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2022-10-14 14:30

第390回 「お局社員」の後任として配属され、絶望的な環境に・・・

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第390回 「お局社員」の後任として配属され、絶望的な環境に・・・

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q/

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思うんですが、今日のご質問は、大企業の方のようです。
30代女性の方からご質問いただきました。
総務、労務、経理をすべて管理するバックヤードの部署に移動となりました。
しかし、移動先の前任者は、いわゆるオツボネ社員で、社内でも悪評高く、別の部署に移動させたいという会社の意向で、私が後任となりました。
実際に配足されると、マニュアルは一切なく、10年以上担当されていた仕事を、なんと1週間という信じられないような短い期間で、口頭のみでの質疑が行われました。
初めての分野の仕事で、わからないことだらけで、そのオツボネに質問をすると、
ドゴドゴの棚のファイルに書いてあるでしょ、言ったでしょ、と半ば嫌がらせのような発言をされ、毎日家に帰ると腹立たしさと悔しさと息取りで、感情的には大変つらい状況です。
しかし子育てもあるため、いじけてもおられず、日々ただただ追われる毎日で発泡塞がりの状態です。
大手企業の製造工場にあたるのですが、特殊な部門のため、上司に相談しても、同じような仕事をしている人が会社内にはいないと言われます。
そもそもこの上司は自分の問題として扱っているようには思えず、そこにも腹が立っている状況でもあります。
このような場合、井上先生であればどのように考え行動されますでしょうか。よろしくお願いいたします。
難しい問題だよね。
これはなかなか厳しい環境ですね。
今の僕じゃないけど、かつてのこの方と同じような年代の僕だったらブチギレてましたね。
どこに対してですか?上司?
いや、会社全体に対して。もちろん上司も含めてだけど。
もうたぶんジキソするね。
ふざけるな。
井上先生荒いですからね。今はこんなにマイルドなダンディーですよ。
そのぐらい会社の問題だよなっていうのは基本的に思います。
この方は非常に可哀想だと思うし、そんな状態になることを許してきた。
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いわゆるたった一人のそれなりの大きさの企業なのに、
たった一人の人間の俗人性で仕事を回すように許してきちゃった。
ってことは、この仕事に関してのフード文化はオツモネさん個人のものになっちゃってるんで。
この部署のフードそのものが、このオツモネさんがフードになってると。
この人からすれば十何年もやってきて、移動させられたから、
言いたいのは、私じゃなきゃできないですよってことが主張したいわけ。
たちの悪い証人欲求ベースのやつですね。
なので教えるわけないよね。
だからまず、当事者医師が持っててもらえてない上司の問題っていうのが一番大きいのですが、
まずこれは、この方一人で解決しきれないかもしれないという問題であるという問題の大きさは、
何かで会社に伝えなきゃいけないから、
それはちょっと違うセクションの方、それなりにどっかの権限を持っているような方。
パワーを持っているような方がいたら、その方に相談して、
がんばりたいんですけどもちょっと発泡ふさがりな部分もあるので援助が欲しいんです。
というような状況をわかってもらうってことはちょっと大事かなと。
会社の上のちゃんと権力というか力がある方が、それは問題ですねとなるようなこと。
ただこれすごい難しそうなのが、一歩表現を間違うと、
面倒くさいこと言ってる社員みたいなふうに扱われそうで言うほうもすごい怖いですよね。
まさにそうなの。
そのときに言わなきゃいけないのは、
私としてはこの問題をこう解決していきたいと思ってるんですけどっていうつもりを言わないとダメなんだ。
つまりどうしてくれるんですかってことを突きつけちゃったら、
お、そうなっちゃう。
私は被害者ですという前提になっちゃうけど、そうじゃなくて。
これ、要は解決するべき会社の問題なんで仲間くださいみたいな話。
私もそうしたいと思ってるしという。
戦いますから戦う材料をくださいと。
もしかしたら時間がかかるかもしれないんで、
簡単にすぐ完璧にはできないけど許してくださいっていうのもあるかもしれないね。
何が言いたいか。
次に言いたいことは、この人のために言いたいことは、
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一つの選択肢は、どうしてもそれでもダメな会社だとしたら、
会社自体として疑問だよってことは一個ある。
自分を責めるという方向じゃなくて、そもそも会社の問題あるからね。
あまりにも大きな会社の問題にもつながりかねない現象なので、
逆に言えばね、気持ちよく仕事が続けられない環境の可能性もあるから、
それは辞めるということもあるかもしれないよね。
それは自分をちゃんと守るために。
自分がもっといい仕事をするために。
っていうのも一つあるけど、短絡的にじゃあ辞めてやるって言ってもしょうがないので。
やっぱりね、すごくきれいごとに聞こえることで言うと、
でもそう考えないとつまんないなと思うのは、
もうピンチはチャンスとして捉えるしかないっていうことなんだよね。
このかなりの苦難をピンチをチャンスと捉える思考でいくんですか。
一個は会社のために提言していきながらやることは、
やっぱり俗人化していてマニュアルとかの整備がなくて、
