さて、今週はブッククラブでもちょっと出た話なんですが、日本人の私たちにとって大きな課題の一つ、何かを断ること、NOということ、人をがっかりさせることについて話したいなと思います。
このポッドキャストでも何回も取り上げたことのあるグレノン・ドイルのポッドキャスト、You Can Do Hard Thingsという番組なんですが、これはエピソードの詳細欄にリンクを貼っておきますね。
そこで嘘に関してのエピソードがあって、面白いなと思いました。
リスナーからの質問で、罪のない嘘をついてもいいと思いますか?という質問だったんですね。
例えば、そこまで親しくない職場の同僚に、週末バーベキューに誘われたとか、行きたくないと言えないので、例えば、親戚が遊びに来てるからとか、家族の誕生日だからとか、そういう罪のない嘘をついてもいいのか?
こういう罪のない嘘のことをWhite Lieって英語で言いますね。白い嘘。
これね、もうあんまり使わない方がいいと思うんですよね。この白がポジティブで、黒がネガティブっていうステレオタイプだから。
私はね、ブラック企業とかも言わないようにしてますけど、白い嘘っていうのもなかなかダメですね。
話が逸れましたけれども、グレヌンのポッドキャストでは嘘についてもう少し詳しく話しているので、興味のある人は聞いてみてください。
でも私がこの質問を聞いて最初に思ったのが、人からの誘いを断るときに、嘘をつかなくてもいいじゃんって思ったんですよね。
あなたと遊んでも面白くないから行かないみたいに、相手を傷つける言い方をする必要はないと思うんですけど、最近忙しくて週末ちょっと遊ぶ気力がないとか、
ちょっとストレスたまり気味だから家でゆっくりするわとか、こういうのはね、バウンダリだと思うんですよね。
私もちょくちょく全然知らない人からお話を聞きたいので会ってもらえませんかとか、これはオンラインオフライン両方ですけど、
言われたりしますけど、気が乗らないときは今忙しいのでミーティングは極力入れないようにしてますって言ってます。
これって嘘じゃないんですよ。本当にミーティングって必要なものしかやらないし、自分の時間っていうのをすごく大事にしたいっていうのがあるので、
日本人の場合は断って相手の気を悪くしたら悪いっていう罪悪感で、なかなか断れなかったり、NOと言えなかったりすると思うんですよね。
今週ブッククラブで読んだ章にも書かれてたんですけれども、自分の言葉、対応、発信に対して他人がどう感じるかっていうのはあなたの責任じゃないんですよね。
あなたの人生で一番大事なのはあなたです。
短い人生を人の起源を取ることばっかりに費やして、裏でモヤモヤしてる人生ってなんかすごいもったいなくないですか。
ブレネ・ブラウンの言葉で好きなものはたくさんあるんですけど、中でも私にとって思い出深いのが、
Choose discomfort over resentment 恨みよりも不快を選ぼうというものです。
これは昔ブレネがオンラインコースをやっていたときに、私がたまたま質問する機会をもらってした質問の答えだったんですけれども、
バウンダリーを使って何かを断るとき、NOというとき、一瞬なんか、ああ、こんなこと言ったら嫌われるかなとか、
これ断ったらもう仕事来なくなっちゃうんじゃないかなとか、そういうふうになんかひよったり、不安になったり、不快になったり、
それこそまさにバルネラビリティなんですけれども、それでもあえて後々でのモヤモヤ、恨みよりも今の一瞬の不快感を選べという意味です。
この一瞬の不快感が我慢できないから、みんなにイエスと言っていい顔していろいろ引き受けて、
バウンダリーを引かないでいると、もうモヤモヤやら、ストレスやら、鬱憤が溜まりまくって、後々ものすごく後悔することになります。
それだったら最初、ちょっとドキドキしたり怖くても、すいません、ちょっと無理ですって言っといた方が、後々の後悔をしなくて済むよという意味ですね。
さっきも言いましたけれども、あえて相手を傷つける言い方をしなくてもバウンダリーをきちんとして、自分がクタクタにならないように自分を守ることはできるんですよね。
あとね、誰かに何かに誘われて断るとき、その理由は言わなくていいんですよ。
ただ単にその日は無理ですとか、その日は都合が悪いんですってだけ言えばいい。
あと相手に悪いってすごく気を使うのって自分もそうだからなんでしょうね。
例えば私が友達を何かに誘って、私無理って言われたら別の友達を誘うとか、違うことをするとかして、私のこと嫌いなのかなとかそういう風に個人的に取らないんですよ。
