Apple Vision Pro体験した、猫カフェ体験した、Image Cat。
3月30日土曜日の朝になりました。おはようございます、あずまです。
てっとです。
Image Castは、個人でものを作る人の集まり、Image Clubとして活動している、あずまとてっとが自宅からお送りするPodcastです。
技術・デザイン・制作・表現などに関係のあるような内容なトピックを中心に、毎週2人が気になったものを発見したことを、それぞれ持ち寄っておしゃべりします。
てことで、てっとさんより早く体験しましたね。
いや、羨ましいですね。
意外、いや意外って感じですけど。てっとさんの方が、より情熱的でしたけどね。Apple Vision Pro出た時。
あー、最初はそうでしたね。そうだったなぁ。なんで今こんな大人しくしているんだろう、俺は。
絶対買う!みたいな感じでしたよね。
そうそうそうそう。いや、だって、ね、なんかその時は魔法にかかってたっていうか。
いやでも、実際体験したら買っちゃうかもしれないっていう恐怖心は、なきにしもあらずですけど。
Vision Proに関しては、結構PodcastでVision Pro持ってる人の話とかちょっとちょこちょこ聞いてたりとかして、実際どうなんだろうって結構気になってはいたんですよね。
聞いてるやつで言うと、あれですね、バックスペースFMっていう、結構昔からやってるような、サンフランシスコで働いてるような人たちが、もう日がない1日Vision Proをつけて暮らすような人が喋ってるみたいなやつとか聞いてて。
Vision Proを日がない1日つけるってことは、ケーブルに壁とつながっているってことですよね。まあ、それでも体験する価値があると。
うーん、まあそうですね。
はい、どうでした?
そうですね、まあなんか世の中の雰囲気としては、テッドさんもなんかちょっとめちゃめちゃ盛り上がってるわけじゃないって言ってましたけど、テッドさん的にも。
はい。
誰もが気になるみたいな感じではない状態ですよね。ちょっと一部の熱狂的な人というか、テックに興味のある人が気になってるっていう感じですかね。
今はそうでしょうね。たぶんどんなに革新的であっても、需要というか何ができるっていうところがまあ欠けてるっていうのはまあみんな言ってますけど、結局そこなんだろうなっていう。
いや、めっちゃありますね、それ。
うーん、で、いやそれがあずはくんは体験することによってどうなったのかっていうことを。
まず何で体験したかっていうとですね、パランさんっていうWebARのサービスを展開しているベンチャー企業というかスタートアップの会社さんがあってですね。
そこはなんか割とオープンにというか、毎週1回ぐらいのペースでビジョンプロ体験会みたいなのを開いてるっぽく言って僕知らなかったんですけど。
へー。
たまたまなんかメールでイベント通知が来て、それで見てみたら翌日1枠2枠ぐらい空いてるみたいな感じで。
ラッキーでしたね。
ほんとラッキーでしたね。で、スルーっと体験できました。
へー。で、どうだったんですか?
