00:06
皆さんこんばんは、上水優輝でございます。
サイコパスのラジオ、ぜひ最後までお付き合いください。
今日は、ポジティブでもネガティブでもない何か、という話をしたいと思っています。
先日、ゆるい言語活動のすすめ、という友人とやっているポッドキャストがあるんですけども、
そのポッドキャストと、10箱の住みというチャンネルとコラボをしまして、
その10箱の住みのまゆさんという方が、ポジティブシンキングが嫌いという話をしてまして、
僕もそう思います、という感じで盛り上がったんですけれども、
その配信は3月の後半ぐらいに配信されますので、またご案内したいと思います。
今日はポジティブシンキングについて、僕が個人的に思うことについて話してみたいなと思っています。
結論ですね、ポジティブとかネガティブというのは一つのフィルターというか、一つの評価みたいなものでしかないので、
固定的な物の見方、考え方をすることそのものがナンセンスであるばかりか、大変危険であると。
多角的にバランスの取れた物の見方をすることが大事なんじゃないかというのが僕の意見ですね。
だからポジティブシンキングとかって、あらかじめ物の見方とか考え方をバーンと出せる時点で、やばいみたいな感じですね。
ポジティブでない状態、反対みたいなのはネガティブ。
ネガティブに対して、あまりネガティブなことに対してポジティブな印象はないと思うんですけれども、
ネガティブに考えているとどんな問題があるかというと、単純に暗くなるからストレスが溜まっちゃいますよね。
強いストレスを感じてしまうというのは良くないよねと。
あとはネガティブになっちゃうとどんどんどんどん自己否定みたいな風になっちゃって、
自己評価が下がっていって、感情的にも落ち込んでいくと。
感情が落ち込んでいくと、ひどい場合は欲打つ状態、打つみたいな状態になっていくと。
そういった状況になっていけばいくほど、周りの人たちとか社会との接点というか関わりに対して消極的になっていって、
どんどん効率していくみたいな感じで、ネガティブに考えていると負のスパイラルに陥ってしまうよね、
みたいなことはそりゃそうだろうと思うわけですよ。
だからポジティブシンキングなんです、みたいな話ではないと僕は思っていますね。
ネガティブであることは確かにそのような危険をはらんでいます。
それは危ないよねと思う。けれども、だからポジティブなんですとか、そんな単純な話ではないだろうと思うんですね。
03:00
ポジティブシンキングを上手に使えば、今言ったようなネガティブのデメリットみたいなものを解消できると思うんですよね。
ポジティブに考えることによってストレスを軽減できたりとか、自分の自己肯定感みたいなものを高めていけるというかね。
どんどん負のスパイラルで、自分はダメかもじゃなくて自分はできるかもと思うことで積極感が出てきたり、対象を見る、相手を見るときの眼差しもネガティブに、
この人ってこういうとこあるしなってネガティブに見るよりも、この人はこういうとこあるしなって思った方が積極的に関わっていけるよね、みたいなこともあるだろうし。
目の前の問題に対してもネガティブに考えて、もうどうしようもないって思うんじゃなくて、
いや、とはいえここからどうにかできるかもしれないとポジティブに考えて解決策を考えていくみたいな前向きなアプローチを考えていけるみたいな意味では、
ポジティブシンキングっていうのはね、確かに効果的だと思うんですけれども、
間違った使い方をしている人が多いと僕は思ってますね。
現実逃避のツールに使ってしまっていると、目の前に何か起こっていることがある。
それが何なのか、そのファクトは何なのか。
この現実ですよ、これはポジティブとかネガティブとかじゃないから、現実だから、目の前で起こっているから、それを直視する。
それそのものがネガティブとかポジティブとかじゃないからって僕は思うんですけれども、
ポジティブシンキングを過度にやっている人というのは、現実を見ないように、
要はポジティブであるために、都合の悪い現実みたいなのを視野に入れなくなってしまう、みたいなことが起こるんですよね。
結果、ポジティブに考えているせいで、現実が見えないヤバい人になっていくというのが1つ目の問題かなと思いますね。
2つ目、ポジティブシンキングというのはあくまで自分のマインドみたいな問題ですから、
ついつい自分がポジティブに考えていれば何とかなると思ってしまい、客観的にものが見えなくなる。
自分がどうあるかみたいな風になってしまったり、そこにいる他者、例えば10人いたら、
その10人がポジティブであるかネガティブであるかみたいな評価しかできなくて、
構造的にこれが起こっているよね、みたいなことが見えなくなってしまうということですよね。
今のにも近いんですけど、3つ目は自分しか見えなくなってしまうんですよね。
ポジティブシンキングするということは、自分の感情とか状態を自分でコントロールしている。
何というか、自分の感情以外のものを無視してしまう。
要は人がネガティブに考えていたとかすると、それって邪魔ですよね。
なので自分以外の感情みたいなもの、人の感情みたいなものが見えづらくなってしまう。
他者に対する無関心みたいなことが起こってしまう。
さらにはポジティブシンキングが行き過ぎると、
自分のありたい状態、ポジティブのありたい状態と現実に見えてくる自分の状態のギャップとかに
否定的になってしまい、かえって自己否定みたいなことが起こってしまう。
要は完璧主義的な感じになってしまって、そのギャップに苦しんでしまう。
みたいなことが起こるんじゃないかなと思いますね。
ちょっとバラバラと喋ってしまいましたけども、
06:01
