皆さんこんにちは、パーソナリティーのアルマです。
ゲームの話をさせてくれ、第51回です。
この番組は、私アルマが思いっきりゲームの話をする番組です。
さて、前回からシリーズとして、2077年に至るまで
サイバーパンク2077ゲーム内の歴史と題してお話をしております。
前回は、崩壊・コラプス編として、
ゲーム内の歴史が現実世界の歴史と違う歩みをしたきっかけである
第三次についてお話ししました。
今回はその内容を踏まえての話になるので、
できれば前回を聞いてからの方が理解しやすいかと思いますので、
聞いてない方、第1回を聞いてない方はぜひ聞いてみてください。
そして今回ですが、主人公その1であるプレイヤーキャラクターのB、
このBの背後に連なる歴史についてお話をするB編です。
これはBというキャラクターを作成する際に選べるライフパスの解説といった方が
わかりやすいかもしれません。
それでは早速本題に入っていきましょう。
はい、というわけで本編です。
Bの物語が始まるまで、
ちなみにBってアルファベットのVと書いて、
サイバーパンク2077の中ではBと、
VじゃなくてBとプレイヤーキャラクターのことを呼んでいるんですけど、
そのBのライフパスというものが選びまして、
このライフパスって何かっていうと、
ゲームの冒頭で選択するVの執事とか老いたちですね。
これがストリートキット、ノーマット、コーポレートの3つが選択できるんですね。
ライフパスっていうのはお好みで選択して遊べるんですけど、
この選択によってゲーム導入部分のシナリオっていうのが変化して、
あと会話で、キャラクターとの会話で出現する選択肢の中にも、
選んだライフパス独自のものが選択肢として出てきたり、
そういった影響がある部分ですね。
例えばストリートキットを選択すれば、
ストリートで仕事を受けるところからゲームが始まるし、
ストリートで生きてきた人間ならではの選択肢がゲーム中に発生すると、
出現するようになるというような形ですね。
どんな視点であの世界を見るかっていう、
一種のロールプレイのための選択と言っていいと思います。
キャラメイクの一環ですね。
自分が作ったこのキャラクターはこういう老いたちで、
っていうふうに設定する方っていると思うんですけど、
その出陣みたいなものをゲーム側が用意して、
3種類用意してくれていると。
そのライフパスって気になるものとか、好きなものから始めて構わないんですけど、
あんまり詳細な説明というのはないんですよ。
なので導入から結構わけがわからなくなりがちな部分でもあって、
雰囲気で進められるんですけど、
これも第1回で話した通り、
分かっていると没入感が違って楽しいと思うので、
今回はこのBのライフパス3つの歴史ということで、
B編として解説をしていこうと思います。
まずはそのライフパスの歴史を説明する前に、
前回のコラプス編の内容が前提となってきます。
詳細はぜひ第1回を聞いてみてもらいたいんですけど、
大惨事が起きて、そのコラプスで非常にたくさんの人が亡くなったわけですね。
子供ももちろん多く亡くなったんですけど、
親世代の大人っていうのは特に多く亡くなったんで、戦争とかもあったんで。
つまり多くの子供が親を失うか片親になってしまった。
そういったコラプスでそういった時代になってしまったと。
さらにコラプスっていうのは経済的な崩壊もしてますので、
ホームレスとかもたくさん出てきて、つまり家も多くの人が失ってしまったんですね。
そういった親がいなくなったりとか家がなくなったりとかっていう事態になってしまったので、
従来の家族制度っていうのも一緒に崩壊しちゃったんですね。
家もないし親もいないっていう状態だと、いわゆる各家族的な家族の形にはこれ以降なっていかないんですね。
で、そのまま時代が進んで、
2020年頃には新たな家族の形っていうのがこのサイバーパンク世界で生まれることになるんですね。
その家族の形っていうのが大きく分けて3つあって、それがストリートキット、ノーマット、コーポレート。
これがサイバーパンク2077のライフパスに相当するわけですね。
家族の形がもう変わってしまったんですね。
それを踏まえた上で、それぞれの説明をしていきたいと思います。
まずはストリートキットですね。
ストリートチルドレンっていうと若干ニュアンスが異なるのかもしれないですけど、
路上生活者っていう意味もあるし、ギャングの一員として警察のお世話になりながら生活する者たち。
ストリートの悪書きっていうのが分かりやすいかと思うんですけど、そういったものですね、ストリートキット。
さっきも言ったように、コラプスによって家族制度っていうのも崩壊したんですけど、
同時に福祉制度とか教育機関とかそういったものものぎなみ崩壊しちゃったんですね。
で、それら機能停止してしまって、あと親もいないと。
そういった親とか学校の教師とか、そういった大人からの庇護とか教育っていうのを受けられずに、
残された子供たちは突如過酷な世界にポンと放り出されることになってしまった。
で、じゃあどこに放り出されるかっていうと、多くの場合は路上、ストリートですね。
そんなストリートで安全な暮らしっていうのはできるわけがなくて、
その身は多くの場合、ギャングに身を寄せることになるんですね。
で、その子供たちっていうのがギャングに身を寄せて、親世代になって。
で、なると、当然子育ての仕方とか教育の仕方っていうのを知らないし、周りの人も知らない。
そうなると、誰が子供を育てるのかって、そういう問題が生まれてくるわけですね。
そんな中、その時の子供はまたストリートに放り出されて、それが親になって。
でも子育ての仕方は分からなくて、みんな分かんなくて、っていうループがずっと解決されることなく、
ストリートでギャングを家族とする、そういった新たな家族形態が生まれることになったと。
これがストリートキッドっていう、執事というか家族形態、新しい家族形態なんですね。
ストリートキッドについてはそんなにすごい大きな歴史があるわけじゃない。
強いて言えばコラプスっていうことがあってっていうのが歴史なんですけど。
これが2077年になって、主人公Bがライフパスでストリートキッドを選択した場合、
ストリートキッドであるBっていうのはナイトシティのヘイウッドっていう地区の出身で、
ヘイウッドから物語がスタートするんですね。
ヘイウッドが何かっていうのはまたちょっと第4回のナイトシティ編で詳しく解説しますけど、
そういう地区があって、そこの出身になりますと。
