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2024-01-08 12:55

私が15年間味わった飼育員の葛藤

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#ひつじ #羊 #羊毛 #繋がり #毛糸
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お疲れ様です。羊飼いの丸岡です。
今日も人と羊が繋がることをテーマにお話ししていきたいと思います。
今年も明けたので、もう一回同じことを言うかもしれないですけれど、
人と羊を繋げようと思った理由ですかね。
その辺をちょっとお話ししてみようかなと思っております。
まず最初に、自分がこの活動をするというか、
羊にちゃんと向き合うようになったのが、そのきっかけなんですけれど、
結局、私と羊の付き合いというのは、トータルで20年ぐらいにはなるんですよ。
長い間、私の人生の半分は羊と共にあるんですけど、
とは言え、最初の頃はそこまで羊のことをちゃんと見ていなくて、
こういう活動をし始めたのも結局5年ぐらい前なんですよ。
それまでは何をしていたかというと、他にも飼育している動物はいろいろいるわけで、
触れ合い動物園みたいな感じで、ヤギとか羊とかウサギとかアヒルとかモルモットとか、
今だったらカピバラとか、いろいろいるわけですよ。
そんな中の一つの種類の生き物だったわけでね、羊っていうのは。
なので特別、羊に特化した、羊にこだわりを持った人ではなかったので、
そこまで羊と向き合ってなかったんですよね。
そんな中でね、なんで羊にのめり込んでしまったのかというところでいくと、
03:00
なんていうのかな、羊に限らずなんだけど、動物を育てていく上で、
自分の役割っていうところを見直すタイミングがあってですね。
その飼育員というか、触れ合い動物園的な感じで私は勤めているので、
会社員として勤めているので、子どもたちとかお客様に向けて動物のことを伝えていくっていうのが、
一つの大きな仕事ではあるんですよ。
その中で、自分全然その辺伝えれてないんだよなっていうのはずっと思ってて、
今回は羊なわけなんだけど、羊ってこういう生き物だよっていうのを、
昔から口にはしてたんだけど、結局何が言えてたかというと、
羊の毛を使って服ができるんだよとか、
ウールって羊の毛なんだよとか、
羊の毛は自然と抜け落ちないから毎年刈り取らないといけないんだよとか、
刈り取らないと夏、暑くてバテちゃうから大変なんだよっていうことかな。
だから羊の毛を刈るんだよみたいなね。
そういうことを言うぐらいしかできなかったので、
それ以上伝えることってなんだろうみたいな。
そこで止まってたのね。
でもこの知識というか、喋ってる内容ってもう図鑑に乗ってるレベルなのよ。
子どもたちが読んでる図鑑に乗ってるレベルのことだったりするし、
これ喋っても子どもたちみんな知ってるっていう反応をするのね。
知ってるっていうことを伝えたくて私はこの仕事をしているのかっていう話で、
なんかそれはダメじゃないっていうのはずっと自分の中にあったの。
でも伝えようと思っても分かんないんだよね。
実際、要は羊毛とかお肉に関してはやっぱり生産するっていうね、
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物を作り上げる、生産するっていう分野だから、
触れ合いに関しては専門外なんですよ。
っていうところで、詳しいことはね、やっぱり分かんないのね。
牧場として生産する、羊毛生産するとか、
そういったところで、やっぱり触れ合い業とは全く別の分野になってくるので、
っていうところで、ちゃんと伝えなきゃなっていうことを思ってから、
ずっとそれは専門外だからちょっとできないんだよなみたいな感じで、
何年も何年もずっとそこからは一歩踏み出せずにいたわけなんだけど、
5年前かな、よしやってみようかと思ったわけですよ。
そうなる、やっぱりきっかけとして一番大きかったのが、
自分が刈り取った羊毛をさ、毎年一頭一頭羊の毛を刈り取るんだけど、
刈り取ったはいいけどさ、使えないでどんどん溜まっていく。
袋に詰めてはどうしようかな、誰かもらってくれないかなっていう感じで、
ずっと待ちの状態だったんだよね、誰か来ないかなっていうのをね。
自分で使おうと思っても使えないし、知識もないし、時間もないし、
そういうところで、結局それを廃棄処分してるんですよ。
使うことなく。
で、そんな中子どもたちに羊の毛で服を作るんだよっていうのを言い続けてる自分がもう許せなくて、
こんなことがここから先ずっと続くのかって思うとね、やっぱり嫌じゃないですか。
っていうところで、もうちゃんとやろうと。
とにかくまず自分が育ててる羊の毛をちゃんと糸にして、ちゃんと服になるまで一回やってみようっていうね。
そしたら何か変わるかなとか。
そこから始まったんだよね。
なので、今はありがたいことに、うちが育ててる羊40頭くらいいますけど、
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全部ちゃんと物として作品として糸になって、ちゃんと形として皆さんの生活に関わらせていただけるぐらいまでになってるんですけど、
でもやっぱり最初はそうだったんですよ。
たぶん同じ思いしている飼育員の方、羊を育てている方、生産目的じゃなくてね、いっぱいいるんじゃないかなと。
やってるとか僕知らないです。正直。
やってたとしても、フェルトボール作りとかさ、
その飼育員の方が一個一個ちょっと時間かけてね、お人形作ったりとかして、それをちょこちょこ販売してるぐらいがもう限界じゃないですか。
ちゃんと糸にしてセーターができてたりとか、それを自分で着ている飼育員なんて僕は会ったことないんですよ。
ちゃんとそういう形でできている方、それを子どもたちに伝えてる人ってどうですかね。
たぶんそれがやりたいって思っている人って多いんじゃないのかなって思うんです。
やりたくてもやれない。いろんな都合があるとは思うんだけど。
僕はそういった方たちの力になりたいんですよ。本当に。自分がそうだったから。
これはね、たぶんできるはずなんですよね。できないと思っているかもしれないけど。
自分で全部やろうと思ったら無理だと思うんです。僕もそうだったんで。
だからね、ぜひ声かけてほしいし、どうすればできるのかとか、その辺のノウハウというかはね、僕持っているので。
そこは全然隠すつもりもないし、秘密にするつもりは全くないので、どんどんどんどん広げていきたいんで、僕も。
なのでそこをね、まずちょっとお話ししておこうかなと思ってお話ししてみました。
ということで今日は、私が人と羊をつなげようと思った最初のきっかけであり、
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力になりたいということをちょっとお話ししてみました。
人と羊がつながるコミュニティっていうのを運営しております。
LINEのオープンチャットを使ったコミュニティです。
誰でも入れるコミュニティなので、もしよかったら、内容欄にリンクを載せておきますので、そちらからお申し込みください。
ではでは、最後まで聞いていただきありがとうございました。
お疲れ様です。
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