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みなさんこんにちは、杉田まりこと石川由加子です。
Good News for Citiesは、都市・建築・町づくりに関する様々なグッドニュースを、ザックバランに話す番組です。
Good News for Cities
はい、今回は音楽家であり、Be a Good Neighbor代表の坂口修一郎さんにゲストで来ていただきました。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
坂口さん、実はこの間、Meaningful City Magazineという私が関わっている雑誌の第2号が発売されまして、今回それ都市とジェネレーション、世代というテーマだったんですけど、
そこでインタビューをさせていただき、トークイベントにも来ていただき、そこで実はポッドキャスト聞いたことあるよっていう声をかけていただき、ちょっとじゃあ出てくださいということで今回実現しました。ありがとうございます。
はい、じゃあちょっと坂口さんについてもいろいろお伺いしていきたいんですが、今簡単な自己紹介も兼ねてちょっとこれまでやられてきたこととかお伺いしてもよろしいでしょうか。
僕は1971年生まれなんで、X世代ということなんですけど、18歳で、今ここ鹿児島にいますけれども、鹿児島で生まれ育って18歳で東京に出て、それからずっと東京で活動してきました。
基本は音楽活動をずっとしてたんですけれども、そこから自分がステージに上がるだけじゃなくてステージを作るみたいな仕事をするようになって、ライブハウスとかクラブを立ち上げたりとか、フェスティバルの企画とか運営をしたり、自分も出る側だったんですけどプロデュースする側もするようになって、そこからこの10年くらい、東日本の震災の前の年からなんですけど、
今度は東京だけじゃなくて鹿児島と行ったり来たりの2拠点の生活をずっとするようになって、鹿児島ではグッドネイバーズジャンボリーというフェスティバルを山の中にある廃坑を使って主催していると。
なので東京と鹿児島と2拠点を中心にいろんな活動をしているというような感じですね。
鹿児島もね私たちそんなに行ったことないので、ぜひ改めていろいろな目線で行ってみたいなと思うんですけど、
グッドネイバーズジャンボリー、いろいろなところでお話しされているのかなと思うんですけど、もう少し詳しくこのフェスティバルについてもお伺いできればと思いました。
これは始まって何年経って今どういった活動体になっていっているのでしょうか。
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始めたら2010年なんですね。なので13年ですねちょうど。なので今年14回目を準備しているというような感じですね。
それで僕はもともと音楽をやっていたので、音楽のステージもあるんですけども、鹿児島には若手のクラフト作家とかたくさん結構いるので、
そういう彼らがワークショップをやったり、パフォーミングアーツのワークショップがあったり、もうフェスティバルって言ってますけど全体がワークショップのような、そんなイベントですね。
でもう大人も子どもも障害のある人たちもたくさん来たりしますし、鹿児島に知的障害のある人たちもアート支援施設みたいな勝負学園というところがあるんですけど、
そこのパフォーマンスグループみたいなのがあって、彼と一緒にやったり、DJがいたり、みたいな。
めっちゃ楽しそうですよね。いいですよね。
文化祭ですね。
文化祭、大人の文化祭ですよね。
大人の文化祭。
なんか私たちもフォーシティーズウィークっていう名前で文化祭的なものを毎年やってきて、
今年で3年目なんですけど、参考にしたいなと思いながら記事を読んでいました。
14回とかやったらここまでいけるのかなとか。
そうだよね。やっぱりこういうイベントって、やっぱりなんだかんだ毎年どんな形でもいいから続けていくっていうの大変なんだろうなと思うし、
私たちも小さいながらそういうのをやってて大変だなーって思うんですよね。
そういう意味では、なんかこう続けていく意味みたいなところはどこに感じていらっしゃるのかなっていうのを思いました。
そうですね。やっぱり年に1回のイベントになっちゃうので、そうすると365分の1ですよね。
そうするとなかなかそこはピンポイントで、タイミングが合う、来る人がですね、まず。
なかなか難しかったりするので、リピーターは多いんですけど3年に1回来るとか、
