いつものデザインの話。
このラジオは、フリーランスのデザイナー、鶴とバチ子がお送りするデザイントーク番組です。
普段のデザインの話から、日常のことまでザックバランに語り合っています。
はい、始まりました。いつものデザインの話です。今回、第40回目になりました。
お、40回目。キリがいいですね。
鶴ちゃん、おめでとうございます。
おめでとうございます。ありがとうございます。
よくぞね、40回来ましたよ。
来ましたね。まあ、マイペースですけどね。
よかった。素晴らしい。
あと10回したら、もう50回になるからね。
そうですね。
やばくない?
まあ、マイペースにね、1ヶ月に2本だから、あと5ヶ月ぐらいか。
5ヶ月やったら、50本か。
はい、50本。
それでも、なんかちょっと感慨深いものがありますね。50本ね。
だいぶ感慨深いでしょ。
やるってね。
うん、ほんとに。ぜひね、みなさんも、ぜひその瞬間を見届けてやってください。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい。
ということで、本日のタイトルなんですが、
イラストの力。
イラストの力。
力だよ。
いいタイトルですね。
力だぞ。
力。
イラストの力。イラストには力がありますね。
本当だよ。もう、力入りすぎて、私も今日、イラスト入りのトレーナー来てきたからね。
ね、そう。どこで言及しようかなって、ちょっと悩んでたんだけど。
そうやろう。
けんさん、けんさん。
これね、またどっかで話できたいんだけど、スーパーミルクちゃんを作ってる田中秀幸さんっていう方が、スーパーラバーズのパンダちゃん。
あ、そうなんだ。
そう。
それが、スーパーラバーズって前、言ってた。
そうそうそうそう。
それのね、パンダちゃん。
はい。
いいっすね。かわいい。
かわいいでしょ。もっと子供っぽいものはあるんだけど、今日はちょっとこの子にしときました。けんくん。
あ、それけんくんって言うの?
そう。だからけんなの。
あ、そういうことね。
そう。
そのキャラクターがけんって言うんだ。
これけんだよ。
へえ。
けん。
あ、なんかいいな。かわいいだけじゃなくて、ちょっとなんかこうスパイスがきいてるというか、
そうそうそう。
なんかね、にがみも入ってるみたいな感じが、いいっすね。
はい。いい大人がこんなの着てます。
いや、それはなんかいいアクセントになってると思うけどね。
ほんと。みんなには見せません。
聞こえません。え、でもけんって喋れば出るでしょ?スーパーラバーズって。
出るです。
それを着てるっていう。
ぜひ。そう、これ復刻版なんですよ。
あ、そうなんだ。
そう、当時の復刻版が今あって、なんでネットで探せば出てきます、みなさん。
あ、そっか。そこは結構歴史あるもんね。
我々10年代だからね。
そうだよな。復刻版も復刻版だよね。
復刻です。
復刻したんです。
受注生産です。
まあ、ちゃんとね、そのコアなファンがいらっしゃるということですね。
え、コアです。
コアね。
まあ、ということでね、やっぱこういうことなんですよ。
イラストには力があるんですよ。
はあ、なるほどね。
人の目を引くための。
あ、そうね。
そう。
なんでしょうね。
やっぱ言葉だけでは成り立たないし、かといって絵だけでも成り立たない。
でもこれが、いわゆるほらね、前回、前々回とかでやった言葉とデザインにも非常に通ずるものなんですけど、
やっぱそこにはイラストの力もあるんだよっていうのをね、今回流れとして持ってきたっていう。
なるほどね。
策略です。
策略なんですね。策略ですね。
策略だよ。
そうかそうか。
まあ、そう、だからね、イラストレーションとかしてもよかったんだけどね。
まあ、でも日本の場合はね、なんかイラストだよね。
イラストレーションって言葉もあるんだけど、独自でイラストっていうね。
そうなんですよ。だからね、イラストの、今回は力をね、持った方々、イラストレーターさんをちょっと深掘りながら、
みなさんね、これを聞いてくださってるっていうことは、もしかしたらイラストを書くのが好きな人だったりとか、もしかしたらイラストレーターになりたいなとか、
なんかそういう道をね、行きたいなっていう人も聞いてるかもしれない。
だから、そういう人たちにね、過去の、過去っていうか、今現在もしっかり頑張ってる方々のね、
どういう道筋を追ってきたのかっていうのをぜひ聞いていただいて、
まあ、糧にしていただけたらいいんじゃないかなっていうところで。
はい。
いいですね。
すごい、ためになりそうな内容でございますね。
そう、まあ、と言いつつね、私はこのイラストレーション、イラストレーションってそもそもなんだろうねって話にはなるんだけど、
うんうんうん。
なんだと思う?
