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2024-01-23 57:17

#9【ヤング≒アダルト】前編 過去との付き合い方

ジェイソン・ライトマン監督、シャーリーズ・セロン主演「ヤング≒アダルト」を深める回前編

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[[[今回のトピック]]]

あけましておめでとうございます / 愛愛愛愛うるせえな / 残酷じゃない? / メイビスの中の城島茂 / それは愛じゃない / 何も考えてないバディ / 過去を過去にできない奴と過去にしすぎな奴 / いい人たちって結構最悪 / 俺の中のベス / 自意識との折り合い / すごろく上がった人たち / 人の傷に対する想像力 / どうされたいの? / マットの存在 / バーボン熟成とフィギュア改造 / 傷を共有 / 柵を取っ払うことの重要性 / なぜマットと離れた?

次週へ続きます

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サマリー

2011年の映画『ヤングアダルト』は、都会で暮らす中年女性が若者向け小説のゴーストライターとして働いている物語です。彼女は高校時代の元彼と再会する夢を見て故郷の小さな街に戻ります。しかし、理想と現実が大きく異なることに直面します。この作品はジェイソン・ライトマン監督作品で、シャーリーズ・セロンやパトリック・ウィルソンなどが出演しています。物語では、バディとベスの関係性やメイビスの過去に関する話が展開され、愛の可能性を信じることや過去との向き合い方について考察されます。メイビスとベスは過去との折り合いをつけて楽しい現在を送っていますが、過去に固執するマットとメイビスには傷つきやすさがあります。マットは自身の問題と向き合う必要がありますが、同時に足の不自由さやゲイであるという過去のいじめにも触れられます。主人公のマットは過去のトラウマを抱えながらも、メイビスとのつながりを通じて心の傷を癒していきます。私は過去の傷によって現在が充実していないため、バディのことを今でも好きなので、田舎に帰って心のつながりを見つけるためにマットと一夜を共にします。しかし、朝起きても状況は変わらず、メイビスはマットを置いて町に戻ってしまいます。

00:02
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございまーす。
深めるシネマでございます。
はい。
昨年は本当に皆さん、ご愛顧のほどありがとうございました。
ありがとうございました。
新年一発目なので、今年も深めるシネマをよろしくお願いします。
よろしくお願いします。今年も頑張っていきます。
顔が死んでないですか?大丈夫?
ちょっとね。
どうしたの?
まあ、明けましておめでとうございますとは言ったものの、これはあの、忘年会配信収録の翌日の昼間なんですよ、今。
本編でも確か言ったけど、次の日ちゃんと収録できるのかっていう。
そう。
散々確認したが。
したが。
結局、ワインどのくらい飲んでた?
えっとね、1本全部開けました。
収録だっつってんのに。
やっちゃったー。
しっかりちゃんと開ける。
しっかり忘年会やっちゃったー。
普通に飲んでたな。
そう、えー、というわけで絶賛やや2日酔いです。
あー。
収録午後からに設定しといて本当に良かったっていうね、感じ。
本当だよね。
感じなんだけども。
ちょっとはね、なんかそんな気もしてたんだが。
きっちりあなたはやっぱりこう、最後の方、収録終わってからも。
そうそうそうそう。
もうなんかグイグイ飲んでて。
ちょっと引きましたね。
もうだからあの、あれは最終形態じゃね、もうね。
本当にお店。
トモヒ最終形態ですから。
お店できるようなもんじゃない、あの。
トモヒ最終形態に。
いやー、今朝とかもう本当起きた時の、あーまたやっちゃったっていうこのね。
心霊一発目っすよ。
いやいや、本当に皆さん。
元気よくいきたかったのに。
皆さん本当にね、元気よくいきましょうね。
2024年は。
から元気すぎるよ。
いやでもなんか考えたんだけど、忘年会、もうさ、自分が悪いってことにしたくないわけ。
いや、お前が悪いよ。
そうなんだけど。
何を言ってんだよ。
やっぱこうさ、朝2日余の状態でさ、やっちゃったってもう、なんか責任逃れと思って考えたけど、忘年会が悪いよ。
忘年会なんてものが開かれるのが。
忘年会が悪だと。
そう。
なんでこの時期こんなに、まあ俺別にそんな誘われないけどさ、なんでこんなにいっぱい飲み会がさ、分散させなさいよっていうさ。
感じに。
1年で?
そう。
まあ飲み会は飲み会でみんなちゃんとやってるんじゃない?