ヘイウッドっていう地区を縄張りとするギャングっていうのがいて、
これがバレンティーノズっていう、ちょっと固有名詞がいっぱい出てきてると申し訳ないですけど、
初めての方は分かりにくいかもしれないんですけど、
そういうギャング、バレンティーノズっていうギャングがいます。
特にこのバレンティーノズっていうのは2077に登場するギャングの中でも家族意識が強いギャングでして、
ラテン文化とかメキシコ文化っていうのと色濃いギャングで、
それらの風習とか文化を基盤に地域住民、つまりヘイウッドの住民と一体になって、
大家族を形成しているっていう、そういうギャングなんですね。
なのでストリートキッドのBとして始めた場合は、
分かりやすいストリートっていうのを体現するギャングであるバレンティーノズと関わりが深い状態で始まっていくんで、
ザストリートキッドって感じですね。
で、そのBの相棒として登場するジャッキーっていう登場人物がいるんですけど、
そのジャッキーもバレンティーノズだし、
まあとにかくストリートキッドで始めると、そういったもうナイトシティのザストリートってところから始まってくるんですね。
で、そのストリートキッドとしてとある仕事を受けてっていうところから始まっていく。
で、B自身がバレンティーノズだったか、もしくはなのかっていうのは確かに明言されないんですね。
多分否定も肯定もしないというか、そういう場面がそもそもないんで、
否定する場面とか肯定する場面っていうのはないので、
まあそこは自分で考えてねというか。
どっちにでも取れるよというか。
そこもロールプレイを楽しめる部分かもしれないですね。
そういった形でストリートキッドっていう家族形態が生まれて、
ストリートキッドのBはヘイウッドというところから物語が始まるという感じですね。
ストリートキッドはこんな感じです。
このストリートキッドはあっさり説明ができるんですけど、
次のノーマッドとコーポレートっていうのはちょっと無茶苦茶なボリュームになってるんで、解説が。
なのでちょっと覚悟してくださいというか、楽しんでくださいという感じです。
この日じゃないぐらい喋りますんで、これが。
では次ノーマッドですね。
これもまた面白いライフパスで語りがいがあるんですけど。
ノーマッドって何かっていうと、都市の外に住む者たちと、簡単に言えばそんな感じですね。
荒野、ナイトシティの周辺っていうのは荒野になってて、環境も崩壊してるんで、町の外は荒野になってるんですけど、
そういった荒野を車やバイクで走り回って、都市から都市へと移住を繰り返しながら暮らす人たちですね。
マッドマックスとか北都の県の某所属みたいな、そんなイメージをしてしまうかもしれないんですけど、
これが意外にも一番このノーマッドっていうのが、現実の私たちにとって親しみやすい家族形態でもあるんですね。
基本的に彼らは一緒に移動する手段を家族として捉えていて、そこがすごく強い絆で結ばれているんですね。
で、ホームスクーリングっていう、現実世界で言うと家で勉強をする、学校じゃなくて家で勉強するっていう、
そういう教育形態というかがあるんですけど、彼らもそのホームスクーリングっていうのを実践していて、
子供だけじゃなくて大人にも家族というかノーマッドの集団の中で教育をお互いにするので、
実は教育水準が驚くほど高いですね。暴力的な面もあるんですけど、ただそれだけじゃないというか、ちゃんと額もあるというか。
彼らは移動型キャンプっていうのを持っていて、たくさんの車とキャンプで移動していくんですけど、
そのキャンプの中には移動型の図書館とか、通信センターとか、大きなキャンプになると劇場とかもあるらしくて、
結構文化的な豊かさも持ち合わせているんですね。そういった人たちですよと。
で、主に異創業とか農業、建築、あと建設現場への人材派遣とか、そういったことで稼ぎを得て暮らしている、新しい家族形態ですね。
で、ノーマッドの歴史について話していくんですけど、
まず、期限は1992年から1993年。崩壊、コラプスの前、もしくは最中っていう感じですね。
この頃は、第1回でも話しました。第1次中米戦争とか、麻薬戦争とか、そういった戦争によって情勢っていうのが崩壊しつつあって、
金融危機もあって、ホームレスの数っていうのも非常に増えていた時期でした。
で、やっぱりエリート層はそのままいけるんですけど、層じゃない層はホームレスになって、エリート層とホームレスと、経済格差がすごい広がって、
結果として、新たに2つの社会階級が生まれてしまったんですね。
それがコーポレートプロフェッショナル、企業エリートって呼ばれるものと、家がなくて、特別な技術もなくて、
肉体労働者であるっていうダウンクラス、冷落階級って呼ばれたりしますけど、そういった階級に二分されてしまって、
そのダウンクラス、ホームレスたちが結束して、結果ノーマッドっていうコミュニティが発生することになるんですね。
そういった起源を持っています。
一応他の民族についてもフレーバーテキストの中で言及されていたりもするんですけど、
だから実際にいるなっていうのはそういうところから読み物でわかるんですけど、登場するのはアルデカルドスだけ。
そのアルデカルドスですけど、先ほどノーマットの起源として話したフワンアルデカルドが結成したクラン、ネイバーフットウォッチっていうのがアルデカルドスに名前を変えて、
それが大きくなってノーマットの7つの民族の一つとして成立していくんですね。
なのですごく大きな規模を誇るんですけど、そのアルデカルドスっていうのはサイバーバンク2077でもノーマットの代名詞みたいな感じで登場します。
プレイヤーと関わることも結構多いんですね。
なのでゲームをやった人からするとノーマットイコールアルデカルドスみたいな認識の人も結構多いと思われます。
ゲームに登場してプレイヤーと関わるのはアルデカルドス全体ではなくて、おそらくアルデカルドスに属するファミリーもしくはクランじゃないかなと思います。
じゃないと実際にゲームに登場している集団を見ると、あれがアルデカルドス全体だとするとあまりにも規模が小さすぎるので、おそらくファミリーかクランじゃないかなと。
ゲームではですね、実際にさっきも言ったアルデカルドスのキャンプ地、彼らが生活しているキャンプ地に行けるんですけど、
今回の話を踏まえてノーマットの生活とか、生活の様子とか、どんな施設があるのかとか見てみるのも結構面白いかなと思います。
あとスネーク族ですね。スネーク族っていうのは7つの民族の中で一番大規模で多様性に富んだ民族と言われています。