イラストレーションって何でしょうね。
うん、イラストレーション。
だからイラストレーションってのはデフォルメって基本じゃないですか。
それはそういうところから来てるっていうか、そもそもそこが出発点になってる。
明るくするため。
なんかね、面白いですね。イラストって光なんですよね。
やだー。
ロマンチックって。
そういう意味もある。語源としては光っていうのがある。
光なのかー。やばい。
そう、それと似たような言葉でラスターって言葉があって、キャノンとかのね、インクジェットプリンターのプリント用紙のラスター紙とかあるんだけど、光沢って意味で。
それもそのルーチェレとかそういうところから来てるラスターって言葉があって、
あとちょっとね、中日っぽいんだけど、聖書とかに出てくる打天使ルシファー。
あれも、ルシファーもそこから来てる。
ルーチェレみたいな光みたいなところから来てる。
LUCっていうところから来てる。
ルシファーも光っていうね。
マジ?
調べてて面白かったけど。
すごい。
あともう一個ね、その兄弟的な言葉で実はイルミネーション、イルミネイトっていうのも同じ兄弟的な言葉なんですね。
イルミネイトのルミっていうのもそのルーチェレみたいなところから来てて、
そのLUみたいなところがやっぱ光を表してる。
だからイラストレートとイルミネイトはちょっと兄弟的な言葉なんですよね。
兄弟。
じゃあ何が違うんだろう。
イルミネイトはね、光で照らす、だからちょっとレールが違うというかなんか。
そこはニュアンスの違いみたいなんだけど。
じゃあイルミネイトのほうが発光してるほうに近いのかな。
多分そうです。
だからルーメンって言葉あるじゃないですか。
ルーメン。
あれもだからそこ同じで、ルミネン、ルミのルーメンでなってる。
光の単位化。
はいはい。
ルーメンって言いますよね。
それと一緒っていうところで。
じゃあ、ラスターって何だ?
こっちが発光するなら?
こっちは何だ?
ラスターのほうはね、そこは僕専門家じゃないから。
そうだよね。
全部はなんかわかんないんだけど、でも多分そういうニュアンスだと思う。
そういうことだね。
そこを使い分けてて、LUMのほうがなんかこう、やっぱり照らす感じがある。
照らす感じだね、確かに。なんかこう、もう光出るぞーみたいな。
出るぞーみたいなね。
強く照らすみたいな。誰かを照らすの。なんか相手がいたときに照らすみたいな話になるのかな。
そうなのかな。
相手方がいるみたいな。
こっちのラスターのほうも光るんだけど、なんか華やかなとか、華ってるみたいな感じ。
あー、なんかそんななんか言葉のニュアンスは感じますよね。
うん、なんかそんな気がする。なんか華やぐみたいな。
華やぐみたいな。
そうだね。
そんな感じ。
へー、おもしろー。
ちょっと長々なっちゃったんだけど。
全然全然。
うんしくというかね、トリビアみたいな感じなんだけど。
え、ちょっと待って、これすごい最高じゃん。
ちょっとイラストの話する前に、そのイラストってのはそもそもどこから出発したのかっていうのは、はっきりさせた方がいいかなと思って調べちゃいました。
いやー、もう死後で気取り越して神だよ。
いやいやいや。
でもまあこれから話すことだけど、我々が好きなイラストレーターの人って、そのやっぱりその明るく照らしてるような気がするんだよね。
照らしてる。
気持ちの面でもね、やっぱりそのわかりづらいものっていうか、複雑なものをわかりやすく表現してる人が多い。
シンプルな線だったりとかにまとめてたりとかっていう、その技巧的なとこも含めて。
そうだよね。
時に人に何かひらめきを与えたりをするかもしれないですね。
そういう意味ではやっぱ、はー、おもしろいね、これ。
ありがとう、つるちゃん。
光だ。
光だ。
光だった。
イラストは光だったよね。
あー、そうか。
じゃあ、今ちょっと目の前に我々ね、そんな光輝くさまざまな資料たちがね、あるんですけども。
ポッドキャストに全く向いてない、その資料だね。
ねー。
想像でね、想像で聞いてもらってね。
そうそう。
あと私もできる限り、概要欄にまた資料のリンク乗っけとくんで。
あーもう、毎度ほんとにすごい助かってる。
いやいやいや、かといってね、YouTubeとかではないんだもんね、これね。
うん、ちょっと違いますね。
違うんだよね。
まあ、見たい人はどうぞ、URLから飛んでください。
いつものデザインの話。
ちょっとさ、つるちゃんの持ってるやつ、ちょっと紹介してよ。
どれが好きなの?