あとやっぱり実行委員会形式でみんなボランティアみたいな感じでやってるので、
そうするとやっぱりみんな10何年もやってるとライフステージが変わってきて、
引っ越していきたり、子供が生まれたんで今年は来れませんとか、そういうのがいろいろあったりするので、
やっぱり続けていないと、タイミングがなかなかみんな合わない、チューニングが合わないっていうか、
っていうのもあったりするのかなと思いますけどね。続けることでやっぱり広がりも出てくるし、
1回2回だとなかなかね、もちろん1回2回でもたくさんの人が集まるお祭りなんで文化祭なんで、
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人は集まるんですけど、やっぱり継続していかないとそれが線になり目になりっていう感じにはならないかもしれない。
このフェスティバルの会場になっている森の学校の取り組みについてちょっと興味があるなと思って見ていたんですけど、
そもそもこの森の学校というのは今どんな活動をしているのかっていうのと、
あとこのステージを作るときに皆さんで森を手入れして開いたっていうエピソードも配読したんですけど、
そこの辺の森との関係性みたいなところをちょっと聞いてみたいです。
この森の学校って、明治18年にものすごい山の中に、
もともと小学校なんですけど、周りに家が一軒もないんですよ。
写真をね、見るとすごいわかりやすいですよね。
完全に森のほうがあっていて、そうなんです。
いくつかの小さい集落の真ん中に作ったみたいなんですけど、
みんな山の中を通ってたみたいですね、昔は。
なんですが、やっぱりすごい仮想地域なので、
今、このシティの話をするときに、最もシティから遠いところでやってるんですけど、
昭和が終わると同時に廃校になった学校なんです。
ただ、すごく自然豊かな場所なので、廃校になった後も、
地域の人たちは公民館的に使ってきたし、
やっぱり自然体験施設みたいな感じで、
地域の人がずっと維持しながら、今も持ってると。
戦前の木造校舎がまだ残ってたりする、そんな場所ですね。
僕らがそこでイベントを始めたのは、音のことを考えなくてよかったので。
そういうことを考えなくてよかったので、そこで始めたんですけど、
やってるうちに地域の課題とかも見えてきて、
どんどん加速化していくし、高齢化を加速化していくような場所になって、
そこで何をやったら面白いかなっていうふうに考えたときに、
周りに森しかないので、ただ手を入れられてない里山なんですよね。
もう何十年もあったので、それを年に一度のイベントだけじゃなくて、
少しずつ手を入れながら、自然を本当に体験できる場所ということで、
今は運営してるんですよね。
今日もキャンプしてる人たちもいますし、学校で。
別のイベントで使ったりとかですね。
そうなんですね。
じゃあイベントがやってないときも、
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そうやって自然体験学習みたいなことができる場所になりつつあるっていうところなんですか?
そうですね。
その運営も自治体から引き受けて、僕らがやるようになっています。
5年ぐらいですね。
いいですね。
グッドネイバーズって良い隣人って意味だと思うんですけど、
結構佐々木さんがいろいろ取り組まれてる中で、
鹿児島の面白い人たちを巻き込んで、一緒に何かやられているなっていう印象があって、
鹿児島今どんな人たちがいて、どんなことが繰り広げられているのかというか、
鹿児島のホットトピックとかホットパーソンみたいなのがあったら教えていただきたいです。
そうですね。さっきクラフトのワークショップとかがたくさんありましたけど、
鹿児島のホットトピックどんな人、そうですね。
ジャンボでやって10何年やっていると、移住してくる人も結構増えてますよね。
僕も一回鹿児島離れて戻ってきたというか、東京都二拠点なんで行ったり来たりという感じですけど、
そういう行き来している人がすごく増えてる気がします。
だから交通が活発になったというか、そんな感じがありますね。
やっぱり東京都鹿児島と違うのは、情報はこうやってインターネット経由でいくらでも手に入る時代になりましたけど、
やっぱり人は少ないんですよね。
人は少ないんで逆に一人一人の個が目立つというか、という感じがあって、
情報とものはクリックすればすぐ手に入るんですけど、
自分たちの手で作る人っていうのが多い気がするんですよ。
自分たちの手で作る人。
今コーヒー飲んでるこのカップとかも、友人が作ってるんですけど、
それ木ですか?
