1. LIFE UPDATE │ YOHEI HAYAKAWA
  2. #1:コロナの時代、確度の高い..
2021-10-05 34:40

#1:コロナの時代、確度の高い情報を得るには │ 峰宗太郎さん(米国立研究機関博士研究員/ウイルス免疫学者)

▼本パートのインタビュー映像
https://youtu.be/IQLOUSZ_ZnU

▼Spotifyでは早川洋平セレクトの音楽もお届け
https://bit.ly/Spotify_INTERVIEW_YH

【峰宗太郎さんへのインタビュー】
Talk.1|盲目的な情報収集の危険性
(10/8公開)Talk.2|コロナワクチンで集団免疫達成は困難?
(10/12公開)Talk.3|新型コロナ対策のカギ
(10/15公開)Talk.4|新型コロナはいつかはゼロになる?

【プロフィル】みね・そうたろう/1981年京都府生まれ、京都大学薬学部、名古屋大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所等を経て、2018年より米国立研究機関博士研究員。国内外で得たスタンダードな医療知見のもと、SNSやブログで正しい医療情報を発信する。医師(病理専門医)、薬剤師、医学博士。病理学、血液悪性腫瘍・感染症の病理診断、ウイルス学、免疫学。予防医療普及協会顧問。著書に『新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実』(日経プレミアシリーズ)など。 https://t.co/RiIqEOTSIa?amp=1(2021年9月13日オンライン取材)

【目次】
OPトーク
現在のお仕事内容
ウイルス分野で注目される事
病理医としてお経験
確度の高い情報を得るには
盲目的な情報収集の危険性
賛否ある意見をどう見るか
EDトーク

▼10/29(金)「月末LIVE」開催
[URLは後日確定、お楽しみに♪]
Q&A、フリートークスペシャルをお届けします

▼番組への感想・早川洋平への質問募集中です。
(いただいた質問は、毎月月末のYoutube Liveでお答えいたします!)
https://bit.ly/INTERVIEW_QandA

▼「QR CAFE」(毎月開催) 「人生を変える一冊」を見つけに行こう
http://life-upd.com/cafe/qr3.html

▼【聞き手・早川洋平プロフィール】 はやかわ・ようへい/新聞記者等を経て2008年キクタス株式会社設立。羽生結弦、髙田賢三ら各界のトップランナーから市井の人々まで広くインタビュー。近年は欧州を中心に海外取材を本格化するいっぽうで、戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。公共機関・企業・作家などのメディアプロデュースも手がけ、キクタス配信全番組のダウンロード数は毎月約200万回。累計は3億回を数える。『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』『横浜美術館「ラジオ美術館」』などプロデュース多数。 近年はユニクロやP&GなどのCMのインタビュアーとしても活動している。
https://linktr.ee/yoh.haya

▼【ナビゲーター・堀真菜プロフィール】 ほり・まな/現在、早稲田大学3年生。 コロナウイルスの流行により、人と会いづらくなったことを機に、zoomを通して色々な人の話を聴くことを始める。1年間で200人以上にインタビューを行い、聴くことの魅力に目覚める。 現在、勉強を教えない塾福幸塾と提携し「思考と対話の技術」の提供をする他、学生・若者向け対話サービス『workin’ talkin'』を立ち上げるなど、 対話、インタビューを通じて様々な事業を展開している。プロインタビュアーとして実績を積むため現在奮闘中‼︎
https://koushiro123.wixsite.com/manaroom

