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2023-07-28 16:57

第431回 「意図的に」創発をもたらす場づくりの方法!?

第431回 「意図的に」創発をもたらす場づくりの方法!?

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで今週も行きたいと思いますが、
前回ね、組織が創発する場づくりということで、
最近、場づくりってキーワードが出てないなという中で、
逆にここ近日、やたら場づくりっておっしゃってる井上先生だったんですが、
改めてね、前回やってみて、いやすごい、やっぱ場づくり、
ワンオンワンも一つの場づくりだし、
いろんな会議も場づくりだしっていう話してきたんですけども、
改めて創発するっていう場づくりっていうのは、
具体的にどんな手法があるのか。
そうね、手法もそうなんだけど、
ワンオンワンも会議の活用もそうなんで、
まずもう一回、創発的な場ってどんなことが大事なのかっていう、
前提条件的なことを少しおさらいしておこうかなと思っているんですけども、
これは何回も言ってるように、
そこに参加している人たちのどの意見も存在に扱ってはいけないよっていうのは、
まず大きな一つの視点。
先生も同じことをおっしゃってましたよね。
どんなものにでも可能性があるから人は発想しているので、
それをどう使うかは、
出社選択って最終コーナーに行くときはもちろんあるんだけども、
場づくりの一番最初に大事なのはお互いが感じていることを出し切れる環境と、
それをみんながちゃんと丁寧に扱うっていうことが条件かなと思います。
その上でもう一個あるのは、
発言したものが存在に扱われないけど、
丁寧に扱ってもらえなかったと感じる場合ってどういうことかっていうと、
やっぱりリアクションがないときなんでね。
反応がない。
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言ったことに対して誰も何も反応がないのは、
否定はしてないけど拾ってもらえてない感じがする。
ある意味では人の言ったことは必ず一回触れる、拾う、
みたいなことをバラの参加者たちはやったほうがいいかなと。
その上で、いろんな方法はあると思うんだけど、
そういうことの重要性がわかっている人がファシリテーションをやるっていう、
ファシリテーターがしっかり何かをやるっていう方法もあるんだけど、
組織としてそういう場っていうことを感覚的にも体感しやすいのが、
私が何回もやったことあるし、自分自身が体感したこともあるんだけど、
ワールドカフェっていう手法をご存知の方は多いと思う。
はいはい。
ワールドカフェっていう手法は、そういう場作りになれるというか、
そういう感覚がある意味自然に湧きやすい環境設定になるので、
ワールドカフェっていうのはどんなテーマであろうが、
どんなテーマって言うと語弊があるかもしれないけど、
こういうことについてみんなで話したいねっていうときは、
取り入れてみるといい方法なんじゃないかなというふうに思いますね。
あえて改めてワールドカフェをやろうよっていう言い方でやる必要があるかどうかはわからませんけど、
それを認識するためにも、ワールドカフェどんなものかって。
そうですよね。ネットで調べてみればすぐ出てくるんだけど、
僕なんかが説明するようにも、これができた背景とか経緯みたいなのも丁寧に書いてあるところが多いので、
ご覧になっていただければいいんですけど、
ある種カフェというぐらいで、気軽な雰囲気の中で、
それこそお菓子なんかがあったりして全然いいしっていうことね。
カフェのような雰囲気の中でやりましょうということがワールドカフェなんだけど、
やり方は、分数は基本的に1ラウンド20分ぐらいみたいなことは言われるけど、
4人から5人、6人になるとやっぱりとはいえ発言量の少ない人が受け取りになりすぎちゃう。
理想は4人かなと思ってます私は。5人でも大丈夫。
大きなもぞう紙をテーブルの上に置いて、それを4人が囲みながら、
もぞう紙の真ん中に今回のテーマっていうのを大きく輪っかでくくりながら書く。
たとえば、新しい顧客サービスはなんでもいいから。
そういう実務的な話もOKなんですね。
うん、全然OK。あともっと抽象概念の高いこと。