ちょっとね、正直ただ10人ぐらいでやって1時間半とかするぐらいだったんで。
はーはーはーはー。
正直全然時間足りなかったですね。
あー、じゃあ1人数分、5分とか。
はい、ほんと5分とかそれぐらいで。
もうほんと言うと、なんかもう3時間ぐらいつけっぱなしにしてみないと本当の良さわかんないなっていうのが正直なところですね。
OSを体験しに行くみたいな感覚ですね。
なるほど。まあOSそうですよね。
ちょっとパソコン開いて触ったぐらいじゃOSのことなんてわかんないじゃないですか。
それと同じでその空間コンピューティングっていうのが何を思想的なベースとしてできてるのかみたいな。
はいはいはい。
OSとかはやっぱり触り込んでみないと自分で所有してちょっとまだ把握できないなっていうのが正直な感想ですね。
お、購入フラグ。そういうことではない。
そんな軽い男だと思わないでください。そこまで卓力ない。50万しますからねだって。
そうですね。でどうだったのかっていうのがまた出てきて早く聞きたいんですよ。
正直なところハードウェアとしてなんかめちゃめちゃ革新的な技術になってるかっていうと。
割となんかこう手堅くまとめてきたのっていう印象ですね。どっちかというと。
結構まあ全体的にクオリティ高く手堅くっていう感じで。
体験会でその既存のメタクエスト3とかメタクエストプロとかそういうやつも置いてあって。
そういうの僕も僕はそんなにVRの普段から触ってるわけじゃないから。
そういうのもあんまり触ったことなかったんですけど体験して比べてみるみたいなこともできて。
やっぱねバックスペースFAでも言ってたんですけどメタクエスト3かなりいいとこまでいってるんですよ。
そうなんですね。
ハードウェア的にもだいぶ洗練されてるし今までの積み重ねがある分かなり低価格でもかなり体験としてはだいぶビジョンプロレベルにも肉薄してるというか。
そうなんですね。
特に軽く触った限りだとやっぱ画質もいいしモーションというか手のトラッキングとかもクオリティ高いしで。
そこまでビジョンプロとクエスト3の差が僕みたいなパッと触っただけの人間だとわからないぐらいのレベルでした。
そうなんですね。結構格が違うみたいな話をしてる人もいるような気はしたんですけど。
いやどうなんだろうなめちゃめちゃ使い込んでる人からすると別格の体験なのかもしれないですけど、僕からするとまだ同じ土俵で戦ってる感じというか。
ハードだけ見るとそういう感じはありました。
どっちかというと体験というかOSとしてのスタンスの違いとかそういうところがだいぶ体験の違いに影響してるなという感じでしたね。
メタクエストとかの路線はもう完全に一人で家で誰にも邪魔されない部屋で体験に没入するみたいな。
今は渋を押し出してるじゃないですか。没入体験みたいな。
そうですよね。それがビジョンプロでは基本的にはそうじゃないですよね。
そうですね。パーソナルコンピューターの拡張路線というか展開というかそういうようなところを意図して作られてるなっていうすごくパランの人もおっしゃってたんですけど、
かなり個人的に寄っているというか作りが。もう本当PCと同じぐらい個人的なものとして。
なんで今使ってるものをポンと渡して他の人が簡単には使えないという。
まあそういう思想ではないですよね。
テッドさんのパソコン急にもらっても使えないじゃないですか。なんかカスタマイズとかめっちゃ入ってるし。
いやそんなにカスタマイズしないですよ。結構デフォルトできますよ。
まあでもそのやっぱ体験としてなんだろう。やっぱ5分間だけだとどうしても足りないなっていう。最初の3分ぐらいは視線トラッキングのキャリブレーションに費やされたりとかしてて。
えっじゃあ2分。
もう実質それぐらいの感じで。
えっそんな。
でもね貴重なデバイスを触れさせてもらえるっていうのはすごいありがたい機会でしたよ。
じゃあちょっと自分もどっかで体験してみようかな。
いやした方がいいと思います。パランさんのやつでも多分来週再来週ってやってるはずなんで。
でね大きな違いとしてはかなりアイトラッキングを多用してるというか。