そう。で、その飲み会にも別にしっかり俺は行ってるから。
今言いながら何言ってんだろうって、もう既になってんだけど。
忘年会にはちゃんとほら、年の瀬にやる意味がちゃんとあるんでしょ。
まあね、いやでもそう、その辺ね、考えたわけよ。
2日余の中。
2日余の中。
そんなこと考えた。
2日余の中とか、あの、自己嫌悪の中で考えたんだけど。
あの、忘年会なわけ。年を忘れる会なんだよね。
みんな、今年を、今年っていうかこの1年をやっぱり忘れようとしてるよね。
酒の勢いで全部飛ばそうとしてるってこと?
そうそうそうそう。
これ考えたら確かに漢字は忘れる。
いやだからもうね、なんて言うのかな。
みんなやっぱ過去忘れたいわけですよ。
で、だから忘年会だーっつって目打って、今年のこともう忘れちゃおうみたいな感じでこう、なんて言うのかな。
飲むんだけど、飲んで騒いであれすんだけど、その結果、お酒が次の日残って、忘れるためだった。
過去を忘れるためだったのが、お酒っていう形で、2日言ってる形で過去をまた襲ってくるっていう。
悪循環。
ついてくんだ。
そうそうそう。来んなよみたいな感じになるっていうね。
スパッとね、なんか忘れられたらいいよね、忘年会の。
そうねー、ほんとに。
なんで、お酒以外でなんかやったほうがいいのかな、忘年会。
あー、そうね。
なんだよ、バンチージャンプとか。
バンチージャンプ?
2人ともいっぺんにどうでもいい思いつきをするんじゃないよ、ほんとに。
忘年会開催しますって、バンチージャンプ。
だからあの、あれでしょ、漢字からメールが来て、居酒屋の名前じゃなくてなんとか渓谷とか書いてるわけでしょ、たぶん。
そうそうそう、現地集合朝6時半とか。
こえー。
山梨かどっかまで。
そうね。
飛んで終わり。
あー。
スカッと、もう次に持ち越さないから、酒じゃないから。
そうね、別になんか酔ったりもしないだろうし。
酔ったりもしない。
そうか、じゃああれだね、あの、深めるシネマのイベントもバンチージャンプ会にしよう。
2024年やる予定の。
じゃあ今年の呉の忘年会配信は、山梨の山奥でリスナーさんと一緒にバンチージャンプ会。
バンチージャンプ会。
あの、でもそれ音しか、あの、俺ら、それコンテンツするんだとしたら。
あー。
音が消えていく。
あ、いいなー、ちょっとなんか前衛的な。
ともひーの、ともひーの。
っていう、消えていく。
あー、だめじゃん、でもそれ怖くてさ、トラウマになっちゃったらさ、また核襲ってくるって。
あー。
困ったわ、これほんとに。
難しいな、呉年会って。
難しいよ、もうなかなか。
なんかいい呉年会のアイディアをじゃあ募集しておきます、今年1年かけて。
困ったら僕ら募集するんで、ほんとに、なんでも。
リスナーさんに。
ええ。
なんか、トラウマにならないような、過去から襲ってこないような呉年会。
スカッとする呉年会を、お便りお待ちしております。
お待ちしております。
なんかすいません。
今年もよろしくお願いいたします。
今年もよろしくお願いします。
いやいやいや、うるせーなっていう。
俺のことをバカにしてるだろ、ラピッドオッケー。
いやいや、ジョーシュマシーン、これ言えたからもう今日終わらない。
どういう神経してんの、こいつは。
切れてんの?
この物語で一番嫌いなの、ベックかもしれない。
マジで?