あーね。
あのね、今回さ、その企画やる前に、どういうイラストレーター好きなんですかって、お互いちょっと共有しとこうって言ってね。
そうそうそう。
いくつかピックアップの方々して、で、自分もばちこさんも今回それで、自分が選んだ人たちの持ってる資料とかをね。
そう。
持って、あの、持参してるんだけど。
持参してるよ。
持参してますね。
うん。
うん、ちょっと私はつるちゃんの、つるちゃんのこれ持ってるやつ全部好きだから、ちょっと。
あ、僕のほうから言っていい?
どうぞ。
じゃあ、僕のほうに最初に紹介すると、原田オサムさんですね。
出たよ。
あの、オサムグッズで有名な。
Mr.ドーナツ。
Mr.ドーナツとか。
ECCジュニアとか。
あ、そう、ECCジュニアそうだね。
うん。
オサムグッズはね、もうあの、親の世代から自分たちの世代ぐらいまでみんな知ってる、どっかで絶対見てて。
知ってる知ってる。
なんかちっちゃい頃から、なんかのグッズでやっぱ持ってたりとか、親がなんか持ってたりとかっていう感じ。
うんうん。
すごいなんか、なじみが深いイラストなんだけど、改めて原田オサムさんってどういう方だったのかなとか、オサムグッズってどういう経緯でできたのかなみたいなの知りたくて。
うんうん。
その、画集というか何て言うのかな、作品集じゃないし、グッズ紹介とか、原田オサムさんの今までの仕事とかをね、紹介する本が2冊あって、それをちょっと買っといたっていう。
いやー、これすごい、いいね。原田オサムさんめっちゃ好きだよ、私も。
ねー、可愛いですよね。
可愛い。もう元祖ファンシーって感じだよね。
そうね。ファンシーショップで売ってね、そう。
そうそうそう。
グッズってね。
うちの母さん持ってたもん、ポーチみたいなの。
あ、やっぱ持ってた。
持ってたもん。
現役のやつだよ、ほんとに。
そっかそっか、現役バリバリですね。
ミスドとかじゃない、ちゃんとオサムグッズとして。
あ、そっかそっか。
そうそうそう。
そう、なんか本に書いてあるけど、どっかのタイミングで、フランチャイズじゃないけど、公式でオサムグッズじゃなくて、いろんなとこにキャラクターを貸して販売するみたいな形になった時があったりして。
ライセンス与えてみたいな感じね。
そうそうそう、そういう時もあったよって。
あー、いいね。
わかる。
これはね、もうどの世代も刺さる。
オサムズA to Z、原田オサムの仕事っていうね、本2冊と、オサムグッズスタイルっていう2冊なんだけど。
いいねー、いいですね、これ。
これ何が違うのかしら?
最初の方の原田オサムの仕事、A to Zの方は、オサムグッズだけじゃなくて、原田オサムさんがオサムグッズを作るようになるまでとか、その他で作ってた修作だったりとか、いろんなのの仕事が網羅されてて、
今でこそね、自分たちの世代、オサムグッズの印象が強いけど、そのオサムグッズができる前なんか、もっといろんな雑誌の想定だったりとか、雑誌の表紙絵だったりとか、
すごいなんか、これ原田オサムさんが描いたの?みたいな、全然違うニュアンスの絵とかもあって、すごい器用な方だったっていうのがね、この本でわかるんだけど。
やっぱね、イラストを作るってね、いろんな引き出しがある中で、どれをこう、取捨選択していくみたいな。
そうなんですよね。
そういう話になるね。
だから、かなり模索したんじゃない?いっぱい。
でしょうね。
だからね、ほら、やっぱイラスト描いてると、ほら、自分の絵柄って何だろうって、絶対つまずくときあるじゃない?
