台湾に行ってきました。Image Cast。 本当は台湾にいる間に収録しようという話があったんですが、
撮れなかったね。もう、通信環境が劣悪というか、多分2人とも台湾にいれば大丈夫だったと思うけど、
そうですね、やっぱ。これが国境かって思いましたね。 やっぱ大きかったなぁ。この何キロか知らないですけど、何千キロか何万キロか。
距離自体は多分大したことない気はするんですけど、まあ光の速さを考えれば大したことないというか。
まあね。 いろんな挟まっているものの数がきっと多いんだろうなーっていうのは。 そうですね、国をまたぐとなると違うのかな。
やっぱ返事が返ってくるまでに6秒くらいかかってましたね。 これ一応ね、頑張って途中まで撮ろうとしたんですけどね。
日本と台湾で。 いやー、ちょっと宇宙にいるかっていうぐらいの距離感がありましたね。
そうですね、宇宙からの中継ですぐらいはありましたね。 いやー、まあというわけで、日本にもう僕は帰った状態で収録してます。
お疲れ様です。体調どうですか? えっと、まあようやく戻ってきたんですけど、
いやー、なんか海外旅行行くと3日目か4日目に熱が出るっていうのが割とあって、
前は旅行中に熱が出て海外で病院に行くみたいなことがあって。 だいぶ高いレベルの。ひどかったですね。
今回は運び込まれるようなことはなく。 そうですね、帰ってきた時ぐらいに、わーなんかだるい、これやばい奴だみたいに。
でも1日でパッと熱が出て下がったんで、多分そんなに変な病気もあってる感じではないんじゃないかな。
なるほど、まあそういう感じで収録がちょっとずれ込んじゃって、ってのもあるけど、もう2週間、3週間ぐらい空いてますよ。 そうなんですよ、やばいやばい。
ご無沙汰してます。 お久しぶりです。 お久しぶりですって感じですね。
えっと台湾行くみたいな話って多分前に言ってたんじゃないかな。 言ってたっけな。
ちなみに台湾のチームメンバーとしては、鉄塔さん家の家族プラス僕の妻っていう構成で。 そうです。
行ってましたね。 なんか不思議な構成ですけど。 で、僕は家で子供と2人で5日間乗り越えるっていう感じでした。
あずまくんの奥さんがすごい台湾に詳しいというか。 そう、台湾2なんで。 2回留学していて、しかも中国語の翻訳も仕事やってるっていう。
そうですね、台湾マスターですね。 っていうことで、ちょっと最近コロナとか挟んであんまり台湾に行ってなかったみたいだし、
こっちも行きたいなっていう話もあって、お、じゃあせっかくならみたいな話だったかな。 ちょっとガイドを雇うような感じでね。
結果的にはすごく頼り気になっちゃったので、ガイド役を結構やってもらったところはありますね。 だいぶ気合い入れて準備してましたけどね、そのガイドブックみたいなの作って。
Googleドキュメントで。 詩折り作ってましたね。 で、それを僕の奥さんが冊子って言って、まあページ割り付けして写真つけてみたいな。 楽しんでるな。
うん、で、詩折りでこうちゃんと90度カクンと回転するホッチキスを使って、背拍子のところパンパンて止めて、あの冊子って感じにしてました。
ちゃんとして、いや楽しかったですか? 楽しかったですね。 ああ、よかったよかった。 まあめっちゃ疲れたけど、ほんと。
結構5日間とはいえ、かなり詰め込みの弾丸旅行って感じですかね? 詰め込みそうですね、まあでも普通に大人だけだったらほどほどって感じだったと思うんですけど、
まあ4歳の子供がいるというのが、まあまあちょっとハードルを上げているというか、はいはいはい。 いかにバランスを取りながら自分も楽しみつつ、子供も楽しみつつ、
そして子供はもうとにかくベビーカーがまだ大好きなんで、はいはい。 歩いてたら疲れるから嫌だ、汗かいたって言ってベビーカーに乗るっていう感じなので、
タイダですね。 そういうタイプではあるので、一生懸命スロープを探し、エレベーターを探し、はいはいはい。 ああ、そういうところでもね、ベビーカーだとやっぱちょっとした段差が障壁になったりしますもんね。
っていうので、結構ですね、疲れましたね、本当に。 お疲れ様です。ハードモードでしたね。 まあ楽しめたけどね、台湾はね、何年か前、コロナ前に次は台湾に行こうって話していて、
そしたらコロナになって、ああもうどこにも行けないって言ってるうちに、すごいバタバタして、このままだといつまで経ってもどこにも行かないぞ、みたいな。 人生。そうそうそうそう。