結構サイヤーになりすぎちゃう。
もうね、辛いんだよ。
一人で寂しく。
そこそこそこ、はい、そこです。
誰も悪くないの。
傷ついて頑張って生きてきとんねん。
それが味になるんだ。
はい、毎日がトリビアです。
トモヒーです。
映画『ヤングアダルト』の概要
今回深めていく映画は、2011年の映画、「ヤングアダルト」です。
はーい。
簡単にあらすじを説明しますけど、
若者向け小説のゴーストライダーとして都会で暮らす中年女性が、
高校時代の元彼との再会を夢見て、
故郷の小さな街に戻り、理想と現実が大きく異なることに直面する映画。
なんか、端的に、これね、トリビアさんがまとめてくれたんだけど。
端的に書くととんでもない話だな、なんか。
監督はジュノ、マイレージマイライフなどで知られるジェイソン・ライトマン。
脚本は同監督のジュノで脚本を務めたディアブロ・コーディ。
出演はシャーリーズ・セロン、ファットン・オーズワルド、パトリック・ウィルソンなど。
ということで、2011年なのでもう13年ぐらい前の映画になります。
そうね、なんかそんな前だったなぁ。
結構前。
結構前だね。
今回、この映画選んだのはトモヒ。
そうです。
そうなんですよ。
どうしたの、急にっていう感じの。
あ、そうね。なんか、次の映画何するかなみたいな時に、こうパッとね、思い浮かんだよね。
直感的に。
フッてきた。
あの、メイリスがマーキュリーに帰って、あの町に帰ってくるみたいな感じで、俺の頭にパッと入ってきた感じだったんだけど。
なんでわざわざこれを選んだのか。あんまりそんなに有名な作品でもないじゃん。
そうね。で、別に俺のなんかこうさ、人生のベスト5とかにも全然別に入んなかったし、今回見直して入るかもしれないっていう感じではあるけど、別に普通に忘れてた。
あれだったんだけど、いやでも直感だったんです。天才ですからみたいな感じだと全然意味わかんない。調子に乗るのもね。
脅威。
そうそう。良くないので、なんかね、これ何なんだろうなと思ったんよ。そもそもその、ヤングアダルトにした方がいいなって思ったのが、何だろうなってこう、頭の中で考えた時に。
うん。
やっぱりなんかこうさ、深めるシネマは別に俺が入る前からもう、交代して俺になった後からもう、やっぱりこう、愛の話をよくするじゃない。
はい。
ね。
それでも愛の可能性を信じたいトリビアさんなので。
一生あのメール大事にした方がいいよね、トリビアさん。いただいたあのメールね。
そうだよ。
なあ。だからまあ、その、例えばインターステラーの回が一番よく聞かれたとかして、あの、あれもやっぱり愛のことについて話しているって言えばそうやん。
そうだね。
で、あの、忘年会の時とか、忘年会会撮った時も、やっぱり穴行きが良かったですって言ってくださる方が多かったりして。
やっぱりまあ、それも、あれもあの、愛についてをこう二人で深めていったっていうか、話し合って深めていったみたいな感じだったと思うし、月も言ってみれば、その、なんていうか、やっぱりその、
例えば佐藤くん批判するにも、やっぱりまあ最終的に彼の行動には愛がないと。
うん。
要はパートナーに対してのその、愛もないし、自分が幸せにならないっていう選択を取ってるっていうことで自分も愛せていないのではないだろうかみたいな。
うん。
感じのことを話していて、つまり愛は大事であり、愛の能力を養っていくべきだし、愛に基づいた行動をするべき。
うん。
愛を行使していくことが大事で、みたいな感じで、こう言っているとですね。
はい。
だんだんこう本音が複数ある。
うん。
俺の中のこう別の俺がっていうか俺の中のメイビスが。
ああ、今回の主人公がメイビスね。
メイビスゲイリー。
うん。
俺の中にシャーリーズセロン住んでるんだけど、危ない男みたいな感じだけど。
いやまあ、愛が大事で、愛を行使して、愛の能力を養って、愛して、愛愛愛愛、うるせえなっていう。
お猿さんじゃねえんだぞっていうふうに言ってくるわけよ。
ああ、出てきた。
愛愛じゃないんだよと。
ああ。
出てきちゃうわけだね。
はいはい。
いやだからこう、でもまあちょっとその人の話だけしててもしょうがないので、これどういうことなのかって、もう一回俺の中で話し合っていった結果、やっぱり愛が大事なんて、それはそりゃそうなんだよ。
はい。
だし、愛に基づいた行動は取らない方がいいですって言ってる人とか誰もいないんだよ。
いないよね。
基本的に。
うんうん。
そんなビランみたいな人たちばっかりが日常生きてるわけじゃねえんだから。
うん。
そう。
そうですね。
愛と残酷な現実
で、なった時にやっぱりなんかこう、つまり愛を行使したい、愛の能力育てたい、愛と共に生きたいみたいな感じで思っててもできないから苦しいんだよってこと。
なるほど。はい、そうですね。その通りだ。
なのにもかかわらず愛が大事でみたいな。
愛をなんだっけ?お前は何なんだっけ?
