1. Cobe.fm 本好きコンサル2人の読後感想戦
  2. 2021年の読書振り返り/のぞみ3選
2022-01-04 14:22

2021年の読書振り返り/のぞみ3選

そばですよ/的を射る言葉/嫌われた監督

気軽なお便りお待ちしています:info@cobe.work / @Nozomitnk

00:11
じゃあ私は、
はい、のぞみさんお願いします。
1個目2個目の私の使い分けの戦略を先に共有しておくと、
はい。
もう1個目で、好きなものは好きだって言って、
うん。
もう2個目の枠の方は、もうとにかくこれ良かったってやつを、もうなんか、
15秒の熱量と共に大量に放出するっていうパターンで、
はい。
いこうと思うんですけど。
はい、わかりました。
なので、1個目はですね、ゆっくりめに、ゆっくりめとかゆっくりめのトーンで、
今年、1番しか読んで良かったなーっていうのは、
そばですよが、私はすごく良くて、
へー、時々出てくるやつですよね。
ひなまつ陽子さん、
うんうん。
っていう方が書かれてる、
東京にある立ち食いそば屋をめぐって、
1軒1軒実際に行かれて、それを書いていくっていう、
エッセイなのかな、エッセイというのが良いんだろうかっていう本なんですけど、
うん。
もう、これを見てもう古い立ち、
うん。
東京旅行行きましたもん。
あ、そうなんですか。
立ちそば行く旅行。
それぐらい目の前におそばと、
そのそばを出している立ちそば屋さんと、
そこにいる人と、
人っていうのはお客さんと、
そこで働いている店主の人の絵がありありと浮かんでくる、
へー。
エッセイでしたね。
エッセイイストの方って、たくさん書かれてる方であればあるほど、
手癖が手癖がっておっしゃるのをよく耳にして、
勝手に手が動いて勝手に書いてくるみたいなことなんですけど、
もう手癖が一切ないそば愛みたいなのがこもった、
そば愛というか立ちそば愛がこもってるエッセイなんですよ。
へー。
このそばですよを含めて東京の美味しい立ちそば屋みたいなのでGoogle検索すると、
そばですよで紹介されてるお店一覧みたいなリスト出てくるんですよね、普通に。
うん。
だから美味しいそば屋が知りたいなっていう目的で読む本じゃないんですよ。
うんうんうんうん。
もうなんか平松陽子さんのそばの世界に浸るみたいな。
そういうエッセイ。
なるほど。
もう最高。
え、どんな手触りで描かれてるんですか、そのそば屋立ちそばの世界っていうのが。
どんなか、手触り。
陽子さんが立ちそばに行くとして、
お店にとある立ちそば屋にフラッと入って、フラッとご飯を食べてフラッと出てくるとするじゃないですか。
03:06
うんうん。
そこで体験してきたことを身体感覚とかを含めて10とするじゃないですか。
うん。
200くらい描かれてます。
えー!えー!
立ちそばで感動したことないから、そうそうそうそう。
それはすごい。
それはなんで感動するんですか?
それは平松さんの切り取り方がいいから感動するんですか?
それとも店がいいんですか?
えーと、店ももちろんいい。店がいいのは大前提。
で、店がいいのはさっきが言ったようなリストでも代替ができるんですよ、別に。
いい店紹介リストってタベログでいいんですよ。
なんですけど、おそばにフォーカスを当てるっていうタイミングと、
じゃあお店の人にフォーカスを当てるっていうタイミングと、
お客さんにフォーカスを当てるっていうタイミングが文としての移り変わりだったり、
あるいはおそばっていうものを見たときに、
じゃあ酸菜を入れるのか卵を入れるのか天ぷらを入れるのかみたいな、
その入れるものに対するチョイスの記載?
何を選ぶのかってことだったり、
入れたときにおそばっていうのがどういうものになるのかっていう、
この、なんていうんですか?
あなたは食べ物をそういう解像度で見てますか?とか、