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愛とは何か。
うんとか、対話とは何かとか。あとは何かみたいなテーマでやるのもいいんだよね。まさにね。
そこでみんなが、マッキーペンっていうの?プロッキーみたいな。
はいはい、マッキーですかね。
裏移りするので彗星がいいですよって。
その話はいらないです。自己制限に。
みんながペンを持ちながら、いろんな色使ってもいいんだけど、
発言したことをとにかくもぞう紙に落書きのように書いていく。
四方に囲んでるので、向きは全然統一感なくていい。
マインドマップ的な感じで散っていく感じなんですね。
散っていく場合もあれば、ある人は自分の目の前の…
あ、いきなりどこでもいいんだ。
そうそう。自分の目の前にどんどんどんどん書いていって、
人の意見がよかったら逆にギューって人の意見から引っ張ってきて、
僕はこう思うみたいなことを書いてもいい。
とにかく最初慣れないとあんまり書かないんだけど、とにかく書くことが大事。
これをワンチームやります。
20分間くらい話しました。ひとしきりいろんな話が出た。
そしたら複数の島があるはずなので、
ホストと言われる説明役だけが残って、
ほかの3人はほかの島に飛んでいくのね。
できるだけ同じ島に行かないようにして、
みんなが飛び飛んできます。
ということは、計4人は4島に行くことになる。
なるほど。そういうことですか。
次の20分間はホストがまず頭の3、4分使って、5分くらいかな、
今我々としてはこんな話をしてきたんだって話の説明をします。
それにほかから飛んできた人たちが、
うちではこんな話だとか、いやそれってこうなんじゃないとかって、
またそこで深めていく。
混ぜていく。
ほかの島のものがどんどん混ざっていくって感じね。
それは2ラウンド目来たら、今度新しいモゾウシにまたスタートする?
いやいや、モゾウシはずっと一緒。
そいつにどんどん加えていくんですね。
今度はい終わりましたで、じゃあもう一回最初のところに戻る。
いろんな話聞いてきた人もいるし、こんなだったよ、あんなだったよってやっていくと、
なんかいろんなものが出てくるのね。
自分でもそうだったんだけど、
いろんな企業さんとかいろんな場所でやってもらうことがあるんだけど、
非常に多いなと思うのは、たくさんモゾウシに書いた中で、
その反なりにだけど、これってやっぱいいよねなんてポイントを見つけるのよ。
この話いいじゃんこれ。これだよね、きっと。とかね。
キーワードが浮かび上がってくる。
そうそうそうそう。そんなことまでいく。
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で、本来的にはこれ全部3回終わったら、
じゃあ全体でもう一回みんなで確認しようかって発表し合ったり、
何がここで感じたんだろうねとかって自由討議をやったりして。
ただ結論を導き出すための枠ではないので、
いろんな意見を混ぜたり、いろんな意見の触発されて、
頭が回って新たな考えが浮かぶとかって、
そういう発想の番としてすごくいいかなと思います。
だからこれね、知ってる方もたくさんいると思うけど、
本当にやると案外楽しいんだよね。
やったことありますけど楽しいですよね。
楽しい楽しい。
なんか初めは探り合いの雰囲気は当然流れたりするけども。
ちなみになんですけど、今のはあえてワールドカフェという一つのやり方の枠組みに
パシッとはめ込んで、そういう形をあえて取り入れてみようというやり方だと思うんですけど、
実際井上先生もあえてワールドカフェってそんなに、
本当にあえてやるときしかやらないと思うんですけど、
結構やっぱり会議帯とかの場で場が飛ぶってよく言われるじゃないですか。
井上先生になんでコンサル入れ入ってもらってんのっていうと、
場が飛ぶからですっていう不思議な回答を何度も聞いたことあるんですけど、
あれは何そのワールドカフェ的な要素を今教えていただいた上で、
似たようなこときっとされてるんですよね。
結局は自分じゃなくて人が言ってることが、それこそ共通のところとかから全然違うけれども、
それはその差って何から生まれてるのかとかっていう、
語られている情報の整理をうまく概念化したりとか、
違いにある背景の差とは何かとか、文脈の差は何かとかってことを整理していったときに、