▼関連キーワード
#会う力
#峰宗太郎
#新型コロナとワクチン知らないと不都合な真実

Editor : 中江公大

00:01
こんにちは、堀真奈です。
インタビュー、この番組はYouTubeとポッドキャスト各プラットフォームよりお届けしています。
さあ、記念すべき第1回やってまいりました。早川さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日第1回ということで、堀真奈さんと一緒にこの初回を迎えることができました。
この番組は今、堀真奈さんがご紹介くださったように、YouTubeとポッドキャスト各プラットフォームでお届けしていますが、
YouTubeは当然、これご覧になっている方は映像、そしてポッドキャストの方は、
Apple PodcastsだったりSpotify、Amazon Musicで配信されていますが、
Spotify版ではですね、Music Plus Talkという機能があって、そこで音楽を流すことができますので、
ぜひSpotifyお付きの方はそちらから、もしくはSpotifyあまり聞いたことないけど音楽流れるんだったらどんな音楽を僕が流すのか、
もし興味がある方はSpotify版で聞いてみていただけたらと思います。
ということで、堀真奈さんどうですか?緊張してますか?
非常に緊張しておりまして、昨日はあまり寝れませんでした。
本当ですか?それ。
本当ですよ。
本当ですか?
そうなんですか。そういう風に言うと言わせたみたいで、番組からクレームがいきなり来そうですけど、
全然緊張するイメージないんですけど。
顔には出なくてニコニコはできるんですけど、内心結構ガチガチですよ。
本当です。今までの人生で一番緊張したのはいつですか?
それだとピアノのコンクールとかですかね。
すごい。ピアノやってるんですね。
やってます。やってます。
それが、その緊張が10だとすると今どのくらいですか?
7.5くらい。
大したことないじゃないですか。
いや、あります。あります。
大したことないじゃないですか。
ということでですね、堀真奈さんとご一緒にこの番組展開していきたいと思うんですが、
ちなみにですが、そもそもですけど、なぜ僕らこの番組一緒にやることになったのかなっていうところなんですけど、
インタビューみたいになってきましたが、
堀真奈さんこれどういう経緯なんでしょうか?
これ私が説明するやつですね。
説明してでもいいですし。
経緯と言いますと、私がもともと早川さんみたいなプロインタビュアーを目指して、
いろんな人に話し聞かせていただいたりだとか、
YouTubeでインタビュー番組みたいなのを自分で作ったりしてあげてたところ、
それが早川さんのお耳に届いたらしく。
それでお仕事一緒にしませんかとお声掛けいただいた次第でございます。
僕偉い人じゃないんですけど、そうなんです。
たまたまちょっとね、僕いろいろPodcastとかYouTubeやってるんで、
03:03
それを見てる方、聞いてる方からですね、堀真奈さんというインタビューをして、
大学生でもすごい行動力があって、目指している面白い方がいるということですね。
これも実はタイミングで全然明かしていいと思うんですけど、
このインタビュー、今日から始まった新シリーズなんですけど、
実は一人でこれをやるつもりだったんですけど、
本当にね、本当にこの土壇場でね、
だって僕らも最初にやったのはまだ1週間くらい前ですよね。
もう日が浅すぎます。
はい、日が浅いんです。
なのでですね、そんなタイミングということで、
今回お願いさせていただいて本当にありがたい限りなんですけど、
応援です。
はい、ということでね、大学生、差し支えられるように大学何年生ですか?
大学3年生です。
じゃあ今一番忙しそうな時期なんですが、大丈夫なんでしょうか?
一応世間では就活とか言われてますけど、
私は独立の方向を目指してやっていきたいので。
じゃあ全然フレキシブルですね。
この活動が将来につながると思っております。
なるほど、なんかすごい面接みたいになってきましたが。
はい、ということで、今日はですね、
記念すべきこのインタビュー1人目のゲストは、
医師で米国立研究機関博士研究院でウイルス免疫学者の
ミネ・ソウタロー先生です。
ということで、この本は最新刊で
ワクチンと免疫の基礎知識とありますが、
今どうでしょう?大学生、マナさん周りでワクチンとか
どういう感じの話が出てるんですか?まだ全然遠いのか?
いや、それこそ私の通っている大学では、
もう大学がワクチン打ってくれるよっていう制度になったので、
大学のホームページで予約して受けました。
あ、もう受けたんだ。
うん、2回とも。
じゃあもうなんか、今ね、僕が41ですけど、
僕の周り、むしろまだこれからみたいなね。
1ヶ月くらい前はむしろ取れなかったりしたんだけど、
今徐々に取れ始めてるけど、
じゃあもう結構打ってる人もいる、学内だと。
そうですね、周りはほとんど打ってます。
