2023-04-27 33:54

公務員リスキリングラジオ|原田翔さん「自称ALL80点のゼネラリスト」

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・毎日が憂鬱だった窓口業務
・ヒリヒリした用地買収の仕事
・転職した任期付き職の副業で公務員YouTuberとして始動
・つかみとしての「給与明細公開」動画
・視聴者のことを考えて試行錯誤する楽しさ
・YouTuberとしての活動を機に大学職員に転職
・“自称ALL80点のゼネラリスト”の真意

▼プロフィール
原田翔(はらだ・しょう)
2013年4月に長岡京市役所に入庁。 住民登録、用地買収、空き家政策に携わる。 在職中は基本情報技術者試験、TOEIC775点、宅建など業務に関わる資格を取得。 2021年1月に京丹後市役所に任期付き雇用で入庁。 在職中は副業可能な制度を利用し、公務員YouTuberとして活躍。 動画投稿数250本以上、ライブ配信回数300回以上、チャンネル登録者数は5,000人以上。公務員や議員、首長への講演もこなす。公務員を辞める都合で、惜しまれながら引退。 その間に公務員アワード2021受賞。更に、公務員アワードの動画作成にも携わった。 2022年10月に、近畿地方の公立大学に転職。地域連携と国際関係に携わり、12月にはTOEIC800点超えを達成。 自称ALL80点のゼネラリスト。


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【公務員リスキリングラジオ – 学びなおしによるキャリア形成のススメ】

新しい仕事に必要となる知識やスキルを身につける「リスキリング」が注目を集めています。国はリスキリングの支援に今後5年間で1兆円を投じる方針を示すなど、これからのキャリアを考える人にとってホットワードとなりつつあります。 もちろんそれは、民間企業で働く人だけではなく、公務員にとって例外ではありません。

むしろ異動が多い公務員こそ、リスキリングへの挑戦が求められているといってもよいでしょう。

このラジオでは、そんなチャレンジの後押しになることをめざして制作された書籍『公務員なら挑戦したい資格ガイドブック』著者で、加賀市役所職員の庄田秀人さんをホストに迎え、ユニークな働き方の開拓を続ける公務員の方を毎回ゲストにお招きします。

公務員という肩書きを持ちつつ、その枠やこれまでの常識にとらわれない仕事へと一歩踏み出すためのヒントを詰まったお話を、ぜひスキマ時間のおともにお聴きください。

https://book.gakugei-pub.co.jp/movie/koumuin-re-skilling-radio/
▼出演
ホスト:庄田秀人(しょうだ・ひでと)
加賀市役所職員。1978年生まれ。横浜国立大学を卒業後、加賀市役所に入庁。人事担当課、障がい担当課、DX推進担当課などを歴任し現在に至る。人事担当課ではメンタルヘルス予防体制構築、新規採用職員指導制度策定、障がい者専用部署立ち上げ。障がい担当課では虐待対応体制構築。DX推進担当課では全国初となる市内生活圏全域を高精度3Dマップ化、ARを活用した観光プロジェクトを推進。資格取得を通して人生の幅を広げ、公務員の仕事の楽しさを知ってほしいと考えている。取得資格は、社会保険労務士、FP2 級、法学検定スタンダード、年金アドバイザー3級、ふるさと検定上級、第一種衛生管理者など。2021年より加賀市内資格取得活用アドバイザー講師。2022年修士号を取得。

アシスタント:松本優真(まつもと・ゆうま)
株式会社学芸出版社 企画・編集部
公務員リスキリングラジオ概要とゲスト紹介
こんにちは、ホストの翔太秀人です。加賀市役所に勤めています。
こんにちは、アシスタントで格ゲー出版社編集部の松本祐真です。
公務員リスキリングラジオは、新たな業務で必要となる知識やスキルを身につけることを指すトレンドワード、
リスキリングをテーマに、全国で活躍されている公務員の方々をゲストにお招きし、働き方などについてお話をお伺いする番組です。
はい、それでは早速今日のゲストをご紹介します。
ゲストは元長岡教師職員の原田翔さんです。
原田さん、こんにちは。
こんにちは、よろしくお願いします。