これは木でできてるんですけど、
彼なんかは鹿児島に、まだ僕よりも全然若いですけど、鹿児島で工房を持っていて、
それでブルーボトルの、ブルーボトルコーヒーがありますよね。
あそこのオフィシャルのカップなんかも作ってるんですよね。
だから地方にいるんですけど、東京のそういうところと普通にやり取りをして、
自分たちの手で物を作って、作り出して、
暮らしてるみたいな人が結構増えてきてる気がします。
それって鹿児島市内にそういったそれぞれの個人のスタジオとか設けてるんですか?
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もうちょっとこう、周辺というか近郊みたいなところに。
近郊ももちろんありますけど、市内にも結構いますね、工房を持ってる。
やっぱり土地が広々とあるので、それがやっぱり東京と違う最大の違うところだと思いますけど、
そういうスタジオだとか工房だとか、そういうのを持ちやすい。
あと中心市街地に近いところでもっていうのはあると思うんですけどね。
だから音楽をやっているという人も結構多いし、
いろんな仕事しながら音楽作ったり物を作ったり、そういう人は多い気がします。増えてきてる気がします。
結構そういうローカルの動きみたいなの盛り上がってきているっていう感じなんですかね。
そうですね。なので僕らグッドネイバージャンブリを年に1回森の中でやってるんですけど、
秋にはクラフトのイベントもやってるんですよね。
で、100カ所ぐらいのカフェとかギャラリーとかそういうところに各作家が展示をして、
それを街巡りするみたいなイベントをやってるんですけど。
めっちゃいいですね。じゃあ街中にそれがいろいろ立ち上がって、その日は街の中がマーケットとかお祭りみたいになっている。
そうですね。それはもう2週間ぐらいの回帰でやるんですよね。
いいですね。でもなんかそういうのができる、ネットワークとその地域とのつながりがあるっていうのはいいですね。
なんか、私たち以前月刊大都会っていうフリーペーパーをやっている長崎在住のグラフィックデザイナー、ご存知ですか?
グラフィックデザイナーの方にインタビューさせてもらったんですけど、彼もやっぱり自分の町である長崎でなぜこれを作り続けるか、すごいかっこいいって面白いものを作ってるんですよ。
でも彼としてもやっぱり地方って東京とかよりは、例えば情報が来るのが遅いとか、発信しても届く層が限られているとか、
やっぱり彼としてもその地域のネガティブな側面みたいなもの、地方都市のネガティブな側面みたいなものを感じていて、そこを変えていきたい。
地方からもそういった面白いものを発信できるし、もっと情報の速度を上げて、どんどん地方発で最新のものを届けていきたいって話をしていて、すごいそこにも共感したし、
多分坂口さんの活動のベースの一つとしても、そういう地方力じゃないけれども、地方だからこそできるなんかこう面白い発信とかグレイティブな活動っていうのをイメージしているのかなと思うんですけど、そこら辺はどうですか。
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そうですね、東京にいると確かに情報も物も人もたくさんあるじゃないですか。東京だけじゃないですけど、福岡とか大都市とか。
だけど、自らの手で作るっていう意味でいうと、グラフィックとかインターネットを介するものはたくさんあるんですけど、
本当に土をこねて何か作るとか、木を削って何か作るとか、その木もすごく近くで手に入るわけですよね。
あと食に関しても、その素材がとにかく手に入りやすいので、その辺はありますよね、地方なのではというか。
その一時情報というかですね、何かを介して、メディアとか何かを介して得る情報じゃなくて、
ここに良い土があるぞとか、ここに良い野菜があるぞとか、東京だとなかなか手に入らない情報ですけど、地方にいるとそれがすごく身近にあるんで。
かつてはそれが、何だろう、情報とかは確かにスピードが遅かったりするんで、都市と田舎みたいな感じがあったと思うんですけど、
そういう意味だと今、田舎感を感じることがあんまりないんですよね。
僕が今ここにいるのは、この鹿児島の中心市街地なんで、中核市なんで、それなりにというか、まあまあ都会ですよね。
なんですけど、鹿児島でももっともっとすごい仮想地域に行ってるんですね。
普通に着てるものもみんな普通だし、装飾もないし、見た目も変わんないし、みんなよく知ってるんですよ、情報を。
で、交通インフラがLCCもあって、発達したので、若い子もどんどんどんどんいろんなところに行ってますよ、海外に。
だから本当に、僕が18歳で鹿児島に一回出たときは、まだインターネットがなかったので、すごい核差を感じたんですけど、情報の核差を。
