スピーカー 1
スピーカー 2
スピーカー 3
スピーカー 1
11月4日、おはようございます。藤原ヒロです。
藤原ヒロのなんなんやろ。この番組は夫のボー氏、友達のしーさんとの雑談系ポッドキャスト番組です。
前回のしーさんの近況が収録の前半、今回は後半の雑談になります。
最近見た映画や読んだ小説を語る回ということで、現在公開中の映画「シビル・ウォー」と
赤澤栗栖ティの小説「春にして君を離れ」を取り上げています。
ベビーワルキューレの1以外なんか見ました?
スピーカー 3
全然。
スピーカー 1
見る暇ないですよね。
スピーカー 3
そうですね。トラに翼を編み終わって、大河ドラマの光る君へは引き続き見てますって感じです。
スピーカー 1
そこらへんはずっと止まるんですか?
スピーカー 2
ちょっと終わるんですよね。
スピーカー 1
珍しかったんですね。ベビーワルキューレの映画を見るの。
スピーカー 3
めっちゃ久しぶりの映画ですごい楽しかったです。だから2も見ようかなと思ってます。
スピーカー 1
2だいぶライトな感じですよ。
3がすごいバイオレンスなんで。
スピーカー 1
バイオレンスなんで。
スピーカー 3
会話の楽しさはずっと全部あるんですか?
スピーカー 1
あるある。あるし、会話の面白さも私は3がだいぶ好きなんですよね。
あ、そうなんや。
スピーカー 2
他の人も前田敦子も入ってくるから。
スピーカー 1
前田敦子との掛け合いがめちゃくちゃいい。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
でもあれ、あれ面白いっていうの。
スピーカー 2
俺は苦手やったから。
スピーカー 3
あ、そうなんですか?
スピーカー 2
キャットファイトみたいな感じなの。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 3
テレビでやってる方のベビーワルキューレはおすすめしますか?
スピーカー 1
めっちゃ日常の軽いコミュニティ感を楽しむやつはおすすめします。
スピーカー 3
それもキャストはみんな一緒で?
スピーカー 2
基本は一緒ですね。
2人は一緒。
清掃員の人とかも一緒やし。
スピーカー 3
あの人めっちゃいいですよね。
スピーカー 1
あの人2めっちゃ活躍します。
ああいう人いるーって思っちゃう。
あいう人いる。
いるー。
スピーカー 2
大理店みたいなメガネのお二人というか。
スピーカー 1
うん、仕事をね。
スピーカー 3
あの人も一緒かな。
スピーカー 1
あの人もいるんですね。
あの人たちが、2でより仲間みたいな感じの。
スピーカー 2
うんうん。映画の方ね。
スピーカー 1
映画の2が、映画2を見てからの方がテレビドラマ版はより楽しいかもしれない。
スピーカー 2
まあまあテレビのやつはね、ほんまね、流し見ぐらいでいい感じなんで。
スピーカー 1
本当に。
スピーカー 2
ゆっくりしてるんで、あんま進まないんで。
スピーカー 1
すごい、このシーンこんなに長い尺撮るもん?っていうのがまあまあある。
スピーカー 3
あ、そうなんですね。映画は結構ね、テンポ良かったんですけど。
スピーカー 2
あ、そうですね。地上波なんで、結構規制がかかってるから、割とゆっくり見れるってことです。
スピーカー 1
なんか、永遠にカラオケしてるシーンとかあったやん。
これこんなに長尺でこの映像流すもんって思ったくらい。
すごい、でも楽しいです。
スピーカー 2
普段見るんやったら、地上波のあれでね。
スピーカー 1
そうそうそう。ゆるーく見るんやったら。
で、別に話の流れとか気にしなくてもいいから、2見てなくても別に全然いけるっちゃいける。
スピーカー 3
いやー、よかった。本当に面白かった。
スピーカー 1
3は本当、今年ベストですよ、私の場合。
なんや。
で、ベビーワルキューレを見たところではあるけど、
こないだまた新しいの映画見に行ったんで。
スピーカー 3
えー、何見たんですか?
スピーカー 1
何見ましたか?
スピーカー 2
シビルウォーって知ってます?