例えばメタクエストとかのシリーズだと基本的には手で操作するんですよね。コントローラーとかハンドトラッキングとかでカメラで手の位置を見つけてそこがカーソル扱いというかマウスでいうところなんですけど。
基本的にVision Proの場合はもう視線がマウスカーソルとして扱われてて。
はいはいはい。
で指でこうカチカチってつまむような動作をするとそれがクリックという同じような感じなんであんまキョロキョロしなくて済むという。
まあ一番なんていうか理想とするものに近そうな感じはしますけどね。
そうそうそうそう。かなりこう理想を目指してきてるなっていう感じはありますね。その空間コンピューティングという概念の。
それはもうあのマウスと同じような精度でこうビシッと合うっていう感じはあるんですか。
そうですねこれがねかなり精度高いなと思いました。
あのやっぱ最初に個人に合わせてトラッキングのキャリブレーションとかもしっかりやってるだけあって。
例えばそのコンピューターでいうところの右上のちっちゃいボタンとかあるじゃないですか。
はい。
あそこにピッと視線を合わせてで指でカチッってやったらそこでちゃんとボタンが押せるとか。
それとか文字入力をキーボードがふわっと出てきて打ち込むっていう体験もできたんですけど。
キーボードっていうこう手で触るものをなんでわざわざ視線で探して押さないといけないのかっていうそのなんかこう変な最適化具合はちょっと置いておいて。
なんですけどそのキーがポポポポッといっぱい浮かんでてそこにそれぞれ目線を浮かべながらカチッカチッカチッってそのクリックというか指でピンチして選択するみたいなのがそんなに苦もなくできたりとかしてて。
へー。
本物のキーボードとは全然速さ違いますけどソフトウェアキーボードをマウスでクリックするような感じなんで。
入力予測とかこの次はこうするだろうみたいなのってかなり入ってるんですかね。
たぶんかなり効いてるんだと思いますね。
だいぶレベル違うと思いますけどアイトラッキングのデバイスを何年か前に使ったことがあって。
はい。
でその時ってまあマウスと比べると全然精度が低いという印象があってそれでしょうがなくUIのボタンを大きくするみたいな処理をしてたんですけど。
はいはいはいはい。
もうVision Proはそういうことではなくもうマウスで押すぐらいの大きさのものがサッと押せちゃう。
これはにわかには信じがたいですけどね。
あのたぶんねあのあたりも活用されてると思うんですよね。
iPadで最近のやつでそのマウスをつないだ場合カーソルというかこう丸いアイコンがこう選択できるボタンの部分にこうシュッて吸い付いていって同化するみたいな。
はいはいはいはい。
そういう操作体験になってるじゃないですか。
そうですね。
おそらくあれと近い感じであのあたり見てたらここなんだろうなっていう感じで吸い付くように選択できるという目線で。
いやーいいですね。ちなみにカーソル的な概念は見えるんでしたっけ?
カーソルはね見えないですね。選択されたら選択されたところだけフォーカスが当たるというか。
はいはいはい。
ちょっと明るくなるというか。
うーん。
という感じで始終カーソルがヒョロヒョロヒョロヒョロしてるわけではないですね。
してたとしたらずっと目の前にいることになるから。
すげー邪魔だと思います。
そうですよね。
気になるだろうしな。なんか思ったところに動かないと。
なるほどねー。
まあでもそのやっぱりこう最初話したようにこう存在としてはゲーマー向けというほどメタクエストみたいに寄っているわけではないし。
うんうん。
本当にこう業務用マイクロソフトのHoloLensとか。
はいはいはい。
みたいな感じに特化して切り捨てられてるわけでもないし。
あ、そうでもないんですね。
本当なんかこうMacとかパソコンをめちゃめちゃ使うのが大好きな人のためのデバイスっていう今のところはそういう感じがします。
パソコンを触ること自体が好きな人というか。
じゃあ僕好きなんですけど。
そうTEDさんはターゲットそうです。
そうかー。買うかー。
日本の発売ってもうすぐって言ってましたっけ?
