僕らデザイナーとしてやっていると、やっぱり色ってすごい考えるというか、見て考えて、どういう色にしようとか、
こういう色の組み合わせどうだろうかって、すごい考えるじゃないですか。
めちゃめちゃ考えるよ。
そういうのを日々色について考えているみたいなことを、共有できたらなと思って提案しました。
ありがとうございます。
もう1回ちょっと行儀惜しくなっちゃうかな、この提案しましたとか言って。
いいよ。
色を考える。
色を考える。
色を考えるっていうのは、色全般のことをいろいろ話したいなって思いでつけてるんですけど。
色を考えるね。
まあ、それこそ色彩検定取ろうかなとか学生の時は思ったけど、
なんか別にいいかと思って取らなかったけど、
でもやっぱり色のことは検定に限らず、非常に考えることだよね。
そうですね。
色だけでテンションも変わるし、雰囲気も変わるし、非常に重要な要素だから。
どうやってそこらへんって身につけてるんだろうね、我々は。
どうなんでしょうね。
色ってどうやって身につけてきたのかなって改めて考えてると不思議な感じしますよね。
鶴ちゃんは、私の中では非常にモノトーンが好きなイメージがあって、
でもポップなのが好きだった時期もあると聞いているけど、
でもそうして、どんな色が昔から好きだったのかなって気になる。
そうですね。
自分の色の好みで言うと年齢によって違うのかなと思ったりしますよね。
小さい頃とかも赤とかそういうのも好きだし、赤とか黄色とか派手な色とかがかっこいいって思って使ってたし、
中学生くらいの時とかはポップなものが2000年くらいだったので、
その頃の緑とかすごい可愛かったですね。緑色とか。
大学入って色々勉強とかしてたりとかして、自分のスタイルみたいなのでモノトーンかなって落ち着いてきてるけど、
それでも仕事ってなるとまた別じゃないですか。
考えるところとして色をやっぱり使わなきゃいけないし、
自分の好みじゃない色っていうか好みとかと関係なく青とか使ったりとか、
あとは色弱の方とかそういう方に向けたユニバーサルカラーみたいな、
そういうのとかも考えたりとかしなきゃいけないじゃないですか。
難しいなぁとか思いながら。
色弱とかまでなると難しいね。
そこまでなんてそんなにないんですけど、そういう世界もあるんだなぁとか思いながら。
そういう場合は年齢とか状況によって好きな色だったり使う色が変わってきたっていう感じだね。
そうですね。きっとね。
町子さんの場合どうですかね。
あんまり記憶はないんだけど、幼稚園生ぐらいの頃ね、
暗い色しか使わなかったんだって。
あ、そうなんだ。
なんかもうどどめ色みたいな絵しか描いてないみたいな。
で、それを見たうちの父親がこういう絵はやばいみたいになって、
で、ちゃんとそこで色の定義を多分そこで聞いたんだよね。
全部混ぜ合わせてわけわかんないグレーなんだか紫なんだかよくわかんない色じゃなくて、
ちゃんとこれはこういう色があって、こういうちゃんと明るい色と暗い色があるから明暗があるし、
そのメリハリもあるでしょって。
この世の中にはいっぱい色んな色があるんだからって言って、
それでいろいろそこでたぶん小さい頃にすごい叩き込まれたんだよね。
で、カラフルに色を使うっていうことをたぶんそこで知ったみたいな。
だから私そこからずっと虹色が好きなんだよね。
なるほどね。レインボー。虹色が好きなんだ。
虹色がわりとずっと、でもなんでしょうって言ったらあれだけど、
でも本当に好きな色は紫で。
それの対比する色が黄色だから黄色も好きで。
でもどの色も好きなんだけど虹色っていう存在がすごい好きで。
やっぱり虹色に救われたから。
なるほどね。
だからそういうのはずっと好きなんだけど、でもなんだかんだ黒も好きだしみたいな。
っていう感じかな。
私の場合色の定義で言うとお父さんの影っていうね。
そうなんだ。なるほどね。そっか。そっから虹色が好きになって。
そっからちゃんと自分で認識ももちろん成長するにつれてできるようになってきたからあれだけど。
だから色については多分なんでも好き。
好き好みって話じゃないですよね。
でもなんだかんだデザインやってたら一旦最初自分の好きなよりになっちゃうからさ。
確かにね。それはある気がしますね。