さっきも言った通り、ゲームには直接登場しないんですけど、ライフパスでノーマットを選んだ場合、Bとちょっと関わりがある民族でもあるんですね。
ノーマットBはもともとバッカーファミリーという、とあるファミリーの一員だったんですね。
このバッカーファミリーの元リーダーっていうのはめちゃくちゃカリスマ的で有能だったんですが、
有能すぎたのか、ファミリーのメンバーたちがリーダーに頼りきりになっちゃって、何を言ってもリーダーに従うっていうメンバーばっかりになっちゃったんですね。
そんな中リーダーが死んでしまって、残された人たちでファミリーを運営していくことになるんですけど、リーダーに頼りすぎていたので運営がうまくいかないんですね、残された人たちだけでは。
結果、資金を使い果たして首が回らなくなって、バッカーファミリーっていうのはスネーク族と合併しようってことになるんですね。
スネーク族に加わろうと。
だからスネーク族ではなかったんでしょうけど、このファミリーがどこの民族かっていうのはちょっと分かんないんですけど、スネーク族と合併することになると。
だけど、バッカーファミリーの若者たちっていうのはスネーク族に加わることに反対して、バッカーファミリーを抜けていくっていう、そういう出来事があったんですね。
スネーク族に加わるんなら俺はもう抜けるぜと。
で、その抜けた若者の一人がこのノーマットのBなんですね。
で、バッカーファミリー抜けて、さあどうしようかと。
じゃあちょっとナイトシティでも行ってみるかで始まるのがノーマットのライフバスなんですね。
で、こういうふうに解説しましたけど、ここまでノーマットを選んだ時のBの経緯って別にノーマットの導入部分で語られるわけじゃないんですよ。
導入では実際はバッカーファミリーのワッペンをジャケットから引き剥がして見つめるっていうシーンがあって、そのぐらいなんですよ、導入で語られる部分って。
で、そのこの辺の真相というかがわかるのは、街中に落ちている読み物とか、そういったところで明らかになるんですけど。
なんですみません、人によってはネタバレになったかもしれないですけど、ただその予備知識なしでノーマットで始めて、その冒頭のバッカーファミリーって書いてある、バッカーかなって書いてある、その英語で書いてあるワッペンが何かっていうのを覚えていて、それを十数時間後に手に入れた読み物と結びつけられる人って多分ほとんどいないと思うんですよね。
さすがにね、わかりにくいだろうと思ったのでちょっと説明をしました。
そんな感じで、ノーマットBはスネーク族に合併するファミリーを抜けてきたっていう、そういう経緯で物語が始まるんですね。
で、あとね、アルデカルドスもネタバレにならないように話すと、登場するアルデカルドスのファミリーもスネーク族に加わった方がいいんじゃないかみたいな、そういったちょっとした会話があるんですけど、そこでもやっぱりスネーク族に加わるなんて、みたいな言われ方をしているので、やっぱりスネーク族はなんかあるんでしょうね。
その辺はよくわかんないんですけど、結構大規模で多様性に富んだ民族っていうことで、結構雑多なところもあるんでしょうね。なんか拙走ないというか、そういう感じももしかしたらあるのかもしれない。
そういった感じでスネーク族っていうのが会話というか、バックグラウンドとして登場します。
はい、そんな感じですね。ノーマットのBは。こういった経緯のノーマットっていう背景を持って物語が始まる。
このノーマットBはナイトシティ外部の人間なので、初めて街に行くことになるっていう、そういう経緯なので、そういう意味では初回プレイで感情移入しやすいライフパスかもしれないですね。
自分も一周目はノーマットで始めたので、さっき言ったようなことはわかんなかったですけど、でも今回お話ししたことを踏まえると、いろいろと納得できるところも結構あって、面白いんじゃないかなと思います。
さて、まだ2つ目なんですけど、次が一番長い。次が一番長くてやばいです。
なのでさっさといきましょうか。コーポレートですね。コーポレートっていうのは簡単に言えば企業に勤める人々ですね。
この世界でのサイバーパンク世界でのエリート層です。
さっきもノーマットの時にも話しましたが、コラプスが起きてエリート層とホームレスの間で経済格差が広がって生まれたコーポレートプロフェッショナルと
企業エリート、上の人たちというのがその起源になります。企業内のヒエラルキーとしては、一番上に経営人が属する支配層と呼ばれる人たちがいて、
その下に中堅社員とか幹部社員とかが属する中間層があって、
ヒラ社員とか運転手とか清掃員とか、そういった人たちが属する非支配層、大きく分けて3つに企業内、階層が分かれるんですね。
コーポレートっていうのは、中間層、具体的に言うと下級管理職、課長補佐とか、係長とか、主任とか、
その辺以上の人間、それ以上かつ経営人以下みたいな、人間のことを指すらしいです。
この中間層っていうのは主に同じく中間層の家族の中で生まれ育ってきて、企業が運営する学校に通って、
卒業してそのまま企業に就職みたいな、そういうルートが多いと思われます。
そういった、ある意味この世界の貴族みたいな感じなので、やっぱり英才教育を受けるんですね、子供の時から。
小さい頃から企業で生きていく術っていうのを徹底的に叩き込まれて、
すべては家族が企業に勤めているっていう地位を守るため、もしくは更なる力を求めるために、そういった教育をさせるんですね。
子供の将来を案じてとか、子供のことを思ってとか、そういった感情は基本的にはないです。
家のためというか、地位のため、そういった感じですね。
これ余談なんですけど、ストリートキットとかノーマット、コーポレートと、3種に対別されるとはいえですね、
家族形態がパッキリそれに分かれるわけではもちろんなくて、当然家によって状況が違ってグラデーションがあるんですね。
で、アニメのね、エッジランナーズ、サイバーパンクエッジランナーズっていうアニメがあって、もちろんあれはサイバーパンク世界の話なんで、そういった設定が活かされてるんですけど、
そのエッジランナーズの主人公、デイビッド、見てない方はちょっと申し訳ないですけど、
デイビッドを例に出すと、彼は片親なんですね。母親だけいるっていう家庭環境で、家はあるんだけど裕福ではないというそういう家庭なんですね。
なのでストリート寄り、ギャングには入ってないけど、ストリート寄りの貧困家庭というか、コーポレートとストリートキットの間みたいな、そんな感じなんですね。