今は全然そういうの感じないんで、クリエイティブな人はどんどんどんどん、そういう一時情報に触れられる場所に、都会的な観測を持ったまま広がってるっていう、そういう印象がありますね。
確かに一時情報に触れられるって、とても大事かもですね。何かものづくりだったり、ものじゃなくてもことづくりでもそうですけど、何かそこが生まれている場所と近いとか、なんか素材と近いとか、そういうのって結構意外と重要かもなと、今聞いてて思いました。
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なんか都会と地方の関係性みたいな、私たちも考えさせられる機会がすごいあるんですけど、おっしゃってたように、もう何かその都会vs地方みたいな、あまり向こう対立は成立しなくて、もうみんな行き来をしているし、
インターネットだったりとか、それこそオンラインで何でもかっこいいものを買えてしまう時代に、あまり都会に住んでいる人たちと地方に住んでいる人たちの間の情報拡散みたいなのがそんなにない中で、でも地方にいると、実際の現場が近かったりとか、
なんか素材が近かったりとか、生産の場が近かったりとか、むしろなんか地方にいる方がアドバンテージがあるんじゃないかみたいなところで、いろんな実験もしやすいし、もちろん物価も安いしみたいなところで、なんか今面白い活動がいろんなクリエイターさんとかがいろんな地域で活動してるんだろうなーっていうのを思いながら聞いておりました。
そうですね。
ちょっと前に、だから僕らは割とクリエイティブな活動してる人は、場所に縛られなくなってきてるっていうのがあると思うんですよね、インターネットは。
インターネットはエニウェアな人たちで、一方でサムウェアな人たちっていうか、動けない人たちっていうのは確かにいるはいると思うんですけど、かつてはエニウェアな人たちってあんまいなくて、基本的にみんな土地にひも付いてたと思うんですよね。
だけど割とクリエイティブな活動してる人たちは、全然地域性は関係なくなってきてるっていう感じがしますね。
今聞こえます?
これが船の音。
船の音か。
港が近いらしい。
すぐそこが港なんです。
めっちゃいいですね。
地域性みたいなそんな関係なく活動ができるって言いずつ、今港が近いって話だったりとか、その場所ならではだからこそできる活動とか、だからこそ生まれたアイディアとかってあると思うんですけど、
坂口さんって何か鹿児島にこだわる理由というか、鹿児島だからこそこの活動ができた、みたいな。
坂口さんの実力だったらいろんなところで東京でも同じようなことができるだろうしっていうのはあると思うんですけど、鹿児島にこだわる理由みたいなありますか。
えっとですね、さっきエニウエアとサブウェアって言いましたけど、これは僕が言ってることじゃなくて、そういう本が最近読んだみたいなんですけど、僕もう一個あるなと思うんですよね。
それはね、僕らはノーウェアだって最近言ってて、
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どこでもないけど、ノーウェアってNow Hereじゃないですか。
今ここにいることの意味っていうか、クリエイティブな活動でもサイトスペシフィックかっていう言葉があると思いますけど、鹿児島にいるとですね、
単純に心地いいっていうのもあって、人が少なくて、人が少ないっていうのはネガティブなことじゃなくて、コロナになって余計そう思うようになりましたけど、
人と人が分かりやすいんですよね。
群衆でいると、友達がいても気づかなかったりするけど、人が少ないのでよく目立つ、よく分かりやすい。
だし、あとはまあ、植物もあるし、ここにしかないものって結構あるんですよね。風景とか。
海が近くて、桜島という火山がすぐそこで、毎日のように爆発してっていう、そんなところにずっと人が住み続けているっていう、その特殊性っていうのもあるし、
これは他ではないことだし、車で30分も走れば、もう誰一人いない大自然の中に飛び込んでいけるし、
都市と自然がものすごく近いっていう、これはなかなか大都会では得られないもので、
そこが、今ここにしかないっていうのはすごく、物を作るにしても場を作るにしても影響があるなと思って、それがとても心地よいので、
鹿児島にいるっていう感じですね。
ちょっと話がずれちゃうかもなんですけど、桜島の話が出たのでっていうところなんですが、
ある意味、客観的に見たときに、噴火とよくアクシブな火山が目の前にあるって、すごい怖い状況に感じる人も多いなとも思うんですけど、
鹿児島の人たちは桜島とどういう関係性を築いているんですか?