ポジティブシンキングが行き過ぎてしまうと、現実投票してしまう。
現実が見えなくなってしまうということ。
そして自分のマインドばっかりを問題にしたって構造的にものが見えなくなってしまうということ。
さらに他者が見えなくなってしまう。自分しか見えなくなってしまうということ。
そして完璧主義に陥り自己否定を時にはしてしまうということ。
なので結構ポジティブシンキングみたいなのは僕は好きじゃないですね。
ポジティブシンキングという言葉が危ないですね。
ポジティブに考えればいいじゃんみたいな印象を与えてしまうので、それは良くないなと思っています。
やっぱりポジティブとネガティブのバランスを取るというか、
そもそもポジティブとかネガティブとかじゃねえからってのが僕の考えるところですね。
まず、現実を受け入れようよという感じです。
現実とは何かみたいな話をしたら哲学的になってしまって、
結局唯一の現実なんてものはないんですけども、
人の数だけ現実があるとするならば、
その問題というかその何か起こっている事象に関わっている5人がいるとすれば、
その5人それぞれの現実みたいなものをまず把握しようと努めると、
自分がポジティブに考えているからOKとか話じゃなくて、
5人がどのような現実をまず持っているか、それを総合するとどのようなことが言えるのか、
みたいなことをなるべく客観的に見ていくとか、
自分の主観もそうだけれども構造的に何か起こってないだろうか、
みたいなことを見ていくっていう感じで、
なるべく多角的にね、
ものを見ていくためにはまず現実を受け入れる必要があるだろうというふうに思いますね。
で、その上でね、じゃあどうアプローチしていくのか、
それをもし問題だとしたならば、問題だというふうにみなしたならば、
どうアプローチしていくだろうかというときに、
ここでネガティブであったらいけないと思うんですよ。
その問題を解決しようと思ったときに、
ネガティブな状況だからもう無理だよっていうのはさすがにネガティブよくないねって思う。
それこそポジティブにこの状況をどうしたら変えられるだろうかっていう姿勢で臨む。
これが初めてポジティブシンキングの価値だと思うんだよね。
現実を受け入れられなくなるほどのポジティブとか、
ベースポジティブであるみたいなことはほとんど意味がないというふうに僕は思ってますね。
あとはベースポジティブであることはほとんど無意味であると言ったけれども、
人間関係とかにおいては確かにネガティブな発言が多いとなると
相手に負の感情を与えてしまうので、
もしかすると人間関係、コミュニケーションにおいては
ベースポジティブな言葉を使うように心がけるとかはいいと思うんですけども、
ポジティブシンキングとはまたちょっと違うと思うんですよね。
相手に対する配慮であり、どのような印象を与えるかみたいなところの
テクニックの話でありとか配慮の話であり、
ポジティブシンキングとはまたちょっと違うのかなというふうに思いますね。
周囲の人たちに元気を与えるというか、
前向きな印象を与えるためにも、影響を与えるためにも
ポジティブな言葉遣いをするとか言葉を選んでいくというのは重要だと思うんですが、
ポジティブシンキングとなった途端、怪しいものに感じてしまうなというふうに思ったりしますね。
09:01
最後にネガティブシンキングじゃないですけども、
ネガティブなことも考えることは大事だと僕は思っています。
何より危機管理ができる。
実際、世の中って危険ですから、その危機管理をするためには
ネガティブなパターンも想定しておかなければいけないよねって思いますし、
そういう難しいことを考えていくと深く考えることができると。
ポジティブに考えればさ、だってなるようになるんだからって考えなくてよくなっちゃうんですよね。
でもネガティブに考えるとこのパターンでも死ぬし、このパターンでも死ぬし、
このパターンでも死ぬし、どうしようかってより難しい局面の中で
それを前向きにポジティブに乗り換えようとすると、
深く考えなければいけないということで、考えることができるよねと。
あとは危機管理ともつながるんですけれども、
自己保護というか、自分をしっかり守ることができる。
慎重に行動する。自分自身を守るための対策を考えることができる。
これは素晴らしいことなんじゃないかなと思いますね。
現代人って状況に身を投げ出しすぎて、自分をボロボロにしている人ってたくさんいるなと思って、
もっと自分を大事にした方がいいんじゃないか。
自分を保護した方がいいんじゃないか。身を滅ぼさないようにやった方がいいんじゃないか。
そういう意味ではポジティブシンキングとか言っていないで、
ネガティブシンキングをした方がいい時だってあると僕は思っています。
結果、ポジティブとかネガティブとかそういう話じゃなくて、
単純に現実をよく観察して、いろんな現実があると。
その中で自分がどのような座標に位置しているのかみたいなことを見つつ、
行動的に見たり、そして自分はその時に何を感じているかということで、
自分自身の感情と向き合ってみたりとか、多角的に考えてやっていく。
それはポジティブとかネガティブとかそういう話じゃないと。
いろいろ状況が分かった上で、解決をしようと思ったその時に、
この状況を変えるんだと思ったその時に、初めてポジティブに考える。
初めてポジティブにいろんな解決策を見出していくことに価値があるのであって、
最初からポジティブシンキングだからとかっていうのは、これほど無意味なことはない。
これほど危険なことはないと僕は思っています。
多角的な視点を持って状況と対立する、そういう冷静さが求められるのではないかなと思っています。
本日は以上です。またお会いしましょう。さようなら。