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2024-07-15 16:18

【INTERVIEW#250】メルボルンで出合った人生を変えた1冊│倉本貴之さん(カフェ経営/バイロンベイ〈オーストラリア〉)

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▼前回、2015年4月にバイロンベイで倉本貴之さんへのインタビュー
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【メルボルンで出合った人生を変えた1冊】
全4回にわたってお届けしているバイロンベイ(オーストラリア)でFederal Doma Cafeのオーナーをしている倉本さんへのインタビュー。
今回は、ここ数年での変化とインスパイアされたことについて伺いました。
経営者だけでなく、海外起業を考えている方やクリエイターは必見の内容です!
(2024年6月取材)

【倉本貴之】くらもと・たかゆき Federal Doma Cafe オーナーシェフ2004年にワーキングホリデー・ハネムーンで渡豪。妻の妊娠をきっかけに、そのまま永住することに。12年からバイロンベイのヒンターランドでカフェを経営。
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第一回 オーストラリアとバイロンベイの今 第二回 Good Vibes, Good Life 第三回 メルボルンで出合った人生を変えた1冊 第四回 オーストラリアで20年やってこられた理由再生リスト

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▼【聞き手・早川洋平プロフィール】
はやかわ・ようへい/1980年横浜生まれ。新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、コシノジュンコ、髙田賢三など世界で活躍する著名人、経営者、スポーツ選手等ジャンルを超えて対談。13年からは「世界を生きる人」に現地インタビューするオーディオマガジン『コスモポリタン』を創刊。 海外での取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を世界へ発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 公共機関・企業・作家などのパーソナルメディアのプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を超える。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』などプロデュース多数。近年はユニクロやネスレ、P&GなどのCMのインタビュアーとしても活躍。 外国人から見た日本を聞く番組『What does Japan mean to you?』で英語での発信もしている。