お願いします。
はい、ではまず簡単に原田さんのプロフィールをご紹介します。
原田翔さんは、2013年4月に長岡教師役所に入庁、住民登録、幼稚買収、空き家政策に携わられました。
在職中は、基本情報技術者試験、TOEIC 775点、宅検など業務に関わる資格を取得されています。
2021年1月には、教壇子市役所に任期付き雇用で入庁されました。
副業可能な制度を利用されまして、公務員YouTuberとして活躍。
動画投稿数250本以上、ライブ配信回数300回以上、チャンネル登録者数は5000人以上。
公務員や議員、市長への講演もこなされていて、公務員を辞める都合でおしまいながら引退。
その間に公務員アワード2021受賞を果たされました。
さらに公務員アワードの動画作成にも携われまして、
2022年10月には近畿地方の公立大学に転職、地域連携と国際関係に携わられまして、
12月にはTOEIC 800点超えを達成されました。
辞書オール80点のゼネラリストということでお迎えしております。
はい、早速ですが、辞書オール80点のゼネラリストということなんですけど、
私から見たらすごい経歴もすごいですし、実績も全部残されているので、
オール100点を私は原田さんに対しての評価をしているんですけども、
今、原田さんはどんな仕事をされているんですかね?
僕の仕事は大学職員なんですけれども、
大学職員って聞いて、皆さんどんなイメージを持たれますかね?
ということを聞いてみたいんですよね。
おそらく大学通ってたご経験のある方でしたら、
いやー、あんまりパッとこないなーみたいな。
そういえば、履修登録の時に学務に行ったかもしれないっていう、
そもそもその履修登録っていう言葉、今久しぶりに聞いたわ、
10年ぶりに聞いたわ、みたいな方もいらっしゃるかと思うんですけれども、
私はね、先ほどもご紹介にあったように、
いわゆる地域連携関係の仕事をやってます。
国際関係っていうのも、いわゆる地域連携における英語のイベントとか、
そういったことですね。
大学っていうのは、研究と教育はもちろん役割としてあります。
もう一つ、社会貢献っていうのが役割としてあるので、
例えば市民向けの講座ですとかね。
今回リスキリングラジオですけれども、
もう一つリカレント教育っていう言葉、ご存知の方いらっしゃるかもしれません。
そういったリカレント教育とかやってる部署でもあります。
じゃあ、今あや公立大学におられますけれども、
最初この長岡郷市役所に行こうと志された経緯から、
原田翔の長岡市役所時代と市役所の配属制度について
ちょっと振り返っていただけますか。
これね、いろいろあるんですけどね。
せっかくなので、ちょっと真面目系の理由で喋ろうかと思うんですけど。
僕もともと大学の時は、
漠然と若い人のためになる仕事をしたいなって思ってたんですよ。
だから、教育系とかホビー系とかの企業の就活してたんですね。
ところがある日、
高齢者にとって住みやすい街は、
子育て世代とか若い人にとっても住みやすい街だみたいな考えを聞かされて、
なるほどなって思って、
それだったら、
それ聞いたのが市役所の方から聞いたんでね。
市役所を目指してみようかなと。
せっかくだったら京都で働きたいなと思ったんで、
いろいろ探して長岡教室に行き着いたという形になりますね。
大学は神戸の方に行ってて、
神戸から京都って大体電車で1時間ぐらいなんですけれども、
結構ね、学生時代から京都は好きで、
よく京都に行ってたんで、
就職はやっぱり京都がいいかなって思ってたのと、
あとその長岡市役所の当時の市長さんが、
市役所職員は全員広報マンであるみたいなことをおっしゃってましてですね、
それ確かにそうだよねみたいな。
確かに市役所で働く以上市のいいところを、
広報の仕事をしてるからじゃなくて、
全ての職員が市のことを理解して、
いいところを発信していくっていうのは非常に大事だよねって思ったので、
それで長岡市役所を選んだっていうのもありますね。
私ね、4月1日の新入職員の会議室に集められるんですよ。
あなたはここですみたいな配属先の一覧表を渡されるんですけれどもね、
市民か住民記録係っていうところだったんですけどね、
それ見た瞬間、えって思ってびっくりして窓口なの?