こうして終わっていくみたいな。 うん。で、それでまあ多少無理があっても、行く日決めて行くしかないみたいな。
おー、いやそこから立ち上がれるのはやっぱ偉いっすよ。 まあ仕事だと思って行くしかないみたいな。 うん。
まあ逆に仕事だったらなんだかんだ行くじゃないですか。まあ仕事だししょうがないかって。 まあ行くかって感じになりますよね。行くんだったらまあ楽しむかっていう感じにはなりますよね。
だから行くっていう自立を先に作ってしまって、そこに楽しみをねじ込んでいくっていう感じですね。 計画段階ではそっちに近いマインドだったかな。 業務。
そうそう、これはもうあのよっぽどのことがない限り外せない。 まあ法事とかと同じような感じですよね。
そしたらもう今月すごい忙しくて、直前までもうバタバタバタバタして、なんか物を作ったり送ったり受け取ったり、
で、あの、じゃあちょっと情報は後でまとめて送りますって言って飛行機で書くみたいな。 本当にギリギリ前にねじ込んだって感じですね。 そう、そうなってしまいましたけどね。
いやでもそれでこそ大人の旅。 一応ほぼなんていうか向こうに行ってる間は仕事をせずに過ごせたので良かったけど、
まあスプラトゥーンのね、グランドフェス、最後のフェスだったのを人かぶって。 あ、そんなの?最後なの? もう? そうそうそう。 へー、僕が飽きてるうちにもうそんな大団円を迎えてたんですね。
超盛り上がってたみたいなんですけど、僕は参加できず。本当残念でした。 いやーでも大人ですね、そういうところもちゃんと。
もう台湾行くんであれば他の属性のことはもう一切捨てて、切り離して楽しみきるという姿勢。 なんだろうな、すごいログアウトしたっていう感じがしましたね。
全てからログアウトしたっていう。 いやいい5日間ですね。 そうですねー。 台湾といえば鉄道さん的には半導体じゃないですか。
そうですねー、それであの電気屋、電気屋っていうか、あの秋葉原的なところにちょっと行ったんですけど、街というか建物が一個秋葉原が凝縮してるみたいなのがちょっとあったりして。
でっかい建物ですか? そうですね、でっかい巨大ってほどでもないんですけど。 秋葉の淀橋ぐらいですか?
えーっとそうですね、えーっとなんだろう、正確にはなんかちょっと分散していて、ラジオデパートって言ったほうが近いかな。ラジオデパートみたいなのと、
あーなるほど。 もうちょっと立派な、あの淀橋ぐらいの感じだけど、一個一個のテナントはそれぞれ別戸になっていて、まあいろいろ入ってるっていう。
大展示場みたいな感じですね。 そうですね、まあだいたい何でもある感じで、そこでなんか見たことないモバイルバッテリーとか見ると、すごいすぐ買いそうになるんですけど、いや待てよ、モバイルバッテリーはもう持ってる。
そんなにモバイルバッテリーいらないでしょ、おじいちゃん。 そうそうそう、なんかね、モバイルバッテリー欲しくなるんですよね、見てると。
なんでだろうね。 他のものはそうでもないんだけど、なんかバッテリーは役に立ちそうな気がしてしまう。 あればあるほどいいから。
そうそう、Tシャツは何枚あっても大丈夫、理論みたいな。でも、そうは言っても多すぎるから。 まあモバイルバッテリー同時に持ち運ぶのは一個二個したことないですからね、別に。
まあなんかそういうのに惑わされつつ、まあでも基本的には最近の傾向なのか、まあわかんないですけど、本当に見たことないものってほとんどなくって、やっぱりこうインターネットで流通する速度が早すぎて。
いやーそうでしょうよ。 そうですね。 やっぱ結局その日本でもアマゾンでまあまあ買えるなって感じじゃないですか。 そうなんですよね。
台湾だからこそ買えるっていうものはそんななさそうな印象です。 まあもしかしたらシンセンとかだったら違うかもしれないんですけど。
ああ、よりなんかニッチなというかディープなものが。 それでまああの唯一見つけた見たことないものは、透明なマグセーフ充電器。iPhoneのマグセーフ。 へー。
で、マグネットがびっしりこう敷き詰められていて、コイルがむき出しというか丸見えになっている。 ああかっこいい。ゲームボーイカラーみたい、昔の。そうそうそうそう。
スケルトンですね。 そうですね。それで妙に安いんですけど。 へー。充電器が妙に安いのはちょっと怖いですね。 そうですね。ちょっとあのみんなに配るのはちょっと怖いなと思って自分用だけ買っておきました。
買ったんだ。 あとはまあどっちかというとこの町で生きていけるかどうかみたいな観点でちょっと見ていて。
