけではなくて、いろいろデジタル庁もやっているんですけど、
まだまだ発信が弱いということもありまして、
多分ここにいらっしゃる皆様は、
デジタル庁が相談窓口を持ったことを誰も知らないと思いますので、
そのところで、我々まだ足りてないことがたくさんあるんですけれども、
とんてんかんてんやっていくというところで、
まだ整備できない部分が多いですが、
頑張っていこうというような所存です。
Ryosuke Ushida
やっぱりですね、WEB3全体の取りまとめはデジタル庁さんなので、
クリプトを巡る問題はやっぱりいろいろあってですね、
当然金融庁に関わるような、
ステーブルコインとか暗号資産とか、
セキュリティートークンとかそういう話題もあるんですけど、
反面でマイナンバーの活用とか、
そういうDIDVCみたいな話もあれば、
役所全体を見渡すと、
意見の相違への対応
Ryosuke Ushida
会計監査はうちの問題ですけど、
税制の問題とかですね、
いろんな論点がある中で、
やっぱり金融庁だけだと到底取りまとめきれないので、
デジタル庁さんに全体を担っていただいているというようなのが一つです。
窓口、うちもフィンテックサポートデスクという窓口がありますので、
お悩み相談室みたいなところで、
逆に我々もお話を聞きたいというところなので、
どしどしご連絡いただければというふうに思うんですけど、
言っても金融庁に相談する前にワンクッションを置きたいとかですね、
当然そういう方はいらっしゃるのだと思うので、
そういう方はWEB3関係のご相談であれば、
ぜひデジタル庁さんにお問い合わせをいただくという、
別に我々が件数を減らしたいというわけではないんですけど、
デジ庁さんを活用いただければというふうに思います。
Shota Matsuzawa
結果として金融庁さんに流れる可能性はありますけれども、
その相談案件は。
Ryosuke Ushida
その時はバンさんが受けるんで大丈夫です。
Chihiro Ban
はい、頑張ります。
じゃあちょっとですね、セッションの時間も残り短くなってきたんですけど、
これだけ外部との接点も多いお二方なので、
やっぱりこの日本の政策向かっていく先と、
自分個人の考えが異なったりする時もあるんじゃないかなって思うんですけど、
そういった時はお二人はどのように対処されてますか?
牛田さんから。
Ryosuke Ushida
はい、そうですね。
自分は2年間ブロックチェーンを勉強したこともあって、
かつインターネットとかも併せて勉強したので、
そういうさっきも言いましたけど、
オープンイノベーションの可能性というものは極めて大きいのだろうなというふうに思っていて、
ビットコインの仕組みとかも勉強した時に本当にすごいなというふうに思ったので、
極力そういうものは世の中が良い方に進むように活用できるように、
魅力ながら金融庁もやっていきたい。
個人としてもやっていきたいなというふうに思っています。
政府全体の方針とすごく自分の考えが反するということは今のところはそんなにはないかなというふうに思うんですけれども、
一つの役割としては多分、金融庁内もそうですし、広く言えば政府も全体だと思うんですけど、
多分こんなに業者の方といろいろディスカッションをさせていただいているのは我々ぐらいかなというようなところなので、
まず内部で意思決定をするときに自分が思ったことはちゃんと言うということかなというふうに思いますし、
少なくとも金融庁は結構デジタル調査員に比べると今生まれたてで25年ぐらいから25歳ぐらいなんですけど、
そうは言っても他の役所に比べるとかなり若いですし、
風通しはいいし、民間からの方もたくさん来ているので、
結構個室の幹部とかにもそれは違うんじゃないですかみたいなことは言ったりしているので、
そういう中で違うからというふうに腐らずに頑張って自分の意見を言っていくということなんじゃないかなというふうに思います。
Chihiro Ban
ありがとうございます。私も外から来てみて、風通しの良さは金融庁の思ったこと、私みたいな立場の者でも結構上の立場の方にどう思うというふうに意見を求められて、
コメントしたりすることもあるんですけれども、そういった風通しの良さは本当に金融庁はあるかなと思います。
松田さんは金融庁とデジタル庁、どちらもあったと思うんですけど、そういう瞬間はありましたか。
日本政府のブロックチェーンへの取り組み
Shota Matsuzawa
そうですね、牛田さんと同じで、大きくずれることはないと思っていて、政府全体として極めて前向きだと思うんですよね、日本って。
他の国と比べてもだと思っていて、先進国の中でも。なので新しい取り組みどんどんやっていこうぜというような大きな対局としての流れがあるので、
そこは前向きに進めていこうという流れで、そこで違和感はないというところですかね。
格論でちょっとここは意見が違うかもしれないというときは、大抵自分の持っている意見というのをまずはインプットできていない場合が、
インプットというのは相手方に伝えられていない場合が多くて、コミュニケーション不足なことがほとんどだと思っているんですよね。
なので民間の企業と政府、この行政で比べると、説得しなきゃいけないステークホルダーが役所の方が多いなっていうのが私の感覚としてはあって、