あ、そうなんだ。なるほど、なるほど。
副反応とかどうでした?
いや、めっちゃきつかったですよ。
あ、そうなんだ。1回目は、2回目はどんな感じでした?
1回目はなんか肩が上がらないな、痛いなぐらいだったんですけど、
もう2回目は熱も39度近く出ましたし、
1日2日寝込んでました。
あ、大変でしたね。そうかそうか。
ちなみに、今回はですね、今、
三倍総太郎先生にお話が上がったとありましたが、
06:03
今回、そもそもなぜ僕が彼にインタビューしようかと思ったかというとですね、
三倍先生ご自身がですね、これほどワクチン結構、
まさに身近ですけど、去年、またこれ不戦だらけなんですが、
この本をたまたま僕がですね、三倍先生と日経新聞の記者の方がですね、
対談ライクな感じで作った本があります。
新型コロナとワクチンを知らないと不都合な真実。
これ、もしAmazon見られる方が見てると、レビューも何百件あると思いますけど、
去年の12月ぐらいに出たんですね。
で、去年の12月っていうと、まだワクチンができたかできてないかぐらいの時で、
本当にこれからどうなるんだろうっていう時期だったと思うんですね。
その時に非常に意思の立場からきちんとまだこういうふうに書いてる方がいなくてですね、
僕は非常にその内容は素晴らしいなと思って、ずっと気にはなっていたんですけども、
内容は去ることながらですね、最後の方にですね、
彼が最も訴えたいことはコロナ時代において情報にいかに接し、いかに考え、
いかにそれらを使って困難に立ち向かっていくか、
個々人がしなやかに強くコンスタントに淡々と行っていくことを考え、実行していくってあったんですね。
で、もう一つあったのが、誰が言ったかより何を根拠に。
ある専門家の方がお話をしてても、9割は正しいけど1割は決定的に間違ってるみたいなことがあるとか書いてて、
なので、要はこれが本当に大切だなというふうに僕は思いました。
そんな中ですね、それを読みながらそうだなと思いつつ、
ただその誰が言ったかより何を根拠にっていうのは大事なんですが、
その何を根拠にっていうのが正直素人にはわからない。
例えばこういうデータでこうだったとかさ、
ファイナンシャルタイムズによればとか、アメリカなんとか保険研究所によればみたいなってあるじゃないですか。
そうすると堂々でしょう。
マナさんはその辺の情報との付き合い方はどうかわからないけど、
やっぱり僕は情報にずっと付き合ってきたから、
かなり客観的にならなきゃと思ってるつもりでも、
それなりに海外の権威ある新聞だったり、アメリカなんとか国立なんとかだったら、
やっぱちょっと信じちゃうみたいな。
私もそう思う。
信じちゃうやっぱり。
だから、ある程度自分が類推できるジャンルだったらいいけど、
例えばマナさん大学で専攻というか専門なんですか。
専攻は岩石です。
岩石、すげえ。いきなりこの今日のメインテーマを食うようなテーマですね。
ちなみに学部、学科でいうとどうなるんですか。
学部は理学科の地球科学専修っていうところにいます。
09:02
すごいですね。理系で地球科学専修。
でもまさに今、いい例っていうのもあれですけど、
多分そういうのは論文とか海外の有名な研究の雑誌だったりとか、
多分それもまたそれが全てではないけど、
それ権威ある雑誌がどういうものかとか多分分かるでしょ。
少なくてもその内容は分かんなくても。
だからこのコロナの場合は何を根拠にっていうのか少なくても僕には分からない。
となるとその何を明示してくれる誰かをまず探さなくちゃいけないっていうふうに思ったんですね。
その誰かっていうのはワクチンで例えば推進派にも反対派にもそれなりにきちんとした根拠を示してくれる人っていると思うんですね。
ただその根拠は結局どれだけなものなのかが結局分からないという堂々巡り、パラドックスに入っていくので、
新型コロナとワクチンの今ある確実な情報っていうことを伺いつつ、
やっぱりどうやってその情報と向き合っていくかっていうところを伺ってきました。
なるほど。
コロナの話ではあるんだけど、コロナの話だけじゃないみたいなところを伺ってきましたが、
マナさんはこの後流すインタビュー聞いてくれてると思いますが、
ちょろっとネタバレしないといけない、直接の話じゃなくて何か感じたこととかありますか。
それこそさっきの早川さんの話ともつながりますけど、
コロナに関する情報って本当にめちゃめちゃ溢れてるから、
それとどう向き合うかっていうその姿勢について考えさせられましたね。
実際はこの後のミネ先生との対談を聞いていただいて、
また皆さんに判断いただけたらというふうに思っています。
それではミネ総太郎さんと早川さんの対談、第1回をお聞きください。
早速なんですけど、私も最初に去年この本読ませていただいて、
非常に多くの本をその後も出されて、ミネ先生の本を読まれた方多いと思うんですけど、
ヘルペス免疫学がご専門、米国国立研究機関で研究員を務める。
結構その肩書きというかプロフィール的なところを私ももちろん拝見して、