いや正直ね、当時自分の中ではさすがに俺なんかそういう政策系行くだろうみたいな、
頭使う系の部署に行くんじゃないかなみたいな、
ちょっと鷹を潜ってたところがあったんで、びっくりはしましたね。
行政って割とその辺も入ってみて、
そんなにこうあらかじめ適正によって割り振りが決められるみたいな感じではないっていうことなんですか?
これ多分毎回ラジオで聞いてるんで、伺ってるんですけど。
私はもう全くそんな適正とかは見られてないなっていうふうに思ってますね。
私自身もそうですし、他の職員見てもなんであの人があの部署なんだろうって思いますからね。
これいくらでも言い訳できますからね。
あの人はあの部署に向いてなさそうだから、むしろその部署の力をつけてほしいんだとか、
いくらでも言う。なぜかそういうところで組織主体の話じゃなくて個人主体の話になるんですよね。
都合よく組織の話と個人の話を行き来していますからね、人事堂って。
確かに。
市役所勤務時代のエピソード
じゃあこの最初の住民登録とかってのは窓口、もう本当に市民の方とカウンター越しにお話を。
そうそう、住所変更した時に行くところです。
あ、そうそう、住民票とか。
この辺り何か思い出というか、何かありますか?エピソードみたいな、記憶に残ってる。
エピソードか。
でもね、基本的に毎日が憂鬱だったんですけども、
9月か10月か秋ぐらいに3級分けの職員の方が復帰されて、
その時に何か言われたのが、
感じの悪い市民さんが来ても怒っちゃダメよって言われたんですよ。
どんな市民さんにもいろんな顔があると。
その市民さんのことを慕ってる人とか好きな人がいると思うんだから、
その窓口でちょっと嫌だって思っただけで、
その人のことを見下したりしちゃダメだよみたいなことを言われて、
ああ、なるほどなっていうふうに思いました。
それは裏返せば、ちょっとそういうふうに思ってしまいかねないような体験がたくさんあったという。
いや、そうだと思うんですよね。
冷静に考えると別にその人の人柄なんてどうでもよくて、
いやでもなんか俺にとっては嫌な人じゃんっていう。
他の人にとっていい人かもしれないけど、俺にとっては嫌な人じゃんっていう考えもあるんですけれども、
ただまあ、そういういいところもあるかもしれないみたいな言い草は、
一理あるなとは思います。
腹落ちはしないけれども理解はできるみたいな。
原田さんの経歴もそうなんですけど、
見た感じと雰囲気っていうのも含めて、
幼稚買収の仕事
ご自分のもう本当に巣を出してくるような仕事のスタンスだったんですかね。
あのね、市民館の時はね、巣はほとんど出してないですね。
まあ、高齢者の方が窓口に来た時は割と巣を出してて、
結構評価は好評でしたけど、
原田さん、おばあちゃんの対応うまいねとか。
次の、幼稚買収とか空き家制作ってこの辺りは、
3年目とかその辺りから異動になったって感じですか。
もう市民館は1年でクビになって、2年目から幼稚買収の部署に行きましたね。
幼稚買収っていうと今度、もうちょっとこうなんて言うんでしょう、
場合によったらヒリヒリするような現場になるんですかね。
なりますね。
なんかイメージ。
そうなんですよ。幼稚買収っていうのはね、
いわゆるやらなきゃいけない仕事なんですよね。
これどういうことかっていうと、
ちょっと誤解を恐れずに言うと、市役所の仕事って、
要するに成果が出なくてもなんとかなる、
作文とかすればなんとかなる仕事も割と結構多いかと思うんですけれども、
幼稚買収に関しては、幼稚買わないといけないですからね。
幼稚買ってないのに幼稚を買いましたとか言って、
国交省に交付金の実績報告とか出せないですから、
実績あげないといけないんですよ。やっぱそこが難しいですよね。
かつ、知見者の方だって、
そんな自分が先祖代々持ってる土地とかもあるわけで、
そんなの簡単に売ってくれないんですよ。
かつ、長岡教師って、
京都と大阪の、京都市と大阪市の間にあるんですよ。
だから、東京23区と横浜市の間ぐらいにある、
めっちゃいい、関東で言うとね、
めっちゃ立地いいじゃん、みたいなそんなところなんですよ。
つまり土地が高いんですよね。
だから民間企業、民間の不動産会社を買いせば、
資格のチャレンジ
もっと高くで売れるのに、
いや行政が出した価格ちょっと安すぎないか、
みたいなこともよく言われますんで、
なかなか骨の折れる仕事でしたね。
幼稚買収って具体的に何に供されるような土地の買収だったんですか?