え?この町で生きていくつもりで行ったんですか? あのどんな町か知るにあたってやっぱりどんなものが置いてあるか、つまりどんな抵抗とかスイッチとか買えるかみたいなのが結構気になるじゃないですか。
なるほど。 で、それでそういう生活必需品がどのレベルで育ってるかっていうのをちょっと調査したいっていうのがあって。
抵抗とかスイッチのこと生活必需品って思ってるんですか? そうですね。まああとワイヤーとかですかね。
で、そうすると結構まあ普通の人なら入らなそうな地下とかに一応こう店がありそうだなと思って入っていくとちゃんとやっぱあるんですよね。
へー。 なんか5センチ角ぐらいの引き出しが壁一面にびっしりあって、全部が違うパラメーターの抵抗になってるみたいなこととか、
なんかアウディウィーノとかマイコンのモジュールとかもあったし、ワイヤーの切り売りとかもあったし。 すごい。
テッドさんが求めているものじゃないですか? そうですね。必要なもの大体あるなぁと思って、一応秋葉原機能は小規模ながらちゃんと充実していることは確認できたのがすごい良かった。
あーなるほどなるほど。暮らせると、これなら。 そうですね暮らせますね。案外そういうのってあのなかなかないと思うんで、それがあるっていうのはもうなんか嬉しいというか、
これってもうかなりきちんと計算して曲げたり切ったりしないとできないと思うんで、そういうとこまで丁寧に作り込むっていうのはなかなか職人だなとか思いましたね。
マジ?なんかバイクのカスタムとかそういう近いですよね。 ですね。
この自分の愛機に全てを込めるみたいな。 そうですね。
あと、アニメのキャラもかなりあるけど、サンリオのキャラがすごい人気っぽくって、
クロミちゃんってわかります?うちの子が大好きなキャラがいて、そのクロミちゃんのパソコンもちゃんとあって、
誰向けなのかなってちょっとわかんなかったんですけど、ちょっと大人のファンも結構いるのかもしれないですね。
すごいな。 っていう、わりと全方位にこれが好きだっていうのを表現する場所としてパソコンのケースっていうのが成立しているんだなっていうのはちょっと思いましたね。
そこちょっとなんかね、日本とまたちょっとノリが違うところですね。 うん、ちょっと違うかなって感じはしましたね。
なんか日本だと結構自作イコールハイスペックみたいなイメージが結構強いような気はするんですけど、
ヒカラスとかはね、全然あるけど、それでもゲーミングっていう言葉の枠にまだ収まってる感じというか、
eスポーツとかなんか。 そうですよね。パソコンの本体の中に機能と関係ないフィギュアを入れるっていうのは、ちょっと僕は思いつかなかったんですけど。
確かにな。まだ発想なかったな。 でも確かに見たらすごい成立してるんですよ。
なんていうか、確かにこれは自分の好きなものを入れて飾る水槽というか箱というかショーケースなんだなっていう。
パソコンとショーケースがマージしているっていうのはなんか、でも今思うとやっぱりおかしいなってちょっと思うけど。
今我に返ってみると。 いやでも、なんだろうな。
なるほど、ちょっと思いましたね。 いやでもそういうのが何か当たり前に存在しているのを見るのこそ何か海外行く楽しさありますよね。
何かなぜかそちらに転んだ世界線っていうか。 海外から見たら日本もそういうところがたくさんあると思うんですけど。
その当たり前感がすごい良いですよね。海外向けにアレンジしてみましたじゃなくて、当然文化としてこうなってますみたいなのが。
いやーそうですね。 うん、それをちょっと垣間見させてもらえるっていうのは良いですよね。
でも何か法律とかでも必然なのかたまたまなのかわかんないけど、例えば日本だったらこんなの絶対建てられなそうみたいななんか変な道々な建て方がしてあるところとかもあって、
道路には歩道がついていると思うんですけど、その歩道の2階部分が全部建物になっている場所は結構あるんですよ。 へー
競り出してるってこと? そうそうそう、真上から見たら道路しかなくってそこからもう建物がビシッとあって、
あれ、これってこの空間は何、公共なのかな、それともこの土地の建物の人のものなのかよくわかんないみたいな。
柱もちぐはぐだし。 2次元の地図で見たらここはどうなってんのみたいな、道なの、家なのみたいな。 そうそうそうそう、そういうのが何か許されていて、
まあ確かに合理的なんですけど、多分いろんな経緯があって決まった法律によって作られた形じゃないですか。
