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2017-01-26 17:30

第92回 『質問:問題行動に本人が気付いていない場合の対応とは?』

第92回 『質問:問題行動に本人が気付いていない場合の対応とは?』 井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、
井上さん、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日の生徒ですか?
鮮やかですね。
かわいいです。
サーモンピンク。
サーモンピンク。
シャケです。
これを着こなせる。
上り上司ということですね。
素晴らしい。
色ですね。
ありがとうございます。
さてさて。
今日のご質問。
この方、立場とかが一切わからないんですが、質問だけいただいております。
問題行動を起こす人がいて、本人は気づいていない場合、
どのように対応すれば良い組織になるのでしょうか?
とのことです。
問題行動を起こす社員さんがいらっしゃるみたいですね。
本人は自覚がないと。
なるほどね。
本人が自覚がないっていうことは、
2つ考えられて、
1つは良かれと思っているかもしれない。
それをやること自体が良いことだと思ってやっているか。
問題の行動の種類もあるけど。
でも気づいていないっていうことをヒントに考えると、
気づいていないんじゃなくて、良かれと思っているっていう本人の気持ちがあって、
逆に言うと率先してやっているというか、
なるほど、良いことだと思っている。
どんどんやっているというか、積極的にやっているかも。
大変だ。
でしょ、これも大変だよ。
だとしたら。
それともう1個は、悪いと思っていない。
もしくはそれこそ影響を人に与えていることに気づかないというような、
そういう悪気のなさっていうのかな。
っていうのがもう1個の方かなというふうに思いますね。
で、なぜ気づかないかといえば、
多分やったことによって何かの手応えを得ちゃっているんだと思うよね、本人が。
その悪くない、本人にとっては。
なるほど。
その外からすると問題行動だと言われるものをやることで本人自身が何かゲットしちゃってる。
ゲットしちゃってる。
だから気づけない。
ちょっと具体的じゃないんで何が分からないですけどね。
何かありますか、例えばそういう類の。
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余計なお世話ってあるよね。
これやっときましたとか、あれ片付けときました、だめだよ片付けちゃうとか。
例えばね、これ問題行動とは言わないだろうけど、そういう類の。
あとあれなんじゃないですか、無駄にコミュニケーションを取るというか、
全員と仲良くしようと思って、いらないところまで踏み込みすぎて、
結果的にチームぐちゃぐちゃになっちゃうみたいな人っていたりするじゃないですか。
これはよかれと思ってやってるのと、悪気がないのと、でも行動として起こっていて、
相手が迷惑してる問題行動だから。
解決策という意味ではなくて、両者共通で起こっていることは、
自分のためにやってる。
その行動を。
人のためにやってない。
だから得られるものがあるもん、その手。
自分が得られるものがあると。
自分の判断の中で、無意識が起こるわ、本人が。
怖いですね、それって。
だから自分軸なのよね。
自分を守ろうとしたり、自分を自己承認したいとか、
自己肯定したいとか。
あるでしょうね。
それが起こるので。
これは、ある意味正論、やるのは難しいけど、
必要なのはこの人へのフィードバックというのが必要です。
どうフィードバックするかですよね。
そう、だけど気づいてないので。
本当だ、そうですよね。
気づかせなければ直らない。
大変そうじゃない。
なおかつ本人が悪意もなく、もしくは自分としては良かれと思っている。
自分がそれによって何かを得ちゃってるなってなったら、辞めるわけがない。
本当ですね。
そうすると、誰かが気づかせる。
もしくは誰かがそのことについて、こんな風に感じる部分もあるけどって言ってあげないと、
どこにも行かないよね。
行かないところが悪化していく一方ですよね、組織としては。
でもね、いきなりその方に、
それは自分の自己承認のためにやってるだろうなんて言った日にはもう訳わかんないよね。
訳わかんないよね。
だからやっぱり、この問題行動から離れて話さなきゃダメだよね。
どうすればいいんですか、これは。
常々のコミュニケーションの中で、それこそよくある、
今の人はあんまり好まないかもしれないけど、我々ぐらいの世代のコミュニケーションがね。
コミュニケーションですか。
中でも、やっぱりどんなことがしたいのとか、