シビルウォー?
あれじゃないですよ。
あれじゃなくて。
スピーカー 3
マーベルじゃないです。
じゃ、知らないです。
マーベルって思ったけど、知らないです、じゃあ。
スピーカー 1
そう、違うんです。
スピーカー 2
今やってる映画ですね。
スピーカー 1
えー、シビルウォーで副題的な感じで、アメリカ最後の日って書いてあるタイトルなんですけど、
スピーカー 2
なんか、もしアメリカ内部で内戦が起こったらっていう、そういう映画で、
トランプとか出てきた時に、分断とか言われたから、そういう流れでできた映画だと思うんですけど、
多分リベラルと保守派が分裂して戦争になるみたいな、そういう映画ですね。
へー。
スピーカー 1
これって現代のまんまの舞台で、
スピーカー 2
そのまんま。
スピーカー 1
そうそうそう、もし今分断が起こってそういうことになったら、みたいな、たられば的な感じかな。
スピーカー 3
面白そう。
スピーカー 1
面白かったんですよ。
スピーカー 2
僕はそういう映画だと思って見に行ったんですけど。
スピーカー 1
タイトルがね、もう本当に内戦という意味なんで、それがメインなんやろうなっていう感じで私も思ってたんですけど、
防守は基本、いろんなものネタバレを拒むタイプなんで、
そんな積極的にどんな映画かっていうのを知らないままやったんですけど、
なんとなく私、SNS上で流れてくる、見たっていう人の感想がのきなみ高評価な感じやったし、
Civil Warについてちょっと書かれてる記事の見出しとかでちょっと気になってたんですけど、
報道カメラマン、戦場カメラマンの女の人が主役っていう話らしかったんで、
報道するために内戦状態のアメリカを移動するっていうざっくりしたストーリーっていうのを知って、
これは多分ね、防守好きなんじゃないかなってふんわりずっと思ってたんですよ。
でも内容を知ると共産免しちゃうところがあるので、
スピーカー 3
見る前にね。
スピーカー 1
そうそうそう。なんで私がちょっとCivil War見に行きたいって前からちょろっと言い出してて、
行くんやったら行くよみたいな感じで、あんまり防守はどんな内容なのかを知らない状態で連れて行ったみたいな感じでした。
スピーカー 3
藤原さん発信だったんですね。なんか防止セレクトの映画やと思ってました。
スピーカー 1
そうそうそう。これは最近A24っていう配給会社が、
エブリシングエブリベアでしたっけ?とかミッドサマーとかもそうやったんだけど、
私自身は別に好みかって言われると好みってわけではないけど、質が高い映画を出してるところっていう認識があったんで、
スピーカー 1
多分これもそういう質に関してはすごい期待値が高く持っててもいいんじゃないかなっていう感じもあって、
そういうやつはやっぱりちょっといいところで、大画面でいい音で見たいと思って、
ドルビーで久しぶりに見に行こうって言って。
2畳ですか?
いや、ムービックスでレイトショーだけでドルビーでやってたんですよ。
スピーカー 2
ドルビーシネマってたぶんしーさん京都にいた時に行ってないと思うから。
スピーカー 1
あーそうか。
スピーカー 2
ドルビーシネマっていう企画があるんですよ。
スピーカー 3
最近で来たんですか?京都に。
スピーカー 1
2畳のやつはたぶんいち早くドルビー。
スピーカー 2
ドルビーじゃないってあれは。
スピーカー 1
アイマックス?
アイマックスか。アイマックスで劇場がいち早かったよね、あれ。
スピーカー 2
結構前からアイマックスでやったけど。
スピーカー 1
でもあれもアイマックスもどきって言われてるよね。
スピーカー 2
古いからね。
スピーカー 1
だからそれとはまた全然違うタイプの。
スピーカー 2
ドルビーシネマいつやったかな。たぶん2020年か19年、18年ぐらいだったかな。
それぐらいにできたやつですね、京都では。
割と新しい名やったね。いつやったかな。忘れたけど。
スピーカー 1
しーさん、ドルビーの映画館で見たことないですよね。
スピーカー 3
ドルビー自体は昔からありますよね。東京で見たような気はするけど。
スピーカー 1
しーさんは映画館で本物の黒を見たことがないですよね。
スピーカー 3
本物の黒?