まあ準備中みたいなニュースかな。
はいはいはい。
なるほどね。
まあ体験してみた空間コンピューティングという感じで。
まあメタクエストとかは基本的にはアプリケーションを一つしか同時に立ち上げられないっていう。
ウィンドウで分かれてとかしてないんですけどやっぱOSなんで普通にパソコンのOSと同じでそれぞれマルチタスクできた方がいいという感じでたくさんウィンドウが立ち上がったりとか。
デモとかでもそういう感じで結局板買いみたいな。
そうそう。そこの残念さというか一歩及ばず感は正直僕も思いましたね。結局板が空間の中に立ってるって。それ3Dなの?みたいな。
でもこれはもう人間の文明上そこが一番メタファーとしてわかりやすいから情報の。しょうがないかなと。
街で歩いてたりとか駅とか歩いてたりとかしても僕見てたんですけど情報が刻まれてるところって基本全部平面なんですよ。
まあそうですよね。
壁に紙が貼ってあってそこに情報がついてるみたいな。それはその鉛筆の墨を紙にこすりつけていたとか壁になんか彫ったりとかしてたとかもうそういう時代から変わらないことなんで。
まあそうですよね。
やっぱ3Dの表現が技術的にできるようになったからといって人間が受け入れられるメディアの形態がそこまで急に変わってるわけじゃないというところですね。
今思えばというか人間って平面を真正面から見てないのに平面が例えば正方形だとかいうのが割とわかるじゃないですか。
猫カフェね初めて行ったんですよ。
かなりね戦えますよねVision Proと猫カフェ。毛が生えてますからねそっちには。
毛も生えてるしあのーもふもふですから。
そうVision Proはねもふもふできないのよ。
確かに。いやだからなんだって。ちょっと待ってあの。
もふもふの毛の中に顔を突っ込めないからな。
そうですけどちょっと待って今ね変なボケにね乗る余裕がねちょっとなくてちょっと待ってね。
あのーちょっとお便りをねここで紹介唐突にしたいと思います。
唐突ですね。
えっとですねお名前ダンボール箱を鍵で開封する人。
変わってる。
いやこれ分かります。
あ分かるんだ。
なんだったら僕鍵型のナイフも持ってます。
分かるんだ。
お便り本文。
いつも楽しく拝聴しています。今回の毛にまつわる話で。
これ今回っていうのは前回のエピソードのことなんですけど。
はい急速の。
ふとメリットオッペンハイムという彫刻家の作品もふの昼食を思い出しました。
ティーカップお皿そして小さなさじが毛に覆われているだけの作品なんですが、
初めて見た時は一瞬息ができないぐらい度肝を抜かれました。
ほうほう。
説明しにくいんですけどとにかく哀愁みたいなものが漂っていて、
日常的なものの機能性さえ奪えば何でもオブジェになるのかと、
当時の私にとっては大きな発見でした。
そしてちょうど半年くらい前にたまたま毛布の昼食の差し絵をどっかの本で見て、
久しぶりに見ると逆にめちゃめちゃ機能的な可能性を感じて、
毛という形状をなんでもっと駆使していないんだろうなと思いました。
これ僕が思ったことと一緒ですね。
テレビのピクセルが毛だったら誇りがたまらないんじゃない?とか、
フライパンは毛みたいな肌触りだったらチャーハンくっつかないんじゃない?とか、
角度は少々違いども今回の話と似たようなことを考えるようになりました。
なるほど。いやめちゃめちゃ分かりますねこれ。
いやーすごいな。
あまりまとまりのない感想で申し訳ありませんが、
イメージキャストはいつもオッペンハイムさんの作品と同じように脳をくすぶってくれているので、
どんどん毛を作風に入れてください。
手の最大の機能はやはりくすぶることかもしれませんね。
はい。
待って、手の最大の機能?くすぶる?くすぐるかな?
くすぐるかもしれない。
この人の方言ではくすぐるじゃなくてくすぶるなのかも。
確かに。
くすぶるの方がなんかちょっとハートフルな感じがしますね。
いやーでもなんかこう全然伝わらないんじゃないかっていうのをちょっとたまに思いながら話したことが。
はい。前回の毛の話ね。
そうそうそうそう。
僕も若干置いてかれてましたけどね。
いや、でも言うんだっていうのがわかって嬉しかったですね。
助かりましたね。
いやーそう、毛ってね、なんかまだ今でも考えてますけど。
未開拓の領域ですね、毛。
そうですね、実用性についてもうちょっと真剣に考えた方がいいなと思ってます。
という毛のお便りをいただいたところなんですが、