そういった家庭もある。で、アニメでも描かれてるんですけど、その母親が様々なものを犠牲にしたりとか、裏取引に手を染めたりして年出したお金で、このデイビッドは企業の運営する学校に通わせているんですね。
貧困家庭でありつつ、育ちはコーポレートに近い。そういった例もあります。
余談でした。どっかでアニメの話も挟みたいになる感じで、ちょっと挟んだんですけど、コーポレートの話に戻りますね。
そういったいろんな家庭環境があるよっていう話ですね。
ここから家庭環境とかコーポレートの歴史っていうところとは少し異なるかもしれないんですけど、この世界における、サイバーパンク世界における企業ってどういうものなのっていう話を、ものすごい尺を使ってします。
じゃないと、ここでしか世界で重要な存在である企業について話すところがなくて、せっかくなんでコーポレートで話をしたいと思います。
サイバーパンク世界では国家よりも企業が力を持っているんですね。
なんでかっていうと、それもやっぱり崩壊、コラプスが原因で、このコラプスによって国家が崩壊しちゃったからですね。特にアメリカがね、崩壊してしまったんです。
なので国家っていうのは地位が低くなってるんですね。
相対的にというか、そこの穴を埋める形で企業の力が増していったと。
そのコラプスの時に起きた世界株式大暴落、金融の崩壊、経済の崩壊の時に、力のない企業っていうのは倒産していったんですけど、それを乗り越えた企業っていうのはさらに力を増していったんですね。
崩壊、コラプスによって国や自治体っていうのはさっきも言ったように機能停止して、もともと国がいたところの権力っていうところにぽっかりと穴が開いてしまって、その穴を塞ぐようにコラプスを乗り越えてきた企業が台頭してきて、大きな力を持っていったのが巨大企業たち、メガ広報と呼ばれたりもしますが、だったんですね。
で、普通国家が企業を法で縛ったりとか、そういうことをするわけですけど、国家がいなくなったんで、その枷から解き放たれた企業たちっていうのは、やっぱり彼らは人々の生活に欠かせないもの、商品を、それらによって一般市民を支配できるようになっちゃったんですね。法とかルールないですから。
で、権力を得た企業たちっていうのは、そういった形で力をどんどん拡大していって、企業が法律を作ったりとか、企業が都市を作ったりとか、世界中に使者を持つほどの巨大企業っていうのは、その力を世界中に行使できるようになったんですね。
果ての果てには軍事力を手にすると。こうやってすごい力を持っていくと。
で、企業が力を持つ世界っていうわけですけど、力を持ってかつ暴力的であるっていう、自分本位であるっていう企業がたくさん存在すると、どうなると思いますか。
そういった状況で起きるのは、争いですね。勢力争い。つまり、戦争が起きるんですよ。
で、サイバーパンク世界の企業っていうのはさっきも言ったように軍隊、軍事力持ってるんで、気に入らない商売がたきに対して直接、物理的に攻撃することが可能なんですね。
で、そういった感じで戦争が起きちゃって、企業同士の戦争っていうのは、2077年までに4回起きるんですね。
で、どれも世界対戦レベル、非常に大きな戦いとなっていきます。
で、企業同士の戦争っていうのは、すごいサイバーパンク世界でめちゃくちゃ影響力があるというか、色濃い影響を残すんですね。
で、これ、企業同士の戦争っていうのもめちゃくちゃこのサイバーパンク世界で重要な出来事なので、そんな企業戦争の歴史をこれから話していきます。
若干Bと関係なくなってきてますけど、ちょっと話させてください。これすごい重要なんで。
で、4回あると言いましたが、第1次から第3次企業戦争はサラッと概要だけ話します。
第4次企業戦争がサイバーパンク世界でも、もちろん2077でも非常に重要な戦いなんで、そこについてはちょっと時間をかけて説明します。
ではまず第1次企業戦争、これが2004年から2006年頃に起こりましたと。
で、色々言いますけどあんま覚えなくていいです。
大きなきっかけですけど、経営不振に陥ったトランスワールド航空っていう企業があって、そのトランスワールド航空の買収をめぐってEBMっていう、ユーロビジネスマシンって言うんですけど、現実世界のIBMの多分パロディーというかだと思うんですけど、
EBMっていう会社とオービタルエアっていう会社、この2つを中心に行われた企業間戦争でした。
この戦闘っていうのが地球低軌道まで及びまして、地球低軌道って人工衛星とか飛んでるところなんですけど、2004年とかの時点で宇宙まで戦火が広がるような世界だし、技術進歩もめちゃくちゃ早い、そういう世界なんですけど、
それはいいとして、最終的にオービタルエアがEBMのCEOを拘束して降伏させて終わったんですけど、そこの経緯は一旦全部OKです。
ただこの企業戦争によって他の企業も戦争のために軍事力の行使を躊躇しなくなるっていうタガが外れたというか、そういったきっかけとなる戦争でした。
第2次企業戦争っていうのが2008年から2010年にかけて起きて、これが石油採掘圏をめぐって、PetroChemっていう企業とSovOilっていう、どちらも石油化学企業なんですけど、この2つの対立が起こります。
ちなみにPetroChemとかSovOilとかって、2077にも名前として登場したりとか、実際に社員とかも登場するのかな。
まあ結構2077でもたまに見かける名前なんですけど、この2つが争って第2次企業戦争っていうのが勃発してしまう。
この規模としては第2次世界大戦以来の規模となる戦いに発展します。
第2次世界大戦というのはもちろんサイバーバンク世界でも起きてます。枝分かれする前なんでね。
そのぐらいのすごい大きな規模の戦いに発展していきます。
最終的にはSovOilがCEOを失った者の勝利をする。
この戦争によってお互いがお互いの石油関連施設を破壊しまくったんで、
関太平洋地域南部、特に南シナ海、東南アジア周辺が石油による化学汚染がものすごくひどくて、
海の生命が死に絶えるとか、めちゃくちゃな環境汚染を起こしてしまって、
これは数十年の間爪痕として残ったと。そういった迷惑極まりない戦争が起きます。
第3次企業戦争が2016年に起きて、これはメリル・アスカガ&フィンチという企業と、
ロススタインファンドという企業が、これはすごい風変わりなんですけど、ネット上部隊に戦った異色の企業戦争で、
企業名とか今言いますけど、別に覚えなくていいです。
メリル・アスカガ&フィンチの一部の幹部によって行われた、ロススタインファンドを利用した信用詐欺というのが暴露されちゃうと。
