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はい、今日もコツコツやってますか?ということで、本日も話をとっていきたいと思います。
僕が住んでいる高知県は、台風は結局大きい風はなかったのかな?ちょっと風の被害も出てはいますけど、
予想に反してありがたいことに、そんなに大きい風は吹かず、雨だけ、今も雨はほぼ止んだかなという感じですが、
でも関東はこれからだと思いますので、お気をつけて過ごしていただければと思います。
昨日に続いて、ちょっと思い出して読んでいた本があります。
昨日は、さすがに女性企業界のセクハラとか、そういうのをやめろよ、みたいな。
そういう差別的で人権侵害みたいなことを、容認はもう絶対できないよね、みたいな話を改めてしたというところで、
さらに広げてという話で言うと、10年くらい前に僕に対談をしたことがある、ジョン・ガーズマさんという方がいらっしゃいます。
このジョンさんという方は、今だとマーケティングリサーチの会社をやられていますね。
当時からもそういうマーケティングのリサーチですよね。
いろんな人の意見を実際に各国で収集していって、そこからインサイトを導き出すというお仕事を昔からなさっている方で、
これすごく彼が書いた面白い本、今から10年前なんですけどね、すごい10年前の本なので、
対談したのも10年以上前ですね、という方なんですが、それを改めて読んでみました。
というのは何の本かというと、女神的リーダーシップという本があるんですね。
女神的リーダーシップ、英語だとアテネドクトリンって書いてあったかな。
アテネ、アテナの神様、アテナドクトリンか、というようなタイトルで、
女神のようなリーダーシップっていうのがこれからの時代必要じゃないの?っていうのを国際的な調査から、
このジョンさんは提案したんですね、っていう本です。
10年前の本なんですけど、本当に非常に同感というか、いやそうだよなっていう納得感があるような話が、
大事なのは一応アンケートをかなり取ってるんですよ。
このアンケートによってそれを導き出したっていう話ですね。
どんな、面白い話なんでいくつかちょっと引用したいと思います。
各国でアンケート、13カ国って書いてあるかな。
多分そのくらいの国でアンケートを取りましたって言った時に、
男性的とか女性的っていうところをまず規定していってですね。
例えば女性的っていうのはどういうことかっていうのを各国にいろんな人たちに聞いたんですね。
女性的っていうのはどういうことかっていうと、
例えば、起点が効くとか、愛想がいいとか、人気があるとか、コミュニティ思考、助けてくれる、
クリエイティブ、柔軟、直感的、上流、スタイリッシュ、感情的、
落ち着いている、忍耐強い、優しい、思いやりがあるとか、
こういった要素っていうのは女性的だよねというようなグローバルでそういったアンケートを取ったと。
逆に男性的っていうのはどういうことが男性的かというと、
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権威的とか強いとか、傲慢とか融通が効かない、リーダー資質があるとか、
分析力がある、プライドが高い、決断力がある、野心的、高圧的、勤勉、まとめ上手、
自律的、独特、熱心、逆境に強い、我慢する、有能、独立心旺盛とか、
分かりますか?どっちかっていうと確かに今言ったような、男性的ですよね。
男性的なイメージがあると。こういったものをまずグローバルでアンケートを取ってカテゴライズしていったと。
例えばどちらでもないのっていうのもあって、どちらでもないにカテゴライズされるような形容詞だと、
個性的とか気楽とか共同的、知的、ずる賢い、ビジョンがある、エネルギッシュとかっていうのは、
どちらでもないに当てはまったと。
女性的な、みんなが思うような女性的な何かっていうところと、
男性的な何かっていうのをアンケートによって国際調査をまずしたという、そういう前提があって、
これは面白いなと思って、そこから各国にいろいろ聞いたんですって。
聞いてですね、クエスチョンを出していったときに、あなたはそう思うかどう思うかっていうクエスチョンがたくさんある。
中で一つ、これすごいですね。男性がもっと女性のような発想をしたら、世界はより良い方向に変わるだろう。
あなたはどう思いますかっていうことを各国に聞いたんですね。
アメリカ、イギリス、インド、中国、カナダ、インドネシア、日本、韓国、フランス、ドイツ、ブラジル、チリ、メキシコの人たちに、
もう一回言います。男性がもっと女性のような発想をしたら、世界は良い方向にいくだろうというふうに、あなたはどう思いますかっていうと、
これはですね、なんとグローバル平均で66%がそう思うっていうふうに語ったし、しかも男性で見ても男性の63%がそう思ったと思っているということですね。
しかもこれ国によってですね、かなり差があってですね、国だとなんとですね、これびっくりする。
日本人男性はですね、79%がそう思うって言ってるんですって。
