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こんにちは、プロインタビュアーの早川洋平です。
石平、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第30回です。
平さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今回はですね、前回の福山雅治ファンの方から1点、こんな質問をいただいています。
平さん、「シン・ゴジラはご覧になったでしょうか?」
おおー。
僕はすごく感動して、ゴジラの第二形態のフィギュアを買ってしまったほどです。
なるほど。
その映画を見て思ったのは、自分の国を自分で守るために、防衛力って必要だなということです。
トランプ大統領就任で、日米安保も揺れています。
今までのように、アメリカに任せっきりというわけにはいかなくなるかもしれません。
日本にとっての自衛力とは何かなと、みんなが改めて考えるタイミングが来たのかなと思っています。
石田さんは、自国の防衛についてどうお考えですか?
いやー、これ難しいね。だから結局、お金の問題ですよね。
お金の問題。
はい。要するに、今、1%ぐらいですよね。GDP比で防衛比って。
はい。
だから、それを2倍とか3倍、4倍にできるかどうか。
で、それをやった上で、自分の国の人間が死んでも、しょうがない国のためだからっていうふうに思えるかどうかっていう、そこのところの覚悟ってことになるんじゃないですかね。
そういう時代ってことですかね。
ただ、アメリカがもし完全に手を引くんであれば、それこそ、やはりロシアや中国やアメリカほどじゃなくても、
イギリスやフランス並みに核ミサイルとかを持たないといけなくなるので、それをやるっていうほど、日本人が踏み切れるかっていうのはありますね。
なんか、正直、僕は知見がないのもありますけど、今、井田さんおっしゃったように、急激に何か変わる?日本として。
はい。
っていうようには、あんまり思えないんですけど、世界的なそういうことを見ると、そう変わらざるを得ないみたいなこともあるのかなっていうふうにもちょっと思っちゃいます。
まだでも、今、分からないんだよね。
分からない。
要するに、ベルリンの壁が壊れた段階なんですよ、今。
イギリスやアメリカが孤立主義に走るっていうのは、これから世界がどんどんバラバラになって、分離主義、自分の国を優先する、自国優先主義になっていくんですけど、それが始まったばっかりなんで、次の20年とか30年でどこまでいくか分からないんだよね。
ベルリンの壁を崩壊したとき、みんなさ、バンザイって言ったじゃない。これで世界が一つになる。
確かに。
うん。
分離主義が駄目になって、みんな民主主義で自由になって豊かになる。実際、前半の15年は本当に良かったよね。
うん。
ところが、後半の15年になって、格差だったり、またもや新たに始まった中国やロシアの領土的野心みたいなのが、わーって出てきちゃって、あ、これはもう駄目だ。移民も駄目だってことになって、マイナスが目立ってきたじゃない。
なので、これから分離主義が始まった前半の10年や15年は、もしかしていいことが起きるかもしれないんだよね。
うんうんうん。
ただ、それの後半のまた次の10年で、どんな恐ろしいことが来るかって読めないので、だから、完全にアメリカが日本から手を引くことはありえないと思うんですよ。
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うん。
要は、太平洋を中国に渡す気はないから、全部。
はいはいはい。
だから、そうなったとき、どれぐらいまで引くか、じゃあアメリカが引いた分をどれぐらいカバーするかっていうのを、考えていくしかないんだなっていうことだよね。ただ、今の段階では全く読めない。トランプが何するか分かんないから。
そうすると、まあ、当然。
うん。
アメリカというとロシアも思い移るんですけどね。
はい。
近くて遠くて隣じゃないですか。
はいはい。
日本とロシアの関係っていうのは、なんかもっと近くなるとか、なんかそういうのってイラさんは想定はしていますか?
基本的に、もう時代は100年前に戻っているんで、100年前の日本が今の中国なんですよ。
うん。
アジアで片っ端から領土を広げてどんどん乗せていこう。アジアは俺のものだって中国は今思ってるのね。
うん。
で、それは100年前、第一次大戦の頃の日本と全く同じなので。
うん。
まあそう考えると、ロシアも基本的に中東だったり、国会のあたりは全部俺のものだ。昔の東欧は全部俺のものだと思って攻めてくる。
うん。
まあ今はそっちが忙しくて、アジアの方には汚いけど、アジアでも拡張主義になると思います。
うん。
なのでロシアも中国もものすごく危険なのを、トランプは手放しでお好きなようにどうぞやってください。
うん。
プーチンも習近平も話が合うねって言って、やっちゃうと思うんだよね。
うん。
だからやらざるを得ないよね、日本も守らざるを。
そうですよね。
だから防衛費倍ぐらいまでいくんじゃないかな、すぐに。
うん、現実的には。
で、それはもう形としては仕方がないと思う。
うん。
ただ言っとくけど、防衛費倍って言うと、消費税で何パーだ、2パーだからね。防衛費だけで。
そうすると当然ですけど、国の全体に占める防衛費の割合も倍になる。
倍になると思うんですよね。10兆円に上がっていくと。
そっか、まあ先は分からないけど、そこだけ見るとそうなりそうですね。
いやー、でも厳しいよね。
うん。
どうしたらいいんだろうね。年寄りにお金を削ってそっちに回すのかな。
でも確実にそういう意味では、やっぱり大きな変化期というか、何か変わる。
今年、これから30年続く変化の最初の波が来た。
うん。
それを考えた上で、例えばこれから就職をするとか、仕事を選ぶとか、一生どこに住むとかね、そういうのを全部考え直した方が、
いい変化が来たっていうのに、みんなが気がついているかいないかですよね。
うん。
多分みんな気がついてないから、右往左往することになると思う。
じゃあそういう時期ということをね。
いやもう本当に、時期というよりは変わったんだよね。
グローバリズムはもう逆回転を始めた。次の世界の20年、30年はそっちに行くっていう上で、防衛なんかも考えた方がいいんだろうなっていうふうに思います。
僕らもあるかもの現実を見つめながらね、ちょっと何ができるか考えたいと思います。
はい。
今日は第30回でした。
はい。
引き続き番組ではQ&Aを募集しています。
はい。
また公式サイトの方からご質問がある方をお寄せください。
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伊田さんどうもありがとうございました。
はい。ありがとうございました。