道路ですね。
道路ですか、基本。
道路を広げる。
やっぱり大変だったんですね。
あんまり価格は決めると思いますけど。
空き家とかも同じですよね、きっと。
そうそう、空き家もそうなんですよ。
空き家政策は誰も住んでない家がほったらかされて、
庭が草ぼうぼうとか、木が老いしげったりしてるので、
近所の方から持ち主に何とかしろと言ってくれと言われるような、
そういう系の仕事ですね。
行政があんまり立ち入ることできないんですよ。
私は管理してるとか、別にそこまでひどくないだろうって言われたら、
そうですね、としか言いようがないんでね。
原田さん、そういった仕事ってすごい向いてるような気がするんですけど、
すごい実績とか上げられたんじゃないですか?
どうですかね。
幼稚買収は私結構、好きって言ったらおかしいですけど、
割となんか、ハードだよみたいなことを言う方が多いんですけど、
私は好きでしたね。
確かにね、地形医者の方は売りたがらないんですけど、
結構ね、幼稚買ってくださいよっていう話をしに行くとき、
結構世間話するんですけれども、
結構ね、お金持ちの方とか、
大きめの企業に勤めてる方とかって、
喋ってる内容結構面白いんですよね。
すごい全然自分が知らないことを知ってるなとか、
っていうのがあるので、そういう意味では、
好奇心というか知識欲が満たされるというか。
ちなみに、下書きのことドラフトって言うじゃないですか。
それはこの幼稚買収のときに知りましたね、
地形医者の方に、ちょっと今日話した内容、
まとめておいてくださいよ、ドラフトでいいんで、
みたいなこと言われて、
ドラフトってなんだって思いながら、
なんかそういう下書きみたいな、
軽く書いたもののことをドラフトって言うんだ、
へーみたいな。
なるほど、ビジネス用語をそんなところで。
そうそう、習得していくっていう。
で、さっき読み上げさせていただいた中で言うと、
基本情報技術者試験とか、
統一とか、宅検とかが業務に関わる資格として
チャレンジされたってことでしたけど、
資格・転職から公務員YouTuberへの転向
宅検はアキアの話とか幼稚買収でイメージつくんですけど、
基本情報技術者試験とかは、
具体的にどういうところで活かせるって思って、
基本情報はね、これ半々でですね、
これ2014年に僕取ったんですけれども、
一つは社会人として多少ITの基礎を身につけとこうかなっていうのと、
私大学時代、情報系の学部行ってたんですよ。
はいはいはい。
で、なんかこれワンチャン、
なんかもう転職しよっかなみたいな感じで、
IT業界に。
それで得たっていうのもあるんです。
結果的に転職はせずに翌週続けたんですけれども、
って感じですね。
なるほど。
トーイックもある意味ポータブルスキルというか、
自分の身にあるものっていう意味で取られたんですか?