なんか、自分の絵とは。
あるね。
個性とは、みたいな。
たぶんね。
たぶん、めっちゃいっぱい描いたんだろうね、この人ね。
そうでしょうね。
だから、すぐすぐは見つかんないよって話だね。
やっぱね、バリバリ描いて。
で、それが自分なりに自然に出るものなのか、もしくはそれが仕事としてできることになるのかっていうのは、また人それぞれの道だからね。
そうですね。
そうそうそうそうそう。
それがね、ほんとに自分の描きたいものが、そのまま仕事になるのは、一番すごいいい流れなんだけどさ。
うん。
そこに行きつくまでには、やっぱこの本にある方々、それぞれのドラマがね。
あるんですね。
あるあるある。
だから原田治虫さんも、たぶんいろんな絵柄があるってことは、相当頑張ったんだよ、この人。
そうですね。
これいいね、治虫's A to Z。
A to Z。
原田治虫の仕事。
はい。これ気になる人はぜひポーチしてほしいね。
うん。めっちゃいい本だった。めっちゃ勉強になった。
うん。だから私もさっきパラーって見たけど、うわーってなった。
うわーってなった。
発光してるわ、でもね。
発光してる。
輝いてるとね。
ほんとだよね。
ほんとだよね。
おさのグッズ可愛すぎて、もう可愛い可愛い言いながら読んじゃったよ、マジで。
うん、わかるわかる。これはわかる。いいですね。
うん。
まあ原田治虫さんは、こういったとこですかね。
うん。
あとね、また別の方ね。
はい。
この方も有名な江口久志さん。
出た、江口久志さん。
江口久志さん。
知ってますよ。
江口久志さんね。
うん。
すごい、可愛い女の子の江戸として、もう超有名な。
うん。超美少女。
うん。
そう。
いろんな広告とか、CDジャケットとか、ポスターとか、いろんな媒体に使われてるというか、関わってらっしゃるっていう。
うん。私が一番印象に強いのは、やっぱり銀男ボーイズだな。
あ、銀男ボーイズのね、ジャケットね。
あれは一番ね、世代的にも。
そうだよね。
確かに。
っていうね、この方もすごい繊細だもんね。
うん。
しかもさっきね、ちょっと見てたらさ、あれ70近いんだっけ?
あ、そう。江口さんもう67とかぐらい、67歳とかで。
すごいね。
70歳近いんだけど、なんかもう常に絵柄がアップデートされてるというか。
分かる。
今回買ったというか、用意した画集が2冊あって、ステップっていう名前の画集なんだけど、
それステップとステップ2っていう画集があって、ステップの方はね、2015年とかぐらいの作品なんだよね。
2015年だったかな。
はい。で、じゃあ、そのR25つながりでいきましょうか。
うん。
えー、次はですね、より藤文平さん。
あー、より藤文平さんもね。
この方、イラストレーターというよりも、まあデザイナーだったり、ディレクターだったり、まあもちろんイラストも描くんですけど、この方、代表的なものでいうと、都内だとメトロ。
メトロ線の家でやろうって、女の子がこう電車の中でメイクしてるような、ちょっとシンプルなイラストで、まあこれ家でやろうって広告のやつのイラストとか、
ちょっとヤンキーなお兄ちゃん、アフロなお兄ちゃんが、こうお子さん持ちの家族に席譲ってるみたいなやつとか、席譲ってるんじゃない、荷物持ってあげてるのをまたやろうとかね。
うん。
まあ、これぜひ資料見てください。これシンプルな絵はきっと見たことあるはずです。
うん。
で、あとはそうだよね、JTのやつとか、まあちょっとゆるくて、くすって笑える系なんだけど、この方も非常にシンプルなイラストが最近多いです。
うん。
なんですが、この方、私がもともとそれこそ十何年前見てたのは、まさにR-25。
うーん。
この、ね、R-25見たことある方、浮かんでくださるかわかんないんですけど、これ、なんて説明しようかな、丸顔の男の人、なんかこうパーツがね、分割して作られてるようなイラスト。
うん。
今で言うと、アイソメトリック技法を使ったような、
うんうんうん。
イラストなんだけど、これもね、私もなんか見たことあるの。
えー、要は全部同じ角度、
うん。
とか、そのゲームのキャラクターみたいに、
うん。
こうパーツをバラバラにして、みんな同じ角度で組み合わせて作ることで、
うん。
えー、例えばほら、R-25なんか、ほら、定期的に出さなきゃいけない雑誌、
うん。
の中で、でもイラスト描かなきゃいけないってなったらさ、大変なわけよ。
うんうんうん。
いつも違うやつだと。
うん。
だから、そうやってこうカスタマイズ性を持たせて、
あー、なるほど。
考えられたのが、この技法だっていうふうに、私は何かで読んだことがある。
うんうんうん。
そっか、じゃあもうデザイナー視点ですね。
デザイナーっていうか、
うん。
そうそうそうそう。
システマチックに、
そうそうそうそう。
っていうところでね。
これより藤文平さんが、わりと私はよく見た、なんか、よく見たはず。
うん。
わりと始まり系だった気がするな。
うーん。
間違ってたらごめんなさいって感じなんだけど。
そっかそっか。
うん。
なんか奥底は多分あんまり通ってなかったから、
うん。
R-25とか見てなかったかもしれないですけど、
うん。
作られてみればそのイラストとか結構、なんか覚えがある。
そう。
うん。
あの、今はほらもうこの、より藤文平さんはわりと太めの線で、
うん。
シンプルにやってるけど、最近だとさ、
うん。
ほんとにアメーバピグとかであったみたいな、
うん。
なんかこう、ほんと面だけで描いたような、
うん。
線がないようなアイソメトリック技法は多いけど、
うんうん。
この都合が出てきたのは、わりとこの人発信だったんじゃないかなって、
うーん。
なるほどね。
記憶してる。
うんうんうん。
これごめん、アイソメトリックではないんですね、でまたこの人、R-25の方は。
アイソメトリックではない。
うん、アイソメ、なんか習ったことある?大学で。
うん、アイソメトリックは知ってるけど、
うん。
あの、どういうこと?