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#バイロンベイ#オーストラリア#DomaCafe

▼目次
() ここ数年で最も変わったこと
() インスパイアされたこと
() メンバーシップ随時募集中

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今、いろいろお話が上がってきた中で、すでにちょっと答えをいただきつつ、やっぱり倉本貴之個人としてで全然かまわないですけど、やっぱりこの4,5年、この中で最も自分の中で変わった価値観でもいいし、物理的なことでもいいし、何があります?
カフェ経営で変わったというか、元の状態に戻ったのかなっていう。元の状態というか、やっぱり経営しなきゃっていう。頭を使いすぎてたかもしれないですね、おそらく。バイブスとか言うよりも。もちろん経営者としては、「バイブス、バイブス!」って言ってて、具体的なことをしないとかしてあげられないっていうのはダメだと思うんですけど。
もうちょっと、だいぶ自分の中で頭使ってた部分があるのかな。それはやっぱりコロナがあっての、どうなるかわからない恐怖心っていうのは、自分は経営者だから、自分がしっかりしなきゃいけない。
世の中がこう動いたら、じゃあ自分たちはこういうふうにいかなきゃいけない。それこそほら、ケンさん。コロナ禍の時にケンさんもそういうセミナーじゃないですけど、「これからどうなる?」っていうのをやって、自分それ一発目聞いてて、だから対応はできたんですよね。
こういうことも考えておかなきゃいけないって。それこそ石原先生もやってたから、そういうのを聞いて。じゃあ、先回り先回り。こうがこうが。っていうマインドになっちゃってたのかなって。情報仕入れでそれをやる。頭使いすぎた。すごいわかる。
わかるというのもちょっとおかましいんですけど、やっぱり、僕も経営者の端くれでやってて、最近もそうなんですけど、いろんな言葉の表現の仕方あると思うんですけど、頭使うとか、僕は科学者じゃないですけど、あえてわかりやすく言うと、右脳直感アーティスト気味っていうところと、差の数字ビジネスマンみたいな、やっぱりそっちを恐怖、恐れ、不安とかだと向き合いがちになると思ってて。
僕はやっぱり、もともとそっち系が強いんですけど、やっぱり想像的に行きたいじゃないですか。その想像性を回復するためにはまさに、バイブスを上げるためにですね、家の狭いベランダのところで、割と緑があるんですけど、日本語英語の高い感じ知ってますかね?ベランピングって知ってます?
なんか想像できますね、それ。 ベランダプラスグランピングみたいな。これ見せていいですか? ベランピングっていいですね。 僕はキャンプとか行きたいけど、こんな感じで超奥でできなくて、家族みんなに行こうよって言うと、虫も出るし嫌だみたいな。
クニクの作画ですね、最近。こういう感じで、自分のウッドデッキ、ベランダ。これバルコニーの洗濯物見えないんで、ちょっと今写真買ってきて。 めっちゃ緑じゃないですか? そう、なんかもったいないじゃないですか。意外と気づかない。で、コールマンとかの折りたたみもやって、自分でちょっとカフェ作りながらみたいな感じで。
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オーストラリアみたい、それだけ。 そう、これバイロンベース。 バイロンベースですよ、完全に。 これ全然やらない。そう、なので、なんかそういう感じで、たったそれだけでさっきのアルビをお金かけずに、もともと外出ないタイプなんで、家を出るときに国を出るっていう極端なパターンなんで、あれなんですけど、そうやってフォークを恐れから、数字からちょっとバイブスを上げるとか、アーティストの方にみたいな。
自分はやってるんですけど、高木さん今の話でいくと、ご自身でもちょっとそっちに傾いてるなみたいな、いろんなこともあって、でも最近ちょっとバイブスを上げるとか、そっちの方に戻りつつあるみたいにおっしゃったじゃないですか。
自分はターニングポイントが決定的にあって、意識的にかなりやってるのか、やっぱり今のこの4,5年のいろんな流れがあって、徐々に戻しつつあるのかどういう感じなんですか? 徐々にというか、なんかちょっとおかしいなっていうのはすごく自分も感じてるし、やっぱ大変だったじゃないですか、コロナ。
自分自身も気づかないですよね。 そうなんですよ、そのストレスというか、リスクをなるべく取らないように、取らないというか、冒険はできてなかったというか、前にインタビューしていただいた時って、本当にバックパック1個で海外によくわからないところに行ったみたいな。
とにかく自分の直感に任せて、これやって、あれやって、これやってって生き残るためにっていうのがあって、そして2店舗やって安定してきて、今度はそれを守るというか、スタッフもね、やっぱ一番経営者って悩みというか、どうやってスタッフにお給料払っていくかっていう責任があるじゃないですか。
自分のことだけ考えたらね、小さくして、自分だけ生活できるようにしようって。でも、経営者って基本そういうこと考えないじゃないですか。どうやったらお給料払っていける、このコロナ禍もあり、こうなって、そうなるとガチャガチャガチャって、ソロバン、今の言葉で言うと電卓かもしれないですけど、ガチャガチャやってっていう。