例えばですけどこの話とこの話まとめるとどうなるんでしょうねっていうような問いかけをするだけで、
頭が刺激されて、違う発想って生まれやすいんだよね。
だから今ワールドカフェはそういう場のために体感する。
そういうことを体感する訓練の場としてもいいよっていうのはその意味で、
人の意見をよく聞いても書いてあったりするので、
これってどういうことっていう話にもなったり、
それってこうだねって他のことに結びつけることにもなったり、
私はこう思うんだよねっていう単純な意見交換ではなくて、
画面の中で組み上がっていくっていうのが起こるんだよね。
この組み上がるっていうことを意図的に意識して誰かがやっていくと、
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場は飛びやすくなる。
場の飛び方。なんかやばい話になっておりますが。
あるんですね、ホブというプロセスが。
で、一個だけあるのは、
例えばA案とB案で議論になってしまうような場だとしても、
A案を語る人もB案を語る人も、それぞれ持論に対してそれなりの根拠と思いを持っているほうが飛びやすいのね。
それが偏ってたとしても。
あのね、真剣な意見のほうが飛びやすいんですよ。
理想的でいいですね。
ある程度ちょっと言っちゃったような程度だと、ふわふわするのね、議論が。
そうじゃなくてしっかりとあると、ある意味、
例えば変なのですね。
営業は営業っていうプロが語ってるっていう、
俺たちはこうだって主張してる、
製造は製造だってこうだって、
お互いがある種プロフェッショナルな主張をするがゆえに、
融合したものがレベルが高くなる。
じゃあ曖昧な変な主張よりも、
ちょっとバトルぐらいのギスギスしたぐらいのエネルギーで。
ただそれが飛ぶのはなぜ?
飛ぶのはなぜかっていうと、
違いが大きければ大きいほど、
私がいつも言ってる、背景に迫らないと理解できないから。
つまり真剣にプロの意見として言ってるものであれば、
背景が非常に高度なものが飛んでくる。
出てくるんだ。
だってこういうことになったらおかしいでしょって、
なるほどね、そっから見ると確かにそうだよねって言った瞬間から飛び始める。
つまり相手の言ってることが理解できて、
でもこっちの言うこともわかってほしいっていうエネルギーのぶつかり合いの中で、
ちょっと待てよ、今の話ってこういうふうにも聞こえるよって、
若干ファシリティティション的な動きをしてあげると、こう融合していく。
融合統合両方あるけどね。
なるほどね。
前川はなぜ飛ぶのかっていう本があるけど、
前川はなぜ飛ぶのか。
野中育次郎先生が監修してるから。
これもやっぱり真剣にこういう悩みがあるぞって現場でっていうことを、
お互いが専門家同士が集まることによって、
専門家としての意見をしっかり言い合うからこそ飛んでいくんだよね。
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あ、本当だ。野中先生監修。前川はなぜ飛ぶのか。
この本はね、結構私はいい本だと思いますよ。
今まで紹介したことないですね、この本。
ないないない。
胃の上はなぜ飛ぶのかなんじゃないですか。
胃の系はなぜ飛ぶのかちょっとやっていただきたいですが、そういうことですね。
でもやっぱり馬が飛ぶっていうのは、
これやったらこれやるっていうこと単純なものではないですけども、
一定の法則性があるということなわけですよね。
それを体感する、みんなとの意見を混ぜていくとこんなことが起こるんだの体験にいいのが、
ワールドカフェだということですね。
一度ね、自分たちでやるなかなか難しい部分もね、
結構テクニックだったりする要素もいふんだんにあると思いますので、
やってみたい方は、馬を飛ばしてみたい方は井上先生にお問い合わせをいただくと面白いかもしれません。
ということでやってまいりました。
次回は井上先生、なぜかチャットGPTを使いまくる社員に悩んでいる方からご質問が来ております。
来ましたね。
来ましたね。
やりたいと思いますので楽しみにしていてください。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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