トーイック取得からの通訳経験
トーイックはね、違うんですよ。
これトーイック取ったのがね、
この幼稚買収の部署にいるときだったんですけれども、
なんかいきなり上司に、
今度有効姉妹都市の中国人が視察に来るぞみたいな感じで言われまして、
案内せんとあかんみたいな感じになりましてですね、
誰か中国語できるんですか?通訳来るんですかね?みたいな感じで聞いたら、
いや通訳は初日で買えるらしいみたいな話。
いや通訳初日で買えるのにどうやって案内すんねん?
ただ英語が通じるみたいな噂を聞いたんで、
とりあえず英語勉強しとくかみたいな感じで、
とりあえずトーイック取ったって感じですね。
じゃあこのトーイックチャレンジは、
公務員YouTuberとしての方針確立
アテンドのためだったということ?
そうそう、実際アテンドしましたし。
それは結構役に立ったんですか?
割と役に立ちましたね。
即席でしたけど、意外とこんな感じで通じるんだみたいな。
相手もネイティブじゃなかったんで、
なんとなくこれで通じるだろうみたいな。
そうなんですね、なるほど。
長岡教師には2013年から2021年まで勤められたってことですか?
2020ですね。
20年末で退職されて、
そんな感じですね。
この時はどういう経緯だったんでしょう?
辞めるというか。
辞めようと思ったのは、
もともと市役所に対する熱意っていうのが、
別にあんまり高くなかったんですよ。
とはいえ市役所で働いてるんだから、
何か形に残ることをしたいなとかいう考えを持っててですね。
当時公務員YouTuberになるものが、
僕がやる前から2人ほどいたんですよ。
ところがその2人はもう公務員辞めておられるんですけれども、
とかいうのがあって、
公務員YouTuberこれ副業でできたらいいのになみたいな感じで思ってて、
ずっと思ってたんですよね。
そんな折に、
次に転職する教壇後市役所っていうのが、
副業しながら人気つきで雇用しますみたいなのをやってたんで、
じゃあここでとりあえず公務員YouTuberやって、
またその後どこか市役所に転職して、
今度はそういう一般的な公務員であっても、
そういう副業の幅を広げるようなことができたらいいなという風に思ってて、
転職しましたね。
それであれば、
民間に行っても副業とかできるところもあるかなと思うんですけど、
やっぱり手がたくというか、
そこは公務員という選択で、
公務員でありながらも兼業でできるというような、
そんなところを探してたっていうことなんですね。
まず教壇後市役所全く手がたくないんですよ。
人気つき、3年人気つきなんで、
その後何も保証されてないと全く手がたくないっていうのが1点と、
もう1点はですね、
その新聞の記事見たら8月ぐらいだったかな。
8月ぐらいだったんですよ。
ただ、その時私、それとは別件で、
公務員でユーチューバーとか無理だろうから、
もう民間転職しようと思って、
実は民間企業を1社内定もらってたんですよ。
IT企業を。
それで、
入社時期9月か10月ぐらいでどうです?みたいな感じで言われてたんですけれども、
その8月にその新聞記事見ちゃったんで、
せっかくなんか俺今公務員やってるし、
このまま公務員辞めるのも負けたみたいで嫌だなって思ったんで、
共産児子役所に応募して、
じゃあ公務員でユーチューバーできるっていう風にやった方が面白そうだから、
転職したって感じですね。
任期終わった後はどうとでもなれとか当時は思ってましたね。
どうにかなるやろみたいな。
じゃあその内定もらったところには、
共産児子役所に行くのでって断ったというか。
行き先は言ってないですけど、
ちょっとすいません言うて断りました。
いよいよユーチューバーに名人ともになられてからは、
この動画投稿数250本以上、ライブ配信回数300回以上っていうのは、
この任期付きの間に積み上げられた回数の累計っていうことでいいんですかね。
正確に言うとその任期付きで、
長岡教師で働いてた時もこっそりやってたんで、
若干含んでるんですけど、
8割9割はその任期付きの時にやってますね。
