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2019-03-07 16:19

第202回「質問:専属タレントのマネジメントにおいて、プライベート領域の付き合いはどのように考えるべきでしょうか。 」

第202回「質問:専属タレントのマネジメントにおいて、プライベート領域の付き合いはどのように考えるべきでしょうか。 」井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、いっちゃいますか。
はい。
今日もいきたいと思います。
この方、ファンなのかなって方がいらっしゃいまして、
前回質問を取り上げたんですが、
194回にタレントマネジメントと組織マネジメントの違いってやったの覚えてますか?
実はその方から別の質問が来ておりますので、ご紹介したいと思います。
前回は質問を取り上げていただきありがとうございました。
タレントマネジメントについて、ぜひ井上先生のお考えをご教示いただきたく、
リピート質問させていただきました。
転属タレントもマネジメントしているのですが、
信頼関係はできていると思っています。
しかし、会社のように部下と上司という関係がないからこそ、
プライベートにも交流関係や食事の場など関わることが多くあります。
ここの領域はどのように関係性を担保しながら、
対応していけばよいのでしょうか?
これもう芸能プロダクションか何かの言葉なんですかね。
そんなかもしれないですね。
どういうことですか、これは。
プライベートと仕事との境目が、
通常の仕事、ビジネスの世界では、
そこの線引きというのはしやすいんだけど、
しにくいよねっていう話だろうね、まずはね。
そうですよね、確かに。
しづらいですよね。
境目なんてないですよね、もはやね。
私の知っているところでも、
とにかくマネージャーっていうのは、
下手すると24時間360分の体制だよねと。
今だったら大声は言えない話ですよね。
言えないけども、その気分じゃないとダメだねっていう風に考えている
マネージメントの世界の人もいるので、
タレントマネージメントの世界の人もいるので、
何とも言えないんですけども、
何とも言えないっていうのは、
それが良いとか悪いとか、それが通常ですとも言えない。
もっと言うと、
意外とあれなんだね、
役者さんなんかはすごいビッグネームでも、
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とっとと一人で動いたりするんだよね。
普通に一人で現場行ったりとか。
結構あるもんね。
俳優さんって意外とそういうところがあって、
マネージャーって言っても、
そんなにべったりくっついてはいなかったりする。
人もいると。
逆もあるんだけどね。
要は、
タレントマネージメントって人のマネージメントなので、
商品であると。
組織マネージメント上だと、
人は商品ではないんだよね。
社員は。
商品ではない。
だからむしろ商品を世の中に送るための役割だし、
ある種の、
人だからいい表現かどうかわからないけど、
機能ではない。
納得ですよね。
でもタレントさんの場合は、
商品そのものなんで、
商品の質を担保するっていうことは、
スタッフ機能としてはやらなきゃいけないわけよ。
商品だから。
製造業であれば、
工場のラインの精密性、生産性とかを、
ちゃんとすれば質の担保はできる。
でも人間なので、
心が影響するんだよね。
感情が。
質に。
ここが難しい。
ダイレクトにね。
なので、
もしプライベートの場面でも
同席した方がいいことがあるとすれば、
ちょっとドライに考えてみると、
その人が、
そのタレントさんの商品価値を保つために、
必要な場面なのかどうか。
それこそちゃんと商品として見たときに、
その質担保のために、
プライベートの関係性が重要なら、
やった方がいいよねと。
工場の質を高めるみたいな。
メンテナンス作業的なところもある。
本人が、
例えばね、
本人のオフで、
気持ちを楽にしたいんだ、
なんていうんだったら、
ぜひ自分で行ってきてくださいっていうか、
話してあげた方がいい。
だけど、
なんか昔知ってた人でさ、
なんか自分が少し名前が出てきたら、
近寄ってきちゃったみたいなのって、
ちょっと防御っていうのもしてあげなきゃいけない。
ってなると、
様子は見るために、
同席一回してあげないといけない可能性もあるわけよ。
