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井上健一郎の組織マネジメント研究所
組織が一体となり、ゴールを達成する究極の快感
上場企業から中小企業まで、延べ200社以上の支援を行った井上健一郎が、
組織・人に関するあらゆる問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
井上健一郎の組織マネジメント研究所、井上先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も質問が来ていますので、早速ご紹介したいと思うんですが、
大変嬉しいことに質問がすごく多いんですけれども、今回はめっちゃ長いです。
長いんですね。
めっちゃ長いです。
いいですね。
ちょっとお付き合いいただきたいと思いますので、皆さんもコンサルになったつもりで、
ぜひ、事例を聞く感じで集中して聞いてみてください。
今回は技術職39歳の方からご質問いただいております。
井上先生、こんにちは。
いつもポッドキャストを聞いて勇気をもらっております。
さて、私は職場で5人ほどのメンバーを持つチームリーダーです。
メンバーはみな実務能力は優秀で、私から見れば自分自身の成長や業務への取り組みなどの意識も高いです。
その中でも1人ずば抜けて能力の高いメンバーがいるのですが、
唯一最大の欠点が不機嫌になり、全体の雰囲気を破壊してしまうことです。
私は業務を個人ではなくチームとして受け負って、
個人の集団よりもパフォーマンスを上げていきたいと思っていますが、
ミーティングなどの雰囲気が悪くなりがちで、なかなか一体感を出せずにいます。
彼がいないときはみなホッとして雰囲気が和んでいるのを感じます。
あくまで彼をチームの一員として理想のチームを作っていくにはどうしたらよいのでしょうか。
ぜひアドバイスをお願いいたします。
ここから少し詳細が載っていますので説明しますが、
彼は自分にも厳しいのですが他人にも厳しく。
まだチームになる前の話ですが、
彼に責められて精神的に迷ってしまった人が数人おり、
休職した人もいるくらいです。
現在はそのメンバーの中にはその対象の方はいないそうです。
ただそれは今のメンバーではありませんが、
今のメンバーの中でも厳しく当てられている人が一人います。
次のその人の次に私が厳しく当たられています。
詰める内容は理にかなっているのですが、
やり方が厳しすぎるし何か役職があるわけでもないのです。
具体的な問題発言と行動例を指し示してくださっています。
会議中腕を組んで目をつむってむすっとしていることが多く、
何か聞かれても不機嫌にボゾッと答えるだけ。
能力優秀で何も考えず寝ているだけということではない。
人によって態度が大きく違う。
猫舐ゴイに近い話し方から不機嫌の見本のような
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トゲトゲしい話し方まで幅がある。
もう一つ、皆を口善と攻撃する。
例えば自分のことしか考えていない器の小さい奴ばかりだ。
なんでそんなに仕事ができないのか理解できない。
このといってのことは事前に考えてしかるべきだ。
今の状態はチームとは言えない。
どうせ皆理解できないだろうけど。
などと皆の前で発言したりメールしたりする。
相談せずに仕事を取ってくる。
そのくせやらされている感じを全面に出して不機嫌になる。
その仕事に対して問題や必要性を感じているなら
相談や示唆をしてもらえるとありがたいのですが…。
という激しげなメンバーがいるチームリーダーの方の
ご相談ということですね。
私も前職にもいくつかのチームを見てきて
自分のチームじゃなくてもこういう人はいましたよね。
やっぱり優秀な仕事の業務の結果としては
良いものを持って帰ってくるんだけど
周りに対しては決して良い雰囲気を出さない。
そういう人はどこの会社でもいたりするんだろうなと。
そうですよね。能力優秀な方ほどこういう傾向がある。
そういう方は意外と…。
この人はそうか分からないけど
猫舐声みたいな話がありましたけど
例えば私が見てきたような人たちも
社外の自分のビジネスの相手に対している時の姿を見ると
こんなにすごい低姿勢でなんだなんて思うぐらいな。
だけど帰ってくると全然うちでは違うと。
若干うち弁慶的なというのは多いですよね。
なんていうのかな。
時玉これちょっとまた概念的な話から話すと
人間は基本的な欲求っていうのがあって
それを満たそうとして行動してますよっていうのがある。
愛所属って選択理論の心理学から出てくるんですけども
関わりに関する愛と所属の欲求とか
それから力価値の欲求って言って
自分の力を認める、自分自身でも認めたいみたいな
認められる自分自身でも認める両方ですね。
っていう欲求とかあと自由に自分で決めたいと
自己裁量みたいな欲求
それと楽しみたい純粋にね
でも楽しみたいの中には
自分が成長したいっていう欲求も実はあって
ある種成長欲求もこの楽しみの欲求にありと言われてます。
それともう一個生存の欲求といって
生きるということ
肉体的な欲求も含めてだけど
それと背景にあるのは
生存の欲求の裏にあるのは不安じゃないもの
不安ではいたくない
みたいなものがベースになってます。
今のこの話だけ聞いていると
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まさに力価値の欲求の強い人に見えますねと
つまり俺はできるんだぞと
君ら何やってんだと
