1. 本そば ポッドキャスト休憩室
  2. #05 コンセプト書店
2021-09-06 25:40

#05 コンセプト書店

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コンセプト書店についてのお話


質問、おたよりはこちらから↓

https://qr.paps.jp/fVeMA

00:00
はい、始まりました。ポッドキャスト休憩室、本のそばに……なんだっけ?
本の周りには楽しいことがある。
思った通りですね。書店員25年の続きと。
出版取り継ぎを経て、出版社営業を現在、書店と出版社をつなぐ一冊取引所運営のわたなべの2人で、
お寄せいただいた書店員や出版関係者からの質問やお悩みについてお話ししていく番組でございます。
はい、よくできました。
ということで、ぐだぐだでやってますけど。
どうですか、最近何かありましたか、面白いこと。
忙しいですね、最近。
商談会の準備で?
いろいろそういうのもありますし、
やっぱり今収録してるこのタイミングが月末・月初のようなタイミングでございますので。
一応毎回一本ずつ撮ってるんじゃなくて、ため撮りをしてますんで。
若干時期的にズレたり、話題と少しだけズレたりするかもしれませんけどね。
そういうテーマなんだなってことでお聞きいただければと思いますね。
それでは今回のご質問は何でしょうか。
はい、ご質問読み上げます。
ラジオネーム、さきたま生財会人チャリティイベントさんからのご質問でございます。
鈴木さんに質問です。
現在コンセプト経営書店が多く営業していますが、
自分がお客様として行きたいと思えるコンセプト経営書店はどういうお店ですか?
ということでございますが。
かなり質問性の高い質問でございますね。
コンセプト経営書店ってそもそも、
どんなことを皆さん、コンセプト書店っていうのが。
このあたりの何々経営書店というような言い方。
これ、それを発する、そういう表現をしている人と受け手の間に、
ちょっとイメージのギャップがあると途端に話がかみ合わなくなるっていうのがありますよね。
よくありますよね、それね。
例えばちょっとコンセプト経営って言ったときに、
例えばですけど、カルチャー・コンビニエンス・クラブさんの津田屋書店とかですね。
そういったのも、ある種コンセプト経営と言えるかもしれないじゃないですか。
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そうですね、はい。
企画会社というような位置づけでもね、やってらっしゃるわけで。
ところがここで言う、この先玉製剤怪人チャリティイベントさんですね。
長いな。
先玉さん。
テレビ埼玉見てみたことある方はこれね、ちょっと笑っちゃうかもしれませんけどね。
りょうくんでしょ?
そうですね。
だいたい、この先玉製剤怪人チャリティイベント、大好きな名物書店員さんがいらっしゃるんでね、
その方じゃないかなと思うんですけど。
めんどくさいので、りょうくんでおりましょう。
話を戻しますと、ここでそのりょうさんがですね、おそらくコンセプト経営書店とイメージしてるのは、
もうちょっと小規模で個人がやっていらっしゃるようなイメージか、
そういうチェーンストアのコンセプトというよりは、ちょっと端店規模っていうかですね。
そんなところをイメージして、たぶんご質問してくださってんじゃないかなと。
はいはい。要は独立系書店とよく言われるものと、ただそれっていろいろあるじゃないですか。
セレクトショップって言われるもんですよね。
店主が本を選び、市で並べ、売ってるという。
これは明確に総合書店の配本があるのとはちょっと違った品揃えとか仕入れ方法みたいなので、
やるのが独立系セレクトショップで。
コンセプト書店っていうのは、例えば文筆みたいに入場料を払って入るようなコンセプトだと。
あと僕が千葉でやってたような、16の小さな専門書店のような、
16の細かい専門書店が棚ひとつにあるというコンセプトでやってる書店だと。
ちょっと若干大向きが、ただ棚にあるコーナーで分けられてる書店とは若干違うことを指してるのかなともちょっと思いましたけど。
はい。
質問なんでしたっけ。
自分がお客さまとして行きたいと思えるコンセプト系書店はどういうお店ですか。
どうですか、そういう意味で言うと、16の小さな専門書店は立ち上げ店長という立ち位置で鈴木さんやりましたけれども、
自分がお客さまとして行きたいお店になってましたか。
僕は基本的に書店で働いておきて、自分の欲しい本をとりあえず入れていく倉庫みたいな形で使ってましたんで。
なるほどですね。
それはちょっと別話にはかかりますけど、僕が去年仕事を辞めて、いざ本屋に本を買いに行こうと思ったときに、
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自分の欲しい本が置いてないんですよ。