聞いてあげて、その人が持っている大切にしていることとか、やりたい気持ちとか、
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そういうものを引き出してあげた時に、
あ、そうか。だから、例えばああいう時ってあの人にこういう風に言ったりするんだねって、
ひもつけてあげる。
でも、だとしたら、こっち側から見ると、
あなたにとってはそういう風になるつもりで、それは決して否定することじゃないんだけど、
こっちから見ると、ちょっとおせっかいって見えるかもよって。
視点を変えてみせてあげるわけですね。
で、視点を見せてあげるためには、まず自分の考えが認められたというか、
知ってくれた、理解してくれたというベースに立たない人に対して、
視点変えろって言われても、なんでこういうのできないんですかって話になるので、
特に自分のために動いている人だとしたら。
だから徹底的にこの人にフォーカスして、
どんな背景で、どんな風にいつも考えているのかとか、
何がしたいのかとか、何が大切かとか、
何か価値観ベースみたいなものをアプローチしてあげた方がいいね。
なるほどですね。
まずでもそこに対してちゃんと見れているよというか、
わかってくれているという環境を作っていくと、
そこから徐々にその価値観とかの見え方が、
こういうふうにも見えちゃうよみたいな話をしてあげる。
例えばね、抽象度が上がっちゃうけど、
僕なんかも自分の中に大切にしているのはいくつかの言葉があるけど、
やっぱり本質的な真実というか、
本質を追求してあげようとか、
ちょっと追求した方がいいよなという気持ちがあるので、
人に対してもこの人って何でかなって掘り下げて、
どこから来るのかなって掘り下げたいタイプね。
それをもし理解してくれた人が、
いやでもそれでこの間みたいに話をすると、
意外とでも相手はえぐられたみたいで、
いやかもしれないですよって言われたら、
やりたいことを理解してくれた上で、
それをやるのに効果的じゃないですよあなたの行動は、
っていうふうにアドバイスになる。
聞けるんだよね。
あ、そうか。
じゃあああいう聞き方は良くないかって思える。
それはその言ってくれた人が自分がやりたい方向とかを、
ちゃんとわかってくれてるっていうのがあるからですよね。
さっきの例で言えば、自分の例で言えば、
皆さんって何を大切にしてるんですか?とか、
仕事をしてる上でとかっていうザクザクザクッとした話の中で、
やっぱりみんな目に見えない世界にある真実みたいなのも、
こういうのにフォーカスできるといいなと思ってるんだよね、
なんて話したら、
これ自体は悪い話じゃないけど、
そう思ってる人間が起こす問題行動と、
結びつけてあげないと気づかない。
なるほど。
そうだからこうなんですね。
それはその行動自体は、
なぜ来たのかがわかるから、その行動を否定してないのよ。
だけどその行動じゃない方が有効じゃないですかって切り替えられるから、
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これやらない方がいいんだなって。
なるほど。
まあそういうことですよね、多分。
問題行動のすごく低レベルで言えば、
無断欠勤したとかね、
遅刻しまくるとかね、
人に失礼なことを思わず言うとか、
っていうのでさえ、
そこから入ってったら、
どう思われたいの?
どういうことを大切にして仕事してるの?とか。
一番聞いてあげてほしいのは、
仕事をしてる時に、
どんなふうな人間に思われたい?
仕事人として。
っていうのは聞いてあげるといいよね。
その人が思われたいあり方的なところ。
仕事を通じて、
どんな人間としてみんなに認めてもらいたいかとか、
どう思われたいか。
親切な人だなでもいいし、
丁寧な人でもいいし、
優秀な人だなと思われたいもいいし、
なんかこう、さっきのあれじゃないけど、
まとえてるなって思われたいとか。
なんでもいいのよ。
なんかあるから。
なるほど。
例えばじゃあですよ、
よくありがちな、
特にバブル期ぐらいで、
激盛んにやってた方々は、
仕事なんてちゃんとやっときゃいいのよと。
で、プライベートとしっかり分けたほうがいいから、
うまいことやっときゃいいじゃないと。
いう感じで仕事をしてる人が、
あまりにテキパキと仕事をやりすぎとか、
日常ときれいに分けすぎて帽子の中に帰るみたいなぐらい、
やりすぎるがために、
一生懸命わーっとこう、
仕事とかプライベート関係ないってやってる人たちを、
つい否定をしてしまうみたいな。
これ自体は問題じゃないですけど、
そういうのが問題になってるシーンって、
社長が交代したような時とかに、
起きるなーっていうふうによく見るんですけど、
そういった方を、
例えばこのケースでいう問題行動を起こしている?