あ、具体的にね、
うん。
ちゃんと持ってきました。
うん。
えー、これね、
すごい。
はい、えーとね、アイソメトリックっていうのは、
うん。
等格、等英図法、
うん。
まあ、もしかしたら中学生の人たちやったら、えーなんだったっけ、1点透視図とか、
あー。
2点透視図、3点透視図。
うん。
まあ、いろんな焦点でもって、こうほら、奥行きをね、こう建築的にこう書いたりするじゃない。
うん。
それが、全部同じ、えーなんだっけこれ、120度。
うんうんうん。
全部120度で整えられたものが、アイソメトリック。
うんうんうん。
まあ、だからわりとね、奥行きがないから、ゲームの、なんかパーツ作りとかにはすごいうってつけなんだよね。
あ、うん。
っていうのが、これアイソメトリックです。
うんうん。
まあ、はい、アイソメとも言われてますね。
アイソメね。
はい。で、このR25のほうは、違うんですよ、これダイメトリックになるんです、今度は。
うーん。
二等格等英図法っていうものになりまして、
うんうんうん。
今度はですね、えー2点だけ、
うん。
120度ではなくて、わりともうちょっと平べったく、平べったいところで、作られた図法になると。
うーん。
だから、カクカクしすぎてないし、でもなんかまろやかな角度で見えるのは、この図法を使ってるからっていう話ですね。
あーそうなんだ、なるほどね。
そうなんです。
あー、なんかわかった気がする。
わかった、わかった。
あのー、それのほうがかわいく見えるね。
そうなのよ、これがちょっと、その120、なんか四角っぽいふうにもっと寄ってしまうと、ちょっとね、なんかバランスが難しくなっちゃう。
なるほどね。
はい。っていうところで、でもちゃんと作りやすいように、これは考えられたっていうのが、より富士文平さんですね。
あー。
はい。
25度って書いてあるね。
あー、ありがとう。フォローありがとう。
はい。
まあ、あとはね、トリメトリックとかもあるんだけど、
うん。
はい。調べてください、みなさん。
私が説明するより見たほうが早い。
まあ、そうだけど、難しいです、これね。
はい。
図見ないとわかんないしね。
そうそうそう。まあ、一応資料に乗っけておきますが、
まあ、でもいろいろね、まあ、そうやってイラストレーションを作るにおいても、こういろんな技法があるんですよって。
うんうん。
まあ、これ知ってる知ってないで、まあ、展開の仕方が変わるんじゃないかなっていうふうに思います。
そうですね。
はい。
まあ、みんないろんな、やっぱりそういうね、あれか、スキルとかなんか、手法とかもいろいろ試してるんですね。
うん、そう。で、私は、その、よりふじぶんぺいさんの、その、まあ、考え方、割とゆるさの中にロジカルな感じがあるのがすごい好きで、
ちょっと一冊本買ったんですよ。
うんうん。
これまたね、みなさん気になったら読んでほしいんですけど、絵と言葉の位置研究。
絵と言葉の位置研究。
はい。よりふじぶんぺいさんの本ですね。
いいね、表紙ね。
はい、そうなんですよ。まあ、ちょっと手書き風のね、こう、脳みそパッカーンなっていろいろこう、ロジカルに考えてる風みたいな、
わかりやすいデザインを考えるっていうところに基づいて考えられた本なんですけど、
まあ、ちょっとグラフィックデザイナーやめようかなっていうのがきっかけで、この本を作り始めたらしいんやけど、
ああ、そうなんだ。
まあ、でも展覧会とか、まあ、開くのにあたって、まあ、ちょっと自分のことを整理したりとか、
する中で、まあ、ちょっと休憩を経た中で、まあ、考えついた内容がここにありますよっていう。
まあ、引き続きグラフィックデザイナーさんやってるんですけど、
まあ、その、どうやった人にわかりやすく伝えられるんだろうねっていう部分に非常に研究してる本になります。
へえ、すごいためになりそうだ。
うん、これはね、面白い。
いや、この人、あとね、何が好きって、インフォグラフィックスの考え方が割と好きなの。
