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2022-12-02 15:10

第397回 「自己保身」の強い上司の力になりたくない・・・

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第397回 「自己保身」の強い上司の力になりたくない・・・

井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓↓↓

https://ck-production.com/podcast/inoue/q/

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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中場企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、ひのえ先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ということで、今週の質問ですが、今日はタイトルとしては、
上司が見ているものと部下の見ているもの、というタイトルで質問いただきました。
さて、いきたいと思います。
質問だけなので、ちょっと立場は分かりませんが、いきます。
日頃からコミュニケーションも多くとっている上司です。
ですが、いざ仕事の実務となると、上司が自分の身の安全ばかりを見ているように感じてしまいます。
とても人当たりもよく、真面目で優しい上司ですが、どうしてもそのように見えてしまい、
メンバーも上司の悪口ばかりです。
自分としては仲の良い先輩でもあり、上司であり、尊敬したい気持ちもあるものの、
上司の個心が目に見えてしまい、どうも力になりきれない自分がいて、つらいです。
一方、部下でいる私は、現場のメンバーや取引先のことばかり考えて仕事をしており、
上司の立場に立てていないと感じています。
自分が見ているものと、上司が見ているものが異なる組織において、
部下としてどのように動いたらよいか、葛藤しています。
日上先生はどのようにお考えになられますか。
はい。
わかることですね。
あるよね。
ありますよね。
私なんかも非常に異動の多い会社だったので、自分自身も異動したけど、
同じところにいても、上司がぽんぽん変わったみたいなときってのも経験してるんですよね。
やっぱり上司によっては言うことが違う。
なんとなく方針まで違うってこともあるので、
若い頃は反発も覚えたし、
なんだよこれ、今回はと言って結構食ってかかったりもしたこともある。
若かりし頃はね、にゃんちゃな井上先生。
だったんだけど、
要するに自分の正しさと思うことを優先したかったっていうのはあるんですけど、
後に言ってたら、当時の私が気づいたことと失敗したことで言うと、
失敗したことは、
私の思ってるやり方も一つのやり方だけど、
上司の言ってることも、ある意味一つのやり方にしか過ぎない。
03:00
やっぱりやり方で戦っちゃったって感じなんだよね。
こうやりましょうよ、ああやりましょうよ。
いやこうしろよ、ああしろよ。
やり方じゃない戦いは?
目的。
それが何のためにそう思ってるのかっていうことを、
お互いすり合わせないのに、
それだったらこうでしょ、これだったらこうでしょっていう、
やり方のデメリットメリットで戦ってた感じがするんだよね。
若い頃の仕事ってそんなとこありますよね。
自分の30代に入ってからは、
やっぱり自分で組み上げてきたものなんかに対する、
ある種の自負みたいなのもあるので、
なおさらそれが認められてきたりするとね、
自信もあるので突っ張ったりするんだけど、
その後ね、私の場合はたまたまその直後に縁があって、
会社全体の社員会の代表みたいなのを務めたことがあったんですね。
ここで本当に社長さんと話したりする機会が出たりとか、
社長と話したりとかっていうことになったときに、
よくある木を見て森を見ず、森を見て木を見ずみたいな話っていうのが腹落ちしたっていう。
肺観としてあったんですね。
そうかって、要するにこの会社はっていう感覚に慣れたんだよね。
この会社は何が大事かとか、
その中で自分たちのセクションって何が大事なのかっていうことを考えるように、
機会を得たのは幸いだったっていう。
何が言いたいかというと、
そう思うと上司がどうであるかがどうでもよくなってくるのよ。
要するにこうしたほうが会社のためにいいんじゃないですかとか、
いう会話に慣れていくのよね。
その方が一挙手一投するかああだこうだっていうことは、ある意味どうでもよくなるってことですね。
でも補信に走ってるなと思ったら、いいじゃんそれでって思えるのよ。
逆に言うと、それで、
阻害されるものがあったらちょっと違う問題なんだけど、
私こうやりたいですっていうことを、
自分の中でこの方が顧客だけ見てるとかって言ってるけど、
もっともっと全体感、会社とか社会とかっていうようなことの感覚がついた上で、
私こうしようと思ってるならば、
優しい上司だとしたら、
こうやりたいですってことに関しては、そんなに抵抗してこないと思うんだよね。
で、やらせてもらうっていう、
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ちょっと高い視点から見たやり方を自分の中で考えやる。
で、上司がそれに対しても、
そんなことやると部長がなんか言いそうだなとかね。
そんなような感覚だとしたら、
じゃあこう伝えましょうよとか、
私も一緒に話しますよとかって言えばいいし。
目的のためであれば、保身である上司も別にそれを前提にどうしようかって思考になるんですかね。
うちの会社とあのお客さんのためだったら、
今回こういうことがテーマだと思うんですよねっていうところで合意形成しておいたほうがいいってこと。
じゃあちょっと私なりに考えますと。
上司が何か保身的なことでちょっとリスクがあるよなとかって、
もし言ってきたとしたらね。
変な話、責任持ってやっちゃえばいいんじゃない。
そこまで考えられると、