っていうふうに取るとして、
本人は気づいてないところがいいと思ってるわけです。
仕事ってそういうふうにやるもんよ。
そういうもんだぞと。
さあ、無理ですね。
どうアプローチしていいか分かんないです。
これはまさに、
信条から来る発言でしょ。
自分の信念とか信条から発言されてるので、
信念信条って個人のものだから、
押し付けるななんて言うね。
簡単に言えば。
素晴らしいあなたはと。
確かにそれであなたはテキパキとこなすし、
問題がないところじゃなく、
素晴らしい仕事を5時までに仕上げて帰ってくれる。
ありがとうって。
でも他の人は違うから、
そこを踏み込んじゃダメだよっていうのは、
あなたは自分のプライベートと仕事を分けるんでしょ。
だったらあなたと他人は分けなさいって言ってる。
そういうことを。
何たる正論ですか。
でもそういうことだよね。
信条によって話す人っていうのは、
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やっぱりある意味、
理論合理性でちゃんと整理してあげないと分かんないもん。
だからそこはそういうふうに言ってあげた方がいいです。
それはもう結構ダイレクトに言うイメージですか。
それはもうダイレクトに言ってあげなきゃいけないし、
周りがかわいそうだよね。
例えば、無駄に人の相談に乗りたがるケース。
それこそノミュニケーションだから。
そんなに飲むかって言うから、
いろんな社員と飲んでも、
隣の島だろうがみんな飲んで、
やたら情報を手にしたりしてるんだけども、
その使い道がやたら自分のためみたいな。
そうすると、その人が意外と組織裏で動かせたりとか、
変な情報を流してるのが意外とできたりして、
っていう方って意外といるんだ。
でも多くの場合、
裏情報になっちゃうんだよね。
裏情報?
その人の持ってる情報が。
オフィシャルに上がってくれにくい。
いやいや、尚更じゃない。そう思いますね。
だから裏情報なので、
裏情報は、
その人が、
いろんな人の悩みを聞いてあげたいんですよ、とか、
みんな元気で仕事したいじゃないですか。
だから傷ついてたり、
なんかちょっと詰まってたりしたら、
取ってあげたいですよね、
なんて言うんだったら、
それは素晴らしいことだね、と。
いうのは言ってもいいんだけど、
でも何のためにするの?
っていうのはちゃんと聞いてあげて。
それをすると、
その人の仕事ってよく変わる?
聞いてあげた結果、
あなたから見て、
仕事をしてる時に、
いい仕事ができるように変わってる?
って聞いてあげる。
そんなことないっていうことを
開き直っていいそうですけどね。
あんまり変わんないですね。
だったら何の効果があるのかな?
楽しいじゃない?みたいな。
いや、楽しい。
ただ、それこそそれは、
自分のためだよねって話です。
そうですね。
だから、そこは、
自分のためにやることが、
何がいけないの?
みたいなものを思っている人ってことですか?
いや、だから、
だとしたら、
自分のために、
人の因を引き出すなってことなんで。
因を使うなって言ったらいいの。
人の因を使って、
自分の用を極めろなんて、
それちょっと都合良すぎない?
なるほど、自分が因極まって用を取るんじゃなくて、
自分に打ち込んで、
自分が用を取るみたいな。
それはね、ちょっとバランス悪いよね。
これはストレートに言ってあげないと。
だって、相手のネガティブ、
因な部分を引き出してあげて、
そうだねって言ってほんとらかして、
聞いてあげて、
聞いてくれてありがとうございましたって言われ、
いい奴だなって。
多いと思うなって。
要点して終わってたら、
かわいそうだよね、因を出した方が。
被害者ですかね。
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それはやっぱり中途半端だよねって話。
そういう時こそ、
人からどういうふうに仕事を通してみられたいかっていうことを
最後に言っておけばね、
変に思われたくないはずですからね。
だからそういう人こそ、
じゃあすごい人の因を引き出す力があるんだね、
だったらそれを何のために使うか。
我々は仕事をしている場にいるので、
一人一人の人間性も大切だけど、
チームがより生産性が高まるとか、
っていうことに使うとしたら、
それどうやったらいい?
ってもう一回振り返して考えてもらった方がいいかもしれない。
なるほど。
ということみたいですね。
ぜひ問題に行動を起こす人がいて、
本人は気づいていいならば、
対応する方法を。
まとめると何でしたっけ。
要はね、
手法はあれど、
やり方間違えと間違いの良くない結果になることもあるんだけど、
気づかないなら気づかせなきゃしょうがないっていう。
極端そこですよ。
だからフィードバックの仕方とかやり方は工夫するけど、
フィードバックをしてあげる必要は問題行動ならばあります。
そうするという風にまず決めていただいて。
誰がやるかはちょっと置いといて。
どうやるかも置いといて。
これは絶対そうしてあげないと問題は解決しません。
組織を良くするためには解決するわけがないですよね。
解決するわけがない。
フィードバック。
フィードバック。
しっかりとするよ、フィードバック。
していただいて、なるうまくいかない時があれば、
どういう風にするかという具体的アプローチは具体的に質問していただければ。
フィードバックの仕方はいろいろありますもんね。
取扱いなと思いますので、その時はご連絡ください。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では井上健一郎への質問を受け付けております。
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