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2020-10-03 10:01

故郷というバス

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故郷というバス
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田川から福岡に向かっております。先ほど半分仕事で半分遊びなんですけども、団体さんが泊まりに来てまして、いいかねパレットですよね。
いいかねパレットの方に団体さんが泊まりに来てまして、勉強会みたいな感じでとある団体さんが来てたので、僕そこでプレゼンをさせてもらいまして、
いいかねパレットとはこういうことをやってますと、株式会社僕とはこういうことをやってますみたいなプレゼンをさせてもらって、その後、皆さんでバーベキューを一緒に食べて、先ほどまで飲んでたんですよね。
飲んでたって言っても、僕は車で帰らないといけなかったので、皆さんが飲んでる中で、僕は16個合法のお茶っ葉が入ってるドリンクを飲んで、16茶なんですけど、それを飲んで、野党開きになったということで、今帰っている途中でございます。
時刻は2時過ぎですかね。
地域創生みたいなものをやってる方とか、ワーケーションみたいなものを取り組まれてる方とかが来てたんで、その方々向けにプレゼンをしたんですね。
おそらく20人くらいいたんですかね。11人いたのか。その方々の目の前でプレゼンをして、こんな感じで田川で頑張ってますみたいなプレゼンをして、20分くらいかな、プレゼンをしまして、最後、質疑応答でいろんな受け答えをしてたんですけども、
やっぱり当たり前のように上がってくる質問というのが、なんで田川でそんなにやれるんですかというか、やってるんですかみたいなことなんですよ。
これ実は答えるの結構容易じゃなくて難しくて、正直自分でもずっとわかってないんですよ。
おそらくですけど、単純に金銭的にめちゃくちゃ稼ごうと思ったら、僕一人の給料をめちゃくちゃ上げようと思ったら、おそらくですけど東京に行った方がいいんですよ。
東京に行っていろんな制作の仕事をしたりとかプロジェクトを自分で立ち上げてやったりとかやった方がいいと思うんですけども、だって人の数とプロジェクトの数が違いますから、田川と東京だったら。
それでも田川でやってると。僕はずっと田川を盛り上げるためって言ってたんですけども、とある時に高校生の放送部の子が女の子なんですけども、僕のところに取材に行きたいですっていう話をされて、実際飯金パレットに来て取材をしてたんですよ。
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ただすごく無邪気な質問で、なんで田川を盛り上げるんですか?みたいな。僕は答え用意してますから、それに関しては。用意してましたから。
田川はふるさとなんで、やっぱりふるさとを盛り上げるっていうところに僕は興味がありますみたいな感じで。やっぱりふるさとを元気になってほしいんですよみたいな話をするんですよ。
だから彼女が言ったのが、どこからどこまでが田川なんですか?とか、なんでふるさとを盛り上げたいんですか?とか、そういうなんていうんですかね、なんでなんで?みたいな質問を本当に純粋に疑問だから無邪気に投げかけてくるんですよ。
なんかそれをずっと聞かれてると、ふるさとだからって結構答えになってないなと思ってて。だってふるさとだから盛り上げたいって別になんていうんですかね、じゃあ田川に住んでる人間が全員田川から出たらそれはふるさとなのかとか。
要はその田川っていう切り取り方って土地なのか人なのか、あとは自治体なのか何なのかみたいなところで言うと、それによって全部違うんですよ。なんかこう人によって切り取り方がですね。
じゃあ僕が思う田川って何なのかって結局よくわからなくて。で、じゃあ田川がぶっ潰れるってどういうことなんですか?とか、じゃあぶっ潰れたら何がどう嫌なんですか?みたいなこと言われたときに、なんか田川、なんとなく僕の中で田川っていうイメージがあってそれに向かってやってたんですけども。
でも僕が仲いい友達とかって結構東京にいたりするわけですよ。で、そいつらは別に田川から出ても普通に生きていけるし、多分仲良くできるんですよ。
とか考えたときに、僕はなんで田川のためにやってるんだろうっていう疑問がまずそこで湧き。
だって宇宙からすると田川とかってないんですよ。ただの地面に線を引いて、ここからここまでを田川とします。ここからここまでを釜市とします。ここからここまでを能型市としますみたいな感じで、ただ地面に線引いただけなんですね。
それをなんかそこまで執着して故郷だって言い張って、それのために人生をかけるっていうのが僕の中ではずっとわからなかったと。
で、本当にどうせそういう質問が来るだろうなと思って、僕昨日今日とずっと考えてたんですよ。
で、やっとなんかちょっと納得いく答えが出たなと思ったんで、これ忘れないうちにちょっと喋っとこうと思ってるんですけど。
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田川ってバスみたいなもんだなって思ったんですね。
で、これだけ言うとちょっとわかんないと思うんでもうちょっと詳しく説明しますと、僕が本当にやりたいことって人類を幸福にすることなんですよ。
で、それで言うと究極、田川っていう場所なのか集団なのか自治体なのか国なのかって結局究極的にはどうでもいいんですね。
でもじゃあなんで田川やってるかというと、今田川っていう町に集まって、田川っていう括りで何か活動をすることが人類を幸福に持っていく、人類を幸福に導くために効果的なんですよ。
だから田川っていうバスをより有名にしたりとか、より豪華にしたりとか、より乗り心地が良かったりとか、より多くの人が乗れるようにするっていうバスを作るために一生懸命頑張ってるんだなと思ったんですよ。
なんかこう考えるとめちゃくちゃ僕の中でしっくりきたんですよ。
つまり田川って別に実体はないし人ではないんですよ、僕の中で。
でも田川を盛り上げることによっていっぱいの人が楽しいところに行けるし、その行く道中も中でカラオケやったり、中でゲームやったり、中でおしゃべりやったりして楽しい時間を過ごしながら楽しい目的地に向かうことができるんですよ。
だから僕は田川っていうバスをもう一回言いますね、有名にしたいし、大きくしたいんですよ。
もちろんですけども、そのバスが役目を終えたら、もし壊れたり故障したりしたら多分違うバスに乗るかもしれないですし、もしかしたら一人一人車に乗らずに歩いて行くかもしれないですね。
で、所詮その程度とは思うんですけども、でもみんなで作り上げてきたそのバスっていうのが壊れたりなくなったりしたらめちゃくちゃ僕は悲しいんですよ。
だから僕は大事に大事に田川っていうものを盛り上げようと頑張ってるんですね。
だからそれを愛情を持ってやってるっていうことなんですけども、そう考えると田川に執着しなくていいし、結局はやっぱり僕の中では人間なんだなっていうことを思うし、
その田川というものを作るためにはやっぱり僕がどうにかするとかじゃなくて、そこの田川というバスに乗っている一人一人それぞれと仲良くしながらそれぞれがそれぞれの役割で何かをする。
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ある人は外観のペンキを塗ってもらうし、ある人は中でカラオケを盛り上げるし、ある人は運転をしてもらうみたいな、みんなで協力してやるっていうのをすごく僕の中でイメージつくなっていう感じなんですよね。
そういう話をしましたね、今日。伝わったのかどうかはよくわからないんですけども、実際その後に全員と名刺交換をしまして、飲んで話してたんですけど、
ゆうちさん、あんなことやっていきたいね、今後もよろしくお願いしますみたいなこといっぱい言われたんで、また田川というバスに乗ってくれそうな人が増えたなと思って、僕はすごい今嬉しい気持ちで帰ってます。いい日でした。
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