2019-12-18 09:36

#11 非承認国家とは

世界各地で人種的権利や宗教的な争いや国家間の覇権により、いくつも誕生している国家があります。ただ、それが国際的に国家として認められていないことも多く、そういった国を非承認国家と呼ばれています。 今回はその中でも、北キプロス沿とドニエストル共和国といった国をご紹介し、非承認国家の実情を紹介しようと思います。
<制作>
出演:オルタ・百合城 
プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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こんにちは、ユリシロです。
こんにちは、オルタです。
突然なんですけど、オルタ君は非承認国家って言ったことありますか?
いや、ないです。
非承認国家ってまずどういうものかわかりますか?
正式に国としては承認されていない国家みたいな。
まあ、大体そんな感じなんですけど、厳密に言うと、
非承認国家って、大体どこも一つの国か二つの国ぐらいには承認されているんですけど、
世界の大多数の国には承認されていない国家のことで、
特に東欧とかに多くて、
あと中国の中の新疆をゆぐる自治区とか、そこら辺も非承認国家と呼ばれることがあったり、
アフリカの方のソマリランドとか、そういう紛争地域で自然に生まれた非承認国家とかがいっぱいあるんですけど、
今回は、特に有名な二つの非承認国家について紹介していきたいと思います。
最初に紹介するのが、キタキプロスです。
キプロス島ってどこにあるかわかりますか?
キプロス島?
キプロス島?
いや、わかんないです。
ヨーロッパの地図とか見ると、地中海の東の方、トルコのちょっと西ぐらいにある島なんですけど、
キタキプロスっていうのは、キプロス島の北部にあるトルコが後ろ盾の国で、
キプロス島は未だにギリシャ対トルコで紛争続けてて、
キプロス紛争って言うんですけど、
それでトルコが、トルコ人の保護を目的に作ったのがキタキプロスです。
今は休戦してて、比較的観光もしやすくて、外務省のホームページ見ても、
キタキプロスっていうのがあるよってだけで別に言っちゃダメとかは書いてないんで、
比較的手軽に観光できる非承認国家です。
北キプロスの面白いところは、首都のニコシアっていう都市が半分に分かれてて、
首都が南キプロス、普通のキプロス共和国と北キプロスで共有されてるんですよ。
例えるなら、冷戦時のベルリンみたいな、東ベルリン、西ベルリンって、
そんな感じで分かれてて、それでグリーンラインっていう線があるんですけど、
そのグリーンラインを越えたら、北キプロスだよっていう線があるんですけど、
今すごい平和になってるんで、別にパスポート一枚あれば24時間誰でも行き来できるみたいな、
オープンな承認国家になってます。
で、なんでこの国が生まれたかっていうと、もともとキプロス島ってイギリスが領有してる島だったんですよ。
で、もともと昔から北部はトルコ人、南はギリシャ人、大体2.8ぐらいの割合で住んでたんですけど、
トルコがさっき言った通り、トルコ人の保護目的に軍事介入して、それで北キプロスが生まれました。
だから今だと、トルコに入った後に、イスタンブールとかから国内線で北キプロス行けるんですよ。
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でも、北キプロスに国内線で行ってしまうと、南キプロスとギリシャの法律で、北キプロスに直接入国した人はギリシャとかに入れちゃダメっていう法律があるんで、
北キプロスに直接入国して、北キプロスのスタンプをパスポートに押されちゃうと、ギリシャとかにはそのパスポートでは行けなくなっちゃうんで、
みんな対策で別の紙にスタンプしてもらったり、まずスタンプしないでくださいってそういうのができるみたいなんで、そういうのをやってるそうです。
あと北キプロスは、さっき言った通り、観光とか手軽にできるって言ってたんですけど、
北キプロスの北の方のあるホテルで、世界から人が集まるポーカーのトーナメント、大会があって、
それで、非承認国家なのに、結構世界から人が集まる国になってます。
しかし、北キプロスって非承認国家であるから、さすがに日本の大使館とかないわけですよ。
だから、別に何かあったら、行ったら何か起こるっていうわけではないんですけど、そういう可能性があるので、一応行く場合は自己責任でお願いします。
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次に紹介するのが、エンドニエストル共和国です。
すごい名前。
ドニエストル側ってわかりますか?
