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こんにちは。3人の子育てをしながら会社経営をしている、ワーパパCTO🦥と言います。よろしくお願いします。
今回は、知性ということについて考えてみたいと思います。
知性を辞書で引くと、このような説明になっています。
物事を知り、考え、判断する能力。
チャットGPTに聞くと、例えばこのようなものが知性としてカウントできるというふうに返ってきました。
知識・分析力・想像力・判断力・柔軟性・共感力など。
現代社会では、知性があるというと頭が良い、つまり学力があるといったような判断がされているかと思います。
しかし、辞書を信じてみると、どうやらその学力があるということだけが知性であるというふうには書いてないようです。
コテンラジオという大人気ポッドキャストがありますが、その中で人間の知性についてという回があります。
そこでは様々な知性があるよねというお話をされています。
現代では、言語をうまく操れる能力が知性とされていますが、それだけではないと。
文章の読み書き能力が高い人が頭が良いとされていますが、それだけではないという話が展開されています。
例えば、InstagramやTikTokは言葉を使わないコミュニケーションをしていますよね。
これは高度な情報のやりとりをテキストではない形で実施しているといえます。
テキストで物事を表現するには、すごく長く文字を書いて、様々な表現を組み合わせて表現していますが、
例えば、絵や動画であれば一度に物事を表現できるといいます。
そして、そのような表現の仕方は一つの知性の形なんだというお話をされています。
例えば、身体能力も一つの知性といえます。
山の中や森の中で危険を察知する能力、
風や湿度を体で感じて雨が降るかもしれないというふうな判断をする能力、
どこに何があるかを把握できる空間把握力などは言語を使わない能力ですが、
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このような能力は生き物にとって非常に重要な力だといえます。
他の大人気ポッドキャストでゆる言語学ラジオというものがありますが、
こちらではビジュアル進化というものを取り上げた回があります。
人が何かを考える際に、視覚的に物事を考える人と言語で考える人がいるというお話です。
視覚的に物事を考える人は、何かを捉えるときに、
頭の中で図や絵画のようなものをイメージしながら考えるようになっています。
そのような人たちが他の人に何かを伝えるときにも、
視覚的に物事を伝えようとするため、
例えば図を描いたりとか絵を描いたりしてコミュニケーションしようとする試みがされることが多いでしょう。
これも一つの知性の現れ方なのだと思います。
私たちが小さい頃、学校で評価をされてきたのは、
基本的には言語処理能力のことだといえます。
国語の問題は分かりやすくそうで、長い文章の中から何が言いたいのかを抜き出すようなものでした。
高校や大学入試も筆記試験がほとんどでしょう。
これらもやはり言語処理能力の確認といえます。
このようなことから、我々は知性があるということは、
言語をうまく操れることに限定してしまいがちです。
しかし、実際の社会はそれだけではありません。
料理を上手に作るとか、体をうまく使うとか、
コミュニケーションにおいても他の人の表情から何かを読み取るだったり、
何かをデザインするときに美しさの観点が必要だったり、
このような言語処理能力以外の能力が非常に重要視されていますが、
これらに対して知性があるというふうに捉えられることは少ないように思います。
しかし、実際にこれらも知性の一つであるというふうに捉えると、
世界をもう少し多様な目で見ることができるのかなというふうに思います。
このような捉え方をできる人は、教養があるというふうにも言えるように思います。
今回の話は以上です。また次回も聞いていただけたら嬉しいです。ありがとうございます。