今回の話題にぴったりの方なんだなと思いつつ、先生の今のお仕事というか、
どんなことをやってらっしゃるんでしょうか、普段。
まずは普段やっている研究の対象は、今流行っている新型コロナウイルスはメインではなくて、
主にヘルペスウイルスといって、皆さんであれば唇に出てくるのを思い浮かべる方が多いと思うんですけども、
人に感染するヘルペスウイルスというですね、DNAを持っているウイルスなんですが、
9種類あるんです。その9種類のうちの1つ、EBVとエプスタエンバウイルスというウイルスがですね、
人に癌を起こすことがあるんですね。そういう特殊なウイルスなんですが、
そのEBVというウイルスが人の体に感染した時に、我々の体の免疫はどういう風に、
12:03
そのウイルスを抑え込んだりですね、コントロールしたり関わってくるかと、
そういうようなことを調べるというのをメインのテーマにして研究をしているんですね。
ですから、主にウイルスそのものの研究をしていると言えばいるんですけれども、
ウイルス本体だけではなくて、人の体がですね、その感染をした時に、
どういう風に反応するかということを研究していると、そういうようなことなんですね。
僕のご質問なんですけど、ウイルスもちろん専門とおっしゃってますけど、
先生が冒頭でおっしゃったように、コロナウイルスは本当に専門で専門でというのと、
厳密に言うとちょっと違うということで間違いないと思うんですけど、
なぜこれほど、今先生、去年の本もそうですけど、コロナの、
専門家というとちょっと語弊があるかもしれませんし、
先生としては少し違うのになっているとあるかもしれませんが、
これほどなぜ今先生に来ていらっしゃると、先生はご自身で思われますか?
基本的にはですね、ウイルス学者が日本にもたくさんいるわけです。
そしてですね、コロナウイルスというのは従来から6種類ぐらいが知られていたわけですけれども、
コロナだけを専門にされている先生というのはとっても少ないんですね。
ただですね、今回の新型コロナウイルス、SARSコロナウイルス2というこのウイルスはですね、
非常に大きなパンデミックを起こしましたので、
多くの関連する領域の人が研究を始めました。
私もそうですし、私のいる研究室も当然SARSコロナウイルス2の研究を始めたわけです。
そういう中でですね、やはり研究だけをされる方というのはたくさんいらっしゃいます。
それからそれは日本にもアメリカにもいらっしゃいます。
それは日本人であってもアメリカ人であっても当然のことながらいらっしゃいますけれども、
同時にですね、情報を発信する方がどのぐらいいるかという話なんですね。
やはりプロの研究者はですね、プロ同士での情報発信、情報交換、
こういったものはもう必須ですから誰でもやっているわけですけれども、
これをですね、アウトリーチ活動という表現をすることがあるんですけれども、
多く広く国民の皆さんですとか、まあはっきり言ったらですね、
研究を出していただく納税者の皆さんに、
我々がどういうことをやっているのかということを適切に説明するという観点から、
普段からですね、情報発信をされている方って決して多くはなかったというのが一つあるんですね。
それからもう一つはですね、情報発信って一朝一夕にできるようになるわけではなくてですね、
前からやっているということは結構重要なわけです。
そういう意味でですね、新型コロナウイルスの流行の前からですね、
私もSNSなどでですね、医療情報のですね、発信活動、それからコミュニケーション活動ですね、
これはリスクコミュニケーションだとか、科学コミュニケーションという分野になるんですけれども、
非常に強い興味を持っていまして、実際にですね、ツイッターを中心にですね、
そういったことの実践をしてきていたということ、それからワクチン関係ではですね、
特にアドボカシーとかアドボケーターだけではなくてですね、
情報提供ということも含めてですね、さまざまな媒体でお仕事をさせていただいた経験があったということからですね、
お声がかかりやすかったというところがあると思いますね。
だからやはり日本国内の方は忙しいですね。
まだ忙しいんですけれども、やはり専門機関に勤めている方は公の対応が忙しいですし、
15:00
それから所属機関の縛りというものもありますので、
自由に発信するというのは難しい方も多いと思います。
私もいろんな縛りがある中でやってはいるんですけれども、
たまたま合致する形でですね、いろんな情報提供がしやすい状況、
それからそれを受け止めてくださる方がいらっしゃったということでですね、
お声掛けをいただいたものだと思ってますね。
どうしても先生に伺いたかったんですけど、
先生のこの本で日経の方と対談の時に出てきてましたけど、
やっぱりその病理っていうキーワードも出てきて、
私も先生の影響でこれを読み始めたんですけど、
これは当然漫画なので、実際とは異なる部分あると思いますけど、