まずユーチューバーになってどういうスタイルというか、
方針で動画投稿に取り組もうっていう風に方針固めていったんですか。
めちゃくちゃいい質問。
それめちゃくちゃいい質問です。
実は今回紹介してる、これを聞いておられる方もご存知の私のチャンネル、
あれ実は3つ目なんですよ。
つまり1つ目と2つ目は爆死してるんですよ。
なんで爆死したかっていうと、
リスナーのこと、見る人のこと何も考えずに、
とりあえずこんな動画どうだ、こんな動画どうだって言って、
適当な動画ばっかり上げてたんですよね。
でもそれじゃダメだっていう、
ちゃんとターゲットを定めて、
YouTubeチャンネルを立ち上げる
どんな動画だったらそのターゲットが喜ぶかというのを考えた。
その結果、自分当時31歳とか32歳とかだったんで、
若手公務員とか公務員死亡者に対する動画であれば、
そういった人たち見てくれるだろうし、自分でも話せるなって思ったんで、
じゃあそういう人たちに受ける動画ってどんなものかなっていう風に考えて、
やり始めました。
で、これYouTubeの鉄則なんですけど、
とりあえず最初のキャッチ絶対必要なんですよね。
例えば最初は3日連続で動画を上げるとか、
だから最初のうちはたぶん3日くらい連続で動画を上げて、
かつ再生数が欲しかったんで、
誰もが見る動画にしたんですよ。
だから公務員の給与明細公開っていう動画を、
私1本目にチョイスしたんですよ。
給与明細動画は当時流行ってたんで。
芸人とかもね、なんか色々ありますもんね。
そうなんですよ。
じゃあ結構その隠れた失敗、隠れてたのかどうかわからないですけど、
失敗が2チャンネル分先に積もっていて、
その反省を生かして、かなり戦略を緻密に積み上げられて、
スタートしたのが3本目のチャンネルだったということで。
最初その3本ちゃんと投稿するとかっていう、
ちゃんと自分なりのセオリーを踏んでいって、
手応えはどの辺から感じられましたか?
手応えはね、
手応えはね、2021年の3月とかかな。
でもやっぱりライブ配信し始めた頃からかな。
最初は給与明細の動画を上げたんですけれども、
それって原商だから見るんじゃなくて、給与明細だから見るんですよね。
じゃあ原商だから見る、そこから原商だから見るにするにはどうすればいいかっていうと、
まずは視聴者との距離を縮めるために、
やっぱりライブ配信の数を増やす。
もともとちょっとやってたんですけど、ライブ配信やりまくるとか。
あとは、そうやってちょっとずつ実績積み上げていくと、
他の公務員の方に声をかけるっていうのができるようになるんですよね。
実はこんなyoutubeやってるんですよみたいな。
ほんで他の公務員の人とコラボしたりして、
ライブ配信で視聴者との距離を縮める
例えば元人事課の人に声かけて、
採用試験のことを言ってください、
しゃべりましょうよみたいな感じでやったりとか。
そういうので、ここだっていうのは特にないんですけれども、
そういうのでだんだんチャンネルの人気としては手応えが出てきたって感じですね。
これ結構コロナ禍、真っ只中って感じですよね。
真っ只中っていうか、始まってもう1年経ったかなぐらいか。
2021年1月、3月。
そうですね、2020年からコロナなんで、コロナの1年後ですね。
1年後ですかね。
実際ターゲットにした公務員を志すというか、
野獣マーク的な関心も含めて興味を持ってる人たちからの反応って、
どうでしたか?最初の頃の反応。
最初の頃あんま反応なかったんですよね。
どう思われてるかっていうのがめちゃくちゃ心配だったんですよ。
それがね、ライブ配信することによって、
ライブ配信って喋りながら皆さん自由にコメントができるので、
それでこんな人が見てくれてるんだとか、
こんな悩みを視聴者の方持ってるんだみたいな、
公務員YouTuberとしての活動と引退
毎日仕事は憂鬱だけど、このライブ配信来ると元気が出るわとか。
そんな感じですね。
直接的に知らない、特に相手は匿名だったりするわけですよね。
そういうコミュニケーションって元々慣れてたんですか?