言ってるようなところはあるんだけど
私は案外この人の裏にあるのは
不安とか恐れとか
それから関わりに対する
満たされていない感じみたいなのがあるんじゃないかな
これちなみにすみません
一度もう一回五個整理したいんですけど
関わりと自分の能力価値
力と価値の証明みたいな
能力の証明
それとやっぱり自分
自己される自由に対する欲求
楽しみに対する成長欲求
生存的な欲求
生存的な欲求が一番肉体的に近いもので
あとはもう完璧に心理的な欲求なので
やっぱりこう自分が認め
自分というものが認められたいというのはあるでしょう
これも強いと思うんですよこの人
だからこういうことをするんだろうと思うんだけど
逆に今そのために頑張ってるわけで
ただ多分やってるうちに
本人が周りの視線は感じてると思うんだよね
つまり遠ざけてると思うのみんなが
これって人間感じるもので
みんな遠ざかってるっていう感覚はあって
ただ自分が遠ざけてるとは思ってないんだよね
だからなんでできないんだとか厳しく言ってるようだって
人を強く当たってるみたいだけど
当たってる人に対してもしかしたら
違うかもしれないけどね
可能性として近づきたいという場合にも
そういう近寄り方をする人
子供ってそうでしょいじめたりするじゃない
好きな女をいじめちゃうじゃないですか
っていうのはあったりして
でもこの人は自分が仕事ができるということしか
頼れないんだよねきっと
それ以外の言い過ぎかもしれない
人的な魅力で引きつけることが
そんなに自信がないんじゃないかな
つまりなんとなくこの問題を解決する一つは
関わり方な気がするんだよね
だからこのリーダーの人もどっかで
遠ざけてると思うんだよね精神的に
こういう問題ってこのまま放っておいて
解決することはないし
表面的なことをやって
何かが解決するわけではないので
どっかで覚悟を決めて
深海まで潜っていくぐらいに
向き合っちゃった方がいいんだよね
それこそ本気で
つまりこの人が何がしたいのかとか
何を求めてるのかとか
何が苛立つのかとか
いうことをどんどん聞いていった方がいい
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前提としては
これは多少そういうアプローチを
してあげた方がいいよと思うのは相手のために
上司とリーダーとして
リーダーとしてあなたの実力を認めてるんだと
さらに高い評価をしたいんだけど
今のままじゃできないよと
君を高く評価させてくれないわけ
僕にってそんなモード
つまり君をすごく評価してると
これからも期待してるのに
今のままだったらそこまでできないんだよと
させてよと
得意な共通に持ってっちゃうわけでしょ
君を認めたい
もっと認めたいので教えてほしい
君の背景にあるものは何か
心底に感じてるものは何か
っていうところに
一回アプローチしないとダメだと
相当エネルギー使いそうですね
そして覚悟が必要そうな
その結果
分かんないけど
辞める辞めないの話になる可能性はある
でもこのままだったら周りが疲弊するので
このリーダーがやるべきだとは
リーダーの完璧な責務だとは
これほど大きな影響が出る
マイナス影響が出てるような
振る舞いをする人だから
本人の問題はたくさんあるので
リーダーあなたが
全部しなきゃいけないですよ
というのはかわいそうだと思う
実際には
ただ今の文明を読んでると
この人は
このリーダーは
チームを何とかしたいと思ってる
だとしたら
やっぱり自分がそこに飛び込んで
スキューバーダイビングの
バディーになったつもりですね
パートナーになって
もうかぼっていくしかないよね
一緒に沈んで帰ってこれないから
でも必ず浮かび上がるから
これはどこかで期待したほうがいいけど
恐れずに行ったほうがいい
これはそう向き合うタイミングは
あるとしたらいつなのかというと
もう今だろう
もう今しかないですね
書いてあるのは
この問題コードは
ここ3ヶ月ほど激しいって出てるじゃん
チームが出てきてから半年で
その他の情報の中でね
ちょっと割愛させていただいた部分があるんですが
ここ3ヶ月がこの彼の問題コードが激しくなっている
という情報が入ってますね
彼が機嫌が悪くなるっていうのは
やっぱり何でみんなができないんだ
っていう気持ちもあるけれど
そればかりではないと思うんでね
だから場合によっては
すっごくこの人に突然甘える
指導をこの人に教えてみたいな
後輩みたいな
そういうタイプの後輩が現れると
腹って変わったりする
本当は先ほどの
関わりというキーワードで言うと
関わってほしい
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というか
甘えたい甘えられたい
つまりこう
すっごい怖い小表のお兄ちゃんの足元に
子犬がいるみたいな感じ
そういうこともなくはない
不良がね
ちょっと目線が外れたところで
子犬は何でいるのか
さっきから昔の漫画みたいな話ばかり
でも
象徴的な話として
そうだと思っていて
でもその時に大事なのは
もっと君のことはね
君の仕事の実力は
もう認めているので
やっぱりこれから先
もっとチームの中で
一緒に頑張りたいという前提で
さっき言ったようにね
君がもっと高い評価を得るために
与えたいし
そうしたいんだけど
このままじゃ残念だけどできないよ
っていうのは正直言ったこと
やっぱり仕事の出来だけじゃないと思うんだよね
腕組んで目つぶって
不機嫌そうに
そんなこと言ったってしょうがないじゃないですか
って言ったって
分かるよと
でも教えてくれと
何が不機嫌になる原因?