ここに出てるこの先生のようなお仕事とはまた、
三瀬先生普段は違うんですよね。
今はですね、研究をしていますので、
研究室にこもっているというか、
研究室内で実験をしているわけですけれども、
日本にいた間ですね、約10年弱ですけれども、
病理としてですね、働いていたわけで、
実際そのフラッシュアイルのようなですね、派手なことがあったかというと、
それは別ですけれども、病理診断といって顕微鏡を覗きながらですね、
患者さんの病気の診断をすると、臨床の疑問点、
臨床の問題を解決していくということを常に毎日やっていましたね。
ということで、実はリスナー・視聴者の方もたくさん質問をいただいているので、
できるだけ多く先生に伺っていきたいと思うんですが、
その前に、冒頭からズバリ伺いたいんですけど、
先生のこの本が私にとってすごくいい意味で衝撃的で、
この本の中に最も訴えたいことは、
最後の方でコロナ時代において情報にいかに接し、いかに考え、
いかにそれらを使って困難に立ち向かっていくか、
個々人がしなやかに強くコンスタントに淡々と行っていくことを考え、
実行していくという一説があったかと思います。
それと、そこの近くだったか覚えてないですけど、
誰が言ったかより、やっぱり何を根拠に言ったかっていうのが
本当に大切っていうふうにおっしゃってたと思うんですね。
これ1年以上前に先生が実際に書かれたものだと思いますが、
今の部分というのは、この9月13日現在も変わりはないですか?
本質的には。
本質的には変わってないと言っていいと思いますね。
この一説を読ませていただき、本当にもうその通りだと思いました。
その通りだと思ったんですが、何を根拠にっていうのが
素人にはそもそもわからないっていうのをいろいろ見たりして
感じてきたところが正直今もあります。
何を根拠の何っていうのを明示してくれる誰かをまず探さなくては
結局はいけないのかな。
そしてその誰かはそれなりの根拠を示してくれると
私はいろいろ思うんですね。
その根拠は結局どれだけのものなのかわからないっていう
なんかこのパラドックスにちょっとはまってるところがあって
率直にちょっと伺いたいなと思ったんですが。
大変いいポイントです。
どうして大変いいポイントですかというとですね、
その本の続編を今書いてるんです。まさにテーマはそこなんですね。
大事なことはですね、根拠とかエビデンスという言葉は非常に流行っています。
根拠に基づいた医療だとかですね、根拠に基づいた政策立案ということで
いろいろ言われているわけですけども、まずその根拠を読み解く能力が
18:02
皆さん専門家に対する素人からですね
どんな人もがその根拠を見抜くことができ読み解くことができるか
そして根拠はしっかりしたものであるか
つまり不正が入っていないかとか間違いが入っていないかとかですね
up to dateであってこれは古いものになってないかとかですね
そういったことを見抜けるかというとこれはほぼ不可能
切り切ってしまえば不可能です。
ですからこれをしっかり解釈できる能力のある専門家なり
専門的教育を受けてきた人もしくは科学に詳しい人などがですね
見ていただいてしっかりわかる形で翻訳してくれる
こういうことをしてくれる人を雇う必要があるんですね
例えば旅行で初めて行く土地アフリカなどに行った時に
現地の地図をですね全部自分で読み解いて最初からスケジュールを作るというのは無理ですし
本当にそこが戦争紛争地帯ではないかとかですね
ここに行ったら危ない犯罪に巻き込まれるかとか
ここに行ったらダイヤモンドが取れるかとかっていうのは
やっぱりわからないわけですよね
そうすると一時資料を全部自分で調査するというのは
お金もコストもそして能力的にも問題にあります
結局ガイドを雇うことになります
ガイドを雇った時にですね大事なことの一つはですね
一人だけガイドを雇うとですねもったくられる可能性あるんですよね
確かに
それから間違うこともあるんです
ガイドが能力が足りないってこともあるわけです
そうした時にどうするか
これはですね最善の策は二人ガイドを雇うんですよ
互いに牽制させながらですね
どちらにもお金を払って
真実は何か実際の旅行をやっていくということが
より確実になるわけです
さらに言えばですね
これ二人だけだったら
トトー組まれる可能性高いわけですね
たまたま同じグループに所属してるとか
内通してるとか裏切るとかってこともある
もっとたくさん雇えばいいわけですよ
専門家もですね
どうやって選ぶかっていうのは難しいんですけれども
まずはですね
専門家複数がですね
同じようなことを幾度に言ってるだとか
普段仲の悪い専門家も
実は専門内容について同じことを言ってるだとか
さらに言えばですね
多数の専門家で構成されている集団が
自分の利益を考えずに
結論を出しているようなところ
つまりですね
公的情報ということになってくるわけですけれども
多くは学術団体だとか公的情報
こういったものを入れながらですね