ロススタインファンドは自分らの名前を使って詐欺されたので怒りますよね。
ロススタインファンドがメリル・アスカガ&フィンチ社のデータ要塞、データ要塞って言うと、ネット上に存在するデータサーバーみたいな、そんな感じです。
データが集まっているところです。
そこを探り始めて、それに対してメリル・アスカガ・フィンチが反撃して、ネット上で殴り合いになって起こった第3次企業戦争。
お互いがネットランナーという、こちらの世界で言うところのハッカーを利用して、ネット上でコンピュータシステムを攻撃しあうという戦争で、
ちなみに、これもまた余談なんですけど、この時代のサイバーパンク世界のハッキングっていうのは、キーボードカタカタっていう感じじゃなくて、
サイバーパンクものでよくある、ジャックイン的な、実際に意識をネット上にダイブさせて、バーチャルな世界で行動しながら、
マトリックス的な、広角機動体的な、そういったバーチャルな世界で行動しながら行うのがハッキングなんですね。
そういった形の争いですね。
最終的にはこの戦争は、物理的な通信機器の破壊とか、そういったところまで発展していって、
ロススタインファンドは組織として形を保てなくなって、メリル・アスカガー&フィンチは損害への支払いで首が回らなくなって、
もうどうしようもなくなって終わったっていう、そういうのが第30企業戦争。これヤバいですね、ボリューム。
原稿書いてる時からヤバいって思ったけど、喋ってるとマジでヤバいですね。全然終わんないですね。まあいいや。
で、いよいよ第4次企業戦争っていうのが起きますと。これが2022年ですね。
これがサイバーパンク世界最大の戦争で、後の世界に非常に大きな影響を残します。
一番重要な事件です。
なんでこれを語らないことには始まらないと。そのレベルの戦争なんですけど、このきっかけっていうのは、
経営破綻した海上・海中関連企業のiHUGっていう企業の財産を巡って、これも名前とか今いいんで、とりあえず言いますけど覚えなくていいです。
iHUGっていう会社の財産を巡って、同じく海洋産業に関係する2社であるシーノとオーテクっていう、この2つが対立したのがきっかけです。
最初はこの両者のこぜり合いだったんですけど、徐々に対立の規模が大きくなっていくんですね。
どんどんこの規模が大きくなっていって、とりあえずこのシーノとオーテクっていう企業は、そこまですごい力のある企業じゃなかった。
なので規模が大きくなるにつれて、彼らの限界を感じてしまって、これ以上はできないというか、これ以上の力で相手をねじ伏せることはできないってなって、
じゃあより大きな企業の手を借りようということで、ここからがすごい重要なんですけど、オーテクが頼ったのは、アメリカを拠点とする巨大軍事企業のミリテク、この名前は覚えてます?
巨大軍事企業ミリテク。オーテクはミリテクを頼る。
で、一方シーノが頼ったのは、日本の巨大警備保障会社であるアラサカ。このミリテクとアラサカ、これはね、覚えてください。
超重要だし、サイバーバンク2077でもめちゃくちゃ重要な位置を占める企業なので、これはちょっと覚えて帰ってください。
ミリテクとアラサカ、この2つの企業をそれぞれが頼るんですね。
そうなった時に、この戦争っていうのは、ミリテクとアラサカっていう世界最大の軍事企業同士の全面戦争に発展していくんですね。
代理戦争とかじゃなく、ほぼこの2つ、ミリテクとアラサカの全面戦争。これがね、やっぱりすごいデカいですね。
で、この戦争は第1期と第2期で分かれて、第1期は冷たい戦争、コールドウォーって呼ばれて、第2期は熱い戦争、ホットウォーって呼ばれるんですけど、第1期はさっきのコゼリアイですね。
オーテクとシーノがコゼリアイからスタートして、政治的なパワーゲームとか株式捜査とか、そういったコゼリアイですよ、ちょっかいの出し合いみたいな感じだったのが、アラサカとミリテクを頼ってものすごく規模の大きい戦いに発展していくまでがコールドウォーですね。
アラサカとミリテクが本格参戦して、っていうところからが第2期のホットウォーって呼ばれる時期なんですけど、ここからもちろん戦争が本格化していって、オーテクとシーノっていう最初にコゼリアイしてた企業は、もう本来の目的とか忘れられて、もう存在とかなくなってるんですよ。
お前らなんかどうでもいいっていうレベルでアラサカとミリテクが争っていくんで、元々のコゼリアイしてた2社っていうのは存在を忘れられていくんですね。
ミリテクとアラサカの全面戦争に発展していくホットウォーですけど、地球最大の軍事力を持つ2社なんですね、この2つ。
この2つが全面戦争するので、戦いの場っていうのが陸空とか海とかワオロカ、宇宙とかネット上とか、様々な場所で全世界的に繰り広げられます。
陸ではサイバー兵士を使ったりとか、ハイテク戦車とか遠隔操作兵器とか戦闘ロボットとか、そういったハイテクな兵器による戦争っていうめちゃくちゃな戦争が起きて、これだけでも十分地獄なんですけど、他にも戦いが起きてると。
海では自立型兵器による輸送船への攻撃とか、そういった序の口で、相手の攻撃の中心となる港に向けて人工的な疫病を蔓延させるとか、そういった攻撃も行って、海も地獄のような状況になるんですね。
宇宙では、発展したというか大規模な戦闘は起きなかったんですけど、この時代、人類は宇宙に全然進出してて、宇宙に住んでる人たちもいるんですね。
この宇宙に住んでるのはハイライダーと呼ばれるんですけど、そのハイライダーたちが自分たちが住む場所が戦争の舞台になるのを嫌がって、こっちで戦争すんなよと。そんなことするんだなってことで、地球への軌道攻撃手段。
この世界は、さっきも言ったようにすごいハイテクなので、宇宙から地球を攻撃する手段ってあるんですね。マスドライバーって言うんですけど、ここら辺はもうほんとマニアックなんで、いいんですけど。
でもマスドライバーってコーポレートのBで始めるとちょっと導入で少し関係があったりするんですけど、それはいいや、もうキリがなくなるんで。
地球への攻撃手段を宇宙に住んでるハイライダーって人たちが掌握して反乱を起こすんですね。それでミリデフとかアラサカの重要拠点を爆撃したりとか、軌道上にある基地を破壊したりとか。
ということで、お願いだからこっちを巻き込むなっていう意味で、攻撃手段を掌握して基地とかも破壊して、地上での紛争には俺らはもう関わんないからと。中立の立場を取るぞって言って独立するっていう、そういった出来事が起きたりとか。
