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2015-06-12 11:33

第10回 『社長(上司)の矛盾が許せない・・・』

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第10回 『社長(上司)の矛盾が許せない・・・』
井上健一郎が、組織・人に関わるあらゆる問題をわかりやすく解説する番組です。
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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感。
上場企業から中小企業まで延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
井上健一郎の組織マネジメント研究所第10回、
井上さん、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、いきなり研究テーマに行っていいでしょうか?
はい、いいですよ。
何かお話ししたいことがあれば。
ないですか。早速行きたいと思います。
今日のテーマですが、社長の矛盾が許せない。
社員から見ててね。
そうですね。社員から見てて。
何か言うことが違っちゃったりするのかしらね。
これは、私、何となく分かりますね。
例えば、よく聞く話として、
社長さんが、お客さんが第一だとか、
社内の円滑にしろとか、仲良くしろとか、
コミュニケーションが大事だとか、
結局はもう、社員への愛情だとか言ってる一方で、
ほろっとした時に目の色変えて、
結局は売り上げだろう、利益だろう。
多分社員、えぇーっていう矛盾なんじゃないかなと思うんですよね。
あるね、確かにね。
そこじゃないだろうって言われて、
はい、分かりましたって言ったら、
そこでもないだろうって言われることもあるしね。
でも、社長ってやっぱり矛盾してる生き物だと思うんですよ。
そう思いますか。
だから、社長の矛盾が許せないって言ってるうちは、
いやー、まだまだ未熟青さっていうのは、
すごい、本人の方にあるんじゃない?
社員の方ですか。
うん。
結構厳しめで生き起きますね。
そう。
あの、腹立つことあるかもしれないんだけど、
いやー、腹立つとしょうがないよね。
そういうもんだからって感じかな。
ちなみにその、社長は矛盾してる生き物だもんっていうのは、
ちょっとそこ、どんな感じですかね。
それ、まずは、企業経営自体が、
すごい矛盾する部分を抱えるよね。
例えば。
例えば、顧客満足度第一。
でも、売り上げが上がって利益が上がってないと会社は継続しません。
はい。
これって、場合によっては、
お客さんからお金を得なきゃいけないっていう時に、
その得方によっては顧客満足第一でもらえれば最高だけど、
でも、例えば、あと100万円っていうようなことがあったとしたら、
最後のね、進めをしなきゃいけないっていう。
最後のとこは、いったら、
何とかしてでも100万作ろうっていう方が優先されると思う。
こともありますね。
そう、要するに達成しなきゃいけない、
やり切んなきゃいけないっていうことも、
企業経営していて、仕事では起こると思う。
まあ、そうですよね。
価値観じゃなくてね。価値観じゃなくて、
いや、達成しなきゃいけない。
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目標を手に入れなきゃいけないっていうのは出てくるので。
資本主義化で競争して戦ってる以上、
生産性を上げるっていうところは第一で、
まあ、いろいろ価値観はあるかもしれないですけど、
一つありますからね。
じゃあ、例えば、
僕が経営してたらそう思うと思うんだけど、
目標に対して99.8%で終わりそうですって、
イエーイ、良かったねって終わる?1ヶ月前で。
2%、99.8%、0.2%ならやろうよって。
なりますね。
その時に、もしかしたら顧客満足度を少し下げることを
選択せざるを得ないこともあるんじゃない?
あるんじゃないかな。
だから、そこは顧客満足度を下げろ、
顧客を裏切れということではなくて、
顧客満足度という価値観はあるけれど、
今は0.2%やろうよっていうのは優先されるっていう。
その時に普段は、
顧客満足だって言ってる社長さんがガラッと変わることも
それはあるかなっていうことですか?
社長さんたちってやっぱり矛盾している、
なんとなく私は分かるんですけど、
それを社員向けに通訳として伝えてあげることってありますか?
そう、通訳はだから必要なんだよね。
僕がよく言うナンバー2が必要だっていうのはそういう意味なんだけど、
翻訳者が必要だ。
本当を言うと、社長のその矛盾発言を
直接社員が聞かないようにしてあげなきゃいけない。
本来はね。
社長はだって右左振れると思うんだよね。
未来に向かって事業を組み立てながら、
今ちゃんとみんなが社員が食っていけなきゃいけないしとか、
そういうこと両方抱えると、
どうしてもあれもこれもになる。
あれもやらなきゃこれもやらなきゃっていう課題が多すぎて、
それを全部社員に言ったって分かってもらえないから、
シンプルにできるだけ分かりやすい一言に集約して言いたい。
ところをみんなで例えば、
みんなでいい仕事しようよっていう言葉で評価する。
いいチームでとかね。
でもいい仕事ですね。分かりました。
言ったら、お前いい仕事でいい仕事って言ってても、
結果的には汚くないじゃないかって怒られる。
で、つい言っちゃうところを多分、
こういう矛盾する社長が許せないとか言う人っていうのは、
たまたま見ちゃったんでしょうね。
だからやっぱりもう言葉に反応してるだけだよね。
この許せないと言ってる人。
青臭いとか。
そうそう。だから言葉反応だよね。
その奥にあるものを見たら全然違うじゃん。
逆に彼ら、社員さんに、社員の方に、
その社長の奥にあるものを見るって、
例えばどんなものを見るとかですか?