その間接的に直接証拠自体をですね
一般の皆さんが精査するのではなくて
その翻訳者としてのですね
専門家なりですね
その詳しい方を挟んでみるわけですが
そこの中で歪みが生じないように
専門家を監視する
専門家をうまく使うというところがですね
実は一般の方にとって
一番大事なんではないかということを
私も最近考えてるんですね
ですからそもそも
エビデンスとは何か
根拠とは何か
ということについて知ることも大事です
これはですね
根拠のいろんな質だとか段階だとかですね
どのぐらい根拠の確実性があるか
こういったものはあるわけですね
それをですね
知っておくことは大事です
そういう分類ができるとかですね
根拠といっても
一概に信じられない根拠もあるよ
ということもわかります
しかしですね
それをやっぱり見抜いてくれる専門家と
ある程度の会話ができるようになるためにはですね
ある程度の知識や勉強は必要です
まるだけでガイドさんに
とにかく何でもいいから
ガイドしてくれって言われたら
21:00
ぼったくられるのは本当にオチです
それよりはですね
少しだけでもガイドブックで
自分も勉強しておいて
でもあの地域って
実はぼったくり多いんじゃないですかとか
実は相場ってこのぐらいじゃないんですか
って聞ければですね
専門家も
ちょっと勉強してるな
じゃあこういう情報を出そうとかですね
というふうになるわけです
やはりですね
今の時代にも言えることだと思っていて
根拠そのものを
自分で読み解けるようになるというのは
かなり困難
自分が専門家にならざるを得ないと思います
しかしそこまでいかない以上は
うまく専門家を使いこなす
しかもそれはですね
完全な生前説というかですね
信頼をどっぷりしてしまうとか
この人が言ってるから
ということにはならないですね
常に研制し合わせてですね
クロスチェックをしながらですね
妥当なラインを知っていくという
方法論
こういうふうところになるんじゃないかな
と思ってるんですよね
大西さんおっしゃるように
学ぶ意欲も含めて
人それぞれだと思いますけど
やっぱりそれを自分のできる範囲で
今みたいな視点持つと持たないだと
盲目的になると
常にこのAの話を聞くと
そこに行って
Bの話を聞くと
すぐ上書きされちゃうみたいになりかねないです
そうなんですよ
そこが非常に重要でですね
ある程度基本的なこととか
正しいこととか
王道とかですね
木の根っこ
幹になる部分っていうのは
最初に固めないといけません
そこの常識といったらいいですかね
基本知識をですね
作る時点で
特に注意してですね
多くの本家
それから多くの専門家の
言っている意見を幅広く聞いてですね
例えば最初から
自分の思い込みがあるわけです
例えばコロナで言えばですね
コロナなんて風邪だと思い込んでしまうと
もうですね
軽い軽いっていう意見しか
耳に入らなくなっちゃうんですね
一方ですね
コロナっていうのは
大変に恐ろしいもので
これは一生自粛しかないと
思い込んでしまうと
今度はですね
軽いと考えるってこと自体が
もう腹が立った
しかたなくなってしまう
そう聞くとですね
結局一番確実な情報は
取りにくくなってしまうんですね
一度作ったものが
自分に対するバイアスとして
乗りかかりますので
いくら新しい事実を
目の前に提示されてもですね
自分の意見が変わらない
知的な転換ができない
ということになります
結構感情に反する
知的転換っていうのは
あり得るわけです
まずはですね
基本を作る時には慎重に
そしてその後も
姿勢は柔軟にと
そういうことがですね
常に重要だと思うんですよね
先生がね
この本の最後にも言ってましたけど
結構大事なことはある意味
ここでこの本読んで
ミネ・ソウタロー先生すごいって言って
全部鵜呑みにしないことっていう風に
そこを書かれてたんで
より僕は先生のお話
伺いたいなと思ったんですけど
反対派というか慎重派というか
転移性っていうのもね
またそこだけを
目的が起点だと思うんですけど
ただ私なりに
この人はかなりっていう方の
本を読むと
指定側なんですけど
先生おっしゃったように
その中でもよくよく読むと
ミネ先生がおっしゃってることと
その先生がおっしゃってることの
結構重なってる部分も
あったりするんですよね
ある意味極論に話してる方同士の部分でも
重なる部分があるんだったら
そこはある程度間違いないかなみたいな
ある程度学んでいくっていうのは
そんなずれてないんでしょうか
どうなんでしょうか
まあもちろんですね
いろんなやり方がありますけれども
根拠っていうものがまず大事なんです
採用していい根拠と
採用してはいけない根拠があります
この根拠をどういう風に考えるかという
日筋だとかですね
24:01
それから論理の問題があるわけですね
それを受けてですね
解釈っていうのが生まれてきます
この解釈っていうところになった後に
どのような決断をするかという
段階になるわけですけど
この解釈から決断に至ってはですね