目的もいろいろあるので、
何を目的とするかによっても、
いろいろ大変な判断が怖いです。
やっぱりある意味では、
冷たい言い方のように聞こえるかもしれないけど、
あえてこれが商品であると。
だから商品の質を高めるために、
もしくは商品の質を守るために、
必要な場面であれば、
そこは参加しなきゃいけないこともあるよねと。
あと、
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関係性を担保しながら、
どのように対応していけばいいかというふうにありますけど、
これタレントマネジメントっていうのは、
普通組織マネジメントって上司が上じゃないですか。
うん、明確に。
マネジメントする方が上っていう前提ですけど、
ここはどうなんですか。
これはよくあるのは、
やっぱり売れるまでは、
タレントさんが売れるまでは、
マネージャーがどちらかというと、
力関係では上のことが多い。
だけど売れ始めれば戻すと、
タレントさんの方の力が強くなることも多い。
そうすると権力構造として前提が、
組織マネジメントって上から下じゃないですか。
その辺がそこの前提まで曖昧ってなると、
大変ですね。
だから上下でヒエラルキーという関係性ではない。
ユニットみたいなものなので。
っていう中における関係性の担保、
確かにこの方は悩むのも。
一般的な関係の質を高めるために、
大事なポイントがいくつかあって、
私がよく言うように関係の質を高めるためには、
違和感が場に出せるような関係、
つまり違うと思うとか。
お互いが。
お互いが。
違うと思うよ、
例えばあなたのそのやり方じゃないんじゃないの本当はとか、
ある意味苦言を呈するところまで含めて、
違和感を覚えたらお互いがまず出せる。
出された違和感を真っ黒から受けて、
ちゃんとそれを扱うということができるようになる
っていうのは大事。
なのでそこが一つのテーマなんだけど、
そこに至るまでに意外とやっぱりお互いに
ちょっと難問をクリアしたよねっていう
お互いに乗り越えた感があると仲間意識が高まる。
だから同じテーマに向かって一緒に共同作業をしたね
っていうものがあると大事なので。
共通の成功体験とか。
苦労体験。
苦労体験。
苦労体験があれ、苦労の上の成功があれば最高に経験。
ってことは苦労を共にするという場面は
いた方がいいのよ。
その時にね。
だから人から向けるような仕事が来たと、
でも結構大変だぞという時には
ある意味では伴奏を続けるというか
閉奏感を高めるというか。
これ組織マネジメントだと
いわゆる修羅場体験みたいな
下にさせる時に
見守るとかやり方ありそうですけど
ここやっぱりタレントマネジメント特有と
組織マネジメントのほうがあるんですかね。
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だからそこで言うと
同じことであれば
精神的にサポートはしてあげないといけない。
気持ちのサポートが一番重要ね。
共通で。
共通の人ですからね。
やり方とか手法について
一緒に考えるってことも大事だけど
それよりもそれによって
例えば難しいことにぶち当たった時に
へこんでるとか
逆に言うと嫌な思いをして
怒ってるとか
不安だとか恐れとか
結構ネガティブな感情とかって
起こりやすいので
そこにペースをしてあげる。
つまりそこのサポートをしてあげるって
精神サポート、感情のサポートを
してあげることが大事なので
それが昭和のおじさんたちは
ノミジケーションで言ってたりしたわけでしょ
でも今はちょっと違う関係性があるけど
でも同じように
今こんなことが起こってるなという
精神とか心に対して
支援してあげるっていうことは大事。
はあ、そういうことか。
それはそうですよね、と思いますよね。
組織だって
例えばだけど
自分の親族家庭の中で
例えばご不幸があったと
言ったときに
それって他の人からすれば
人ごとなんだよね
特に仕事の場面であれば
例えば今週
身内にゴシンがあったらしいんで
3日間くらい休むらしいよって
へーって言うときに
ポンと浮かぶのが
3日いないって困ったなの方が
先に立つことが多いと思う
だけど本人にとってみれば
大切な人を亡くしたことが重い
っていうことは
ポンって仕事に戻ったときに
何もなくじゃなくて
上司から一言
大変だったなって言われたら
降ってくるじゃない
その一言があるかないか