スピーカー 2
だからドルビーシネマっていう映像企画があるんですよ。
そのアイマックスみたいなやつで。
ドルビーアトモスの音響じゃなくて、ドルビーシネマっていう映像。
スピーカー 3
じゃあ知らんわ。アトモスの方や、私知ってたのは。
そうですよね。
スピーカー 2
何なんですか、ドルビーシネマ。
それが割と新しいやつで、音響と映像とどっちも、
すごい。
スピーカー 3
すごいすごい。
スピーカー 2
個々の会社が一緒にやったみたいな。
スピーカー 1
スピーカーとかも多分、すごい量が設置されてるんですか?
四方八方に。
スピーカー 2
もともとそのドルビーデジタルは音響の会社やから、
その音響をすごい頑張ってるけど、
その音響だけじゃなくて、映像も一緒に一体化して、
企画を作ったっていうのがドルビーシネマなんで。
スピーカー 1
そうなんですよ。
一回見てみてほしい。
スピーカー 3
じゃあ全然見たことないわ、そんな。
スピーカー 1
すごいですよ。
見てみたい。
私めっちゃ好きなんですよ。
ドルビーの映画館で見る、その本編始まる直前に、
ドルビーシネマのプロモーション映像みたいな流れるんですけど、
普通の映画館といかに違うかっていうのを、
思い知らせるためのプロモーションみたいなものなんですよ。
それがなんかその、音がもう本当に、
後ろから聞こえるみたいな感覚とかも、
全部こう味合わせてくれる映像で、
今見てる黒は本当の黒ではありません、
っていうのが差し込まれてて。
スピーカー 3
さっきの黒っていう感覚。
そうなんですね。
スピーカー 1
そう黒色。
スピーカー 3
そんな違うんですか、やっぱり。
スピーカー 1
全然違います。
スクリーンがわかるじゃないですか、
普通の黒い画面って別にスクリーンに照射してるから、
スクリーン自体がちょっと光ってるじゃないですか。
だから形がわかるじゃないですか、スクリーンが。
長細いスクリーンの中に、
これは黒なんだろうなっていう感じで見てるんですけど、
ドルビーの黒は本当に、
一体闇になってる感じの黒って感じになるんですよ。
めっちゃ綺麗。
スピーカー 3
えー、そうなんや。
スピーカー 2
境界がなくなるぐらい。
スピーカー 1
スクリーンと空間の境界がなくなるぐらい。
スピーカー 3
そんなことなってんやん。
そんなことなってない。
スピーカー 1
だからすごい綺麗で、
映像とか音とかもすごいクリアで、
臨場感があるみたいな感じなんですよ。
普通の映画館で見るのも全然大きい画面で、
大迫力でってあるけど、
それが体験としてかなり没入感が増すみたいな感じですね。
楽しそう。
そこでシビルウォーを見てきました。
はい。
戦場カメラマンの主人公の目線で物語が進んでいくっていうのもあって、
私は、
スピーカー 2
2020年からですね、京都は。
スピーカー 1
あ、なるほど。
スピーカー 3
へえ、そんなんや。
スピーカー 1
映像がやっぱ綺麗っていうのを味わいたいなっていうのと、
内戦っていう戦地を描かれているだろうから、
音も迫力欲しいなって思ったんで、
ドルビーで行こうって言ったんですよ。
スピーカー 2
音めっちゃでかいんですよ。
めっちゃでかい。
スピーカー 1
そう、ドルビーは普通の映画館に比べて音めっちゃでかいし、
あとなんか地響きみたいな音で振動を感じるみたいな感じ。
スピーカー 3
へえ。
スピーカー 2
なんか僕初めて行ったんが、デューンやったかな、ドルビーシネマ。
スピーカー 3
あ、じゃあすごそう。
スピーカー 2
もうね、音ちょっとでかすぎて、僕はちょっと耳しんどくなったんですけど。
スピーカー 3
そんなに?