えっと。
俺のことをバカにしてるだろ、お前。
ちょっとね、別人格。
それでも愛の可能性を信じたいトルビアさんだよ。
ほっほーみたいな、なんていうか、いやていうか、ほっほーもあるんだけど、やっぱり愛の可能性信じようよってみんなに言うのはすごい大事だと思うしその通りなんだけど、やっぱり残酷じゃない?これっていう風に思うようになったの。
なるほど。
うん。
残酷ですか?
残酷だよね、やっぱりなんていうかな。だってあのさ、この映画でさ、メイビスさ、最初にマット、足の不自由な同級生のね、彼に最初会ったときにさ、街に戻ってきた理由知りたいみたいな、あの気持ち悪い、なんていうの、耳打ちみたいな感じで言って、ここじゃ話せないとか言って、で外出て、なんか、
昔の恋人ね、あの、とより戻しに帰ってきたんだよ。
幸せな家庭をね。
ぶち壊しに、ぶち壊しに来たとも思ってないわけ、あの人はでも。
うん。
つまり、
なんか要するに手助けに来たというか、救いに来たつもりでいいんだよね、メイビス。
そう、そうなのよ。で、マットが、いやちょっと君セラピストのとこ行った方がいいよみたいな感じで優しく言ってんだけど、
うん。
全然聞こえてなくて、いやいやマット、ラブコンクルーズオールと言ってんだよ。愛が全てよみたいな。
全て、愛があれは、ラブイズオッケーですよね。
そうそう、あれあれ、ジョーシマシギル。
ジョーシマシギルが出てきた。
ジョーシマシギルが出てきた。
メイビスの中のジョーシマシギルが出てきた。
そうそうそう、そういうことやったね。
リーダー、リーダーだから。
だから愛を、みんなは心に愛、リーダーを飼ってるし、メイビスも飼ってるわけよね。
長瀬も飼ってるしね。
そうそうそう、きっとなんか、国分くんもいるでしょ。
山口メンバーも、山口メンバーも。
山口メンバーもいるよ、山口メンバー今すごいあの依存症のね、公演とかで頑張ってるから。
頑張ってる。
愛があるんだよ、やっぱあの人も。
もう一つその、なんだけど、まあ、あれ、愛が全てよとか言ってんだけど、あの人、愛に基づいた行動とか全然取れてないでしょ。
メイビスが。
明らかに取れてないから、幸せじゃないみたいな状態の人生の今、フェイズにいるっていう人の、一時のお話をね、里帰りの話をね。
だからその、何が言いたいかっていうと、こう、そういうふうに愛の能力とかがこう、一時的になくなって、もしくは満成的にそういう能力が持てない状態にいるのかもしれない。
決定的なものではないね、たぶん。
満成的かもしれないし、一時的かもしれないけど、でも、そういう人たちの気持ちとか、あの、事情とかを、やっぱり一回ちゃんと理解した上で、えっと、何でしたっけ、鳥部屋さんは?
ラブイズオッケーっていう。
あれ、変わっちゃった。
リーダーに心が、どんどん侵食されてるけど。
だから、愛の可能性を信じたいんだよね、やっぱ。
だから、愛の可能性信じるためには、やっぱりその、愛を行使できない状態にいる人たちを切り捨てたり、そういう人たちに向かって、いやいや、君は愛に基づいてないから、愛に基づいたほうがいいよ、みたいな感じで言うのって、やっぱ残酷だから。
だから、一回どういうことになってんだろうっていうのを、あの、この映画で学んだほうがいいよっていうのを多分、俺の無意識の中からのメイビスがバーンってこう出てきたから、なんかこんな別に覚えてもないし、あの、別に好きだったわけでもない2011年の映画が急に出てきたんじゃないかなっていう風に。前提はそういう感じだね。
ってことは、この劇中でメイビスがやっていること、その、今もゴーストライターとして働きながら、都会に住んでいながら、高校時代の元彼から来た、なんか子供ができました、みたいな。
赤ちゃんパーティーしますっていうの、なんか多分間違えて送られてきたのかわかんないけど、もうあの元彼から送られてきたものを見て、えー、あの、そいつと寄りを戻そうと。これ何かのサインであるみたいな感じで、読み取ったのか、その地元に帰って、奥さんと子供を捨てて、自分ともう一回一緒になろうっていう風に仕向けようとするっていう行為は、愛の行動ではないっていう前提でいいんですか?