今までそんなことひとつも苦労したことないのに。
なぜなら自分の店に欲しいものを全部入れていたからっていうことで。
自分の品揃えとか自分の欲しいものの本の棚が同期している、シンクロしているお店っていうのはほぼないわけじゃないですか。
不可能なわけで。
だから僕の働いたお店は、僕がお客さんとして行ったときには必ず買うものがある書店にはなっているべきだったので。
それは僕自身がお客として買いに行くんだったら、自分の店で買いに行くだろうなとは思ってますけどね。
それ抜きにしては、自分で作ってないお店のコンセプト書店として、
たぶん興味があるかどうかっていうのは、
いろいろ回ってここだっていうのは別に回ってるわけじゃないんでね、なかなか難しいですけどね。
ただ、たまたまそこで一冊自分の読みたい本に出会ったのも、あんまり広くはいいお店には思わないかな。
なんかすごくちょっと思ったことがありまして、今の話で言うと、
自ら仕入れていく、セレクトかけていくっていうのがコンセプトなのかもしれないですけど、
そもそも取り次ぎのパターンハイフォンを全部切ってしまって、
全部注文で仕入れますよと、発注して仕入れますよっていうスタイルでやると。
これにはいろんな理由があって、コンセプト的な由来からそういうふうにするってことも当然あると思うんですけれども、
そこが結構やっぱり大きいですよね。
さすがに自分があんまり読みたいと思わない本を仕入れるっていうのはよっぽどですよね。
お客さんがそういうのが好きな人がいる、代理で仕入れてるみたいな感覚ぐらいがないと、
自分がまずはピンと切った上で仕入れないと、お店の品揃いが成立しないっていう構造上の理由っていうのもあるわけじゃないですか。
そう。だから結構お店の規模をある程度、小さすぎるとあまりにも個人に寄りすぎてしまって、
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かなり客を選んでしまうんですよね。
だから僕が千葉にいたときは、それでも150坪ぐらいはあったかな。
100坪ぐらいだったかな。
ホームスペースだけだとね。
すると100坪あれば自分の好きなところを出せる棚もあるし、
お客さまに向けた品揃いもできるんだけど、
なかなか10坪、20坪になると、そのあたりのコンセプトっていうのは、
ただ個人の画を出すだけのコンセプトだと、今それはもうコンセプトじゃないって感じになるじゃないですか。
まあそうかもしれないですね。
そこに何かひとつ、例えば全部置いてある本はお客さんのリクエストで置いてある本だっていうのであればそれはコンセプトだし、
例えば1冊の本しか売らないってあるじゃないですか。
あれもコンセプトだと思うし、刺繍しか置かないっていう専門店はその専門店だけども、
一応それもコンセプトのお店だし、
何かしらそのお店の特徴はっていうときに一発で答えられるようなコンセプトが出てくるのがコンセプト書店だと思うので。
そうすると、僕は総合書店で昔から働いてたから、
自分に合った書店っていうもの自体は、広く本を置いていただければ、
僕が欲しい本をそこから選べるので、一番僕に合った書店はそこかなって感じなんですけど。
だから本の売り方ひとつひとつがちょっと特徴的なコンセプト書店だと思うなあ。
そうですね。
結構そういうコンセプトをチェーンストアとして実現するときに、
本部さんが主体的に仕入れて、お店の人は着たやつを並べるみたいな運営スタイルでやることもあると思うんですけど、
そういうのをね、例えばドラッグストアとかだったら、この辺は風邪薬が並んでいてみたいな。
たとえば棚の配置の本部の方でもね、ここに何々製薬のやつを今月はプッシュしてくださいとか、
そういう指示とかもね、陳列の指示とかも含めてやりますけど、本はどうしてもなんていうかこう、
そこまで細かく指示できない部分があるじゃないですか。
そうなんだよね。
そうすると、お客さんとしての自分が読みたいなって本が、
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データ上はおそらくこのお店にあると思われるのだが、自分はこの棚にあるだろうと思って行ったところになかったりすることとかがあるじゃないですか。
ありますね。
店員さんに聞いて、在庫ロケーション管理とかをデータでやっていると、何か見つけられたりするんですけれども、
あ、ここかここか確かにここ、確かにここに置くのも一理あるなみたいな、納得みたいな。
でも、そこのずれを感じたときのある種の客としての悲しさっていうか、このお店ちょっと合ってないのかな、私みたいな。
僕はそれを日々感じているから、特に今お店さんに行って、今は端末でロケーション調べられるじゃないですか。
例えば海外文学を探していて、海外文学のコーナーに行ってもなくて、