でも一般的に言って日本の人はNOを個人的に取ってしまう人が多い気がします。
さっきね、相手の感情の責任を取る必要がないって言いましたけれども、相手の言葉を個人的に取る必要はないっていうのもここで密接に関連していると思います。
面白いですよね。本当にこういう話をいくらでもできますので、ぜひ皆さんの感想も教えてほしいですね。
というわけで、皆さんも自分を大事にして、やりたくないこと、もやることはどんどん断って言ってくださいね。
さて、それでは今週のポジティブです。今週のポジティブは、
昨日初めてパオワオに行ってきました。
カナダは9月30日が真実と和解の日という祝日に最近なりまして、
これまでカナダを白人に乗っ取られて本当にひどい仕打ちを受けてきた先住民の人たちに敬意を表する日なんですけれども、
パオワオっていうのは先住民のたくさんの部族の人たちが集まるイベント、お祭りみたいな感じなんですけれども、
今年からビクトリアでも始まって、誰でも参加可能な無料イベントだったので、家族と行ってきました。
たくさんの先住民の人たちが綺麗なビーズとかベルのついた民族衣装で踊っているところを見て、
あとクラフトとかアートとかを売るテントとかもあって、
本当にこれまでものすごい辛い体験をされてきた人たちなので、
こういうイベントで私たちはどんどんお金を落としていくべきだなと思いますね。
9月30日は別名オレンジシャツデイというんですけれども、
オレンジのTシャツを着るんですけど、会場の90%ぐらいはオレンジのTシャツを着ている人にあふれていて、
少なくともここにはヘイトの入り込む余地はないなと思って、ちょっとそれで嬉しくなりました。
そして最後にお知らせです。
はみらいアンケートにご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
カナダからのプレゼント当選者はもっちーさん、そしてひろえさんです。
おめでとうございます。後ほどメールさせていただきますね。
そしておそらく今週中に私英語のポッドキャストを再開しますので、興味のある方はぜひ私のSNSをチェックしてみてください。
今絶賛編集中ですので、配信されたらSNSで公開します。
それでは今週もお聞きいただきありがとうございました。
はみ出し系ライフの歩き方は、プロデューサー・ホストのピアレス・ユカリが、
未成都のコースト・セイリッシュ領域であるカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州・ビクトリアで制作しています。
はみらいのインスタアカウントははみ出し系です。
また、Facebookにもリスナーさんのグループはみらいコミュニティがありますので、ぜひご参加ください。
私はスレッズにて最近は毎日Three Good Thingsをシェアしていますので、よかったらフォローしてください。
番組へのサポートは、PayPal、もしくはユカリがサブスタックで配信しているニュースレターの有料購読で可能です。
近いうちにサブスタックでも音声コンテンツを配信する予定ですので、購読していない方はぜひ。
ニュースレターはこのエピソードの詳細欄からご登録ください。
いつもサポートしてくださっている有料購読者の皆さんありがとうございます。
番組のスポンサーも随時受け付けておりますので、ぜひお問い合わせください。
今週のポジティブ、今週のブレイブ、エピソードの感想はいつでも歓迎ですので、はみだしけいあっとgmail.comまでどうぞ。
はみらいを気に入ってくださった方は、ぜひお聞きのポッドキャスターアプリにて、はみらいのレビューを書いていただけると嬉しいです。
レビューを書いていただいた方には、はみらいステッカーをお送りしますので、住所を教えてください。
また、はみらいを応援したいと思ってくださる方は、ぜひおすすめのエピソードを家族やお友達にシェアしていただけると嬉しいです。
さて、ここまで聞いてくださった方に、今週の内緒話をお話します。
今週の内緒話は、うちの夫が最近新しい仕事を始めてですね、家を開ける時間が増えたので、私の一人の時間が増えてかなり嬉しいです。
今も夫が仕事中なので、私は家に一人でこのポッドキャストを収録しているんですけれども、うちは基本二人とも家で仕事をする人なので、
そうなると、ずっと家に二人でいるので、たまに外で仕事をしてくれるところなんかでメリハリができて嬉しいですね。
というわけで、今週も黙らないような黙らない人でいてくださいね。