ああ。
そう、例えば、この日本のCO2排出量みたいなやつとかね、これ今、あの、ほら、普通に数字だけやとわからんやん。
でも、これを、要は図でわかりやすくするっていうことをインフォグラフィックスって言うんですけど、
それを手書きで、しかもかつ、なんかすごいアホみたいな表現でやってるんですけど、
まあ、どういう内容かっていうと、一番低いやつやったら、ただのちっちゃい車なんだけど、
どんどん大きく、その排気量が大きくなるにつれて、マフラー部分が、なんかこう、触覚的にどんどん煙突がどんどん伸びていくみたいな。
それマフラーなのか。
そうそう。それがグラフになっているっていうね、このちょっとした面白いエッセンスの取り入れ方が、非常に面白いんですよ。
ユーモアあるな。
そうなのよ。だから、この間の言葉と一緒なんだけど、あとがね、これ同じCO2排出量でも、
おばさんが風船を膨らましてんのって、どんぐらい排気量あるかとかね。
あー、なるほど。
そう。
あー、面白いな。
そう。
へー。
そうなんですよ。
出生率。
そう、出生率もね、まあ、ちょっとこれ置いときましょうかね。
まあまあ、これも面白いですで、いろいろと解説されております。
っていうね、ゆるさの中に、こういう、でもしっかりとしたね、伝え方っていうのを忘れないっていうのが、すごい私は好きなんですね。
いわゆる富士文平さん。
うんうん。
はい。
富士文平さん、僕も好きだな。
そうそうそうそう。
白やって、で、それでほら、色乗っけて、ピンクも乗っけて、グラデーションして。
で、これたぶんね、私分かんないけど、何技法か分かんないけど、たぶん浮世絵みたいな、半顔みたいなやり方してんじゃないかなって勝手に書いてるし。
ほうほうほうほう。
あー、ちょっと知りたいですね、そこ細かいのね。
そうそうそうそう。
ディテール。
うん。たぶんXで、Xで誰かやってるはず。
そうだねー。
さあ、まあ、こういう方もいます。黒田清さん。
あー、でも、どっかでたぶん見てはいるんだと思うんだよな、すごい。
うん。
そう、この方も使われやすいよね。
うん。
うん。
あー、そういう化粧品メーカーとかね。
そうそうそうそう。やっぱりね、こう、いかに自分のこう持ってるものを、どこに置いてもらうのか、どこで避けるのかっていうのはね。
もうね、そこちょっとマーケティングっぽい感じあるけど、適材適所自分で見つけられるかみたいなのも重要ですよね。
っていうのは思います。
うん。
それはね、中村雄介さんにも言えることだね。
あ、そうですね。中村雄介さんね。
私も今手元にあの、もう一番最初に出た化粧があるんだけど。
ブルーだっけ?
そう、ブルー。
めっちゃ懐かしい、それ。
ブルーもいいんだよね。これね、もう、アジカンダの、あとなんだ、ゲントウキとか、あと森見富彦さんの。
あー。
とかね。
そっかそっか。
私は最近よりも、やっぱでも、昔のほうが好きかな。
うん。
こう、書き込みすぎてないぐらいのほうが好き。
あー、そうね。
うん。
いや、今の子、ずるいよ。だって、高校の音楽の教科書、この人だからね、たしか。
あ、そうなんだ。
ずるくない?
へへへ。
へへへ。
それはすごい、今っぽいぜ。
すごいうらやましいんだけど。
うん。
うーん、そう。これもさっき言った、FM802のディグミーアウトで取り上げられて、爆発的に人気になったんだよね、これ。
うーん。
そこ初。
あ、そうなんだ。
うん、だったはず。アジカンっていうのもあるけど。
うーん。
うんうんうん。っていうね、中村雄介さんは、化粧は全部持ってます。
あ、そうなんだ。
持ってるよ。すごい好きだもん。
これはね、語り出すと大変なことになっちゃう。まあまあ、好きな人も多いんで、勝手に調べてください。
そうですね、中村雄介さんはね、みんなね、ご存知だ。
はい。あと、あと、あと2名あげたい。いいですか、みなさん。
うん、ぜんぜん、ぜんぜん。
いいですか?すみません。
みなさん。
みなさんも、つるちゃんもいいですか?