色をね一回まずちゃんとターゲットだったりとか目的に合わせてその色を選定していくみたいな。
そうですね。
話だよね。
仕事にするってなるとその好き云々ってものじゃないから。
それはある。
色を考える。だからその難しいよね。
それこそ俗に言うシンプルなモノクロパターンが多い中でコーポレートカラーを気にしなきゃいけないとかさ。
そうですよね。
あるある。
色を考えるから。
考えるっていうねあれだけど考えるって結構ちょっとねマジな感じになるとモノトーンの中でも同じ黒ってかグレーでも寒色っぽいグレーだったりとか暖色っぽいグレーとかってあるじゃないですか。
ある。
そういうのをめちゃくちゃ見てるっていう気がします自分は。
あるあるある。
それによってなんか暖色じゃなきゃいけないグレーの時とかもあるし寒色のグレーが合う時とかってあるって。
そういう色を見つめるみたいなのが日々やってるなって感じですよね。
うわー見つめてるわ。
見つめてますよね。
見つめられてる。
だってアンミカマ言ってたよ黒200色あんねんって。
それダメ。それもう最近のトレンドすぎる。
それ置いといて。
普通に同じグレー1色とったとしてもそんだけいろんな種類があるんだよね。
暖かいのか冷たいのかって。
そうそうそう。そういうのもあるしね。
それによって与える影響って全然違うよって。
そうなんですよね。
あるある。
そうなんだよなグレーも難しいね。
グレーとか。
すごい。ベージュも難しい。
ベージュも難しいね。
ベージュ本当にCMYKとかRGBとかその値で本当に1個ずれただけで全然違うっていうか印象が。
ほんのちょっと違うだけで。
そんなに?みたいな。
これはペールカラーっていうかそういう感じのってすごく難しいですよね。
そうパステルも難しいね。
パステルペールカラー難しい。
でもその辺結構ニュアンスでやってきてる部分もあるな。
僕もそうです。
なんか僕は冒頭で言ってたけど色彩検定取ったんですよ。
2級か2級取ったんだけど結局なんかあんまり覚えてないっていうか色彩理論みたいなの。
なんとなく頭の片隅には残ってるけどなんか結構フィーリングでいいままやっちゃうというか。
ある程度補色がこれでとかなんか近しい色がこれでとかっていうのは思ったんだけど。
でもなんか気持ちいい色ってやっぱり結局自然感に溢れてる気がするんですよ。
自然から学ぶというか。
そこでなんか気持ちいい配色があればもうそれがその値にできるかどうかとか理論とかではなくて
この組み合わせはいいじゃんっていうのは自然界から学ぶみたいなのもあるんじゃないかなって。
思ったりするんですけどね。
そうかそうね。自然の色って美しいもんね。
逆にそのスポーツ系のカラーとかだとちょっと自然界から離れた色を使った方がかっこよく見えたりとかするんで。
それはちょっとTPOというか倍々で違うと思うんですけど。
そうだよね。またあれじゃない?スポーツもそうだし登山の人なんかさ。
逆に紛れちゃいけないから派手な色じゃないといけないとかね。
なんであんな派手なのかってそういう理由だもんね。
そっかそっか。それそれ。
実用性みたいなところで派手な色になるっていうことが結構あるんですよね。
ある。
それこそ登山ウェアとか買うときに、なんでこんな派手なんだろう?
全然着たくないんだけど。
本当ですよね。
そういうので自分の好みでシックなカラーとか選んじゃうと
仮に遭難した時とかに見つけてもらいづらくなるみたいなこともありますよね。
ある。
この間登山行ったときにオールブラックに真緑のリュックだったからね。
絶対に見つけてもらえない。
そっかそっか。そうですよね。
でもあれは本来は用途としては派手じゃないとダメなんでね。
そっか。
色を考えるって感じですね。
そうだね。
自分で言ったんだけど。
自然界にある色だけをチョイスしてもそれは違うし。
いい意味で違和感を出すための色使いとかってのもあるかもしれない。
今登山の話だけど、自然界にいる虫だってそうだもんね。
そっかそっか。
確かに自然界っていってもそれもあるか。
あれは擬態するから命が助かってるんでしょ。
でもメスに見てくれって言うときは明るくなるとか色々あるから。
ありますね。
だからそういう意味では自然界もやっぱり色の仕組みヤバいんだよ。
本当ですね。考えてみると。
確かに色の仕組みか。
色の断り?