いや、わかんないです。
ドニエプル側って。
ドニエプル側、ヨーロッパの方。
ドニエプル側とドニエストル側は関係があって、現地のドニエプル側は、キエフ公国とかの歴史のところで出てくるんですけど、
現地の昔からいた遊牧民の言葉で、ドニエプル側は遥か遠くにある川。
ドニエストル側は近くにある川っていう、結構地域に馴染んだ川だったんですけど、
エンドニエストル共和国っていうのは、円って円巻の円。層って感じ。
だから、ドニエストル側に沿ってある共和国なんですけど、
モルドバから独立を主張してる国で、
この国があることで有名なんですけど、
それは、ヒントは、ロシアと東欧の関係なんですけど、わかりますか?
何で有名か。
ロシアと東欧。
ロシアっていうかソ連。
ソ連。
わかんないです。
東欧の国って結構、昔ソ連の国だったところが多くて、
モルドバにいたソ連が、真ソ連の人たちが、
起こした国なんですよ、ここは。
だから、いまだに国旗の中に、ソ連の釜と土。
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こういう釜とハンマーのマークが国旗に描かれてて、
ソ連の生き残りみたいな共産主義について何に興味がある人とかが、
結構好きな国になってます。
一応、このエンドニエストル共和国は、
表向きは国民投票をやったり、
投票で大統領を立てたりしてるんですけど、
実際はロシアが介入して、結果を水増ししたり、
政治に駐留しているロシア軍。
ロシアと仲がいいんで、ロシア軍が駐留してるんですけど、
そのロシア軍が政治に介入したりして、
政治的には、さっきキタキプロスは比較的安定してるって言ったんですけど、
これは対照的にあんまりよろしくない政治をしている国です。
しかも、さっきキタキプロスは比較的安全で、
自由に行き来できるって言ったじゃないですか。
だけど、このエンドニエストル共和国は、
被承認国家だと割とありがちなんですけど、
入国するときの検問所で、賄賂を要求されるんですよ。
入りたかったら金出せって。本当はダメなんですけど、
そういう賄賂が要求されたり、
外務省のホームページでモルドマのページを見ると、
エンドニエストル共和国がある地域は危険情報が出されてて、
基本危険情報があるところは行かない方がいいんですけど、
日本から行く人はほとんどいないです。
キタキプロスは割とどこからもいるんですけど、
エンドニエストル共和国は実は、
さっき言ったキタキプロスはトルコからしか承認されてないんですけど、
キタキプロスは3カ国から承認されてます。
その3カ国っていうのが、
アブハジア共和国、南オセチア共和国、アルザフ共和国です。
多分どれも聞いたことないと思うんですけど、
その3つもやっぱり非承認国家で、
どれもロシアの後ろ盾がある国で、
お互いに承認し合って、
同盟も結んでるっていう風になってます。
特にアルザフ共和国だと、
さっきのキタキプロスと境遇が似てて、
ルーマニアと仲がいい国なんですけど、
アルザフ共和国は、アルザフ共和国に入国してしまうと、
アゼルバイジャンに入れないっていう風になってます。
さっきのキタキプロスに入ったら、
ギリシャに入れないっていうのと一緒で。
どれもさっき言った通り、
どれもその3カ国全部知らないよって思うんですけど、
この3カ国どれも昔ソ連の国で、
いまだにソ連の時代、
共産主義の時代に戻りたいっていう人たちが、
こうした国家になってます。
最後に、やっぱり非承認国家はどれも、
非承認国家とはいえども、
彼らなりにイデオロギーを持ってて、
例えば中には他の民族に強いてあげられて、
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そこから独立するために、
国家を作ったっていうところもあるので、
過度に国家をバカにしたり、
冷やかしでいくのはやめたほうがいいと思います。
以上で非承認国家の話を終わりにします。
ご清聴ありがとうございました。
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