やっぱり社長が大切にしていることとか、
やっぱり今の社会で言えば、
社会性のない企業って、
やっぱりそう長くは持たない時代になってると思うので、
やっぱり社会への貢献っていうのは、
社長がどういう思いでいるか。
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だからすごく純粋に思っていることっていうのは、
やっぱり聞き出してあげないと。
社員が。
っていうか聞き出せ、
本当はそれは言える場を徹底的に設けた方がいいんだけどね。
それは社長が社員に対して言う。
自分が持ってる大事な価値観だったり。
かもしくは誰かが、
社長はこういう思いなんだよって伝えてあげる。
そういうものがいたらいいねっていうことですか。
それがあって、それが伝わっていれば、
だってでもさ、
だって私の給料、利益が上がるのに出ないじゃんって言われたら、
それはそうですよねっていうことは分かる。
井上さんもそういった、何ですか昔、
例えば。
もうめちゃくちゃあった。
営業時代とかもやっぱりすごくこうだよね。
やりたいことでやらねばならないことが両方で、
僕なんかよく言ってたのは、
99%はやらねばならないことだ。
ただ1%のやりたいことを放棄するな。
そのやりたいことが自分の。
この仕事、営業でも何でもこの仕事を通じて、
自分は何をしたいと思っているのかはやっぱり。
例えば音楽だったので、
自分の素敵だなと思う、
リスペクトするような音楽が出てきたら、
これを広めたいと思うのはスタッフとして一人なんだよ。
もっと大きなキャンペーンを営業全体としてやっていれば、
そのものに関わっているわけにいかない。
でも捨てちゃダメなんだよ。
なぜならばそういうところから新しい目が生まれるから。
だから社員の方も、
これやりたいなと思うことは大切にしなきゃいけない。
少しでもいいからやってくんないと目が出ない。
やらなきゃいけないことばっかりなんで、
それやりたくないですよ。
やっちゃいけないですよねって言われても、
そうじゃない、やれよ。
その時にだから、
だってやりたいことやれって、
こんなにたくさんやらなきゃいけないことあるじゃないですか。
時間ないですよって言ったら、
青いんだよやっぱり。
結局そこに行くんですね。
そう、やっぱり。
だから政打か合わせるじゃないけど、
合わせ飲むではないけど、
やっぱり仕事は一番ハッピーなのはやりたいと思うことをやれて、
成果に結びついていれば一番いいけど、
相当は限らない。
なぜならばいろんな人がいて、
いろんな価値観が動いてるし、
会社も収益構造をキープしなきゃいけないので、
いろんな要素で、
今とりあえずやっているキャンペーン商品は売り切ろうっていうことが結論として出たら、
みんなやんなきゃって感じ。
会社の方向は優先ですね。
社員としての役割をやっている以上もね。
新しく出てきた新商品って、
すごい俺は個人的だけど可能性感じるんだよねって思ったら、
自分のテリトリーの中で、
これいいと思いません?って囁き続けて欲しいのよ。
先ほどの矛盾している社長をそう見てしまう社員は青木さん。
一方でよく私思うんですけど、
社長さんが傾斜目線になるということを言ったときに、
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社員が傾斜目線になるのと、傾斜が傾斜目線で違うと思うんですよ。
違うね。
社員が傾斜目線にちゃんとなれたら、
その青臭さって取れるじゃないですか。
社員に求められるちゃんとした、
いい意味での適切なって言うんですかね。
傾斜目線ってどんな目線なんですかね。
傾斜目線ってね、
僕は自分のうちに困らないこと。
外とのパイプっていうと人脈みたいに取られている。
外とどれだけ結びついている。
これが傾斜目線だと思う。
だからうちに言うのよ。
世の中はこうだよね、でもいい。
要するにちゃんと外のことに意識を向けて、
今外はこうだよねっていうことを思いながら、
内側の自分の仕事をやれている人と、
自分の仕事だけに埋没する人では、
これは傾斜目線かどうかの差がすごくある。
社員としての傾斜目線って、
逆に今ちょっと思ったの。
そんなもんでいいんですか。
ベーシックはそれでもまずいと思う。
外っていうのは別に社外っていう意味だけではない。
世の中。
世の中ってこと?
取引先の社外でもいいのよ。
例えば何回も出る営業っていうんだって、
クライアントっていう立場から物を見たらどうなるんだっていうんだって、
ある意味傾斜目線のスタートだと思う。
傾斜って何をしなきゃいけないかっていうと、
自分たちの自己都合だけでは物は成り立たないっていうことを
よく理解している会社だから、
他社の価値観に合わせていくこと、
それに合う物を提供することじゃないと、
ビジネスが成り立たないっていうことを
より深く理解しているのが傾斜。
そこの入門編として、
まずは社外を意識しながら仕事ができるかっていうのが
社員としてのまず傾斜の目線の第一歩みたいなことですね。
ちょっとそろそろお時間になったんですけども、
社長の矛盾が許せないと思っているのは、
社員が青臭いんだよっていうのは結構、
社長さんからすれば非常にありがたいことだと思うので、
これはそう矛盾しているな自分と思って、
そこを悩まれているのであれば、
逆にここの今日のテーマを社員に聞いてもらうと
社員もまだまだ伸びしろがあるってことですね。
そういう理解ですか。
そういう迷いを切っている。
はい、ありました。
井上さん、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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