我々です。僕のような日本人男性にアンケートを取ったときに、男よりも女性、男性が男がもっと女性のような発想をしたら、世界がより良い方向に変わるだろうっていうふうに思っている日本人男性は、この時のアンケートではなんと8割。
すごい話だよね。面白いよね。
日本人男性は男性性みたいな、少なくとも社会を作っていく会社とか、何か事業をやっていくというときには、そういったものは男性的というより女性的である方が望ましいっていうふうに考えている男が実は多いって。面白いよね。
これはグローバルでも同じような感じで、もうちょっと読み上げると、世界中の多数の人々が男性の振る舞いに不満を抱いているのは調査の数字からも明らかだ。その比率は日本と韓国が79%、アメリカ、インドネシア、メキシコでは66%に達している。
しかも男女差による差は皆無に近い。男女差は別にない。結局男らしい男的な振る舞いっていうのが、みんな実は不満に思っているということを、この本はね、かなり冒頭の部分で明らかにしてて、めちゃくちゃ面白いですね。
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まとめると女性的な、望ましい女性的と言われるようなものは何かというと、こんな感じになります。
自分は完璧ではなく失敗もあると認める勇気、調和、調和の取れた目的意識。
この本ではグローバルなアンケート調査で今言ったような資質っていうのは、多くの方が実は女性的だっていう風にカテゴライズするような資質だよねっていうところをアンケートからも明らかにして。
ここから今言ったような資質っていうのは、ギリシャ神話の女神アテナを連想させたと。アテナっていうのは知性、技能、文明化の影響、公正さなどが崇拝の対象となって、産業、芸術、工芸の女神とされたという神様なんで、
この女神アテナのような資質が今の時代にふさわしいリーダーシップと、そしてそういうようなリーダーシップを持つことによってイノベーションっていうのは促進されるでしょうということを問うたのがこの本になっていますというところで、女神的リーダーシップという本を軽くざっくり要約させていただきましたが、
本当に思いましたね。本当におっしゃる通りだなって話ですね。もうちょっと最後にいくと、これは最後まとめの部分を読み上げるとですね。男性的か女性的かは二者卓一ではない。女性らしい思いやりを持つ男性もいれば、男性顔負けの分析や自己主張をする女性もいる。性別は天佑のもの。天から与えられたものだが、後天的に異性の微転を取り入れることは可能である。
私たちは女性的な価値観を女性だけのものとみなすのをやめ、今の時代にふさわしいイノベーション手段として受け止めなくてはいけないという、そういう主張なんです。なかなか、ちょっと時代を先取りしすぎた感がありません。この本で。
現状が出たのは2012年とかなのかな。かなり昔の話で。翻訳されたのが2014年のはずなんで。今こそこういう本が読まれたらいいんじゃないかなと思ったんで。10年前なんで。事例とかは結構古くなってますね。
もう10年前の話なんで。ちなみにですね、この本、僕もね、当時ちょっとね、取材のリストアップとか協力した記憶があってですね。読んでいくとね、日本の取材もかなりあるんですよ。日本に結構長く滞在なさって、いろんな企業家とかを取材したっていうところがパートとして出てくるんですけど。
たぶんほぼ全員知り合いみたいな。これは確か、僕がプレジデントの方にリストを出したような気がするんだよね。それで彼らが個別に取材して。僕も内野さんと会ったことがあるんで。そんな懐かしい年々。今でもね、みんな活躍してますよ。すごい。知る人ぞ知るみたいなね。
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あの方なんかもね、この人こんなことしてるの?昔みたいなね。話なんかもあったりして。すごくね、面白い本になっておりますので。女神的リーダーシップという本があるので。まあそうですね。女性的と言われるような、カテゴライズされるような資質っていうのが今の時代すごく重要になってるんじゃないかってね。そういう本がもう10年前にあるんで。
まあやっぱり日本だと今ようやく何かそういうものが刺さりやすくなってんじゃないかなと思いますね。まあやっぱりね、男性的と言われるようなさ、その性質って。まあ確かにそんな良いイメージないよね。独善的で、権威主義的で、独裁的というかさ、指示を出していく。本当に強いリーダーみたいな。
なんかそういうものよりも、まさに弱さって書いてありましたけど、自分も他人も弱い人間であるっていうところからスタートしていって、共感していって、他の人の傷とか、苦しい思いっていうところにしっかり心を寄せていきながら、なるべくそういう残酷さみたいなのを減らして、物事を進めていくっていうのはすごく大事っていうのはさ。