7時間戦争って言うんですけど、これちなみにサイバーバンク2077のフレーバーテキストというか、読み物でも語られてるんですけど、そういったことが起きたりはしてたんですね、宇宙で。
そういった陸、海、宇宙と、次ネット。ネット上では最初は互いにデータ要素を攻撃し合うだけだったんですけど、ミリテク側についていた超レジェンド級のネットランナーであるレイシー・バートモスという人が仕掛けたウイルスによって、
データクラッシュと呼ばれる最悪がネット上で発生するんですね。今すごいいろいろ端折ってますけど。
このデータクラッシュによって、この時は世界中をネットがつないでたんですね。
今でいうインターネットみたいな感じ。これが瞬く間にデータクラッシュで崩壊しちゃって、企業とか国家の情報システムっていうのは無意味になっちゃったんですね。
レイシー・バートモスのウイルス、データクラッシュはミリテクとかアラサカとか全然関係なくて、実際レイシー・バートモスっていうのは企業嫌いで、アラサカに恨みがあったからミリテク側についていたっていうぐらいの理由でミリテクについてたんですけど、とにかく企業嫌いだったんです。
ミリテクが好きだったわけじゃないと。なんでどうなってもいいやっていうか、どっちも別にどうなってもいいやっていう感じだったと思うんですけど、そいつのウイルスによってネットが崩壊しちゃうと。
で、そんなことを起こしちゃったんで、アラサカによってこのレイシー・バートモスってのは殺されちゃうんですね。殺害されちゃうんですけど、バートモスっていうのは1枚上手で、レイシー・バートモスが死んだっていうことをトリガーに発動する凶悪なAI、ラビッツっていうAI、バートモスの死亡をトリガーに発動しちゃうんですね。
これがネット上にブワッと拡散しちゃうんですね。で、さっきも言ったようにレイシー・バートモスが企業嫌いだったんで、標的はアラサカだったんですね。
で、アラサカのデータ要塞を攻撃するものだったんですけど、時間が経つにつれてそのAI、ラビッツっていうAIが暴走しちゃって、ネット上の存在を無差別に殺すめちゃくちゃ凶悪な殺人AIとしてネット上を徘徊するようになっちゃうんですね。
で、データクラッシュによるネットの土台が崩壊しちゃうっていうことと徘徊する殺人AIによって従来のネットっていうのはもう人が立ち入れる場所じゃなくなっちゃう。で、そういった最悪がネット上で起きてた。
で、ちょっとここから全然コーポレートと関係ない話になっちゃうんですけど、それにそれまくってますけど、B編じゃねえのかよって感じなんですけど、ちょっとここから少しだけサイバーパンク世界のネットの話をしていいですか、いいですかっていうかします。
全然関係ない話なんですけど、コーポレートのライフパスとかBとか全然関係ない話なんですけど、サイバーパンク世界のネットの存在ってサイバーパンク2077本編でも非常に重要な設定なんですね。なのでここでネットの話を挟ませてください。
で、先ほど話したように、第四次企業戦争をきっかけに戦争の中で従来のネットっていうのは終焉を迎えてある種死んだんですけど、この終わった、荒廃したネットっていうのをオールドネットと呼ぶようになります。古いネットですね。
オールドネットっていうのは、第四次企業戦争中にメディテクとかアラサカが相手を攻撃するために用意した攻撃プログラムとかAIとか、さっきも言ったレイシー・バトモスが放ったラビッツっていう殺人AIとかが徘徊していて、オールドネットに接続するぞって入っても、
波のネットランナーなら、それらの殺人AIとかに一瞬で脳を焼かれるっていう、そういう凄まじく危険な場所になっちゃったんですね。それでも、凄腕のネットランナーとか力を求める企業にとっては、データクラッシュ以前のオールドネットっていうのは様々な情報の残骸が存在する宝の山だったんですね。
なので、戦争が終わった後もオールドネットへの探索っていうのは、もちろん危険を承知で続けられたんですね。そんな中、ネットの監視を行っている国際機関っていうのがあって、これをネットウォッチっていうんですけど、ネットウォッチは徘徊する危険なAIとか戦闘プログラムとか、そういったものからオールドネットを奪還しようって、ネットを元に戻すぞと。
ということで戦ってたんですけど、あまりにもそのAIが強力で、奪還計画っていうのは飛んだしちゃって、もうやっぱ無理だわってなって、でも何とかしなきゃっていうことで、代わりにオールドネットに壁を築いて、殺人AIとか過去の遺産とかそういったものはあるけど、それらを全部向こうに閉じ込めてしまえと。壁の向こうに閉じ込めてしまえと。
そういった計画を立てるんですね。壁を作って、その向こう側に全部閉じ込めて、壁のこっち側はもう人間が使用できる領域として確保しようっていう計画が持ち上がるんですね。
この計画によって建造された壁っていうのがブラックウォールって呼ばれるんですけど、元のネットの奪還とか再建っていうのはかなわなかったんですけど、ブラックウォールによってひとまず向こうに全部閉じ込めたんで、ネットの安全は一応保たれたという感じになるんですね。
で、これが2030年とか2045年頃のことで、もちろんその第四次企業戦争からだいぶ経ってからの話ですと。
ビデオゲームの2077でもこのブラックウォールっていうのは健在してて、ブラックウォールの向こう側にある第四次企業戦争より前の情報遺産とか、あとは不良AIの力。やっぱ力はめちゃくちゃあるんで。
不良AIの力などを求めるネットランナーとか企業とかそういったものがいたり、反対に何らかの目的で人間側へ来ようとする不良AIとか不良じゃないAIもいるんですけど、AIとか壁のこっちからも向こう側からもそのブラックウォールを突破しようとしてるんですね。
なのでその信頼性に危機が訪れているよっていうのが、サイバパンク2077のネットの状況です。
はい、そういった感じで、そういうネットの歴史っていうのもあるんですよっていう話でした。
サイバパンク2077でもブラックウォールの向こう側を会話見たりとか、逆にブラックウォールを越えてやってきたAIとか、そういった存在と出会ったりもするかもしれませんねっていう。
やってない方はそこもちょっとお楽しみにというか。
はい、ということですみません、めちゃくちゃ話が逸れましたけど、戻ります。第4次擬応戦争の話に戻ります。
で、陸とか海とか宇宙とかネットとか、そういった様々な場所で戦闘が起きて、一回世界崩壊してるのにまた世界崩壊しようとしつつあったんですね。
やっぱめちゃくちゃひどい状況だったんですよ。
あまりにもひどい状況に力を失っていた各国の政府、国ですね、国もちょっとお前らあまりにもだぞと。