みたいなことが
感情の支援をしてあげるかどうか
ということになってくる
しかもタレントっていう方々ってきっと
ビジネスの世界より
感性が豊かというか
その辺の感情の扱い方って
もうすごいデリケートそうですもんね
だから例えば
明らかにこの仕事って
結構嫌な思い
我慢してるなと思ったら
大変でしたね
って言ってあげる必要があるし
だったらその時くらい
もしかしたら一緒に行ってっていう
一緒に行こうよっていう
もしね誘われて
なんか場面があったら
これはオフだなと思っても
行った方がいいかもしれない
それはちょっと
距離感でもあるけど
でも大前提は
相手の感情がどうなってるのか
そこへの意識です
そこを支援してあげないと
一緒にゴールに向かって
共に戦ってくれた人にならないのよ
大変なお仕事ですね
だって人が商品だっていうのはそういうこと
そうかそうですよね
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なんかあの人事という世界にも
最近はあまり言わないんですかね
タレントマネジメントって
結構一時期盛んに言われてたんじゃないですか
ここで言うタレントマネジメントではなくて
才能という意味で
その次元で見ると
タレントなんて才能の塊ですよね
その才能という商品を
世にどう売るかってことですよね
だからやっぱり非常に確立してね
気持ちも確立してるような
タレントさんであれば
どこにでも一人で行っても大丈夫だ
売れるまでの過程の中ですごく
不安だったり喜んだりとか
いろんな気持ちにワーって
波風が立ってたりするような時には
やっぱりその状況を理解してあげてないと
少なくてもね
それはあなたの問題だからにしちゃったら
多分
ビジネスの世界ってやりがちですから
だからそこまで全部
人間対人間で近づいていこうとしなくてもいいから
組織マネジメント上でも
特に部下上下がある中の上から下へに対する
エネルギーとしては
ちょっと意識としては
そういう感情面
気持ちの部分の支援っていうのは
意外と大事なんだということは分かる
それがあるかないかで
やっぱり一緒にいてくれる人としての
部下からすれば
この上司は僕と一緒にいてくれる人だし
いてくれることがありがたいと思うかどうかの差になる
そこは似てるよね
やり方だけミスってしまうと
ちゃんと向き合ったりしなきゃいけないということで
組織マネジメントとかも
とにかく飲みに行こうとね
そっちの方に行っちゃうと
今だと逆に
関係性のマネジメントをしていかないと
距離感のマネジメントですか
逆に下手したらパワハラ問題みたいになりがち
ですけどポイントは
今の例えば若い方々が
どういう感情で
っていうところにフォーカスすれば
アプローチは本質的に一緒ってことですよね
やっぱりプライベートを大事にしたいから
仕事じゃないんだったら帰りたいんです
っていうんだったら
その感情を大切にしてあげないと
そういうことだってことですよね
井上健一郎のタレントマネジメント研究会
なかなか知らない世界なので
面白いですね
この世界に生きてる人からすれば
もっときついですよって
おっしゃるかもしれないけどね
もっと大事なことがありますよ
井上さんそこ抜けてるよ
っていうのはまだあるかもしれないけど
本当の芸能の世界ってことですね
言ったってそこの世界にいらっしゃったじゃないですか
でもほらマネジメントっていうのをやってはいない
プロデュース側の方に近いんですかね
いつかマネジメントめちゃくちゃすごい方に
話聞いてみたいですね
そうですね聞かれると
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でもねすごい人こそを言わないかもしれない
そうね
なるほどですね
はい
というわけでちょっと今日はね
組織マネジメントと少し違います
違いますね
人間ということでは大きな共通だったと思いますのでね
今日トータルでお伝えしたいのは
やっぱり支援の中には
気持ちの支援感情の支援っていうのも
意外とポイントとしてありますよってこと
これはどんな世界でも一緒で
ということですね
はい
ぜひ今日のお話いかせていただきたいなと思います
本日もありがとうございました
ありがとうございました
本日の番組はいかがでしたか
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