極端に言ったらそういう思考になってたから、なんかおかしいなっていうような感覚だったんですよね。でもやっぱりそこで、いつもそうなんですけど、読書が自分にはあってるのかな、ちょこちょこちょこちょここう。やっぱそういう脳になってくると、そういう脳というか、ガチャガチャ電卓弾くような脳みたいなのが普通になってくると、自分はね、読書も悟になっちゃうんですよね。
いや、なりますよ。究極的にはそれも文字入ってきますからね。
だけどやっぱりどっかでお菓子買えなきゃいけないっていうふうに思った。なんか自分って最初どんなのだったっけなって思ったら、やっぱそうだよな、一個一個のこの売物を大切にしてあげる。誰かをインスタでばーって宣伝して来てもらうんじゃなくて、今日来たお客さんが喜んで帰ってもらってまた来てもらう。
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どうやってこう来てもらうかっていうよりも、どうやって帰ってもらうかっていうことにフォーカスをしてた。最初の頃は。でも最近そのバブル、コロナバブルがあってお客さんすごく忙しくて、もう粉砂はいっぱいになってくる。で、そうなってくると、やっぱそこも忘れがちになってた部分がある。
で、なんとなく思い出す。戻るというよりもね、なんだろうな、統合していく感じですよね。経営者としての、本当に電卓弾かなきゃいけない部分って絶対あるじゃないですか。そこの部分と本当にじゃあワイヤレス上げていっちゃおうよっていうところ。ミュージシャンで言ったらこの技術とクリエイティビティがこうね、合わさってきてるというか、今そういう状態というかそういう感じですかね。
そういう意味でなんて言うんでしょう、徐々にだとは思うんですけど、あえてこうそういう意味で自分の創造性とかそっちのクリエイティビティを取り戻すというか、なんかこの本当3、4年とかで高幸さんをインスパイアしたような、さっき音楽の話もありましたけど、なんか作品でも一つ本でもいいし、なんかこれ良かったらみたいなのもあります?
なんかね、今思うとそのきっかけが信じる力っていう本。ずっと本読んでなかったんですよ。別に知ってるからとか言うんじゃなくて、本当にファクトなんですけど、今年1月にメルボルン行ったんですよね。子供の学校のアテンドしなきゃいけなくて、未成年だったんで。行ったカフェにこの本が置いてあったんですよ。
偶然?
岡田 偶然なんですかね。もちろんこの未成年、良いカフェないですかねって言って、いろんなカフェ回って、ここ良いですよって言って行ったら、本当に美味しくてコーヒーが。色々回った中で、このコーヒー一番美味しいなって言って。
岡田 メルボルンなんですか? 岡田 ベルトコーヒーっていうとこなんですけど、韓国の方がやってて。そこにこの本が置いてあって、初日にこれ貸してくださいって言ったら、「え?」って。「あなた大丈夫?」って言われて。初対面で本を返してくれるのって、すごくいぶかしげな顔をしてたんで。
岡田 メルボルンなんで、「じゃあいいですよ」って言って、毎日朝そこに行って、4日間いたんで、3日くらいで読んだのかな。通って朝読んでて、なんかね染みたんですよね。自分がその時、首も怪我して仕事ができない状態だったし、例えばそのことも書いてあるんですよ。
岡田 メルボルンなんですけど、今ね、単的に言ったら、無理すぎると、どっかに例えば体とかに座ってくると。頭ではもちろん知ってたんですよ。もうサノオンだったから、その時。いやいや、分かってる分かってる。だけど、その本に書いてあったことを読んでいくと、めっちゃ染みて。
必要な人には必要な人に会うようになってる。約束しなくても、ユニバーサルアポイントメントっていうのがあるっていうふうに書いてあったんですよ。そうだよなって思ってたら、たまたまその読んだ直後に行ったカフェで、ずっと連絡しようかな、メルボルンに来るにあたって連絡しようかなって思ってた人に。
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それこそさっきの話じゃないですか、カフェに行って、「うわ、このキッチンすげえ!」って言って、写真撮ってたんですよ。あれ?って言って、いきなり後ろから、「高木くん!」とか声をかけられて、「え?」って。
この人に連絡したら、この痛い首を治してくれる人、知ってるかな?ってずっと考えてても、「あんまり連絡取ってないから、連絡してもらえないかな?」って思ってた人に、偶然声をかけられて。
俺はすごすぎですね。 ええ?って思って、「今日、読んだとこに書いてあった!」みたいな。それが大きなきっかけだったかもしれないですね、この本は。
そういう中で今、いい意味で取り戻しつつあるというか、取り戻した感じですか?どうですか? 僕、別に個人的には関係なくですけど。さっきもね、久々に会いましたけど。会った時に。
単純に日本で会ってるとか、なんかいろんなのはありますけど、なんか雰囲気がちょっと変わったというか、前はより表層的な話ですけど、もちろんパワーとか。いい意味でね、エネルギーもパワーも。
僕なりの解釈。エネルギーがどちらかというとクリエイティブな感じで、パワーはちょっとこう、ケーってなったんですけど、ややエネルギーの方が強いなみたいな。
僕、全然わからないですけど、今どうですか?ご自身のバランスとか。
今、バランスはね、なんか自分はいいと思うんですよ。この1週間ちょっと食べ過ぎて。ちょっとメモ、昨日も夜中ラーメン食べちゃって。
ちょっと徹夜したのかな?みたいな。