こんなことになってしまうので、
この機会なんでやり方自体を改めて組み上げて標準化していきたいと。
マニュアル化にしていきたいと。
残していきたいという思いでいますと。
ただしそのためには、全部のやる仕事の工程を分解して再構築しなきゃいけないので、
時間とそれをやるときに、誰かお手伝いして、
情報でもいい、アドバイスでもいいからお手伝い、
上限をくれるような人が欲しいですというような話かな。
それもしゼロベースから、ローム管理の流れはこうだというものが、
流れはわかると思うので、
一個一個の手法が今わからないから困っちゃうんだと思う。
でも自分で手法を作っていこうってなったら、
これ乗り越えたらすごい財産になるからね、この人。
というか、それをもってして、されないかもしれないですけど、どこでもいけますよね。
どこでもいけるし、逆に言うとこの会社でもっと活躍できる。
だから違うステージにいけちゃうって言ったらいいぐらい。
仕事陣としてね。
そうですよね。会社のシステムを作り上げるとこまでいけるわけですからね。
例えば、今から年末調整とか、人事刑もやってるとしたら年末調整とか大変だなって思うけど、
逆に言えば年末調整を教えてもらえないならば、
どっかの会社の年末調整をやってる人に聞きに行くと極端なんですね。
そうやって組み上げていく。
目の前に起こる処理しなきゃいけない課題を、
自分はこれどうやって作っていこうかって組み上げていくってことまでやると、
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すごいノウハウと組み上げる力っていうのは作れるので、
もうどんな仕事でもできちゃうよねって言うとスーパーマンができるかもしれない。
これもね、無責任な他人事のように聞こえちゃうかもしれないけどね、当人は。
その話を聞くと、これだけとは言っても普通だったら辞めるじゃないですか、この時点で。
それも辞めずにしっかりととは言いながら質問までして向き合おうとしている姿勢を見ると、
今の話を聞くと、確かにそうしたいって思う。
一方で上司の顔とか会社のこととかオツモレの顔が浮かんだ瞬間に、
この野郎というかやってらんねえっていう感情が搾走しそうですよね。
なので管理系で言うと、もしオツモレさんにもう一回聞かなきゃいけないかなってことがあるとすると、
管理系なので、商標類とか手順ってあるでしょ。
物事が進むそのときに必ず書類とかが備わっていくっていうのが管理系の仕事の特徴でもあるので、
もう恥をしぬって済むせん、バカなんて覚えられないんですって言って、
一日だけ、もう一度だけどこに何かがあるだけ教えてくださいって、
そのありかだけ聞いておく手はある。
相手はね、きっと承認欲求がベースにあるので、
その姿勢をもしできたら喜んで教えるでしょうね。
でもやっぱり私じゃなきゃできないでしょって思わせたいと思ってるから。
そうなんですって言って。
これがね、本当に確かに教えてもらえそうです。
ありかだけちゃんとわかっておく。
ありかがあれば辞書を持つような感覚ってあるじゃない。
だから答えは覚えてないけど、
どこに行けば答えらしきものが見えるっていうことだけわかっておく。
答えの出し方は自分で研究するっていうふうにしたほうがいい気はするね。
なるほど。
でも正しい、何回も言うけど、それには少し時間と労力と、
もしかしたらミスとかが起こるので、最初。
そこは会社に理解してもらうということも合わせしておかないと、
この人がやられちゃうから、何やってんだって言われちゃうから、
なんでちゃんと引き継がないんだって言われちゃうからね、きっとね。
だとしたらそういう会社視点としての味方、自分の味方になってくれるように、
環境をちょっと自分の中でも整えていかないといけないかもしれない。
まず明らかに会社の組織上の問題はあるぞという前提の中で、
もしピンチをチャンスにという発想でいけるのであれば、
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まず局属の上司がちょっとこの感じを聞いてると、きっとポンコツなんでしょうね。
なので上の方が、この起きている、
この私の部署における問題は会社としての問題ですよというわかる方に、
ネガティブなほうで、私は被害者なんですではなく、
こうしたい、よーくしたいと思ってるからということを前提にお伝えをして。
そこができるんだったら、
じゃあそのためにはこれくらいの時間とこういうミスも起きるだろうし、
下手したら人員も必要だよというような時間とか人材とか、
ちょっと期間的なお金的なことも含めたものを理解いただいた上で、
これができるならやりますけどどうしましょうかという、
巻き込んで一緒にやっていくっていうようなことをしながらやれるというところですかね。
たとえばいろんなもののお手伝いを、
この部分については手間がかかるしわかりにくいんで、
一時期でいいから外資を使っていいですかとか、
アルバイトを雇えませんかとかっていうことも具体的には相談事項になるかもしれない。
とにかくね、頑張ってますから応援してくださいというムードを作っていかないと乗り切れないと思う。
すごく曖昧な言い方したけどね、最後。
いやでもね、やっぱり人間ですからね。
気持ちの部分がないと動けないですもんね。
ちょっと今日は客観的なところからスタートしたので、
実はでもこういう問題もあるんだよっていうのはあるかもしれませんけど、
今日の話一度聞いていただいて、
また実際でもこういう場とか個別あればお話できると思いますので、
ぜひぜひ一緒に解決できていけたらなと思っております。
というわけで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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