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2024-09-09 16:47

コミュニティにおける「贈与」について考える。


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00:05
はい、今日もコツコツやってますか?ということで、月曜日ですね。
えーと、昨日はがっつり草刈りをしてきました。
いやー、でもなんかね、体の使い方が多分ね、上手くなってるんじゃないかなってのと、
まあ、体力ついてきてんのかもね。あのー、全然筋肉痛になってないんですよ。
おー、すごい。
大体いつもね、あのー、草刈りやるとですね、まあ、結構ヘビなんですよ。
朝8時に集合して、11時半までやるから、
え?3時間半やるのか?え?あってます?
3時間半もやってんのか?午前中。
3時間半フルで草刈りと、まあ道の掃除をして、
で、そっから1時から3時半ぐらいまで2時間半。
都合、6時間。フルフル。
フルフルで6時間。
いやー、ひたすらね、作業するんですよ。
もう途中からね、ランナーズハイみたいになってくんだよね。
楽しくなっちゃって。
いやー、楽しいよね。
で、あのー、いやいいんですよ。
あの田舎のそういうアクティビティはすごく良くて。
で、あのー、まあ僕はあのー、大体いつも耳でオーディブ聞きながらやってて、
もう昨日は2、3冊?3冊?2.5冊ぐらい本が聞けましたね。
よかったよかった。
ということで、まあすごく健康的で、
しかも道もね、きれいになると気持ちいいんですよ。
はい、そういう感じのアクティビティを昨日は過ごしましたが、
今日は普通に仕事をしていきたいと思いますと。
うん。
で、今日はちょっと、あのー、面白い話ですね。
あれは、あのー、東大のなんか研究所か?研究者の方かな?が、
えっと、雑用のメカニズムの研究をしたと。
で、それがすごくね、話題になっていました。
で、かいつまんでいくと、その雑用っていうものが、
対等に雑用が行われるか、あるいは行われないかで、
その社会構造が、格差が広がっていくみたいな感じなのかな?
で、格差が広がっていくと、社会構造っていうのは規定されていって、
まあ最終的には王国みたいな感じの仕組みになると。
で、この研究の雑用のメカニズムとか、雑用の社会に与える影響っていうのは、
実はもうずっとね、もう本当に100年ぐらいからずっと語られている話ではあるんですが、
今回の研究のすごく面白いのは、定量的にある程度そういう分析をして、
いろんなことを明らかにしていったというところ。
かいつまんでいくと、この雑用がある種の格差を作っていくみたいなのがね、
多分面白いですよね。雑用することが格差を作る。
で、その格差っていうのが、社会の構造っていうのをアップデートしていくみたいな感じかな?
より複雑にしていくっていう風に雑用っていうのを、ある種の捉え直したというか、
語り直したみたいな風に僕は読み取りました。
格差が生まれるって言うとさ、どっちかというと雑用って関係ないイメージがあるじゃん。
今の社会だとさ、会社を上手く経営させてさ、上場させましたって言ったらさ、
すごい億万長者になりましたっていう時にさ、別に雑用って発生しないじゃん。
でも実は人間の社会が発展していく、本当に現象の状態から発展していくプロセスを考えた時に、
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雑用っていうパラメータっていうのが実は結構格差を生み出す原因になっているのではないかという話なんですね。
ここのまず大前提として言うと、じゃあ雑用をしますと。
じゃあ部族Aから部族Bに対して、じゃあ牛をあげますと。
で、それは私たち部族AからBの部族への有効な証ですと。
で、牛は結構その社会で価値があると。
で、Bの集落、Bの部族さ、牛をもらって嬉しいわけですよ。
ありがとうAさんって言ってさ、でもごめん、僕ら牛ちょっと持ってなくて、
ごめん、なんか全然返せるもんないから、ちょっとバナナしかないんだけどバナナ返していいっすかみたいなことをやると、
Aさんは、Aの部族たちは、なんだこいつら、俺ら牛あげたのにバナナしか返さないのかよみたいな感じにまずなると。
で、そしてでもこれ多分より重要なのは、そのBがバナナしか返せないというところが多い目になるんでね。
あー俺らあいつから、あいつらから牛もらったのに、いやバナナしか返せないし、
いや今年も来年もずっとバナナしか返せないけど、
あーでもあいつら毎年牛くれんだよなーみたいな。
ここに分かります?格差が多分発生していく。