優秀で能力高い人ほど
能力が高いゆえに
ちょっとバカにしてしまったりとか
自分の能力が高い上に
自分なんて理解してもらえないみたいな
ものがあったとするなら
この方がちょっと分かんないですけど
その荒れ狂う者の方からすると
このチームリーダー
もしかするとどこかでその人は
ちょっと下に見てる要素があって
この方にはちょっとあれかもしれませんが
その時に
向こうからしたら
こっちは一生懸命
お前の話聞きたいなんつっても
向こうの前提に
なんだお前なんかに言われたくねえよ
って思っちゃってる
ここをどうやって向き合っていくのかっていうのは
いいんじゃない?
例えば仕事のこの部分に関しては
正直言って君の方ができるよね
って言っちゃったっていいと思う
器勝負って感じです
そうとにかく全部するわけです
だって
どうしようもないんだもんこれね
要するに避けようと回避しようとすると
深まっちゃうよこれ
だって多分相手は察知してるのよ
みんなが自分を避けて通ってること
だからよりひどくなってる
天の邪悪になってる
なるほどどんどんね
だからだったらどうだって
グッてもう
変な話抱き止めるしかないんだよまず
なるほど
このモンスターと言っていいのか分かりませんが
この方を抱きしめる覚悟をして
俺はそうしたいって
分かってあげたいんだけどダメ?
一発それを投げて
最初にいい反応は来ないかもしれないけど
何回かしてるうちに
そういう視点で見ていくと
相手も近づいてくれた感じがあるから
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少し変化があるわけなんだよね
その変化を捉えてもう一歩近づくみたいな感じでもいい
覚悟をして観察をしながら
どんどん歩み寄っていく
まさにね本来この
井上先生の究極のテーマなんじゃないかという
向き合う
向き合うのこっちょーな案件じゃないですかこれは
だからキーワードは
イメージのキーワードは
自分から近づくこと
相手を分かってあげるということを
自分の中に変なシステムとして入れて
それが相手にとって
助かる存在に自分がなってあげること
この人実は相手は困ってると思ったほうがいいと思う
実は
特に人間との関わりの中において
やりすぎてる自分も知ってんじゃないかな
なるほどですね
だけど止まらなくなってんじゃないかと気もするよね
だからだったら
一番最初に言ったのは
目を向かってどこかで深掘りしていくしかないんだけど
一気にじゃあ今日深掘るぞって深掘ることができないにしても
少しずつさっき言ったように
なんだ教えろよお前みたいな
教えてちょうだいみたいな感じで近づいていく
っていう姿勢を見せていくたびに
何かの距離感が変わってきたら
やっぱりそこのヒントがあるので
じゃあ深掘るっていう方向にいったほうがいいね
なるほど
でもやることとしてはものすごいシンプルですね
ものすごいシンプル
で他の人にやらせたら
これ多分他の人も潰れちゃうから
チームリーダーであるこの方が
いつもね
井上先生のお話
ポッドキャストを聞いて
勇気をもらってますという風におっしゃってくださってますし
勇気を持って
だから二番目に当たられているって言ってたから
相手はその距離を縮めたがってるのかもしれないよ本当は
そういうことですか
ちょっとねこれぜひ挑戦していただいて
結果をとかね
ちょっと何かやってみた時の反応とかも
いただけたら嬉しいな
ぜひぜひ井上先生ね
具体的なアドバイスくださりますので
挑戦していただいた上で
また何かありましたら
ちょっと今日は漠然としてますが
なんかこう
イメージテーマだけ
思っていただければなと思いますね
というわけで
ぜひチャレンジしてみてください
というわけで本日もありがとうございました
ありがとうございます
本日の番組はいかがでしたか
番組では井上健一郎への質問を受け付けております
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