スピーカー 2
だからね、その高音がけっこう響く感じやったんで、
そのドルビーシネマの音響自体が。
それがちょっとしんどかったとかわかんないですけど、
でもそれぐらいけっこう迫力があるというか。
スピーカー 1
あるある。
ドルビーシネマのプロモーションの映像流れてるときも、
これすごい音ですよみたいな感じのときに、
自然の雷の音が流れるんですけど、
そのとき本当に雷落ちたかなっていうくらい地響き感じるんですよ。
あれだから雷苦手な人、あのプロモーションけっこう苦手やと思う。
怖いってなると思う。それぐらいけっこう迫力があります。
スピーカー 3
じゃあ映画も選ぶ感じですね。
何でもかんでもそれでやればいいって思うでもないから。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
京都のムービックスはけっこう規格が古いんで、
今京都やったら見るんやったらドルビーシネマで見るのが一番いいんかな。
スピーカー 3
質としては。
高松なんやろうな。
スピーカー 2
だから全国で9つしかない。
スピーカー 3
あーじゃないやろ。
スピーカー 2
10個か。10個になりましたね。
スピーカー 3
京都帰ったときぜひ行きたい。
スピーカー 1
でそうシビルウォー自体はね、
私はボー氏に見て欲しいっていう、見て欲しいってわけじゃないけど、
スピーカー 1
ボー氏は若い時にちょっとカメラマン興味を持ったんですもんね。
若い時って。
スピーカー 3
戦場カメラマンですって言われてもね、大丈夫な見た目ですもんね。
スピーカー 2
それヒゲでしょ。
僕は報道写真を若い時って言っても20代の時ですけど、
いろいろ見ててすごいなと思って、
報道写真の写真書買ったりとか写真展行ったりとかしてたんで、
こういう現場ってどんなもんなんかなとか、
どういう人がこういう仕事をするんだろうとか思ってたけど、
結構それが描かれてた感じ。
スピーカー 3
あーじゃあドンピシャで面白そうな。
スピーカー 2
面白かったですよ。
なんて言うんですかね、想像つかなかったんですよね。
ピューリッツアーションとか撮るような写真って、
ほんまに現場じゃないですか。
災害とか殺人とか戦場とか、
そんなとこで写真家ってどうやって写真撮ってんのっていうのは、
ちょっと疑問やったよね。
そういうルポとか文章であったりとかっていうのはよくあるんですけど、
写真家の取材とかインタビューとかではあるけど、
それを映像で見せてるって感じでしたね。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
だからほんまに兵隊の後ろについて行って、
カメラ構えて写真撮ってて、
プレスとは書いてるんですけど、
プレスって出版っていうのじゃないけど、
プレスっていうのは書いてるけど、
ほんまにこれ兵隊と間違えて撃たれてもわからへんし、
このカメラ構えてるのが銃構えてるって思われても、
全然わからない状態でずっと写真撮ってる。
だからこれも、こんなやらなあかんのって。
スピーカー 3
こんな無防備な部屋みたいな。
スピーカー 2
そうですね。危ないし、
いつ死んでもおかしくないっていう感じでした、ほんまに。
死にかかってる人とかを無心で撮ってるんで、
これメンタルどうなってんのっていう感じで。
そういう話もするんですよね、出てる人が。
描かれてるし。
キャストが。それが結構リアルだったなと思って。
僕はリアルは知らんけど、現場は知らないですけど。
臨場感がありました。
主演がキルスティン・ダンストなんですよ。
カメラマン役なんですよ。
そうかい。
今42歳らしくて、
あ、そうなんや。
こんな役やんやと思って、
僕結構びっくりして、
可愛らしい感じの人やったじゃないですか、ずっと。
スピーカー 3
チアリーダーとかね。
スピーカー 2
そうそう、やりそうな。
めっちゃ疲れた顔して、ずっと戦場のジャーナリストを演じてて、
それもほんま、名演でしたね。
スピーカー 3
良さそう、でも。
そっか、もう40代なんやな、この人。そらせやんな。
スピーカー 1
Wikipediaで見た時に、めっちゃ同世代やんって思ってびっくりしました。
スピーカー 3
ほんまですね。
スピーカー 2
だからもう師匠の年齢なんですね。
スピーカー 1
そうそうそう、マジで。
スピーカー 2
カメラマンやったら。
スピーカー 3
ほんまや。
スピーカー 1
世代高齢の年齢やって思って。
スピーカー 3
そっか、ずっと女子高生なわけないもんな。
スピーカー 2
インタビュー・イズ・バンパイだと。
スピーカー 3
あーそやそや。
スピーカー 2
あと、スパイダーマン。
スピーカー 3
スパイダーマン、スパイダーマン。
スピーカー 1
なんか旦那さんも出てるんですよ、シビルウォーの中に。
スピーカー 3
へー。
スピーカー 1
キルスティンダンストのジェシー・プレモンスっていう。
スピーカー 3
ジェシー・プレモンスってどんな人?