まあ元々あった格差っていうのがそれによって多分固定化されるようなイメージなんでしょうね。
ちょっと読み違えてたら申し訳ない。イメージ多分そういう話をしているのかなと思いました。
まあ確かにそうだね。自分たちが何かを有効な証とか、あるいはそれも社会関係を作るっていう手段として、
雑用で何かを誰かにあげると。
で、その時に十分なお返しをできなかった側というのが、
なんというか心理的な追い目を感じてしまうっていうのは非常に自然なことだと思いますし、
それをある種その豊かな側をわざと利用するケースとかもありますよね。
こちらからこんなものをプレゼントします。
あくまで雑用だからさ。
それはこれを返せ、お返しをしろなんて言わないんだよ。
言わないんだけど、でも雑用ってそういうもんだろうみたいな文化があったりすると、
やっぱりそこで十分なお返しができなかったっていうところで追い目が発生していって、
それが社会の構造、権力構造みたいに結びついていって、
また多分それがさらに再生産されていくと、
豊かな人たちがさらに権力を持ってまた自分たちを豊かにしていくような仕組みになっている。
雑用ってのがある種暴力的に言うと他者を連続するためのツールになっている。
そこまで多分この研究では書いてないでしょうけど、
でも確かに雑用ってのはそういうふうなので、
ある種暴力的というか支配的に使うことっていうのも当然可能なんですよ。
非常に面白い観点だと思います。
雑用論っていろいろ結構研究されまくっている世界で、
まさに今回の東大の研究もそうなんですけど、
僕らの社会において雑用ってすごく多義的で、
そうやって他者をある種支配していくような雑用ってももちろんあるし、
あるいはもう雑用なのか取引なのかよく分からないような雑用ってのもありますよね。
例えばキャバ状に何かをプレゼントするっていうのは、
雑用なんだかなんだか分からないじゃん。
何か明らかに取引がそこに発生しそうだよね。
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キャバ状に300万円のバッグをあげたんだったら、
じゃあ俺のことを大事にしろみたいな。
それってもはや雑用じゃないけどでも雑用に見える。
あるいは子供に対してサンタさんがプレゼントする。
これは結構純粋な雑用。
誰から渡されたか分からないじゃん。
これは雑用論でも語られますけど、
誰からもらったか分からないみたいなもので結構大事ですよね。
サンタさんって概念じゃん。
子供の頃は分からないわけですよ。
親がくれたとは思わないし、
親もこれは俺が買ったんだよとか言わないわけですよ。
それはやっぱり純粋な雑用っていうのは、
おそらく文化的にやろうとしてるんじゃないかなっていうように感じたり。
それはやっぱり美しいものだよね。
また自分が大人になった時に、
サンタっていう仮の衣を着て、
誰から分からないけどサンタさんがくれたんだよって言って。
そういう世代を超えた匿名の雑用みたいなのがすごく素敵ですよね。
雑用っていうのはとにかく、
今の時代実はめちゃくちゃ面白いかもしれない。
資本主義がこれだけ発展して、
ある種それこそ格差みたいなものが固定化されつつある。
ほっとくと格差が固定化されて再生されて、
この中においてそれを強化する、
あるいはもっと健康的にする。
格差があることはたぶんしょうがなくて、
雑用によって格差を消し去ることはたぶん無理なんだよね。
むしろ格差は雑用の進展によって、
より強調されていく可能性の方が高いと思います。
ただそのやり方によっては支配的にならない方法もありますし、
より良い文化を作っていくって方法もあるっていうところで、
特に何か結論がある話ではないんですが、
雑用っていうものがすごく、
実はめちゃくちゃ面白いというところは、
なんとか論点として皆さんと共有していきたい部分でもありますね。
あれか、突然一冊本を間に紹介しますが、
世界は雑用でできているって本が面白いです。
まさにこの匿名の雑用。
サンタさんの話とか、すごくわかりやすく書かれています。
世界は雑用でできている。
実は僕らの社会において、
商取引みたいなものも非常に重要だし、
それが社会を駆動させているのも間違いないんだけど、
実はまさに世界は雑用でできている。
っていうところの側面から社会学的に切り取った一冊の本ですね。
僕は雑用ってすごくテーマでいうと、
昔から関心があって、
マリノフスキーのクラコー駅とか、
雑用のマルセルモースとか、
大学時代とか読んでいましたね。
ちょっと難しくて、
だいたいわかっているけどね。
さらっと表面をなぞったあたりは、
マリ化してというぐらいで、
って言ったときにさ、
やっぱり今僕らコミュニティをやっているじゃん。