アラサカとかミーデックが中心でやってるんですけど、いろんな企業も戦いに参戦してたんで、各国政府もお前らちょっといい加減にしろよと。
こちとら力を失っているとはいえ、国だぞと。国が企業に抵抗し始めるんですね。
そんな中、2023年の8月、ここでちょっと事件が起きちゃう。
この事件っていうのが、アラサカのアメリカの本拠地であり、かつ最後の画像であるナイトシティにあるアラサカのビル、アラサカタワーで、何者かによって小型の核爆弾が起動され爆発しちゃうんですね。
このアラサカタワーっていうのはナイトシティの街の中心にあったんで、中心で核爆弾、小型とはいえ、核爆弾が爆発しちゃったんで、ナイトシティに甚大な被害が出ちゃうんですね。
このアラサカタワー爆破事件って呼ばれるんですけど、その事件には後々話をするジョニー・シルバーハンド閣下があっていたので、詳細についてはジョニー・シルバーハンドの回で話すんですが、この爆破事件によってアラサカのアメリカの拠点っていうのは消滅しちゃうと。
で、爆破事件の前後でアラサカとかミリテクの拠点っていうのが各国の政府によって抑えられた、国有化されちゃったんです。
さっきも言ったように国が抵抗し始めてるっていう状況だったんで、だし互いの企業もどんどん疲れてきたんですよね。
国でも抑えられるということで、各国の企業の拠点がその国によって抑えられると。
企業の国有化っていうのが起きる。国が企業を自分のものとすると。
そういうことが起きてて、その爆破事件が起こったので、アメリカのアラサカの拠点であるアラサカタワーはなくなるし、ミリテクはミリテクでアメリカの管理下に入っちゃうしっていう感じになったので、
一応ここで甚大に被害が広がったってこともあって、ミリテクの勝利っていう結果で戦争は終結します。
さっきも言ったようにミリテクもアラサカも各国政府も世界中が疲れに疲れて、だいぶ疲弊しながら戦争が世を迎えるんですね。
で、この戦争によって疲弊して、いろんな国に拠点が抑えられた。ミリテクとかアラサカとか他の企業もですよ。他の企業もいろいろ国に抑えられたんで、これまでの企業の力っていうのはだいぶ落ちて、
一方、国が、各国政府が巨大企業の一部を国有化することで、国の力が復活してくるっていう、そういう逆転が起きるんですね。
そういった状態でこの第4次企業戦争が終結します。
で、これもまたちょっとコーポレートとも全然関係ない話、とはいえアラサカに、アラサカミリテクとは関係ある話なんですけど、ちょっとまだ話しますよ。まだ続きますからね。
第4次企業戦争が終わりましたと。
で、その後の世界っていうのは、あまりにも世界が疲れて疲弊してしまったので、戦争の爪痕からの復興に取り組むっていう時期がしばらく続くんですね。
企業は存続することだけに力を注いで、国は戦後の混乱で悪化した治安の回復とか復興とかにそういうものに専念していく。
で、世界っていうのは生き残るためだけに動いていて、しばらくは大きな事件はなくて、代わりに技術進歩も停滞するんです。
なので環境汚染も悪化しないっていう、戦争によって環境汚染が止まるっていう皮肉みたいなことも起きるんですけど、そういう復興期がしばらく続いていきます。
第4次企業戦争の当事者であるあらさかはというと、さっきも話した通り大幅に力をそがれていて、これまで世界中に死者を持ってたんですけど、日本のみで活動できるっていう企業にまで縮小しちゃうんですね。
日本だけ。世界で活動してたのが日本だけ。
ただ、あらさかっていうのはかつての栄光を諦めなくて、ここから徐々にまた力を取り戻していくんですね。
時代がだいぶ飛んで、2069年。ここまで飛ぶんですけど、逆に言うとここまでは特に大きなことは起きなかった。
時代は2069年。
ミリテクを国有化しているアメリカ。この時はもう新合衆国っていう、アメリカ合衆国じゃなくて新アメリカ合衆国っていう名前に変わってるんですけど、
崩壊の時にアメリカは分断されていろんな州が独立しちゃったっていう話があったと思うんですけど、
その残ったアメリカが新合衆国として名前を変えて存続してるんですけど、
その新合衆国とこれから読みますか、新合衆国がミリテクを国有化してるんですけど、
さっきも言った、分断されてしまったアメリカの再統一を目指そうと。
つまり新合衆国は独立した州に対して、もう一回こっち来いよと、もう一回一緒になろうぜと、
そういった再統一を目指して動き始めてたんですね。
とはいえ独立していた州、自由州って呼ぶんですけど、
自由州はもちろんお前らなんかもういいよって言って離れて独立したんで反対するわけですよ。
いやいやいや、もうお前とは一緒になんねえよ。
で、統一しようぜっていう新合衆国と嫌だよっていう自由州、この2つの勢力の間でまた対立が発生しちゃうんですね。
で、戦争に発展しちゃうんですよ。
また戦争するんですよ、この世界は。
これがまたね、学べよっていう感じなんですけど、
新合衆国はさっき言ったようにミリテクを国有化しています。
実際のところミリテクですよ、新合衆国は。
で、自由州側は、段々予想通りだと思いますけど、
自由州側は新合衆国からの侵略に抵抗するために、
なんと荒坂の兵力の提供を受けることにします。
荒坂が本格的に参戦するんじゃないんですけど、
荒坂からの武器とか兵とかそういったものを提供されて、新合衆国に対抗しようとする。
なので、またね。
この巨大黄色同士の争い、ミリテクvs荒坂っていう戦争がまた起きちゃうんですね。
この戦争を統一戦争、または金属戦争とも言われるんですけど、
今回は統一戦争と言いますが、この戦争が起きちゃうと。
自由州は荒坂から兵力の提供を受けてたんですけど、
自由州は荒坂から兵力の提供を受けてたとはいえ、
新合衆国軍っていうのはミリテクを要してるわけです。
非常に強力で、自由州側は徐々に劣勢に立たされてしまうんですね。
かのナイトシティも、街が存在する、ナイトシティがあるのはカリフォルニアなんですけど、
カリフォルニアも北と南で分かれてるんですね。
北カリフォルニア、南カリフォルニアっていうふうに分かれていて、
ナイトシティがあるのは北カリフォルニアなんですけど、
北カリフォルニアは自由州側で、かつナイトシティっていうのは中立を維持してる街なので、
新合衆国の北カリフォルニアへの進行の足掛かりになるというか、
とにかく新合衆国の手が迫っているという状況だったんですね。
だんだん自由州側が劣勢に立たされて、
いろいろなナイトシティに手が迫ってきている。
そういう状況になってしまった。