毎日食べる食事っていうものはそういう目で、
いったら観察できていますか?取材できていますか?みたいな、
副音声が耳元で聞こえてくるぐらいの解像度。
なので、読んでから行ったお店、本当に最高でした。
最高。
すごい推しの好きなアイドルがいて、
その人が行ったところを巡ると、
何でもない場所が特別な場所になるとかあるじゃないですか。
このお価格で撮った写真とかっていってね、
ビートルズここの横断歩道でっていうのと同じ感覚ですよね。
この、そばですよの店に行くっていう。
あと、全然違う文明なんですけど、
アルコアンドピースが今YouTubeやってるんですけど、
アルピーの2人が最近立ちそばや巡りコンテンツを始めまして、
そのYouTube上で。
そうなんだ。
行ってるお店、思いっきりそばですよに紹介されていて、
私と妻がそばですよを読んで感動して、
行ったお店と完全に一致してます。
絶対アルピーも読んでるんじゃない?そばですよ。
アルピーあるいは構成作家の人絶対読んでます。
絶対読んでます。
自分が物事を紹介するエッセイを書かなきゃいけないっていう立場になったら、
私一回そばですよを謝教すると思います。
なるほどね。
一回そばですよで書かれてるお店に行って、
感じたことを自分で書いてみて、
同じことを平松さんはなんて書いてるんだろうっていうことを見てみて、
絶望してもう一回書き直して謝教するっていう。
なるほどなるほど。
そうすると私の取材力だったり、
物事を見る目っていうのが養われるんじゃないかっていうぐらい圧倒的に素晴らしい本でしたね。
06:06
のぞみさんも元々そばどれくらい好きでした?
長野生まれですからね。
あ、そっかそっかそっか。
めっちゃ好きか。
そば好きっていうか、そばですよねぐらいの感じなんですよ。
そばですよっていうか、そばですよねみたいな感じなんですけど、
立ちそばっていうジャンルで考えたことがなかったわけですよ。
富士そばあるなぐらいだったんですけど、
なんと奥床誌。
へー。
ちょっと東京の生活史観があるんですよ。
あ、そうなんだ。
なんで大将立ちそば屋やってるんですかっていう話も平間さん当然聞くわけですよ。
もうなんかね、全然たいそうなストーリーとかないわけ。
なんかもちろんある人もいるんですよ。
ある人もいるんですけど、なんか土地があったからみたいなのとか、
前のこういう事件やってたんだけど全然ダメでさみたいな。
なんかその、生きていく。
あ、ごめんなさい。切れてる?
ちょっとこの音声に負けてしまったが、とりあえずそばですよは最高だっていうことだけ。
どうやって出会ったんでしたっけ?タトゥーさんの紹介でしたっけ?
えっとね、どこで見たんだっけな。
経路を忘れてしまった。
へー、なんかどうやって手に取るんだろうって思って。
でもどっかで紹介されてたことは間違いないんだよな。
結構昔の本ですよね。
2000年代の本だと思う。2008年くらいかな。
本屋さんとかで買ったものじゃないと思う。
今年の8月25日に買っているんだけど、この日に何があったんだ?
何があったんだ?
なんだろう、でも中江聴敏の本とかも同じ日に買ってるから、
なんかすげー思考が偏った人から勧められて読んだ本な気がする。
かなりの偏りを見せてる。
なんだろう、なんでだろう、どこで読んだんだろう。
そういうの覚えておきたいな。
でも目玉焼きの黄身いつ潰すとかの編で買ってる。
なんか職の作品に興味がある時期だったんですかね。
なんかで出てきたのかもしれない。
この流れのまま、同じタイミングで読んだ本がめちゃくちゃよかったのでもう一冊なんですけど、
森博さんの全てはFになるとかの有名な、
森博さんの的を射る言葉っていう新言集、漢字変換がうまくコートでできる。
難しいやつですよね。
09:01
難しい新言集、いい言葉集みたいなやつ。
これも同じタイミングで読んでいて、8月ぐらいに。
