ノミニケーションの重要性
井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ということで、今日も行きたいと思いますけれども、早速質問に行きますか。
そうですね。
ちなみにね、
昨日、とある会社、私が言っている会社の、
そのセクションの部長さんと課長さんとちょっと
ノミニケーションやったんですけども。
飲んだんですね。
飲んだんですね。
いやすごい、
久々にかつて味わったような、いい飲みの場だったなと思って。
以前490回、ノミニケーションで失われたものとわってやったんでね。
久々にちょっと昭和的だったな、今日はと思って。
まあでもね、ちょっとしゃべりすぎたかもしれないけどなと思いな、反省もしながら。
でもね、非常にいい席になりました。
なんでそれをやったかっていうと、ちょっとその課長さんが元気がなかったんでね。
部長さんが悩んでたんで、
いろいろこんなことやってるんですけどちょっとうまくいかないんですとかって言ってたんで、
まあじゃあ一回パクッと飲みに行きましょうかっていう。
乱暴に誘ってみたんだけど、
やっぱりああいう時間の中で、相手の人も一生懸命、
こちらも真剣に問いかけてると本音で話し始めるしね。
そうすると、どこに背中を押してあげればいいかというポイントが見えてくるから、
話として盛り上がるしね。
よかったですよっていうのをちょっと報告。
前回のノミュニケーションの話で、当然マイナスの部分もあるっていう話をされながらも、
理性的なものが緩むことのマイナスもあるけども、一方でだからこその巣とか、
それが圧になったり愚痴になることもあるが、
だからこその内政支援、業務支援、精神支援の中で言うと、
精神支援とかそういったところができるっていうような、
精神的なつながりの渋滞を作れるみたいな話があったんで、
多分それが実行されたんでしょうね。
久々にね、味わいましたよ。
アンオフィシャルによる心の開放って前回言ってましたよね。
そういえば490回ですんでね。
プロジェクトの意義の共有
ぜひノミュニケーション意識されてる方、ぜひ聞いていただけたらなと思いますが。
そんな井上先生に今日のご質問いきたいと思います。
前回、辞めたくなる組織と辞めたくない組織みたいな質問がいただいたので、
ちょっと似た趣旨でもあるなというような質問です。
いきたいと思います。
プロジェクトに関わるメンバーが楽しかった、やってよかったと思えるように
プロジェクトを進めることは可能なものでしょうか。
もちろん大前提はあくまでも仕事ですので、顧客満足のためだと思っております。
そのメンバーが辛そうな状況です。
そのメンバーは失敗することがとても怖いようで、プロジェクトで揉め事を起こしたくなくて、
本当はやりたくないのに引き受けているような状況です。
そのような環境、状況から脱却させてあげたいです。
というプロジェクトメンバーの仲間が苦しんでいるんですかね。
うん、そうでしょうね。
前提がちょっとわからないところがあって、このプロジェクトは任命式なのか、手を挙げて参加したのか。
なぜそれが気になるかというと、プロジェクトのミッションみたいなのに賛同して手を挙げたのか、
私がやるんですかみたいに、任命されちゃったのかっていうのではずいぶん違うかなと思います。
わかりやすく言うと、やっぱり任命されてるんだろうなっていうところで。
そうかなって気がするのは、本当はやりたくないのに引き受けている様子ですって感じが書いてあるんでね、そうかもしれないですね。
だから今その前提が大事だねって言ったことで言うと、
やっぱりこのプロジェクトの意義っていうのを、まずはこの例の人だけではなくてね、
プロジェクトが楽しかったと思えるかどうかっていう冒頭の質問に対して、大向きにおいて答えると、
やっぱりそのプロジェクトの意義は何であるかっていうのは、どれだけメンバーが共有できているかということが大きな前提でしょう。
顧客満足なんですよということなんだけど、
顧客満足という大きな目的に対して、プロジェクトでやろうとしていることは、
それのどういうことで顧客満足につながるのか。
ということは、ある種体系的に理解できてないと意味合いを感じない、意義を感じないってことになれば、
通常の仕事もあるのにプラスプロジェクトの仕事までやって大変だっていう苦しい方にだけ感情が動くんじゃないかなという気がします。
なんで意義とかそういうものをみんなで共有できてますかっていうのは最初に問いかけたいし、