で、それはヤバいと。
ナイトシティはどうにかせんといかんということで、
当時のナイトシティの市議会議員であるルシアス・ラインという人がいて、
これゲームやった人はお?ってなるかもしれないですけど、
ルシアス・ラインの人がこのままではヤバいということで、危機感を持ったので、
ルシアス・ラインが構築してきたコネとかを利用して、
新合衆国からの侵略を阻止するためになんと、
アラサカ本体、日本にある本体に協力を仰ぐんですよ。
どういう取引があったのかちょっとわかんないんですけど、
アラサカとしても力を落として日本だけで活動できるようになってしまっていたところで、
アメリカのナイトシティから助けてくれと。
これに協力したらおそらくナイトシティに恩が売れて、
ナイトシティにまた拠点が作れるかもなみたいな、そういう狙いもあったんでしょうね。
ナイトシティを足掛かりに、再びアメリカ大陸に舞い戻るというチャンスだったので、
アラサカというのはこの要請を受けて、すぐさま超巨大空母、
めちゃくちゃ巨大な空母をナイトシティの湾内にすぐに配備するんですね。
アラサカの全戦力みたいな感じだったと思うんですけど、
とにかくすごい戦力をナイトシティの湾内にずっと配備して、
そうなると、新合衆国としては今にもナイトシティに攻め入ろうと、
なんならもうちょっと手をかけているぐらいだったんですけど、
そこで海の向こうからアラサカの超巨大空母がやってきて、やべえと。
やっぱりすごい規模が大きかったんで、あいつらを相手にするとちょっとやばいと。
またアラサカvsミリテクっていう全面戦争が本当に発生してしまうので、
それは避けたいっていう新合衆国側もあって、ここでちょっと新合衆国は撤退するんですね。
で、統一条約っていう、まあ条約があるんですけど、その辺は一旦OKです。
条約に調印とかして統一戦争っていうのは一応中断というか、
集結したわけじゃないんですけど、まだ火種はあるんですけど、一旦終わったんですけど、
ナイトシティっていうのはアラサカの手によって守られたんで、
さっきも言ったようにアラサカがアメリカに舞い戻ってくるきっかけとなるんですね、この統一戦争が。
で、2077年ではもうすでに戻ってきています。
戻ってきていて、またも街の中心部にアラサカのどでかいタワーを建てています。
これ自分もね調べてわかったときは意外だったんですけど、
2077年にナイトシティ中心部にそびえ立っているアラサカタワーっていうのは、
比較的最近できたものなんですね。
そういった経緯でナイトシティにアラサカが戻ってきたと。
最近舞い戻ってきたにも関わらず、すでにかなり大きい力を手にしていて、
っていうアラサカの歴史みたいなところじゃなかったんですけど、
そういった経緯でナイトシティにアラサカがいるんですね。
そして、ようやくBの話をしますけど、
2077年ライフパスをコーポレートで始めた場合のBですけど、
最初ナイトシティのアラサカに勤めていたアラサカが、
ここまで来ているんですね。
そう、ようやくここまで来た。
そのアラサカの防潮部と呼ばれる、
なんていうんですかね、防潮部って。
特殊作戦室というか、よくわからないですけど、
防潮部というところに勤務しています。
で、おそらくこのコーポレートBは、
ナイトシティ生まれで企業に勤める両親がいて、家族がいてっていう感じだと思います。
おそらくですけど、アラサカの学校とかにも関わってたんじゃないですかね。
その辺多分明言されないと思うんですけど、
ただ両親はゲームに登場しません。
登場しないっていうのは、ゲーム的な都合もあるんでしょうけど、
コーポレートの出世第一の家庭環境とかもあって、
家族仲が多分いいわけじゃないですね。
そういうこともあるのかなっていう予想とか考察ができるような感じにもなっています。
で、アラサカに勤めるBですけど、
アラサカ防潮部というところで、理不尽な仕事に振り回されてるんですね。
サイバーパンク世界の企業っていうのは、めちゃくちゃ人権とか無視するんで、
すごい過酷なんですね。
あまりの激無で、
しかもプレッシャーとかストレスとかによって体調を崩していて、
友人のジャッキーも心配しているという、そういう状況から始まる。
そんな中、上司から呼び出しがかかってきてっていう導入がコーポレートのBですね。
このアラサカっていうのは先ほどからずっと話に出てますけど、
世界でもトップクラスの日本の警備保障会社と言いつつ軍事企業ですね。
さっきも言ったように、一旦力を落とすんですけど、
瞬く間にまた力を取り戻してきて、
今やまた世界トップクラスの力を持った企業に返り咲いていると。
このアラサカってサブローアラサカ、
サブローアラサカという人が親の会社を継いで、
一台で世界トップ企業まで押し上げた企業なんですね。
サブローって確か第二次世界大戦に従軍してるんですよ。
1945年とか少なくともその時にはもう従軍してるんで、
にもかかわらず2077年の時点で、
すごいでしょ。
なんでもはや人の息を超えた力を手にしてるんですね。
もう世界トップの企業の、さらにトップってなると、
もうそういったレベルまで達してると。
で、そのサブローを筆頭としたアラサカ圏っていうのは、
国より企業が力を持っているっていうこの世界では、
絶対君主として君臨しているサブローはもちろんのこと、
その息子のヨリノブ・アラサカとか、
娘の花子・アラサカっていった人物がいて、
この人たちがサイバーパンク20の時代に、
サブローを筆頭としたアラサカ圏というのは、
国より企業が力を持っているっていう世界では、
事実上王族とか皇族みたいな、そういった存在なんですね。
777でもめちゃくちゃ重要な人物として登場します。
そんな世界的企業のアラサカ社内を、
コーポレートBだと歩き回りたりとか、
歩き回るって言ってもそんな好きに歩き回れるわけじゃないですけど、
歩き回ったりとか、他の社員が仕事してるっていう姿が見れたりするのは、
コーポレートならではの体験なので、
ぜひコーポレートを選んだ方は、
そういった体験を楽しんで欲しいなと思いますし、
ぜひ今回の話を踏まえた上で、
社内見学とかをしてみると、
なかなか面白いんじゃないかなと思います。
やばいですね、このボリューム。
そんなわけで、
プレイヤーが選べるBの3つのライフパスの歴史を話してきました。
半分以上B関係ない話だったと思うんですけど、
一応ね、B編という体でお話をしてきました。
今回の解説を聞けば、
ゲームスタート時のわけのわからない情報の洪水とかに、
溺れずに済むんじゃないかなと思います。