その法律があること自体はもしかしたらたまたまかもしれないけど、たまたま転んだら転んだ以前の世界にはもう戻れないというか、
例えばあの、何だろう、公衆電話がほとんどステンレス製でピカピカしていて、日本はそうじゃなくて結構緑に塗られたりすると思うんですけど、
ああいうのも何かデファクトスタンダードがたまたまそれで広まったからでしかないと思うんですよね。 確かにね、別に日本でピカピカであろうと誰も文句言わないはずだけど、
この色、この形になっているっていう。 そう、足元の誘導ブロックのデザインが全然違ったりとか、
全然台湾に来ておいて台湾の文化そのもの何も見てないじゃんって思われそうなんだけど、なんかたまたま転がったところの違いを見て、
あ、これってもしかしてたまたまだったのかもみたいな、たまたまじゃないかもしれないけど、違う可能性があり得たんだっていうのが、
まあ信号機のデザインとかもそうですけど、そういうのって違うパターンを見て初めて気づくじゃないですか。
確かにね。 それで逆に言うと、自分のいる国を知ったことにもなるのかなぁみたいなのはちょっと思ったりしました。 確かにね。
なんとなく生きてると、その今生きてるこの世界が社会のルールであったりとかデザインであったりとかが、
何かしらの必然性によって構築されているはずであるっていうふうに思い込んでしまっちゃうけど、
なんかたまたまこうなってるに過ぎないみたいな、実は全然こうじゃない世界はあり得るみたいなのがわかるっていうのは大事ですよね。
ね、考えたら当たり前なんだけど、まざまざと見せられると、例えば電車の柱の建て方でポールに捕まるために、
日本だと捕まるためのポール自体はあると思うんですけど、海外だと持ち手の部分だけ3つか4つに1回枝分かれしてるやつとかは結構あって、
で、それ見るたびに合理的だなと思うんですけど、で、天井付近と足元は1本だけど、途中でこうギュイって枝分かれしてトウモロコシみたいなっていうか、
そこだけ膨らんだ形をしていて、で、そこにみんなが捕まっていて、これいいなと思うんだけど、日本では採用されてない。そういうやつですね。
別になんか日本独自の理由があって採用されてないわけじゃなさそうですよね、そういうのも。
なさそうな気がする。
こういうのがたまたま作ってる人はいなかったみたいな。
なんかそんな気がするんですよね。
わざわざ買えるほどでもないしな、みたいな。
というのを見て楽しんでましたっていう。
いやでも一番正当ななんか旅の楽しみ方な気がしますよ。
そうなのかもしれないな、どうなんだろうな。
そのガイドブックに載ってるような特徴的な部分だけじゃなくて、そういうところの方が僕はいいと思いますね。
まあなんか路上観察みたいな感じになってますよね。
でもポストとかがなんか違うデザインになっていると、これ本当に届くのかなとかなんか思っちゃうというか。
自分の方がおかしい。
まあそうですよね。
その場では。
その地においては。
そこが気持ちいいですよね。
こんな色で届くの?みたいな。
緑色のポストとかあると何用かなって思っちゃうんですけど。
ただのポストだがって感じですよね、向こうの人からすると。
たぶんそうなんですよね。
向こうの人がこっちの赤いポスト見たらなんか怖とか思うのかもしれない。
血なまぐさい頼りが届くポストかなみたいな。
ちなみに台湾には赤と緑があって。
あ、そうなんだ。
用途が違うんだと思うけどちゃんと見てなくって。
赤もあるんだね。
何だったら一つのポストなのに左が緑に塗られてて右半分が赤に塗られてるっていう。
なんかがあるんだろうね。
なんかとなんかの両方やってるんだろうね。
そうそうそう、そういうのもなんかありましたね。
本当表層的な路上観察をしている話ばっかりになっちゃって。
いや、いいじゃないですか。
ちょっと台湾というか中国の文化圏の話をすると古旧博物館に行ったんですよ。
かの有名な。
そうそうそう、台北市でツアー組んだらほぼ確実に入れるであろう土定番の場所ではあるんですけど。
いわゆる国宝というかいろんなお宝が所蔵されているでかい博物館なんですけど。
で、そこで白菜と豚の角煮の彫刻が一番有名で2大お宝として。
展示してる。
で、あとはいろんな時代のいろんななんか植民地だった時代がいろいろあるので、いろんな国の宝が区分けされて展示されてるっていう感じなんですけど。
はいはいはいはい。
まあ一番入って最初にその白菜を見たんですけど、白菜がなんかすごい意外だったというか。