スピーカー 1
どうやら2022年から旦那さんらしいんですけど。
スピーカー 3
え、めっちゃ最近?
スピーカー 1
めっちゃ最近。
スピーカー 2
顔は見たことあるな。
スピーカー 3
あ、ほんまや、見たことある。何で見たんやろ。
あ、ザ・マスターで見たんかな。
スピーカー 1
めっちゃ怖い役なんですよ。
あ、そうなんや。
スピーカー 3
この人36歳に見えへんな。
スピーカー 2
もっとおっちゃんの役してたんで、いろいろね。
スピーカー 3
アキラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーンにも出てたんや。
スピーカー 2
僕は何やったっけな。ジャングルクルーズで見たんですよ。
スピーカー 3
へー。新婚さんやったとは知らんかった、キルスティンダンスト。
スピーカー 1
ねー。びっくりした、その辺は。
あとはなんかあの、行動のチームの仲間として、男の人が出てくるんですよね、女映画っていう。
スピーカー 2
いけいけのジャーナリストみたいな人も、なんか同行する人で出てくるんですけど、
この人も顔見たことあるなってずっと思ったけど誰かわからなくて、
ワグネル・モーラさんっていう俳優の人、この人がドラマのナルコス。
スピーカー 3
あ、ナルコスの人?
スピーカー 1
全然わからへんかった。
へー。
スピーカー 2
顔は知ってるっていうのはわかったけど、役が違いすぎて。
こんな、こんな役。
スピーカー 3
うわやー。
スピーカー 2
ナルコスで主演のパブロ・エスコバルの役をやってた人ですね。
スピーカー 1
この人の役が、ボー氏的にはすごいよくある戦場カメラマンのイメージのマーク。
スピーカー 2
そういうタイプのイメージでしたね。
スピーカー 1
なんかもう酒ずっと飲んでるとか、タバコ吸いまくったりとかしてるんですよ、映画の中で。
やっぱ戦地こそイキイキするタイプ。
スピーカー 2
でもなんかストレスもすごいし、緊張感がすごいからちょっとそれがやみつきになってる。
そういうこと、ジャーナリストは。
スピーカー 3
大変な仕事やなー、確かに。
スピーカー 1
ボー氏の終わった直後の第一声、何でしたっけ?
え、俺こんな仕事できひんって思ってた。
そういう感想が出てくる映画でしたんですか?