事業会社であれば事業会社内で役員だとか社長だとかの決裁を取ればいいものの、役所の中を見た上でさらに政治家の議員の先生方だったり、
さらに業界団体だったりっていう、その調整をしなければいけない、インプットをきちんとしなければいけない、
回しなければいけないところが数多くあるので、またそういったところの手数が足りないことによって少しの格論のずれが起きていることが多いので、
そこは本当に自分の努力不足だなと思い、いろんな対話を続けていくしかないのかなとは思っています。
その対話をした上で、さらにずれ続けるということはあまりないかなとも思っているので、そこの部分かなと。
Chihiro Ban
はい、ありがとうございます。いつまでもずっと金融庁の立場としてモデレーターをしながら、外からの人みたいな感じのコメントばかりで申し訳ないんですけれども、
やっぱりこういったお二方、前向きに考えていて、かつそれでいて諦めない方々がいらっしゃるっていうのは、
やっぱり日本政府のブロックチェーンのマスアダプションに向けた取り組みっていうのは前向きに進められている感じがして心強いなと思いました。
Ryosuke Ushida
すごいバンさんからよく突き上げをくらっているので、そういうのも、なるほどっていう意見もたくさんあるので、大変助かっています。ありがとうございます。
Chihiro Ban
はい、ありがとうございます。それでは、残り時間も少なくなってきたので、最後、そうですね、一言ずつ、一分ずつ、皆さんにお伝えしたいことを。私ですか?
Ryosuke Ushida
バンさん取り入れよね。自分から、あんまり今日は具体的な政策の中身はできなかったんですけど、足元ですと、ステーブルコインも含めたブロックチェーン全般の取り組みもありますし、
別にというかWeb3とも関わると思いますけど、AI、特に生成AIの頃も今、うちの部屋で何か、金融庁として何をすべきかというところを考え始めたりというところもありますので、
ブロックチェーンとAI相互補完的なところもあるかと思いまして、皆様もいろいろ取り組まれているところかなというふうに思うので、
一つのお願いとして、我々はどうか怖い奴らだというふうに思わないでですね、仲良くしていただいて、いろいろお話をいただければというふうに思います。
悪いようには協力しませんので、どうぞよろしくお願いします。
Chihiro Ban
松田さん。
Shota Matsuzawa
デジタル庁の取り組みの一つ、売り込みを最後させていただくと、マインナンバーカード、皆さんお持ちかどうかわかりませんが、
申請件数では1億件を超え、保有率では70%を超えというところで、かなりきちんと普及してきたかなというところです。
今年、スマホ搭載ができるようになるというところで、これは極めて大きいことだと思っております。
新たな事業の種、アイディアとかもどんどん出てくると思うので、その中で相談窓口も活用していただけたらなと思っております。
僕個人としては相当便利になるはずなので、これが実はあんまりまだ我々の広報不足で伝わっていないことが悲しいなと思うところでもあるので、
こういったところで、今日IBSに来ていただいて、おそらく事業だとかを作っていくという皆さんもいらっしゃると思うので、
そんな中でマインナンバーカードやマインナンポータルとか、そういうところを活用した事業というのもぜひご検討いただけたらありがたいです。
Chihiro Ban
はい、ありがとうございます。ということで、今日のセッションのテイカーウェイは、
Ryosuke Ushida
バンさんからも一言お願いします。
Chihiro Ban
私からはですね、やっぱり一つだけ、このセッションいろいろデジタル庁のWeb3窓口あるよっていう話であったりだとか、
金融庁フィンテックサポートデスクあるよ、積極的に問い合わせてねっていう話があったと思うんですけど、
私からはやっぱり一つだけこのセッションで覚えて帰っていただきたいことがございまして、
来年の2025年3月の3日から7日、Japan Fintech Weekというですね、
イベントを2回目の開催をさせていただきますので、
金融庁主催でですね、IBSの、IBCSCの活気に負けないイベントにしていきたいと思っておりますので、
皆さんぜひ足を運んでいただければと思います。
はい、ということで、こちらのセッションは以上ですかね。
Ryosuke Ushida
ちなみにこれが金融庁パーカーなんですけど、これをデザインしたのはバンさん。
Chihiro Ban
ダサかわいいっていうことで、有名なパーカーになっているので、
こちらのパーカーを着ている金融庁職員はフレンドリーな金融庁職員になっているので積極的に声をかけていただければと。
Ryosuke Ushida
着れなくてもフレンドリーではないっていうことではないですけど。
Chihiro Ban
そうですね、相対的にフレンドリーではない可能性があるので、
そういうチャレンジングな方はぜひパーカー着てない方にもお声掛けいただければと思います。
はい、では本日のセッションはこちらで。ありがとうございました。
Ryosuke Ushida
ありがとうございました。
28:42

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