責任を取るというよりも責任感を持って仕事ってできるのよ。
これは僕の責任でいいやって思える。
で、万が一失敗して責任を取らされたとしても、自信になる。その後の。
なのでこの人の仕事人生の中で、
やっぱり組織の仕組み上下とかっていうことにあまりとらわれずに、
しっかりとこの会社の価値は何であるか、
我々の仕事の価値は何であるかっていうところに着目したほうがいいとは思いますね。
この方、ひとつすごいなというふうなところが、
一方で部下でいる私は現場のメンバーや取引先のことばかり考えて仕事をしており、
上司の立場に立てていないと感じています。
なかなか言える言葉じゃないなとは思ったんですけど。
この辺りはすごいですよね。
自分が見ているものと上司が見ているものが異なる組織において、
部下としてどうしたらいいか葛藤してるというふうにありますけど、
今のお話ですと、目的があるんだったら違ってるの当たり前でしょうがないよねみたいなところを、
ここをちゃんと擦り合わせてって、価値観を共通のものにしていったほうがいいのか、
そのあたりでも悩んでるのかなと思うんですけど。
今、遠藤さんが出た価値観っていうことに関して言うと、
あえて2種類あるかなと思っていて。
目的に対する価値観と、やり方とか手法に対する価値観ってどうしても出てくると思う。
目的に対する価値観が一致していれば、
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あとは、違うことはむしろいいことなので。
というのはアイディアが2つあるってことだから。
確かに。個性ですね。
だからどっちがいいかとかいうよりも、そういうやり方もあるなって、
逆に言うと新しいアイディアが生まれるチャンスでもある。
だから大事なのは、さらに我々はこの会社はこういうことですよね。
こういう価値ですよね。存在価値ってこうですよね。
その上で、私たちのセクションはこういうミッションになってますよねっていうことを、
どこかで共通して話しておけば、案外すり合わせは簡単になってくると思う。
普通は、私なんかは、マネジメントの立場の方にそれをやりなさいって言うんだけど、
なかなかそこができてない上司の部下の立場であれば、
この方なんかは結構、仲間のことを考えたりする力があるんだとしたら、
指向として立場ではなくて、マネジメント指向みたいなのはもっていいと思うのに。
マネジメント指向で大事なのは、
やっぱりどこに向かうかの方向性が示されてるかどうかっていうことなので、
一番最初に大事な。
それを考えるいいチャンスなんじゃないかなって思いますし、
この方ならできるんじゃないかなと思いますけどね。
なるほど。
なんかそんな気がします。
ちょっとふわふわした抽象的な話で申し訳ないんだけど。
全然そんな印象は受けなかったんですけども。
まあでもそうですよね。部下と上司の価値観の異なり。
これ最後にどう思うんですかと思うのが、
上司を大体価値観なんて合わないじゃないですか。
目的を下の立場から上司と目的を共有する。
中小企業とかですと、社長とかだと目的考える立場じゃないですか。
大きい会社だと、上司ってそもそも俺だってわかんないよ、私だってわかんないよっていう立場で目的を語られても、
その2社間で目的をなかなかディスカッションできないっていうのがある気がするんですけど、このあたりは。
あのね、それこそ一回ね、
この会社の魅力ってこういうことだと思ってるんですけどどうでしょうねとか。
その中で我々ってこういうことをやるべきだと思ってるんでって。
でね、この方は後輩とかがいるっていうような立場じゃない?
っていうことは、やっぱり後輩を面倒見るなんて場面もあると思うのね。
だから極めて現場寄りのミニマネージメントのために確認したいんですけどって言って、上司と話を始める。
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この会社のいいところとか。
いいところとか、魅力とか、存在価値とか。
だから私たちがその会社の中で担うべき役割とか、ちょっと整理したいんですよと。
なるほどね。そんな話なかなか上司と今みたいな言い回しじゃないとできないですけど、そういう形で言えばね。
例えば新人なんかが来る前にちょっと考えたんですけど、私も新人のためにいろいろ考えなきゃいけないなって思ってるんで、
一個一個相談に乗ってもらっていいですかって言って。
こういうことが大事だと思ったんで整理してみたんですけど、どうでしょうかって聞いてみればいいんだよね。
なるほど。逆に言うと、ザック・バランにそういうことについて話す機会をいただいて話していくと。
上司と部下っていう上下の関係はどうしてもあるのでね。
だからやっぱり下からアプローチするときは、教えてくださいとか相談させてくださいというスイッチで入っていったほうが、
相手も構えず、相手も本音で話しやすくなるんだろうと思う。
ということで、まずは上司と大きく一言で言うなら、会社とか存在価値とか目的みたいなところをまず共通でちゃんと話していくと。
その上でっていうことですね。
まあね、それで水を抜けても大した話にならなかったなってこともあるとしたら、
やっぱり自分なりの組み立てを大事にしてやればいいし、
最後の最後に言うとね、やっぱり上司は選べないけど、
でも上司を超える考え方が自分ができてるかどうかっていうのは、
奢りとかじゃなくてね、大事だから自分の考えのほうが超えてるなと思うんだったら、
下だろうが何だろうが、そういう小さい人を包み込んであげるつもりになったほうがいいなと。
目的で包んでやると。
そうそうそう。のほうがいいと思うよって。
まあそういう部下に恵まれるとね、上司が出世したりできてるんですけどね。
ということで、ぜひこの方が目的で包むぐらいのことでやっていただけたらと。
また何かご質問ありましたらぜひいただけたらと思います。
はい。
ということで終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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