ふて寝するほど話したい。この番組は、システム開発25年の株式会社プラムザが、赤坂より開発現場の今と本音をザックバランに話していこうという番組になります。
進行は私、鴨志田と、代表の島田と、賑やかし役、辰巳です。よろしくお願いします。
さて、今回のタイトルですが、パッケージ、スクラッチ、SaaSの違いって何?というタイトルで、
すみません、これは鴨志田も聞いたとき、整理するまでよくわからないなというのを正直思ったので、
ここら辺をわかりやすく、島田さん、辰巳さんの力を借りて説明していけたらと思っております。
パッケージ、スクラッチ、SaaS、それぞれ単語としては聞いたことはあるかなと思うんですけども、
すみません、辰巳さん、まずSaaSってどういうものか、ざっくり教えていただいてもよろしいでしょうか。
はい、任せてください。SaaSはインターネットに公開されているものが原則挙げられますね。
例えば有名なサービスで言うとお使いのZoomとか、これ今Zoomでも収録してますし、有名なところで言うとSlackとかNotionとか、
もっと高度なもので言うとSalesforceとかああいうものも、総じてSaaSでインターネット上に公開されています。
パッケージについてですけれども、インターネットに公開されているものとは別で、自身の端末にインストールするものが定義としてされています。
例えばですけれども、日本のCMとかで有名な勘定奉行とか、弥生会計とか、あとは製造業でよく使われますけど、CADとかもパッケージに合致するものかなというふうに思っています。
SaaSはウェブ上で操作できたり、使用できるサービスなどを含めていて、パッケージというものはインストールして使うというものが前提という形ですかね。
今インストールするのは間違いないと思うんだけど、端末とは限らなくて、自分たちで作ったサーバーを立てて、そこにインストールするというパターンもあるので。
そういう意味ではWordpressとかEC-CUBEとかその辺なんかもパッケージだと思うんだよね。
主に開発におけるSaaSパッケージと言われているものだと、パッケージ開発をしたいというお客さんがたまにいらっしゃると思うんですけども、ソースを下ろしてきて、それをうまく回収して使いたいというのがパッケージ開発になるんですかね。
そういうことですよね。他の業務に合わせたデータベースの設定をしたりだとか、もちろんそれに基づいて、それらがどういうふうに動いてほしいかというのをベンダーに伝えて、それを基にソースコードをある程度回収してもらうということがあります。
確かに今聞いていただけでも、やっぱりSaaSとパッケージ、パッと聞いてわかりづらいんですけど、開発ってなるとそこら辺はわりとわかりやすいかなと。お客さまとかがパッケージ開発っていうふうにおっしゃるときに求められているのがそこなのかなというのを聞いていて思いました。
島田さん、スクラッチ開発ってSaaSパッケージに比べてどういったものになるんでしょうか。
スクラッチ開発は、フルスクラッチとかスクラッチとか言いますけど、基本的にはゼロからコードを書いていくっていうものがスクラッチ開発なので、自由度が非常に高いわけですよね。一切のしがらみなくゼロから作っていくっていうのがスクラッチ開発ですね。
なるほど、ありがとうございます。では、パッケージ、スクラッチ、SaaS、この三つがありますが、まずこの三つをコストっていう点でそれぞれメリット、デメリット考えてみたときにはどうなるのか、すみません、辰巳さんお伺いしてもよろしいでしょうか。
わかりました。コストの中でもイニシャルのコストとランニングのコストに多分分かれるかなと思っています。その中で、まずパッケージに関しては中くらいのコストがかかると思ってください。
イニシャルは他で言うとスクラッチは結構かかってしまう、高い部類に入るかなと思います。SaaSに関しては比較的低コスト、イニシャルの費用に関してはそういった比較ができます。
ランニングに関してはパッケージはランニングが比較的低コストと、スクラッチに関してはランニングもイニシャルの費用に応じて上がってきてしまうかなというところが一つあります。
SaaSに関しては低コストがイニシャルでもランニングでもある程度言えるのかなというふうに思います。エンタープライズぐらいの企業になってくると基本的にSaaSって多分アカウント一つに対しての課金体系みたいなことが多いと思うので、
それが100人規模だと1万人とかになってくると結構な金額になってくるのかなと思いますが、それでもやっぱりその規模をスクラッチとかパッケージで実現しようと思うと比較的SaaSが割安なのかもしれないですよね。
なるほどありがとうございます。エンタープライズっていうのは規模が大きいっていうふうに考えておけば良いですか?