そうですね。私ね、そうなんですよ。
ネットって匿名でしょ?みたいな考えを持ってた側の人間なんで、
逆にFacebookみたいに、実名が当たり前のコミュニティっていうのは最初に慣れなかったんですよ。
それこそだから私、高校生の頃とか日夜寝るとか、書き込んでたりとか、
ニコニコ動画っていう、ニコニコ動画なんですけど、あれも匿名じゃないですか。
あんなの全然匿名でやるのが当たり前だと思って。
だから全然匿名コミュニケーションは全然問題ないですね。
その中で、今度は自分がある意味さらけるだろうというか、
自分側は一方的に知られる側になる?
しかも身分がもう分かってしまうというか、それをネタにするっていうのって、
自分も匿名の状態とはスイッチが違うじゃないかってなんとなく思うんですけど、
そうでもないってことですか。
そうですね。その時は、私だから教団の市役所の人間だったんで、
別に特に職場からもダメとか言われてませんでしたし、
むしろそうやって市役所の名前が売れた方が、
公務員YouTuberのおかげで名前が売れたみたいなシナリオを描けないかなとか、
そんなことも考えてたんで、
別に実名出すことに関しては全く抵抗がなくて、
あと他にも実名出してる公務員って、
例えば公務員ブロガーとか公務員ツイッターとかいらっしゃったんで、
そういう意味では全く抵抗はなかったですね。
なるほど。公務員を辞める都合で惜しまれながら引退。
チャンネルは保持した状態で公務員YouTuberとして引退ってことですよね。
まあそういうことですね。
その間に公務員アワード2021受賞、これはどういうことだったんでしょうか。
これちょっと日本語的に、その間に公務員アワード受賞っておかしいですけど、
要するに2021年公務員YouTuberやってました、
その間に公務員アワード2021いただきましたっていう、そういう話ですね。
YouTubeでの収入ってあったんですか。
ありました。
へー。
その、どれくらいかな。
それね、よく聞くか絶対聞かれるんですけど、
でもね、どうなんだろう、そんな多くないですね。
YouTuber全体で見ると、私ショボショボ底辺YouTuberなんで、
金額はそうですね、多くて2万ちょい。
通常だと1万5000円前後かな。
YouTuberからの公務員から教員へ
そんなもんですね、月。
なるほど、でもお小遣い程度にはなりますし。
十分お小遣いになると思いますよ。
公務員以外の仕事で、そういった形で定期的だと思うんですけど、
収入っていうのもあるってなると、すごい楽しいですし、
やりがいもあって、なんかいいなって思いました。
いや、そうですよ。収入もそうですけど、
単純にいろいろ考えて試行錯誤するの楽しいです。
楽しいんでね。
YouTubeってだから、どの時間帯に視聴者がよく見ているかとかも、
全部アナリティクス分析で分かるんですよ。
そんなの見るの絶対楽しいと思うんですよね。
SNSって昼間に投稿しろとか、夕方投稿しろとか言うじゃないですか。
メルマガとかも、昼休みとか仕事終わりの5時過ぎとかにやたらメルマガとか届いてるじゃないですか。
結局あれって、社会人はみんな昼休みとか仕事終わりにスマホを見るからなんですよね。
YouTubeのアナリティクスを見るとやっぱりそうなんですよね。
朝と昼と夕方多いんですよ。
朝なんで多いのかなって思ったら、
結構ね、ライブ配信で聞くんですよ。
ライブ配信で朝このアーカイブ聞いてるとか、
朝通勤の時動画見てるとか言う人がいるんで、
なるほど、それだから朝にアクセスがあるのかみたいな。
いよいよ公務員を退かれて、公立大学という職場になりますけれども、
これはどういう経緯でこのポストは見つけられたんでしょうか。
これですね、私その公務員YouTuberとして活動してた関係で、
その公立大学の教員の方とちょっと知り合うことができてですね、
1回講義してくださいよみたいなこと言われたんですよ。