海外文学以外のコーナーに海外文学があるわけは普通ないよなと思いつつ、
ロケーションの端末で調べると、ノンフィクションのコーナーに入ってたりしていて。
多いっていうのはあるし、その逆もあったりして、ノンフィクションが海外文学のところに一緒に並んでたりとか。
いわゆる翻訳っていう形で一服になってるお店もあったりするわけじゃないですか。
だからそういうのってやっぱり、書店で働いてる人にとってはかなりズレは大きく感じると思うんですけど、
日々それはいつも悩ましつつも、お店をうろうろできるからそれはそれで楽しいなっていうのもある。
前向きに捉えてるわけですね。
そうそうそう。
新聞書庫に載った本とかをうろうろ探すのは面白いって変なものを見つけてる。
職業病的にこれはこっちに置いたほうがいいんじゃないですかなんて、ついいらん一言を言ってしまいたくもなったりするんじゃないですか。
そこはもうないな。
もうその時期は過ぎましたかも。
ただ仕事辞めて2ヶ月ぐらいはほんとイライラしたよね。
ほんとイライラした。
地元は今は明かしてないからいいけど、近所の書店5,6店回ってもずっとイライラしたもんね。
そういうのがあったけど、最近はね、お気に入りの書店を見つけたっていうか、ある程度落ち着いてきたので。
あと今は本屋クラブというアプリがあるので、
注文すれば受け取りをそのお店でできるような形がとれるのと、
本屋クラブって加盟店である程度わかるところは、在庫を調べられるんですね。
なので欲しい本があったらそこにまずチェックして、在庫があったら買いに行こうと思うし、
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本当はそこで取り置きまでやってくれたら一番いいんだけど、
あればちょっと次の休みの日にも買いに行こうと思うし、
なければ本屋クラブから注文して受け取りをそのお店にするっていう。
本当に在庫があるときにそこでもう一本、電話すればいいんだけど、
アプリのまま取り置きまでやれると、わざわざ注文してさ、在庫があるのにとかもないし、
取り置きしてくれると買いに行きやすいなって思うんだけど、そこはちょっと贅沢かなと思うんですよね。
本好きな人っていうか、この本買いたいって人がネット書店に流れてしまったっていうのは一つ事実かもしれないんですけど、
ネットで本を検索したりっていうことに長けた人でもあるわけで、
そういう方にネットでお店の在庫が調べられます、
なんのことなら買いに来てくれるならネット書店より早いじゃないですかみたいなスタンスで、
あがなう道っていうのはあるかもしれないですし。
だいたい毎週土日に朝新聞買いに行って、新聞買いに行ったついでにそのまま本屋に寄り、
本屋に入る前にざっと新聞の読書欄を全部チェックして、
面白さの本があったらそのままお店で探すって感じで。
いやー、非常に文化的な週末を過ごしていらっしゃるんですね。
いやけどね、ネットで本を買うよりも、例えば翻訳ラブみたいな、いい本もそうなんですけど、
そこで受け取り店舗を指定して注文して、この本を受け取りに行く行為をすると、まあ楽しいですよ。
うん、もうプロ系なもん買っちゃうもの。
はい、それはわかります。私も今京都じゃないですか。
京都大きい総合書店もありますし、京都地場のチェーンストアさんも複数あったりとか、
個人の独立系書店もあると。
だいたい仕事からどうしてもすぐ手に入れたい本っていうのが出てきちゃって、
そうするとやっぱり地場のチェーンストアさんのネットサイトで在庫を調べて、
ちょっと遠くても自転車でパッと行けちゃいますし、
行く途中にそれこそ何件も独立系書店があったりとかするような状況ですし、
あと京都といえばレモンで有名なマルゼンさんもあるわけですから。
京都全体を、16の小さな専門書店じゃないですけど、
京都という場をコンセプト系書店のフィールドとみなしたときにちょっとアウトドア的にも楽しいみたいな。
京都書店ありすぎですよね。
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いやもう、サイクリストとしても最高の環境ですよね。
ほんとだよね。すごいよね。
一昨年仕事で2週間ぐらいいたけど、
京都はこんな本屋あったら毎日楽しいよなと思いますもんね。
グッグツーリズムでコロナが落ち着いたらまた京都も。
コンセプト書店とか独立系書店のお店でも、
本当はそういう本屋クラブとかさ、いい本が使えるんだけど、
いかんせん大手取材さんとの付き合いがないと、そこに登録できなかったりするので。
そういう小さいお店こそITに合わせたいっていうか、そこが武器になる可能性が高いじゃないですか。
個別にECサイトを立ち上げてるお店さんはたくさんあるけど、
欲しい本を普通にバスケットに入れて欲しい本って形で、
いつか買いに行こうと思ったときにそれを入れておいて、