楽しかったと思えるとすれば、まず外せないポイントがそこでもあるなという気がしますね。
なおかつ揉め事を避けたいのでやりたくないんだけど引き受けちゃうっていうのが、
この方がどの立場にいらっしゃるかっていうのはちょっとわかんないんだけど、
プロジェクトリーダーなのかね。
まあリーダーだとしましょう。
このご質問者の方がですかね。
そうそうそうそう。
どっちだろうね。
メンバーの中に、まあ嫌なんだけど引き受けちゃったやつがいて、
この人にとってはきっと楽しかったプロジェクトって思えないんじゃないかって思ってるんじゃないかなと思うんですよ。
そうすると、それがわかっているのであれば、
ひとつには、なんでそれでもさせてるのっていうのが。
それはいけないっていうんじゃなくて、
それでもやってもらいたいと思っている理由があるでしょっていう。
その理由もちゃんと伝わってますかっていうのがひとつ。
そうすると、間違っちゃいけないとか揉め事が嫌いだって言うんだけど、
さっきの前提としてこのプロジェクトのやるべき意義はこういうことだよという中で、
それぞれの人に、だったら私はこの部分を担いたいですっていうやり取りがありましたかっていうのはひとつ。
事前に。
任命された人間たちが集まったとしても、
その中でどんなことだったらやれますかね、やりたいかなっていうのは、
みんなのことをちゃんとヒアリングできてるかなっていうのはもうひとつ。
なるほど。
やっぱり人間って揉め事を避けるために自分で言わざるを得なく言ったみたいなことはあるかもしれないけれど、
でもやっぱり人は人から言われたことよりも、
自分で言ったことに対してのほうが素直に行動に移せるっていうメカニズムもあるので。
自己決定的な話です。
そう。
人に言われたことっていうのはリアクタンスっていって、
やっぱり拒否反応が出やすい。
子供だってお母さんに勉強しなさいって言ったら、今やろうと思ったのにって言われたら、
やる気なくなったみたいなことってあるじゃない。
そういうのと同じでね。
一方的にやりなさいって言ったことに関しては、
引き受けたとしても、これは全員ね。
どっかで燃焼しきれないものがあるかもしれない。
とすれば、自分はどういうことは、こういう意味のプロジェクトだとしたら、
自分の専門性を使って、ここの部分はやってみたいですねなんていうことは、
プロジェクト立ち上がったときに、
みんなでどの部分になりたいと思ってるかっていう確認はしたほうが、
私はいいと思ってます。
とにかく今のとここまでの話でいうと、
プロジェクトの発足のタイミングでどれだけしっかりと共有すべきことを共有し、
自分の自主体制としての自己決定で受けるかみたいな準備を、
事前の土台を作りがすごい大事みたいなところですね。
自己決定感の重要性
今ずっとおっしゃってくださってるのは。
そうなんです。
楽しかったと思えるプロジェクトにするためのスタートライン。
スタートミスったら、もう楽しかったにならない可能性がむちゃくちゃあるんで、
まずそこ。
でも他にもあるんでね、次行きましょうかね。
そこがすごいでもやっぱ大事ですよね。
事前に自分がここでは頑張りたい。
そしてこのプロジェクトの意味価値は何なのかに共感してるかどうか。
ここなくて、どうやって頑張るんだって話ですもんね。
例えば各セクションから集まってやってるとしたら、
それこそそのセクションを代表して、
そのセクションから見えるテーマに対する意見を言ったほうがいいわけで。
だからそこももう2番目で大事で、
自分が参加している立場、背負ってるものがあるから、
それは大いに言わさせてあげなきゃいけない。
全体の流れの中で、営業はそんなこと言ったって、
組織における意見の重要性
今話題は製造に近い話だから製造の意見のほうが大事だよって言っちゃダメで。
それぞれの立場がそれぞれ正しくて、
でも全体としては間違ってるで成り立ってるのが組織ですもんね。
だからそれぞれの立場から見えるテーマに対する意見とか景色はちゃんと言わさせてあげなきゃいけない。
じゃないと、参加している自分がなんでここにいるのかっていう意味がわかんなくなってしまうし。
なるほど。
うん。なんでそういうこともすごく大事ですねということと、
さっき言った、じゃあ私この部分をやりたいです、やれそうですなんてことを積み上げた結果、
ポコンって誰もやりたいって言ってないところも出てきたりすると思うんだけど。
それだって、じゃあみんなのありがとうございます、みんなのそういう意思を尊重する方向で頑張りたいんだけど、