そうですね僕が想定しているのは東証プライム市場に上場しているような名の知れた会社さんですよね誰もっていうようなところを連想していただければと思います。中小企業の規模であればエンタープライズとはいかないまでも、でも本当にそのぐらいの規模になってくるといつもパッケージにしようかスクラッチにしようかSaaSにしようかっていうのは悩み続けることが多分多いんじゃないかなと思いますね。
コストの安い順から並べるとSaaSがまず安いと。その次に最初にかかるコストとしては中くらいで後々コストが低いよっていうのがパッケージ。
比較的高コストになってくるよっていうのがスクラッチっていうところになると思います。そうすると単純にコストだけで考えたらSaaSの方が安くていいよねってなるんですが、もちろんデメリットもあると思うんですが、ここの比較対象はソースの可変性みたいな自由度っていうところになってくるんでしょうかね。
そうですね。次はその観点から話していければなと思います。先にこれは結論から述べていきますと、可変性がない順からに伝えます。SaaS、パッケージ、フルスクラッチ、スクラッチですよね。
先ほどのコスト順、低コスト順ってことですね。
その通りだと思います。やっぱりその低コストには理由があると。決められた利用規約、決められた仕様に沿って使ってくださいと。それ以外の運用は認めませんと。でなければあの会社を使ってください、パッケージを使ってくださいっていうようなスタンスであることが良くも悪くも多いから。
それがSaaSってことですね。
パッケージに関してはそれがもう少し柔軟になっていて、本当にスクラッチと比較すると自由度は全然低い方だと思うんですけれども、ある程度クライアントの要望に沿ったものが出来上がって。
かつ、もともと骨組みとして出来上がっているものが多いので、例えば業界特化だったり、用途が特化されているものが結構多かったりするんじゃないかなと思います。会計ソフトだとか、計算とかっていう感じですよね。
最後、スクラッチ。これに関しては費用が高いだけで、どの業界、どういった用途、どういった規模、全てこれをよほどのことがない限り実現することができる。本当に1から100まで面倒を見てくれるっていうのがフルスクラッチ。
ちなみにプラムザはフルスクラッチを27、8年ずっとやっているような会社でございます。
ありがとうございます。コストと自由度っていうのは相反していくものっていうところで、そうするとパッケージとスクラッチにちょっと絞って聞きたいなっていうのを聞いていたと思ったんですが、
パッケージはある程度形ができているもの、ソースがあるものっていうところで、それを活用することになると思うんですけど、それはどういったメリットが出てくるんですかね。
メリットに関してはやっぱりもともと規格がある程度できているものなので、SaaSほどで、SaaSってそもそも納期という概念がないと思った方がいいと思いますけど、比較的納期が短いっていうのがありますよね。
すでにある程度形ができているものを修正するって方向になるので、1から作る以下はやっぱり工数、つまり開発コストがかからないというところですかね。
そういうことになりますね。やっぱりそこに関しては、先ほど言ったとおり業界特化してたりすると、ある程度傾向が分かってくるわけですよね。
そうすることによって既存のものをさらにアップデートさせていって、じゃあこういった要望が過去にあったので、それもあらかじめ取り入れておきましょうか。
新しいお客さんが来たときにそういった提案ができるので、サクサクと進められるっていうのはありますよね。
だからスクラッチで半年とかかかるようなことを数ヶ月とかでできてしまうっていうのはパッケージで起こり得るのかなと思いますね。
そんな認識でだいたいあってます。どうでしょうか。
そういう感じだと思いますよ。基本的にまずはSaaSで探してみると。あれば一番安く早くできますし、
次にちょっと難しそうだなと思ったらもう少し、もうちょっとなんだけどなって言うんであればパッケージで探してカスタマイズしてもらうと。
やっぱりプロに頼まないと難しいと思うんですけど、そのパッケージをベースにして修正できるようなベンダーさんがいると思うので、そこにお願いして直してもらうみたいなね。
そうすると、1ヶ月もしないうちに多分できるんじゃないかと思うんですよね。
いよいよオリジナリティの高い業態をやっていて、オンラインで発表会をやっているとか、
評価を付け合うとか、そんなことをやり始めるとパッケージではなかなか無かったりするのでスクラッチで作ろうかみたいなズームと組み合わせてやるとか。
そんなことをうちにお願いしていただければやりますよみたいな。そういうスクラッチの開発ですね。
例えば、SaaSだと無理、パッケージならいけそうみたいな判断、正直ネットで調べるだけだとなかなか難しいのかなと思っているんですけど、
そういった場合も相談ベースとかでも島田さん辰巳さんに聞いたり、プラムザに問い合わせていただくっていうことでも良いんですか?
もちろんそうですね。SaaSでできるかどうかって割と判断しやすいかなと思うんですけど、機能一覧みたいなのがあるんで。
ただパッケージになるとそれをどうカスタマイズしていくかって、割と専門的な知識がないと分からないと思うんですよね。
対応できるのかどうかっていうその判断がですね。だからその辺りからうちの方に問い合わせていただければそれは判断できますね。
ありがとうございます。とりあえずまず調べてみていただいて、こういった機能が欲しいというものがありまして、
まず調べていただいて、SaaSとかであればおそらくそれを使っていただいて、それだと足りなさそう、この先どうしよう、
パッケージが良いのかスクラッチが良いのかの判断が難しい、どのパッケージ使ったら良いのかが難しいということになったら、
ぜひ気軽にお問い合わせいただければという形ですかね。
そうですね。
ありがとうございます。他補足等ありますでしょうか。
その中で最終的に結構やること特集ですね、これはとって、フルスクラッチでやった方がいいかもしれないですねという風になった場合は、
こちらでご提案まで差し上げることは可能です。もちろん最初からスクラッチで私はやりたいんですっていう方も当然いらっしゃると。
そこは別に先ほど言った企業規模とかに関わらず、事業の特殊性だとか、どういった使い方をしたいかによって全然違ってくると思うので、
そこの企業の規模とかご予算だけに限らず、ザックマラにご相談いただければいいかなと思います。
ありがとうございます。パッケージ、スクラッチ、SaaSの違い、何か把握する一助になればと思います。
本日はこんなところでよろしいでしょうか。本日はいかがでしたでしょうか。楽しんでいただけましたらフォローや評価お願いします。
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それではまた次回お会いしましょう。
ありがとうございました。