どういう意識で暮らしているんだろうっていう、ちょっと単純な興味なんですけど、聞いてみたいです。
今、すぐそこ、ちょっと今ここビルがあって見えませんけど、
ここから4キロぐらいのところなんですね、桜島って。
4キロ。
ほぼ毎日のように爆発するんですよ。
その爆発がね、適度なんでしょうね。
大惨事にならない爆発とか。
すごいんだよな、それが。
天気予報で、これ鹿児島だけだと思いますけど、
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明日の天気、雨とか晴れとか気温がどうのこうのに加えて風向きが出るんですよね。
明日の桜島上空の風向きはこっちですみたいな。
それは何でかっていうと、噴火する灰が降るんですよ、その風向きによって。
鹿児島市の方に来ることもあれば、隣の町に行くこともあるし、反対側に行ったりとか。
みんなそれ見て、爆発がいつ爆発するかは予測ができないんで、予報にはないんですけど、
風向きで、爆発したら明日はこっちに来るなみたいな。
だから洗濯物干すのはやめようみたいな。そんな感じ。
その自然感がすごいですよね。
結構会話してる感じですね。
風向かしたって言って、今日はこっち来たとか、
今日はあっちの町に行ったなみたいな感じなんですよ。
だから結構、何だろうな、結構擬人化してると思いますけどね、桜島。
すごく岩山だからエアーズロックみたいな感じで、夕方は真っ赤になったりするんですよ、夕日で。
雨が降ると天気悪いと全く見えなくなったり、真っ青だったりするんで、
みんな、今日はいいねとか、今日は綺麗だねとかね。
風向かしたから、こっち来たみたいな感じで、でもあっち行ったとかね。
割と対話というか、桜島と擬人化して、嫌いな人はいないんじゃないかな。
面白い感じですね。
いや、ますます行きたくなりました。
毎回行こうと思って、遠くて挫折するっていうのを数年繰り返してる気がするので、
ちょっとグッドネイバーズのタイミングで会ったりとか、遊びに行かせていただけたら嬉しいなと思いました。
だからこんなにそういう、何て言うんですかね、
火山に近いところにある都市っていうのは、世界でも珍しいんですよね。
たぶんここにしかない。
それがすごく面白いところです。
ちなみに、鹿児島以外で、今全国なのか、どこか違う場所で取り組まれてる活動っていうのもあるんですか。
あります。僕らはなので、僕らの会社っていうのは、メンバーは結構20人ぐらいいるんですけど、
東京、僕も大体月に1回から最低1回、多い時は2、3回東京にいるので、
東京、関西だと兵庫県でも公演の再生なんかやってますし、
公演の再生。
福岡でもそういう仕事をしてますし、西日本が多いですけどね。
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公演の再生はどんなことをされてるんですか。
日本全国、いろんなところに公演がありますよね、自治体が作る。
文化センターとかホールとか、国民宿舎って呼ばれるような場所だったり、
公演だったり、都市の中の公演だったりっていうのは、大体1960年代ぐらいに一気にできるんですよね。
その前回の東京オリンピックの頃に、高度経済成長で、その前戦争があって、
戦争でみんな疲弊していた人たちが、高度経済成長のときに、
そろそろもう日本も戦後ではないって言って、これからもうちょっと豊かな暮らしをしようって言って、国がもう一気に作ったんです。
一気に作ったっていうことは、一気に今、大量年数を迎えて老朽化してるんですよね。
古くなっちゃったホールとかの建て替えもものすごい盛んになってるんですけど、
公演自体も、昔の考え方で作られてる公演の施設って多いので、
それを新しい形に変えていこうっていうのは、日本全国あっちこっちでやってるんですよ。
で、そういうときに、公演での過ごし方というか、
イベントをやったりとか、単純に言うと、キャンプができるようにしたりだとか、
公演をリノベーションするみたいなことがいろんなところで行われていて、
そういう仕事が僕らもいくつかある。
それはじゃあ、具体的なデザインも含めて、
公演でどんなプログラムをするかとか、どんな活動をするかっていうところを提案しているっていう感じなんですか。
運営もやるんですか?