結構主観が入ります
それからですね
その人の経験が入ります
そこには幅があり得るものです
その段階のことをですね
今議論してるかというのは
常に注目しなくてはいけなくて
根拠があるないというですね
最もプリミティブなところだとか
この根拠は採用していい
採用してはいけないというようなところを
話している時は
どういうロジックで
適比を話しているかというところに
戻れるわけです
その時点でですね
嘘をつくような人っていうのは
文文科として信用ができないわけなんですね
こういうことをですね
テクニックとして知っていると非常に良くて
姿勢が全然違う人でも
同じ根拠を採用して
その根拠は正しいと
言っているというような
共通点があれば
そこはかなり信頼性が高くなるのは
事実なんですけれども
ある程度ですね
主観を強く押し出すような
思考様式を持っている
専門家というのも多いです
そういう人はですね
根拠をないがしろにすることもあります
専門家だからといって
決してですね
根拠から精査して
そしてその根拠をもとに
理路を立てて
導き出される考え方を提示して
そしてですね
決断はどうすべきか
ということまで
言及している方っていうのを
選ばなくてはいけません
なかなかですね
その正確なことを
言っているだけでも
駄目ですし
例えば対立する立場の人と
同じところを
言っているから
大丈夫だろうというのもですね
決してそれがですね
汎用できるものかというと
なかなか難しいところがあると思いますね
そうですよね
一人の人と
一人の人をとっても
当然9割
真っ当なことを言っていても
ほんの1割
とんでもないことを
言っていることもある
っていうふうにね
おっしゃっていたのでも
それで一瞬聞いたら
驚いた
エンディングのお時間です
インタビューでは
皆様からの
早川さんへのご質問や
番組への感想
取り上げてほしい
テーマなどを
募集しております
エピソード説明欄の
URLから
どしどしお寄せください
また頂いたご質問等は
月末のYouTubeライブで
お答えしていく予定です
初回のライブは
10月29日金曜日
正午12時からです
たくさんのご質問
募集しております
はいということで
まず初回の収録
どうでしたでしょうか
いやー緊張は結構したものの
早川さんが
リードしてくださるので
こんな感じで
やっていけばいいのか
っていうのが
掴めつつあります
なるほど
じゃあこれ
5回収録して
頑張っていきたいと思います
はい
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
早川さん
なるほど
じゃあこれ
5回10回やっていくと
街さん已經
もう僕はほとんど
しゃべらなくて
いいかもしれない
私のキャラとかも
だんだん出にくるかもしれない
番組名
変わっているかもしれませんから
また
漫画さん
話してくれたように
番組では
皆さんの質問の
反抗を募集していますが
せっかくなので
マナさんへの質問も
募集
嬉しい
していますので
クルードッシュで
お出しください
質問に答えたり、まなさん喋ると多分結構喋るタイプだと思いますので、ちょっとフリートークライクになるかもしれません。そちらのライブの方もチェックしてみてください。
27:05
それとですねもう一つ番組からお知らせがあります。
早川さんがホストを務めるオンラインイベントQRカフェの第3回が10月20日水曜日19時からズームにて開催されます。
早川さんこちらどんなイベントなんでしょう?
はい、こちら今YouTubeの画面も共有させてもらいましたが、こちらですねQRカフェ、僕が勝手に作った言葉なんですけど、
クエスチョン&リーディングカフェという言葉の略したものなんですが、
簡単に言うとですね、僕と参加者の方がオンラインで集まってお互いお気に入りの本をシェアし合おうというイベントです。
ちなみに早川さん読書会とかって知ってます?
やったことはありますけど、
やったことある?
はい、ただ本を1冊持ち寄ってそれについてみんなで本の知識を深めるみたいなのはやったことありますけど。
なるほど、このQRカフェもね読書会といえば読書会なんですけども、
皆さんお気に入りの1冊、そして僕がお気に入りの1冊持ってくるところまでは通常読書会なんですが、
QRカフェクエスチョンですので、質問を使ってですね、それぞれの本だったりそれぞれの人生に色々インスピレーションを得るようなですね、
ちょっと言語化するの難しいんですが、人生をアップデートしていくそんなオンラインのイベントです。
このQRカフェはですね、クエスチョンとリーディングカフェということで、質問と読書を使って人生をアップデートしようというオンラインイベントです。
簡単に言うと、僕と参加者お気に入りの本をシェアし合う読書のイベントなんですが、
今お話ししたようなですね、僕はインタビュアーですので、僕が皆さんにこの本の例えば読みどころはどんなところなんですか?だったり、
どうしてこの本を選んだんですか?だったり、