感覚的には僕もそう思いますし、そういうふうに感じる人は多分ますます増えているような気がしますね。最後に、僕は今クリプトニンジャっていうキャラクターブランドを作っていますけど、やっぱりね、こういうのすごいバランスが難しいんですけど、思うのはね、クリプトニンジャは別に僕の時代で、僕自身がものすごく大成功させる必要はそんなないかなと思ってんだよね。
一応、事業を作って、いろんな人に関わってもらっているからさ、事業自体を大きくしていくのはすごいすごい大事で、もちろん大事で、お金をさ、もっと払って、みんなにさ、かつかつで暮らしている人も当然多いし、せっかく素晴らしいことやってるからさ、経済的にもちゃんと報われるっていうことはもちろん作っていくんだけど、それをね、そればっかり求めるって結構大変なんですよ、本当に。
いろんなところに歪みが発生しちゃって、それこそ男性的な、あまり望ましくないような男性的な何かみたいなものが顔を出してしまう瞬間とかもあって、それだったら、もう、別に成長を放棄するわけではないんですが、まさにこの本の中にある通り、忍耐図さだね。長い長い時間軸の中で、みんなで幸せになりながら成長していけばいいと。すべて時間かかるからね。
っていう前提で、クリプトニンジャーっていうのを作っていきたいと思っていて、木っていっぱい生えてるんですよ、ここら辺、杉とか。あれってね、やっぱりすごい時間かかるんだよね。今、うちの、例えば目の前に杉の林がありますけど、あれはね、植えられたの、たぶんだいたい30、40年くらい前なのかな、おそらくね、40年、戦後、戦後、高度経済成長期くらいの話なのかな。僕が生まれる前の話ですよ。
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で、植えた人たちは多分もうね、まあ当然亡くなってる方の方が多いと思います。まあ、そりゃそうだよね。もう40年、50年くらい経ってて。でもね、樹齢50年の杉ってそんなにたぶんね、そこまで価値ないんだよね。なんと、まあまあもちろん価値はあるんだけど、まあまあまあ50年だよね、ぐらいのたぶん感じなんだよね。で、もっとね、これ100年とかね、越えてくるとすっげー価値が出てくるらしいです。で、これをね、なんか戦略的にね、やってるような地域なんかもね、あの全国に一部あるらしいですね。
なので、なんかそういう感覚に近いですね。クリプト忍者も今は苗木みたいなもんなんで、で、この苗木がね、たぶんちゃんと育つのたぶん100年くらいかかるんだよね、まじで。普通にやっていくと。で、なんか100年くらいかけてようやく価値化されていくものだとしたらさ、今なんかこうすげードタバタ頑張ってもなんかしょうがないじゃん、これ。
まあもちろん頑張るよ、頑張るしね、全力でさ、その苗を守って大きくするためにさ、みんなでさ、そのね、あの杉の森をさ、しっかりメンテナンスしていくとか、それはやるんだけど、でもさ、その杉が成長していくのはさ、時間かかるのはしょうがないじゃん。そこに何かさ、なんか、何、新しいさ、あのやばい栄養を入れてさ、もう杉の成長をなんか10倍にしますみたいな、いやいや、なんか、なんか、ちょっとやんないほうがいい気がするよね、それよって。
なので、あのすごく長い目で、そう、この本でまあ示されているようなその忍耐強さだよね。で、そういうもの、すごく長い時間軸で、で、人に無理をさせないで、で、うん、みんなでこう協調していきながら物事を進めていく。で、この僕らの台だけで別に成功させる必要はなくて、で、もうね、杉の林なんてほんとまさにそういうのをさ、もう体現してくれてるんですよな、もう目の前でね。
で、うん、だから僕らの子供世代、孫世代ぐらいがクリプト忍者で、うわーすげークリプト忍者めっちゃ最初の人が作ってくれてありがとうみたいな、私のおじいちゃんとかおばあちゃんこれやってたんだみたいな感じでさ、なんかそのくらいがちょうどいいなと思ったら、どうせ死ぬしさ、人間、どうせ死ぬし、うん、あんまりこう焦って育てる必要はない。
まあとはいえ、やんなきゃいけないことは結構あるから、あのーやんなきゃいけないことは結構あるんで、まあそこはもうほんとスピーディーにやるからさ、まあそれはやるんですけど、まああんまり焦ってもしょうがないなってことをまあ常々思っているんで、まあそういう観点から言ってもね、この女神的リーダーシップってこのね本で提唱されているその価値観というのは個人的には非常にね、えーピンとくるものでしたと。
で、まあほんと10年前の本なんで、だいぶね中身自体はちょっとどう、まあもう古いというかそうだね、もう今どうなってんだろうみたいなものが結構あって、まあそこはそういう感じなんですけど、でも冒頭で書かれている話とか、あとは特にその後半部分で、まあ最後まとめに入っているところなんか非常にね、今読んでももう全然通用する話なので、ぜひね女神的リーダーシップという本、ジョン・ガーゼナさんの本ですね、読んでいただければと思ったので、紹介をさせていただきました。
このチャプターにリンクでも付けとこうかな。
あの土日で読みたい本がある方はね、ぜひ読んでみてくださいという話でございました。
それではみなさん、良い一日を。