運営をやる場合もあります。
他の地域の場合は運営は任せて、企画の方だけをやるっていうこともあるし、
建築家と組んで公演の質材を変えるとか、
ランドスケープデザインで何かをするとか。
確かにな。公演が確かに今、過時というか、変化すべき時かもしれないですね。
そうですね。東京だと都市の中にあちこち空間がありますよね。
例えば高層ビルが建ったりすると、周りに空地ができるんですよね。
高層ビルをビチビチに建てるってことはできないから、
少し余裕を持って建てるじゃないですか。
そうするとやっぱり足元に空間ができて、パブリックスペースができて、
でもただ空間ができるだけだと、人はただ通過するだけになってしまうので、
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なかなかそこにアクティビティが生まれないっていうことで、
そういう相談が来たりしますよね。
どういう出来にすれば、そこに人はもう少し心地よく滞在してくれるのかとか。
それがなんかやっぱり継続的にできる仕組みがそろそろ必要だなと思いました。
やっぱり一個一個ね、イベントをやるっていうのはなかなか続いていくっていう観点でも、
コストという観点でもね、なかなか難しいなとか思うと。
いった場所をどうやって日常的に良い形で使っていくかって、すごく今考えなくていけないなと思いますね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。あっという間に30分経ってしまったんですが、
今後の展望とか、今仕込んでいるものとか、野望とか、野望っていうのはあれですけど。
野望はまだ…
何か今後についてあれば教えていただけると嬉しいです。
そうですね。僕はだから、二拠点だったり多拠点だったり、
で、あちこち移動しながら生きているのが、性に合っているっていうところがあって。
なので、暮らしのベースは今、鹿児島にありますけど、東京の家は引き払ってしまったんですよ。
東京は逆に、いろんなホテルだったりで、ホッピングしているのがすごく楽しいなと思っているんですよね。
今日1週間滞在するんで、渋谷に2日、上野に1日とか。
そんな感じで、東京だけでもやっぱり東京すごく広いので、
いろんな町、一箇所に留まっているというよりも、ホッピングしているのが東京すごく楽しい町だなと思っているので、
そういう暮らしを続けたいなと思っていますけど、一方で鹿児島も、今暮らしているのは中心市街地なんですけど、
もっともっと自然に近いところに拠点を持ちたいなと思っているので、
本当にネイチャーがすごく近い、身近な町なので、それをぐるぐる回遊しながら生きていけたら楽しいなと思っているところですね。
だから野望というのはあんまないんですけど、展望としては、
あちこちに行けばいろんな友達もいるし、ぐるぐる回りながら。
今日は海辺でキャンプして、焚き火して、翌日は東京で仕事してみたいな。
そういうライフスタイルをやっていけたらいいなと思っています。
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ちなみに、今年のジャンボリーは日程は決まったんでしょうか?
日程がまだ決めきれてなくてですね。
なぜかというと、今秋にやってるんですけど、10月か11月の初旬にはやりますけど、
鹿児島で国体があってですね、今年。
そうするとホテルが全然取れなくなっちゃうので、
それによって日程をどうしようかと。
国体によって、国体マターなんですね。
そうなんですよ。
でも10月、11月ぐらいっていう。
そうですね。
10月の末からか11月の初旬にやる予定です。
分かりました。楽しみにしてます。ありがとうございます。
ありがとうございました。
グッドニュースフォーシティーズでは、毎週新しいエピソードを配信しています。
次回もお楽しみに。