そういうことをみんなでワイワイガヤガヤですね、色々質問し合いながら本をネタにするんだけど、
それぞれの人生に色々話を聞いていこうとか、考えていることをシェアし合ってインスピレーションをもらおうみたいな、そういうワークショップです。
ですのでですね、もちろん本好きの方には来ていただけば楽しんでいただけると思うんですけど、
これは私はあんまり本読まないし、なんかこう難しそうみたいなイメージ持つ方いらっしゃるかもしれませんが、全然そんなことないのでですね、
本当にお気に入りの一冊、漫画でも雑誌でも、なんかすごい高尚な本じゃなくても全然いいので、
飲み物片手に気軽に参加していただけたらなというふうに思っています。
ちなみに、皆さんその場のインスピレーションで持ってきてもらえれば全然構わないんですが、
僕はですね、もう本を決めていて、僕はイエローでホワイトでちょっとブルー2というですね、
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こっちに本物の本もありますが、ブレディ・ミカコさん、新庁舎の本を取り上げたいと思います。
マナさんこの本知ってますか?
初めて聞きました。
本当ですか?この本実はですね、1があって、こっちが僕はイエローでホワイトでちょっとブルー1ってですね、
これ一昨年新庁舎さんからやっぱり出て、これめちゃめちゃ売れた本なんです。
俺の続編でついこの間9月の頭に出たばっかりなんですけども、
このブレディ・ミカコさんがですね、ライターさんなんですけども、
ご主人がイギリス人で、そして今も英国在住なんですね。
イギリスのブライトンというところに住んでいて、前作もそうだったんですけども、
このブレディさんがですね、ちょうど中学生の息子さんとのいろいろやりとりをですね、
描きながらノンフィクションなんですけども、最大の魅力はですね、
イギリスのロンドンとか大都市ではないんですけども、そこの彼女が住むブライトンという町の中でですね、
息子さんとのいろんなやりとりだったり、息子の学校でのいろんなことやりとりを通してですね、
最大の魅力はそのローカルなすごい話の中にグローバル、世の流れだったり、
世の中の流れのしくずが入っているってことなんですね。
マナさん、イギリス、ロンドンとか行ったことあります?
行ったことないんです。行ってみたい。
ロンドン、ロンドンって多分ニューヨークもそうだと思うんですけど、やっぱりほら、
人種のるつぼじゃないですけど、ダイバーシティってよく言いますけど、
本当にその人種だけの話じゃないですけど、いろんな人がいる。
イギリスって特に、彼女はブライトンだと思うんですけど、僕はブライトンに行ったことないんですけど、
ロンドンとか行くとやっぱり本当に外国の人の方が人数が多いみたいな。
へー。
だからそのくらい多国籍なんですけど、繰り返しますけど、この本の最大の魅力はローカルの中にグローバルがあるみたいな。
それを遠い話じゃなくて、ローカルの親子の話を通して身近に、
さらにノンフィクションなんだけどフィクションのようにみたいなですね。
ブレイジーさんのお話はいつもそういう感じなんですけども、楽しませてもらいました。
このQRカフェ、これからちょっとそういう路線でいこうかなと思っているのは、
ここでせっかく皆さんと集まってきていただくので、
ここで僕自体もし実際彼女になったらどんなこと聞いてみたいかとか、そんなこともシェアしたいと思いますし、
皆さんにも多分普通の読書会だと、そこからインタビューって話出てこないと思うんですけど、
僕実際にこのQRカフェ終わったら彼女にインタビューを申し込みたいと思っていますので、
もし参加される方、ぜひ彼女に会ったらどんなこと聞いてみたいかっていうのを念頭において遊びに来てもらえたらなと思っています。
33:03
ということで、このQRカフェ、今マナさんがお話ししてくださいましたが、
10月20日、19時から21時半オンラインでZoomからアクセスいただける方であれば、
ぜひ遊びに来てみていただけたらなというふうに思います。
お申し込み詳細はエピソード説明欄をチェックしてみてください。
皆様からのご参加をお待ちしています。
さあ、あっという間に本当にエンディングですが、紹介、これで終わりますがどうでした?
めっちゃ緊張はしたものの、こんな感じでやっていけばいいんだなっていうのをつかめつつあるので、楽しかったです。
今日はね、いつもの前回のマナさんに比べたら、やっぱりすごく丁寧に、丁寧に、いつも丁寧だと思うんですけど、抑え気味でやってくださったと思うので、
2回目、3回目以降はよりマナ節が出てくるかなと思いますので、よろしくお願いします。
お願いします。
それではまた次回、皆様とお目にお耳にかかりますことを楽しみにしております。ごきげんよう。
さようなら。
34:40

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