断りだね。
そうなのよ。
こちらのデザイン側はね。
色んなことを考えてそうなっちゃってるかもしれないけど。
自然界についてはね。
生きていく術やからね。
それが場面に応じて変わっていくっていうのは結構不思議なもので。
そうですね。
なんか哲学的な感じになります。
色を考えるって言っちゃってるからちょっと哲学的な感じなんだと思うんですね。
自分の中で。
そう思ったから色を考えるって言っちゃったんですけど。
考えたい。すごい考えたい。
いつものデザインの話
僕の個人的な話なんですけど。
父方のおじいちゃんも母方のおじいちゃんもどっちも印刷系の仕事をしてたんですよ。
どっちも?
どっちも。
すごいね。
で、父もそれで印刷系の仕事を受け継いでやってたんで。
自分の血の中に色を見るっていう血が結構流れてるような感じがして。
昔から色を識別する能力はあるのかなと思ったりとかしてて。
細かい色の違いみたいなのがあって。
それで共感覚ってあるじゃないですか。
文字に色を感じるとかっていうのが。
僕も少しその感じがあって。
文字とかを思い浮かべたときにそれに色がついてるみたいなのが結構あって。
そういうの使っちゃったりするんですよね。仕事とかでもたまに。
色話をしたりとか接してる中で見えてきたものみたいな。
ロゴマークとか会社名とか聞いたときにその会社名に色が思い浮かぶっていうか。
めっちゃわかるなそれ。
ありますよねやっぱね。
あるな。
それって共感覚なのかな。職業柄身についた能力なのかもしれないけど。
デザイナーの人って多分多いんだろうね。きっと多いんでしょうね。
そういうの能力持ってる人っていうのが。
迷わないときが多い。
ありますね。迷わないみたいな。
この名前にはこれだろうなみたいな自然と決まってくるっていうか。
あるある。
それってなんでなんだろう。理屈じゃないなって思うときもあって。
なんだろうね。それ言語化したことないな。ないけどあるな。
そう。
なんだろう。なんて説明しよう。
ね。
でも見えてくんのよ。
見えてくるときありますよね。
うん。話してて。空気感とか。
そう。
これやわ。
これ。そう。第六感的な感じなのかな。
そういうこと。ここの目で見てんのなんか。
そうっす。脳で見てるというか。
脳なのか。どっからなのか。
色を感じる能力っていうかね。
えー。わかんないけどあるね。
そういうのあったりとかして自分の中で不思議だなって思うときとかがあって。
不思議。
うんうんうん。
うん。
やっぱバチ子さんもあるんですね。そういうことね。
ある。あるある。これしかないって思っちゃう。
うんうん。そうそうそう。
うん。
うん。
なんかそんなことがあったから。
うん。
そうか。両方とも印刷系はすごいね。でもね。
うん。ね。なんかすごい。家族みんな割と色に関してはうるさいというか。
うるさいな。
色をよく見てる人たちだなって。
あーそうだよね。微細なね。違いはね。
そうそうそう。
わかる。これちょっとYが10いるなとかさ。
あ、ね。Yが10いる。確かにそうそうそう。そういう感じですよね。
そうだよね。
うん。
いやーそうだよ。あれすごいよね。
うん。
いやなんだっけあのー。ファンデーションの粉作る人とかすごいよね。だから。
あー。あれすごいですよね。
うん。
なんか塗料ってこと?塗料とかもそうだし。
うん。
なんかその本当に微妙な違い?
うん。
でもそれでさ。ドンピシャに同じもの作ったりするじゃん。
あー。あ、作ってもらったってことか。あんですか?
えーとね。ない。ないけど。興味はすごいある。
あー。それオーダーメイドってことですよね。その人の肌に合う色を作ってくれるってことでしょ。
そうそうそう。あれもうすごいスピードじゃない?
あー。
あなたの肌これですよ。なんかもう。
それはあれだね。経験とその人の感覚でね。できてるんでしょうね。
だってさ。どう見ても緑色と紫色とピンクとさ、ブルーとってわけわかんない色じゃん。
あー。ほんとですね。
それはそんなのあんの?みたいな。
確かに。言われてみたら。
うん。でも確かにファンデーションとかほらなんかあるから。レイキッドでもなんか例えば透明感出したいなら紫塗るとか。
うんうんうん。
うーんと。あーなんだろう。ちょっと赤み足すとか。
あー。
ブルーっぽくするとか。
うん。
なんかでもそういうことだよね。生活の中にもそうやって自分自身で。
あ、そうね。そうそうそう。