どうやって僕らがやっている、
この忍者道ってコミュニティで雑用の文化を作るかっていうのは、
実はすごく裏テーマなんですよね。
裏テーマなんですよ。
雑用っていうのをコミュニティの中に
しっかり入れていくっていうこと。
これは実は社会、
僕らの小さな集大を作っていく上では、
めちゃくちゃ大事なことなんですよね。
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雑用のデザイン。
コミュニティにおける雑用のデザインですね。
どのような雑用が文化になっているか、
望ましいと考えられているか。
もちろんそこにやっぱり支配的にならないような
雑用の在り方っていうのもすごく大事になってきます。
さあどうやりましょうかっていうのはさ、
すごく面白いテーマだと思いませんかね。
ポイントはね、多分ね、いろいろあるんですよ。
いろいろあって。
まずもう2つあるのかな。
1つ、これちょっとすみません。
めちゃくちゃマニアックな話を展開しちゃいますけど。
1つはね、やっぱり
名前のある雑用だよね。
僕が誰かにCNPを上げるみたいな感じ。
この時には、その上げる人っていうのは
多分権力を持っていればいるほど
基本的にはいいんですよ。
だから僕は忍者だおって今コミュニティやってる。
僕はファウンダーでしょ。
ある意味組織の中で一番パワーを持っているわけです。
それは作った人がね。
それはしょうがないね。
作った人だから当然リスペクトされやすいし。
権力的な意味でも当然パワーは僕は強いと思います。
って言った時に
そういう僕が雑用するってのは
多分めちゃくちゃ意味があるんですよ。
これは多分昔からそうだよね。
王様が貧しい民に何かを配ったらさ。
それで指示を得て
結局王様にとってプラスがあるよねって話だったり
それによって
社会の道徳的な規範ってのをさ
より良い方向に行く。
ノブレス・オブリージュって言葉がありますよね。
貴族の責任みたいな言葉ですけど
恵まれた人ってのは
自分の恵まれた恵みみたいなものを
還元していく義務があります。
責務があります。
っていう風に考えるのがノブレス・オブリージュです。
言ってみればそれの実践ですよね。
このノブレス・オブリージュ的なものを
実践を文化にしていくって感じかな。
それを文化にするためには
ノブレス・オブリージュ
つまり権力を持っている人が
ちゃんとオブリージュをやっていかないとダメなんですよね。
ただ口で言ってるだけで
僕が雑用ってのは大事ですとか
もっとみんなに配っていきましょうとか
僕がめちゃくちゃ色んなものを囲い込んでて
イケハイさん全然何も雑用してないじゃないですか。
感じだと文化にならないよね。
だからこれは口だけではなくて
ちゃんと社会における
より良い雑用の循環みたいなものを
資材を蓄積するんじゃなくて
富っていうのを得たら
それをしっかりまた次の社会に流していく
回していくっていうような文化で
その規範意識を作っていくためには
特にバイネームで
ある程度力がある人たちが雑用していく
ってことは非常に文化として大事だなと思って
なるべく僕はCNPとか色んなものを
プレゼントするようにしてます。
これもただ誰でも
彼でも渡すわけでもなく
こっちも結構選んでるんで
ある意味取引的では取引的かもしれない。
だから難しいですね。
グラデーションになっておりますので。
とりあえず僕自身がニンジャダオのコミュニティで
割と個人として
どのようにしてコミュニティの中に
雑用の文化を入れるかっていう観点で言うと
なるべく僕自身が
身銭を切って雑用していく
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っていうことはすごく大事だなと思っています。
あとは匿名の雑用
匿名の雑用みたいなものすごく必要だと思います。
ワンクッション置くって感じですね。
これ僕らの場合だと
クリプトニンジャナウンズと
僕らはブロックチェーン上にみんなのお財布を持ってるんですよ。
これはすごい仕組みですよ。
もう革命ですよ。
あんまり説明しても分からないぐらい革命的なやつです。
ブロックチェーンの上に
プログラムを作ることができるんで
そのプログラムで管理しているみんなの
共同のお財布っていうのがあるんですよ。
僕らのダオには。
これは皆さんがクリプトニンジャナウンズと
アドビが1日1個発行されるんですけど
これを買っていただいたらその買ったお金ってのが
みんなの貯金箱に
チャリーンって入るって感じのイメージです。
今ちなみに1億円ちょっとかな。
ちょっと良い差が下がっちゃったな。
多分1億いくらかあると思います。