授業でね。
私その公立大学の存在は知ってたんですけど、
あんまり良いイメージ持ってなかったんですよ。
その地域では評判の悪い大学だったんですよね、私が高校生の時は。
ところがですね、いざ行ってみると、当時とは全然雰囲気とか変わってて、
学生もね、いろんな地域から来てるんですよね。
近畿地方の公立大学なんですけど、本当に鹿児島とか北海道とかからも学生がいて、
マジでっていう、この大学こんなすげえ大学に変わってたみたいな。
そんな小さい公立大学なんですけど、
そんな大学にいろんな地域から学生が来てくれてるんで、
ここでちょっと働きたいなと思って、
たまたま募集してたんで、受けたら受かりました。
自称ALL80点のゼネラリストとしての立ち位置
ちなみに私は面接ではYouTuberやってましたっていうのは伏せてたんですけれども、
あらかじめ人事はネットポツポツ検索していたようで、最終面接で。
なんかYouTuberそれとか見たんですけど、これ続けるんですか?っていう風に聞かれて、
え、あ、YouTuberですか?うーみたいな。続けるつもりはないんですけど。
え、別に続けたらいいじゃん。どっちやねんとかいう。
今でもチャンネルが大学職員になってますよね。
実はそうなんですよ。
今ね、すごいチューブラリーな状態なんですよね。
引退と言いつつも、引退した時点では、10月に転職したんですけど、
その時点では動画全部非公開にしたんですけど、
その後こっそりライブ配信2回ほどやって、
動画も一部だけまた公開に戻したりして、
しれっと大学職員原書っていう名前に変えてですね、
早い話がどっかのタイミングでYouTuber復活したいなって考えてますね。
いいですね。
すごく面白いお話でしたが、
自称オール80点のゼネラリストっていうのは、
80点っていうのはすごくポジティブな意味でおっしゃってるんですよね、これって。
言ってます。ポジティブです。
これね、僕別に80点すげえだろうとかそういう意味でも言ってないし、
80点しかないんですっていうふうにも思ってない。
単に80点ぐらいだよねっていうふうに思ってるんですよね。
これどういうことかっていうと、何て言ったらいいんだろうな、
例えば専門技術、YouTubeだったら、
僕より上の人なんて世の中腐るほどいるんですよね。
それ考えると別に私100点ですとは言えないし、
かといって公務員でYouTubeやってて5000人チャンネル登録貯めたら、
さすがに60点って言ったらお前アホかって言われると思うんで、
80点でいいかみたいな感じなんですよ。
動画制作再開の予定
もうちょっとリアルな話をすると、公務員っぽい話をすると、
例えばオフィス、Word、Powerpoint、Excel、
正直自分よりWord、Excel、Powerpoint使える人って職場でもいたんですよ。
でも多分普通の事務職員に比べたら、
俺WordもExcelもPowerpointも使えるぜって自分では思ってるんで、
だから80点っていうふうに考えてます。
すごく面白いお話で。
最後の方にメッセージめいたこともおっしゃっていただきましたけども、
最後に告知的なこと何かあればぜひお願いします。
告知?告知?告知?
告知か、告知ないんですよね。
ないんですか。
いまはね、勉強中のみです。
なるほど、刃を研いでるみです。
刃を研いでます。
たこ焼いてる時間。
わかりました。
またチャンネルが本格的に復活された時にはぜひ皆さん聞いていただければと思います。
よろしくお願いします。
お願いします。
じゃあお時間になりましたので今日のトークはここまでとさせていただきます。
本日のゲスト原田翔さんありがとうございました。
ありがとうございました。
次回も素敵なゲストをお招きしますのでお楽しみに。
それではさよなら。
さよなら。
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