注文するときに受け取り店をそういうお店にすればいいんだけど、
その辺でもう少し取材さんをね、小さなお店さんとかね、
エトリーテンポに登録できるような緩和をしてほしいよね。
なんかもう一つブレイクスルーがあるとすごく楽しくなりそうな。
もう一声なんですよね。
もう一声なんだよね。
Amazonにかつてはそういうネットで受け取れるお店はもう少し資金を下げるというか、
囲いを取っ払ってほしいよね。利用者にとって。
コンソクト書店って、僕文記者行ったことないんでね。
お金を払ってね、本屋に入るっていうのは僕はちょっとそこに合わん。
どうせ本買うんだから、金払わなくてもいいじゃんって思うんだけど。
でも意外と行ってみたら、すごくよかったなーなんて、また印象変わるかもしれないし。
私もまだ恥ずかしながら行ったことなくてですね。
想像の世界でしかないんですけども。
全職がね、16の地裁選挙のときのコンセプトだったし、
京都のときは、今もなくなってしまいましたけど、
京都のハミング・バード・ブック・シェルフの資料カラスマーテンも立ち上げの選称で、
だいたい0歳から15歳まで、棚列ごとに1歳ずつグラデーションで本を選んだりとかしたんで。
ああいうのもコンセプト書店だと思うんだけど、
そういうことをやって、特定のお客さんを選ぶっていう覚悟がないと、なかなかコンセプト書店できないんで。
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そうですね。
取り留めのない話ですが。
りょうくん、こんなんでいいかな。
実はこの、りょうさんからいただいた質問はこの後の続きがあってですね。
また鈴木さんがあえて群馬にそういった書店をオープンするとしたらどういう感じにしますか。
また群馬の好きなところを3つ挙げてください。
ご回答を楽しみにしていますということなんですけども。
なんで群馬なの。俺だって栃木出身ですからね。
群馬はよく遊びに行ったりはしてますけど、好きですけど。
群馬はどこが好きか。
群馬は温泉がある。
いやもう、群馬は最高のアウトドアフィールドですよね。
温泉があって、りんごがおいしい。
焼きまんじゅうがおいしい。
下煮たねぎがある。
あと伊藤山昭子先生がいる。
もう何の割れもないじゃないですか。決定もないですよ。
冬さぶると唐風があるっていうわけですね。赤城寺がある。
将棋ファン的には、群馬出身の騎士といえば、
富士システムで有名な藤井健九段とかですね。
あとは三浦九段とかですね。
やっぱり将棋どころでもあるんですよ、群馬。
そうですね。
将棋全然、ハサミ将棋ぐらいしか知らない。
今度やりましょう、ハサミ将棋。
まあ群馬いいとこなんで。
コンセプト拠点を建てるのはどこがいいかって話ですか?
あえて群馬にオープンするとしたらどういう感じ?
群馬だったらね、どこがいいかなー。
オーラ。
オーラ。
オーラって分かんないかな。
いやいや、オーラ、常進越道とか知ってる人はね、分かるんじゃないですか。
オーラってさ、今僕も一回詰まりましたけど、毎回見るたびに読み方ね、忘れるんだよね。
オーラと先方?新潟だっけ?
先方?どこですか、先方って。
新潟だったと思ったけど、新潟じゃないか。
新潟じゃない、先方って。違ったっけ。
日本海側のさ、秋田か。
秋田。
あの、カエツのほうですか。
えーとね、カエツ?
上越、中越、カエツって新潟って逆じゃないですか。
上越だと思うけど。
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上越のほう。じゃあ富山寄りってことですか。
あ、逆だ。カエツか。
いやちょっとよくわかんないけど、このトーク大丈夫なんですかね。このまま続けて。
やめよう、やめよう。頭悪いのさせてもらうから。
じゃあ群馬で出したかったら、どこでもいいんだけどなー。
都会だと面白くないもんね。
群馬で僕好きなのは草津だから、草津でもいいんじゃない?
まあなんか草津にまた人の縁や物件のご縁など、
なんかそういったご縁も立ち上がってこないとなかなかね、
お店をオープンするっていう道もなかなか難しいはずですから、そういった要素も。
まああまり何の身にもならない想定問答なんですけど。
これ絶対あるでしょ。りょうくんもお酒飲んでるんでしょ、質問を書いたとき。
お酒飲んで質問しちゃったみたいなパターンですかね。
絶対そうですね。
でも結構会話としては弾みましたので、聞かれた方はどう思ったかは別ですけども、
こんな感じでまたご質問いろいろお待ちしてますので。
さきたま製剤怪人チャリティイベントさん、この度はご質問ありがとうございました。
コンセプト書店についてでした。
それではみなさんまた次回お楽しみに。お待ちしております。
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