ちょっと体もむくんでるんですけど。まあまあ、でも気持ち的にはね、今なんかじわじわ本当にいい感じだと僕は思いますね。なんか無理もしてないし、いい意味で力が抜けてるし。
なんかギラギラは、あの時は多分よし、もうここからやってやるっていうか、まずそのカフェを安定させなきゃいけないっていうとこで会って。
まあ10年も経つとね、みんな大人になりますよね。きっとね。
でもパクリックさんは元々ギラギラないですよね。ギラギラとキラキラの方。キラキラの方だと思うんですよ。
そうなんですかね。今は自分で言うのですけど、まあだいぶ楽ですよね。怪我したことによってまた体の不調とかね、そういうのでもないと学ばないんで。
そうですよね。なんかストップがかかったんでしょうね。
そうなんですよ。だからそういうのもよく言われてたんですけど。でも今これやらなきゃいけないからっていう。
それこそ和奏さんの旦那さんの三浦さんって方がいるんですけど。
はい、和奏三浦さんね。
その人の、またこれもすごい偶然だったんですけど、メルマガをたまにこう読んでるんですけど、そこに今年経営者が一番やらなきゃいけないことみたいな。
もうちょっと三浦さんの言葉優しかったと思うんですけど。
12:00
今年はまず3週間休みを取ってくださいみたいなことを進めてますっていう風に書いてあって。
みんな無理無理って言うんだけど実際やってみたらできる。
で、その3週間、2週間だったか3週間だったかちょっと忘れちゃったんですけど。
それができたら次は3ヶ月休んでくださいって書いてあったんですよ。
自分もいや難しいと思ったけどまず首を怪我して。
2週間休むことに。2週間か3週間。2週間だったかな。
2週間休むことになり、さらに全く治らなくて強制的に3ヶ月休むことになって。
シンクロしてるなーって思って。
だからできるんだって思ったんですよね。
まず自分がいないって自分も出てなきゃいけない。お店にいなきゃいけない。
やっぱり2店舗やってた時、ドマの方はほぼ任せきりになっちゃってて。
でも今自分戻ってきていろいろ細かくできるんですけど。
もしかしていろいろ揉めごと困ったことは自分が2店舗やってる間あったと思うんですけど。
もしかしたらその時の方がスタッフは任されてる感とか、いろいろ喧嘩とかいろいろあったと思う。
でもやっぱりもしかしたらうまくいってたのかなとかいうのもねいろいろ気づいて。
だから今は自分がちょっと引いていくっていうのがいいのかなっていうのをこのケガで気づかされたっていう。
でもいろんなメッセージ、本とかメルマガとかシンクロするんだなって思って。
いつもインタビューをご視聴いただいてありがとうございます。
この度スタートしたメンバーシップでは各界のトップランナーから戦争体験者に至るまで
2000人以上にインタビューしてきた僕が国内外の取材、そして旅の中で見つけた人生をアップデートするコンテンツをお届けしていきたいと思います。
ここでしか聞けない特別インタビューや基礎トークにもアクセスしていただけます。
随時これは面白い、これはいいんじゃないかっていうコンテンツもアップデートしていきますので、そちらも含めてどうか今後の展開を楽しみにしていただけたらと思います。
なおいただいた皆様からのメンバーシップのこの会費はインタビューシリーズの制作費だったり、国内外のインタビューに伴う交通費、宿泊費、その他取材の諸々の活動経費に使わせていただきたいと思っています。
最後なぜ僕が無料でインタビューを配信し続けるのか少しだけお話しさせてください。
この一番の理由はですね、僕自身が人の話によってうつや幾度の困難から救われてきたからです。
そして何より国内外のたくさんの視聴者の方からこれまで人生が変わりました、毎日済む勇気をもらいました、救われましたという声をいただき続けてきたからに他になりません。
この声は世界がコロナ禍に見舞われた2020年頃から一層増えたように思います。
これは本当にありがたいことです。
ただ同時にそれだけ心身共に疲弊したり不安を抱えたりしている方が増えていることにかならない、その裏返しであると僕は強く感じています。
正直に言えば過去僕自身も15年以上前に起業して以来最大のピンチといっても過言ではない時期をこの数年送り続けてきました。
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でもこんな時だからこそ守りに入ることなくインスピレーションと学びにあふれるまだ見ぬインタビューを送り続けることがインタビュアーとしての自分の使命なのではないかと強く感じています。
世界がますます混迷を極め先の見えない時代だからこそ僕はインタビューの力を信じています。
これまでのようにトップランナーや戦争体験者の方への取材はもちろん今後は僕たちと同じ姿勢の人普通の人の声に耳を傾けたり、
ややもすると打ち抜きになってしまう今こそ海外でのインタビューに力を入れていきたいと思っています。
そして彼らの一つ一つの声を音声や映像だけでなく本としてもしっかりと残していきたいそう考えています。
そんな思いに共感してくださる方がメンバーシップの一員になってくださったらこれほど心強くそして嬉しいことはありません。
ぜひメンバーシップの方でも皆様とお目にお耳にかかるのを楽しみにしています。
以上、早川予兵でした。
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