ここから
クリエイターの皆さんに対して
ある種結構雑用的な行いをしていたりします。
まさに雑用で言うと
ニンジャダオだとクリエイターの方に対して
いくらでしたっけ。3万円ぐらいか。
の多分金額を補助して
例えばアドビの
ソフトの利用料を
払ってもらうためのお金を
トレジャリーって言うんですけど
僕らの貯金箱からクリエイターさんに提供したりとか
あとは作業環境
結構椅子買う方多いよね。
割とニンジャダオのクリエイター
椅子と机がやばいので
作業している方々がいるので
そういう方々に対して2万とか3万円ぐらい
補助っていう形でプレゼント
プレゼントして雑用して
作業環境を
改善してもらうということなんかを
やっていたりします。このお金の
出どころってのはみんなのお金なんですよ。
ワンクッション置いてみんなの
プールっていうのを作っておいてそこに置いて
匿名制みたいな担保されるというか
誰のお金っていう感じでもなくなるんで
お金っていうのが一回ぐちゃって
いい意味で混ざっていくんでみんなのお金を
私はもらうっていうような構造になると。
これはバイネームの
私がこの人に
プレゼントするっていう話ではないので
何とか支配的になりにくいんだよね。
でも一方で感謝は芽生える。
コミュニティのお金で
すごい作業環境良くなりましたっていう
その感情は当然変わらない
ことだけど誰のお金っていうところが
なくなるんです。みんなのお金で
シリーズではみんなに感謝する。
しかも
自分もみんなに回れるんですよ。
クリプトンじゃないんですけどNFTを買ったら
あなたもみんなに回れるという
ようなサイクルになってくる。
これはすごく理想的で
こういうものを作ろうと思ってもなかなか
ブロックチェーンがないと難しいんだよね。
今、僕らはそういうツールを
持っているので、クリプトニンジャナウンズ
っていうのが実は
匿名的な増揚
ワンクッションを置いた上で
プレゼントをしていくっていう
仕組みのかなり根幹に
実はあったりもしますね。
増揚っていうのは
多分すごく重要なんですよ。
これをコミュニティの中でデザイン
どうやって組み込んでいくかっていうのを
しっかり実践して考えていく
ということは多分あまり語られない論点
だし、なんだったら
マーケティングだよね。マーケティングっていう
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その枠組みの中でも増揚論ってすごく
多分ね、もっと取り扱われるって
いいはずなんだけど、意外とみんな語らないし
僕自身も
コミュニティの運営においてはもちろん増揚って大事だと
思いますけど、何かこう
もっとロジカルに語るってことはまだ
できないですね。なので、僕自身も
ちょっとね、自分がコミュニティをやってるんで
この中で増揚の文化
僕自身はいろんな人にプレゼント
していきます。それをやっぱり
やる意味がある。そうやって
増揚の文化、バイネームで増揚
していく文化っていうのはやっぱり、基本的には
プラスですからね。プラスの影響がある
と思いますので、やっていくと。で、同時に
みんなのお財布っていうのを作って
そこに対してみんなで増揚して
またみんなで
増揚をもらった人が増揚する側に
また回っていくみたいなサイクルを作っていく
で、こういうところをデザインすることによって
多分ね、コミュニティでいうとすごく
強靭なコミュニティとか
潰れないようなコミュニティが
多分ね、できていく。増揚のサイクルが
回っていれば回るほどね、多分ね
いわゆるレジリエンスと言いますか、柔軟で
しなやかになっていくイメージがあります
取引だけの関係のコミュニティって
要するにその取引のメリットがなくなると
いなくなるんだよね。で、これはまあ
正直NFTとかトークンとかそういうのも
本当に見るじゃないですか。でも増揚の
サイクルがちゃんと同時並行で回っている
場所ってね、人が居つくんだよね
要するにそれも本当に文化があって
そこに社会があるって感じなんで
そういう観点で言ってもやっぱりね
増揚ってのは非常に重要なんで
僕もね、もう少し改造
高く言語化をしていって
このコミュニティの中においてどうやって増揚を
デザインしていくかってことはね、あのブロックチェーンの
技術相当使いながらね、やっていきたいと思っている
というね、非常に今日は、すみませんね、月曜日から
月曜からいろいろマニアックな話を
してしまいましたが
増揚っていうキーワードについて紹介をさせていただきました
それでは皆さん、良い天気を
16:47

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