あ、どうぞどうぞ。お願いします。
やっぱりね、レジェンド、ゴミ太郎さん。
あー、ゴミ太郎さん。
ゴミ太郎さん好き。
うん、俺も好きだわ。
はい、ゴミ太郎さん。はい、この方ですよ。
この方も1945年生まれの、この方も桑沢デザインの方ですね。
工業デザイナーさんから、エディトリアルデザイナーさんを経て、絵本作家になったという方です。
あ、そうなんだ。
はい。最近だと、金魚が逃げたっていう絵本の金魚さんが、グラニフでなんとアパレルになってます。
なんかオシャレだな。
今ね、かわいいネイビーのスタジャンの後ろに金魚が逃げたが刺繍されてるんだけど、これ残念ながらキッズだけなんですよね。
そうなんだ。
大人が一番欲しいこれ。
確かに。
そうなの。
そっかそっか。
まあ、ていうの最近、この人もかなりお年を召されてるんだけど、逆に言えば絵柄は変えてないわけだよね、この人ね。
ただ、本質的なかわいさみたいなのがあるから、時代を経ても変わらないんですよね。
変わらない。これが見つかってる人は、ほんとにうらやましい。
ね。
そうなのよ。これが理想。
あの、ちょっと僕の話戻しちゃうんだけど、おさむさん、原田おさむさんも、かわいいって普遍性があるって言ってて、
そうなんだよ。
同じ、同じってか、その、ね、やっぱ共通してる部分がある。
うん、そう。
かわいい、その、なんか本能というか、いつの時代も変わらない普遍性があるんだよ、かわいさにな。
そうなんだよ。すごくそういうところひかれる。
とってもかわいい、このことわざい本。
そう、このことわざい本むっちゃ好きで、小学校の1、2年ぐらいからずっと読みたおしてた本なんだけど、
そうなんだ。
この、わかりやすくて、非常に。
ほんとだ。
そうなんだよ。
これは読んだことないけど、でもなんか図書館とか、図書室とかやったかな?なんか読んだような記憶があるような気がする。
そう、このね、うまいんだよね、ちゃんとね、出る杭は打たれるって、こうちゃんとわかりやすくね、図解してくれてて、かつそれが、今右にあるんだけど、それ左に行くとね、今度はその、ちゃんと現在に置きかえて、やってくれてるってね。
ほんとだ。
こういう例があるっていうね。
シーンはつらいよって。
なるほどね。
そう、これが出る杭は打たれるなんだよっていうね。
まあ、すごい絵本としても素晴らしく、ね、イラストとしても素晴らしく。
あー、そっか。
で、かつ、このキャラクター。
あー、パナボー、あ、これゴミさんのやつだったんだ。
そうなんだ。
ゴミさん制作だったのか。
そう、まだナショナルとパナソニックだったときに、これパナボーっていうのがいたんですよね。
えー、覚えてる。
これゴミさんなんですよね、ゴミさん。
そうなんだ。
あー、これCMとかでね、よく出てたんですけども、やっぱこの方、素晴らしいですよ。
そうね。
これもね、一発で覚えるじゃん、もう、絶対ゴミさんってわかるじゃん。
これもイラストの力だよ、ほんとに。
まあ、キャラクターの力と思うけど。
だってその前は、このね、ナショナル坊やってやつがいたんだよ。
ナショナル坊や。
そう、ナショナル坊や。
あー、でもこれはこれで、かわいいな。
ちょうどこう、日本にテレビがやってきて、CMとかがいろいろ出始めたぐらいの頃は、このナショナル坊やって名前だったので。
あー、ナショナル坊やだったんだ。
そう、で、こっちパナ坊はパナソニックとナショナルの頭文字取ってパナ坊ってなったと言われております。
パナ坊。
で、それ今どうなってるかっていうとですね、パナソニックの店坊やってのがどうやらいて、これ誰が作ったかわかんないんだけど。
ナショナル坊や、なんかリメイクみたいな感じじゃないですか。
そう、これ一応設定はね、ナショナル坊やの弟ってなってるらしい。
そうなんだ、弟なんだ。
弟らしいよ。
ナショナル坊やすごいな。
そう、ナショナル坊やです。
そっか、パナソニックの店坊や。
え、なんなんだよ。
っていうね、まあまあ郷美太郎さんのもやっぱ絵柄っていうのはね、普遍的であり、非常に素晴らしいレジェンドなんじゃないかなと思って、今回取り上げました。
そうなんですね。
じゃあ、私のほうからは次最後でしてね、この方、マナベヒロシさんです。
マナベヒロシさんね。
その方は知ってましたか?