まあてっきり完璧な白菜の彫刻を完璧な手法で作り上げたものだからすごいのかなって思ってたら。
お宝だもんな。
なんか実はちょっと違って、ガイドとかを聞いてると、あの翡翠の緑の部分とちょっと濃淡があってこう白くなってる部分を。
うんうん。
まあそれが同居している一つの塊から削り出して作った白菜の彫刻なんですけど、翡翠として見ると結構純度が低くて、純度というか透明度が低かったり、なんかムラがあったり。
だったらよく見たらクラックが結構入ってるんですよね。
じゃあなんかその石単体としてはそんな良い石でもないみたいな。
なんかどうもそうらしいんですよ。
へー。
で、それでどうも良い石ではないもののその濃淡を活かして彫ることによって、めちゃめちゃ白菜になったっていうもの。ざっくり言うと。
はいはい。
もちろん技巧としてはすごく上手だったのかもしれないけど、ね、すっごい精密に、こんなの人間が彫れるのかわからないっていうほど細かいものかっていうと、
なんか自分の目から見るとそうでもなくて、美しくまとめてあるけど、案外素朴なものではあったかなと思って。
へー。そうなんだ。
で、もう一個の肉形石っていうのがあって、これは何かっていうと、もう豚の角にそっくりの石。
すごいな。白菜と豚の角にって。
なんでそんなの作ったのっていう感じではあるんですけど。
うん。
で、これもよくこう説明聞いてると、もともと肉みたいに見える石があるらしいんですよ。
で、その肉みたいな石を表面をちょっと染める技法を使って、
はいはいはい。
豚の皮膚みたいな感じにして、で、毛穴っぽくちょっと彫刻をしていて、
あとはいろいろ加工はしてるかもしれないけど、もともと石自体が肉っぽい雰囲気を持っていることを活かして作ったものっていう感じらしいんですね。
どちらもその素材をうまく活かしてるっていう。
そうそうそうそう。で、なんか素材を活かしてうまく作るっていうアイデア自体は、どこにでもあるものではあると思うんですけど、
国宝としてトップレベルのものと、そういうものと位置づけていること自体が、なんかちょっとメッセージがあるような気がして。
はいはいはいはい。
で、というのも、近くの部屋に行くと、詳しい歴史はわからないんですけど、
イギリスの宝がすごいあって、そのコーナーもあるんですよ。
うんうん。
で、その価値観の宝って、物質をフルコントロールしたものが良いものっていう感じがするっていうか。
はいはい。
例えば彫刻だったら、隅々までありとあらゆるところに彫刻をするとか、もしくはこれと決めたものに完璧に近づけていくとか、
うーん。
あらゆる素材を使っていろんなカラーを、もうここはこの色の方がいいと思ったらその色で、もう多分塗るんだと思うんですけど。
はいはいはいはい。
そういうフルコントロールっていうのが、なんか前提になっているような気がしていて、工芸品の良さの基準自体が。
で、それってどっちかというと馴染みがあるというか、自分もその方がなんかすごいと思うし、
そういう宝とその肉形跡とか、白菜を並べてみると、
だいぶ方向性違いますね。
それ以上深掘りするのは難しいんですけど、そこにメッセージがもしかしてあるんじゃないだろうか。
はいはいはい。
以上というか、そこまでで考察は終わっているんですけど。
以上、鉄道のコーナー。
古旧博物館は他にもいろいろお宝があって、
うんうん。
案外地味なスズリばかり置いてある部屋とかもあったんですけど。
スズリばかり置いてある部屋。
そうそうそうそう。
スズリ狂いだったかな、なんかみたいな言葉があるらしくて。
えぇー。
スズリが好きすぎておかしくなった人みたいな。
スズリってそんな集めるに足るもんなんですね。
なんかそうみたいで。
あんまそういう観点で見たことなかったけど。
いやーでもそれが結構ね、渋くて良かったというか。
えぇー。
炭という液体を吸って作って、溜め溶くものだから、
うん。
液体が流れて初めて完成する、その滑らかな局面美学みたいなのが。
そこに良さがあるってこと。
そうそうそうそう。
彫刻とかの良さとはちょっと違った、
はい。
自然現象としてのその表面張力とか流れみたいなものを、どういうふうに綺麗にまとめるかみたいな感じで。
そんななんか普通の書道の授業で使ったようなスズリの、いわゆるあの形のスズリじゃないってことですか?
結構異常スズリいっぱいあるんですか?
いろいろあって、四角いスズリもあるけど、
四角いスズリもなんかこう微妙な局面になっていて。
へぇー。