この部分がちょっとエアポケットになってるよっていうね。
ちょっと誰も担当者が決まらないねみたいな。
お見合い状態の場所ですね。
これについては、悪いけどもそのときの皆さんの様子を見て、
こちら側から任命することがあるから、それは覚えておいてねっていうのは言っていいと思う。
でも要するに、自分でやりたいと思ってなかったけどそれをやりなさいって指示されるってことは、
それもどういう意味なのかをちゃんと最初に理解させておいたほうがいい。
っていうスタートラインのことですね。
それともう一個大事なのは、途中経過進捗状況をちゃんと予定どおりで助かってるよとか、
ちょっと遅れ気味なんで頑張ろうねでもいいし、
やっぱり途中経過がどうこのプロジェクトにおいて影響しているかとか、
どんな感じで進められているのかっていうのを、
各人の進捗状況に対して、プロジェクトの統括している人からのフィードバックは絶対必要だなって思います。
それはどういう背景からですか。
今私たちはどこにいるのかが分かるから。
つまり3号目までにいるのか、6号目まで来てるのかとか。
っていうのは、このプロジェクトの最終的な意義はこれですよっていうゴールに向かって、
どこまで進んでるのかなっていうのが分かんないのは、やっぱり苦痛になりやすいんだよね。
不安ですしね。ゴールのないマラソンを走らされてる状態ですよね。
いやもうちょっとなんだよねって言われてもええ。
あと2分とか言ってくれたほうが、あと1キロとか言われてるほうがわかりやすいんでね。
やっぱりそういう意味で、ありがとうだれだれ君がやってくれた担当の部分が進んだんで、
なかなかプロジェクトとしては前に進んだちょうど半分ぐらいまで来たって感じかなーっていうふうに伝えてあげると、
そのポイントになったことをやった本人も他の人たちも、
おおそこまで来たんだっていうのがわかるっていう。
なるほど。安心のために。
進捗状況って、自分たちの立ち位置を知るっていうことで、
大事な情報だなーって私は思いますね。
それを繰り返して、最後はもう本当に仕上がったときに、やっぱり大いに喜ぶっていう。
プロジェクトの目的と楽しむ要素
それこそ楽しむようなイベントも考えればいいし、そういうことがあってもいいんじゃないかなって思います。
楽しむ要点っていうのは、進捗の中でも、例えば6ヶ月かかるようなプロジェクトだとしても、
月に1回、ちょっと今月の振り返りと打ち上げみたいな簡単な催しものを。
冒頭のノミュニケーションで回収。
別に飲まなくてもいいんだけど。
ケーキでもいいと。
そうそう。変なのし、金曜日の夕方、ちょっとしたケータリングでみんなでね。
ピザでも頼んでじゃないですけど。
そうそう。今月はここまで来たんで、ありがとうねって。
来月はここまで進む予定なんで、またよろしくねなんてことをやるのも大事なことかもしれない。
昔、井上先生と最近プロジェクト共同有してないんであれですが、よくやってましたよね。
定点観測で行きますかみたいな。
ちょっと数が増えすぎたとこも昔あった気がしますけど。
進捗よりもそっちの方がいいですね。
そうですね。
でも改めて、やっぱり新規事業の立ち上げとかは全部一緒だと思いますが、
まず別に、このプロジェクトへの意味の共感っていう意味で言うと、何のためにするんだっていうこと。
それはどういう価値を提供するのかっていう、このまず大前提となる、ここが共通ですよね。
何にするにおいても。
どんな人にどの価値を提供するのかということが決まって初めて、このプロジェクトのコンセプトとか方向性が見えてきてというところからがまず大事で。
そこに共感した人たちが、だったら私これやりたいという自己決定がそこに存在しというのが大前提。
ということですね。
プロジェクトが始まれば、そこに向かっての、今私たちはどこにいるのかという不安になる要素があるんでね。
そこをしっかりとリーダーが共有していくと、大事ですよと言い出したら切れないと思うんでね、ありますが大きくそこのポイントが大事ですよということですかね。
はい、そういうことです。
いやー確かにね、言われて見てしまうと、できてねーっていうね。
いやそうなんだよね。
あーですね、今どこにいるんだろうって思ってるだろうなと思いますよね。
まあということで、今日のところ終わりたいと思います。
井上先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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