スピーカー 2
いや、すぐ死ぬなって思うし、なんか現場にいると。
スピーカー 1
すぐ死ぬと思う。
スピーカー 2
まずだからメンタルもつんびりいかへんし。
スピーカー 1
いかへんいかへん。
目をそらしたいところをあえてうつさんとダメやもんね。
スピーカー 3
そうですよね。
それこそこの間アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を取ったウクライナの戦場でずっと報道の様子を撮り続けてたドキュメンタリーの人も、
やっぱそのちっちゃい子供とかが犠牲になるシーンとかもずっと撮ってて、
自分は安全なところに家族、子供が残っててみたいなそういうのとかを見てて、
すごいつらかったな、あれ。
スピーカー 1
だからドキュメンタリーやったら余計ほんとつらい気持ちになっちゃうけど、
シビルウォーはそこをうまくエンタメにしてたよね。
スピーカー 2
架空の舞台だって、それは。シビルウォーは。
スピーカー 1
ほんと私の見た後の第一声はきれいだなぁやったんですよ。
映像がすごいきれいで、なんかその撮り方とか、表現の仕方とか、
やっぱその戦場カメラマンの撮る写真とかも、どこかちょっと芸術的に見えるところあるじゃないですか。
なんて言ったらいいんやろな、めちゃくちゃ残酷な光景ではあるんだけど、
めっちゃ印象的というか、命が燃えているみたいな感じの、なんて言ったらいいんでしょうね。
唯一無二のきれいさみたいなのも、映像に込められてる感じはしてて。
スピーカー 3
でもそれも役割ですもんね、戦場カメラマン。
スピーカー 1
めっちゃ印象的にそれを演出されてるのと、あとは音楽とかも結構多かったよね。
スピーカー 2
作中で歌詞のある音楽をかなり流してて、めっちゃ辛いシーンで、結構ロックな音楽。
多分70年代とか80年代のロックとかがかかるんですよ。
これは全然知らん曲やったんですけど。
スピーカー 1
本当に普通にしてたらメンタルボロボロになるような、めっちゃ辛いシーンとかほどそういう音楽が流されてたんで、
めっちゃ辛いんやけど、エンタメとして吸収されていく感じはすごいありました。
ドキュメンタリーは多分私も見た後、完全に鬱になると思う。
スピーカー 2
真剣になってしまうから、ほんまのことやし、ドキュメンタリーは。
スピーカー 1
シビル・ウォーに関しては、ほどよかったですね。
自分が見た後に病むっていうよりかは、いい映画見たなっていう感想になるような映画でした。
スピーカー 2
日本人やから余計、一応映画として見れるっていう感じでした。
アメリカの人はどう思うか分からんけど。
スピーカー 1
そんなやつを最近見たという話と、あとは最近小説も読んだんですよね。
これは私が最初にオーディブルで摂取したやつなんですけど、
アガサ・栗栖ティの春にして君を離れでしたっけっていうタイトルの小説なんですけど、知ってます?
スピーカー 3
知らないです。
スピーカー 2
まずアガサ・栗栖ティが別名義で書いた小説らしくて、全然推理小説じゃないんですよ。
一応純文学みたいに言われてて、そういうミステリー的な要素なくはないけど、
ミステリー的な小説じゃなくて、普通の日常というか家庭を描いたみたいな、そういう小説でした。
スピーカー 1
それを何気なしにオーディブルで聞いてたら、これはボー氏の感想を聞きたいってずっと思う。
スピーカー 3
どういうこと?どういうこと?
面白いとかじゃなくて、ボー氏に合わせたいってなる。
スピーカー 2
家庭の話なんですよ。
スピーカー 1
お母さんの話?
スピーカー 2
主人公お母さんなんですよ。
お母さんと夫と子供が3人いて、お母さんが主人公というかお母さん目線で話がずっと進んでいくんですけど、
お母さんが家庭でどう思われてるのかみたいな、そういうことをすごい無頓着な人で、
旦那さんからどう思われてるかとか子供からどう思われてるかっていうのが、全然分かってないけど自分は家で頑張ってるっていう意識を持ってる人。
自分は家族が好きで、家族のためにいろいろやってるし、自分は幸せな家庭を築いてるっていう思ってる人。
話の舞台は、次女が結婚して、次女の旦那さんの仕事の中でバグダットに行ってて、
その子供ができたから、出産後の手伝いをするというか、そういうつもりで次女の家に行って、
それが終わって帰っていくっていう道中に足止め食らうんですね。
中東からヨーロッパ、主人公イギリスなんですけど、イギリス人の人なんですけど、
中東からイギリスに帰る途中で結構交通が、洪水とかそういうので足止め食らって、
宿に泊まってる間にいろいろ振り返るっていう、そういう話です。
スピーカー 3
自分の人生を?