本当に森博さんって、うのおとさの言ったり来たりみたいなすごい人ですよ。
さっきのみきさんの言っていた、おろかしさを丁寧なものも書くっていうところだと、
バランスのとれたとか、そっちも書けるんかーいっていう感じのする作家さんの一人だと思うんですけど、
その人の言葉の突き刺さるものの多さにびっくりしました。
毎週ここに出てきた言葉を読み返すっていうトゥードゥ、私のトゥードゥイストにまだあります。
まだある?
まだある。
おすすめとか、最近刺さったやつとかあります?
いや、どうだろうな。
もう一個一個全部いいんですけど、とりあえずパッと目についたものにいくと、
どうにもうまくいかないという仕事の95%は最初からやらなければよかったものである。
おー。
そうですね。
あと、なんかこっちの方がみきさんによさそうだなと思ったのを見つけたのでこれもいくと、
はい。
中傷される、中傷っていうのは中に傷つけた中傷ですね。
中傷されるのを怖がる人が他人を中傷する。効果があると思い込んでいるからだ。
おー。また置いてる。
なるほど。確かに中傷してくる人だいたい中傷されるの嫌そうだなっていう。
うんうんうん。
あと最後じゃあこう、一番なんていうんでしょう、こうフフッてなったので締めると、
はい。
よく28号まで予算が続いたな鉄人っていうのがあるんですけどこれもよかった。
これもすごい私の好きな。
本当だよ。確かに今考えたらすごいことじゃない。
申請大変だったよ裏まで苦しんだ事務所人の人がいるよ。
7号あたりの完成度めちゃくちゃ低かったでしょうしね。
うーん。
なんかこれ森博士さんの書かれてるwebのブログの1行目かなんかを編集者の人が集めてまとめてるらしいんですよテーマごとに。
へー。
こういう文章から1行目を始められると本当かっこいいよなと思っていて。
うんうんうん。
それは始め方って意味でもそうだし、なんか思っていることを言語にギュッとする。
1文にギュッとするっていうのって私すっごい苦手なので。
いやこういう子供のセンスは本当に素晴らしいなーっていうこう森博士さん書き手としてすごいなーっていうのとあと内容に共感するところがそれぞれあってっていうので。
12:01
いや読んでよかったなーっていう本のもう1冊ですね。
これは結構そんなに新しくはない。
2004年とか書いてありました。
そうですね全然普遍性の高いというか、今読んでも癒されたりちょっと前向きになれたりフフって笑えたりするみたいな言葉がたくさん詰まっている良い本な気がしますね。
最後の三木さんと合わせて3つ目。
3つ目お願いします。
これも多分本当にいろんなところで勧められてますけど、嫌われた監督、落合博三は中日をどう変えたのか。
これ前回も三木さんと話し合いましたけどこれは本当にもう名作オブ名作。
面白そうだった。
三木さんがもし来世で野球やることがあれば来世ぜひ読んでほしいやつですね。
野球やる人のこと好きになったら野球のルール理解できると思うのでそしたら読みます。
落合のリーダーシップどう思う?
三木さんの次の恋で好きになった人が仮に野球に対して一加減ある人だったら落合の監督時代のことどう思ってるっていうのをぜひ話題に上げていただければちょっとこの本もモチベーションが高まるかもしれない。
でも周りでもすごい面白いって言ってる人いっぱいいました。この嫌われた監督。
本当ですか?
やっぱり野球見てた人は?
ルールは理解してそうだった。
三木さんちょっと道は長い?
ルール理解できてないからね。
なかなかそこへの道はあるね。
編集者の視点とチームの成果の視点とオッチャイ監督の目線っていうのが入り組みながら変化を受験列で描いていくっていうのがすごい面白そうだなって思ってます。
これは前回の最初回なんかに私が思いがあふれつけてミシャに話すってやつやってるのでぜひそこでっていう感じかな。
聞いてみてください。
14:22

コメント

スクロール