あー、なんか詳しくは知らなかった。
いや、そうそう、あんまり知ってる人いないんじゃないかなって私は思ってたんだけど、でも私は、まあどこかでも言ったみたいに、星真一さんの本で、私は結構本読むのが好きになったぐらい、結構すごく助けられた存在なんですよ。
カツジ読むの嫌いみたいな人間だったから。
そこで、やっぱこのね、私はミライソップっていう本と、ぽっこちゃんっていう本の、ちょっと鎌切りみたいなイラストと、まあいろんなこうイラスト、かわいい、かわいいんだけど、不思議?SFさがね、こう増してるような、絵柄がすごく幾何学的で好きで、まあよく見てたり、読んでたりしたんだけど。
あー、そういうことか。
そう、そうなんです。で、この方、実はですね、まなべひろしさんの右腕が、どうやらゴミ太郎さんだったっていう話なんですよ。
あー、そうなんだ。
そうなの。
アシスタントってこと?
そういうこと、そういうこと。で、何をしたか、このまなべひろしさん、なんなんだ一体ってなると、これなんですよ。
すげー。
ちょっとこれ、資料には載ってないんだけど、これね、大阪万博のガイドブックのイラストを手がけた人で。
うーん、すげー。
そうなのよ。この、ようは近未来的なイラストを、いわゆる本当に華やかに表現するために、尽力した人なんだよね、この人ね。
そう、これが非常に有名な方なんでございます。
あ、そこなんだ。
そうなんです、まなべひろしさん。
すごい、なんか、なんて表現したらいいんだろう?細かいんですけど。
手描きだからね。
いやー、すげーな。
で、この方は、この、描いた作品を作品というのではなくて、印刷されたものを作品だと捉えた人と言われていて、
要は、印刷したものと、実際に描いたものって色が違うから、もうこの人ね、ほら、一応この資料にもあるんですけど、
今回、今、紹介している、まなべひろしの世界っていう、画集を今、説明しているんですが、これね、ちゃんと印刷のことをかなり徹底的に理解した上で、
例えば、黒の隅はこれ、カラーはこの色はこれで、CMYK何パーで、これ絶対みたいなのをめちゃくちゃ追求した人。
だから、この実際描いたものを設計図と読んだ人。
そういうことね。
そう。
そっかそっか。
ここに、やっぱりイラストというものは、やっぱり印刷されて、多くの人に見られるものっていうものをかなり認識した上で、
しかも、親がね、建築とか設計図とか、そういうのを描いていた人なんだって、お父さんが。
そういうのをそばで見てたから、こういうちょっとね、建築っぽいそういう考えだったり、イメージだったりっていうものが、すごい染み付いているっていう話ですね。
この方も、もともと洋画家の人で、たまびやったかな。
たまびの洋画家で。
そう、もともとこういうなんか、ほんとに、不思議な絵は確かに描いてたんだけど、やっぱりその、周りと比較した上で、やっぱり自分は、もっといろんな人にこのイラストが使われて、広まってほしいし、
その、見た人に何か感情を与えたい、影響を与えたいっていうのを、すごい強く思ったので、このイラストの道に進んだっていうふうに言われてるんですね。
そうなんだ。
意外と知られてないが、私はね、けっこうすごい人なんじゃないかなと、思ってますよ。
すごい人だと思う。
かなりすごい人。
すごい。
そうなんです。
めっちゃ広がるな、見聞が。
そうなんです。
ささがたしれて、おもしろいな。
はい、これは、そうですね、ちょっと真鍋博士の世界っていうの、たぶん本屋さんで出てるんじゃないかな。
出てる?
うん、出てる。私、これ本屋さんで見つけて買ったんだもん。
高そう、その本。
これ、3600円、プラス税です。
が、これはね、なかなか、
フルカラーでね、さっきの色指定のところにトレーシングペーパーにね、色指定が実際の印刷工程の表現みたいな感じになってます。
これぞまさに真鍋博士の真髄って感じだね。
そうですね。
で、その、なんだろうね。
かつ、今まで、これまで紹介したイラストって、
例えば、何かの挿絵だったり、何かを説明するみたいなイラストがきっと多かったと思うんだけど、この人のイラストは違うんです。
表だって見えるもの、裏から見えるもの、全くそこから見えないものを自己解釈した上で、この不思議な絵を生み出しているって話なんです。
いろんな側面からみたいな。
だから、説明してる絵ではないって話だね。
そういうことね。
その、想像の余地があるとか、余白があるみたいなことだよね。
そうそうそうそう。
そういうの好きだな。
そうなんですよ。
だから、私はちょっとこの方はね、ぜひ、今の方々にもよく見ていただきたいなって。
なんか、やっぱこう、流行りの絵柄とかさ、人気のこれが売れるカラーとか、そういうのももちろんいいんだけど、こうやって突き詰めていくっていうのもね、非常に素晴らしい道なので。
そうですね。
はい、ぜひ知っていただきたい。
っていうところで、あと私は渡瀬製造さん、鶴ちゃんがね、これも好きですって言ってた人。