スピーカー 2
そうですね。なんか長い時間ができて、今までずっとバタバタしてて忙しくて、
家庭のこととか、近所のこととか、そういうことばっかりで、
自分のことはあんま振り返ったことがなかったけど、時間ができて、やることが何もなくて、
ずっとなんかあれこれ自分のことを考えてしまうっていう、そういう話でした。
スピーカー 1
そうで、なんか自分は献身的やって思ってるお母さんなんですよ。
なんか自分のことを中心に考えたことなんてないって、
常に誰かのために自分は行動してるんだって思ってて、
だからみんなから自分は好かれてるはずだっていうのを、
ずっとその疑ってなかったのか、実際潜在的に疑ってたのかは分かんない感じで、
え、本当にちゃんと私のことをみんな好きなんだろうかみたいな感じで、
勝手に自分が考えすぎていろいろもんも考えてるんですよ。
ボー氏が一番腹立つ類の人なんちゃうかなって思ってて。
でもその視点がその人やから、
本当にその人の脳内をそのまんま小説化したような話やから、
こういう人はこういう思考回路で物事を考えているっていう、
この小説を読んだ時にボー氏はどういう感想だったかなって思って、
スピーカー 2
読んでみてほしいって言ったら、読んでくれたんですよ。
スピーカー 3
どうでした?
スピーカー 1
割とどうでした?面白いって。
スピーカー 2
小説は面白かったし、割と2、3日で読んだんか。
スピーカー 1
うんうん、早かったよね。
スピーカー 2
どう、どうっていうのがいろいろ難しい。
スピーカー 1
なんかその腹立つとこはなかったんでしたっけ?
スピーカー 2
聞いてたんで、聞いてたら僕は別にそういうもんかと思って読んでしまうんで。
映画とかも一緒なんですけど、何も知らんと読むのと全然違うんで。
スピーカー 1
最初は読むつもりがないから、全然ネタバレしてくれていいよって私がいろいろ喋ってたんですよ。
なんでこういう話してねって大体こう説明してたみたいな感じやけど、
私が読み進めれば読み進めるほどに、これは読んでほしいってなっちゃって。
シャアなしに、シャアなしにっていう。
スピーカー 2
でもそのなんか、なんていうんですかね、語り口っていうのが、
この主人公の人がこういう風なキャラクターでこういう風に喋ってるけど、
周りにどう思われてるとか、そういうのが、作者の書き方っていうのが、
全然堅入りしてないんですね、この主人公に対して。
だからそんなになんか嫌な感じには読めない。
だからどんどんそれが知らしめされていくというか、
子供がああやって言ってたのは本当はどういう意味だったんだろうとか、
そういうのをどんどん振り返っていく小説なんですよ。
スピーカー 3
結構ミステリーっぽくもありますね。
スピーカー 2
そうですね、読んでいくと。
だからそれが子供は3人いて、全員どういうことでどういうやり取りをしてて、
で、結局どうなったとかいうのをどんどん全部振り返っていくんですよ、全員。
で、旦那さんとのやり取りが一番多いんですけど、
だから旦那さんはどう言っててとか、
あの時こう言ってたけどあれはどういう意味だったんだろうとか、
それを時間がありすぎて、
どんどん自分の中で明るみになっていくというか振り返っていく。
スピーカー 3
あ、なんかちょっと怖そう。
スピーカー 1
これでもなんかね、私は読めば読むほど、
作者、アガサー・栗栖ティの周辺にこういう人がいるという、
で、その作者がフラストレーション溜まっているものを、
ちょっと解消するための作品なんじゃないだろうかって思うくらいに、
スピーカー 3
えー、お前は何も分かってへんねんぞってこと。
スピーカー 1
なんかね、本当には分からないはずなんだけど、
この主人公は勝手に分かっていってくれるんですよ。
なんか気づいていってくれる自力で。
本当はだから気づいていてほしいじゃないですか、現実にそういう人がいたら。
説明するのはめんどくさいわってなるし、
こういうとこがあかんのやでっていうのも自分で分かってほしいじゃないですか。
それを分かっていってるんですよ、その主人公。
スピーカー 3
それでスッキリして。
スピーカー 1
でもなんかそんなことあるわけないよなって。
ちゃんと終着点としては、やっぱりこうやんなっていうので。
読み味としてもファンタジー過ぎずに、
でも途中めっちゃファンタジーに気持ちよくしてくれるみたいな感じがあります。
スピーカー 3
なんか面白そう。
スピーカー 1
絶妙でした。