ないでしょ。
ないね。
ないよね。
ないよな。
うぬぼれないな。
なんか、あの、なんていうのかな、いや俺はメイビスを、だからそれこそ全力で擁護したいんだけど、てかメイビスの気持ちがわかるっていうことが大事だし、もっと言えばメイビスがどうしたら変われるのか、もしくは変われたのか。
俺は変われたと思ってるんだけど、この映画を通じて。映画を通じてっていうか、この物語の中で。と思ってるんだけど、まあでも普通に考えて、今幸せな家庭にいる人が、いや本当は私のことがまだ好きで、不幸な状態にいるから、それを奪い取りに行こう。
愛だから。いやいや、待て待て、セラピストのとこ行けっていう。
普通だったらそうなるよね。
過去とのつながり
うん。
またあの、その元彼、そのバディっていうさ、
バディね。
バディがまた絶妙に何も考えてなさそうなのがいいんだよな、そのワンチャン押せばいけそうな感じの、なんか人じゃん。
わかる。
本当にあんまり何も考えてない。
デリカシーもないし。
だって、メイビス自身も、ちょっと先取りになっちゃうけど、最後マットに、なんでバディだったの?って聞かれたときに、優しいからぐらいの、バディ自身はそんなにこうあんま、優しいしいいやつなんだろうけど、
そんな魅力的に描かれてないよね、この映画の中で。
なんか、バカだよね、ヨハラその割と。
あいつ。
お前もメイビスだなのかわいつって。
いやなんかね、その。
うん。
ほら、この映画のまあ1個のフックってなるっていうか、その最後の方で、メイビスの過去に何があったかがまあ、ちょっと明かされるじゃん。
そうね。
元々その元彼だったバディとの間に子供が実はできたことがあったけど、それはリュウザンで亡くしてしまった。
うん。
で、それによってまあ関係も多分崩れたんでしょう。
で、もしそのままうまく赤ちゃんが身こもって主様で生きてたら、今、幸せな家庭を作ってるそのバディと奥さんぐらいの関係は、自分だって得ることができたのにっていう。
この同じパーティーができたのよっていう。
そう、言ってんだけど。
うん。
そんな過去がある人、ね、その要は元彼との間に子供ができてリュウザンして、その後関係が悪くなったっていう関係性の相手と再会するようなテンションじゃなくない?バディっていう。
本当にそう。
もう、今日終わろう、これ言えたからもう今日終わろうみたいな。
なんか。
なんかぽやーっとした顔で。
ぽやーっと顔して、おー久しぶりーみたいな。
うん。
いやいやいやいやみたいな。
あいつはあいつで、このメイビスっていう主人公は、過去を過去にできないっていうか、そういった傷ついたっていう経験からずっと固執してて、あの時こうなってたらっていうものをやっぱ手放せないから、バディとの関係に何かあるんじゃないかって思っちゃってるんだけど、
バディはバディで、過去を過去のものにしすぎなんだよっていう。
その、お前はマジで何にも覚えてないだろうなっていう。
そうねー。
いやだから、それこそ俺、何回か見てて、それこそメールをさ、送ってきてるわけじゃん、バディが。
多分連絡先知ってる。
ベス、嫁のベスは多分知らないでしょ、連絡先。
あの関係性からすると。
で、それで送ってきてるっていうことじゃない?
それから物語始まるんだけど、物語始めてくれたから感謝ではあるんだけど、バディに。
なんだけど、普通に考え、ちょっと冷静に考えると、その、過去リュウザンをしたパートナー、もう未来を約束してたパートナーに。
妊娠3ヶ月で赤ちゃんをリュウザンで亡くしちゃった。
で、その後、うまくいかなくなったんでしょ。それで別れた。
っていう人に、ベイビーが生まれたよっていうメール送るって、どういう神経してんだこいつはっていう。
そうね。
意外とこれ、バディは優しくていいやつじゃないよね、この人。
全然。
いやなんか、映画見てたら冒頭からその手紙を、手紙というかメールを受け取ったメイビスが、その友達?
同じミネアポレスっていう都会で暮らしてる、同じ多分故郷、一緒だったけど出てきた2人なんだろう。
その相手に、なんかこんなの送ってくるなんてありえなくないって話をしてるんだけど、その時は観客とかも俺とかはその事情を知らないから、
何をそんなに、これに過剰反応してんだろうなって思ってんだけど、最後まで見て、2回目見たら、いやそれは確かにおかしいよねっていう。
送ってくるのは、ちょっと正常な行動ではないよな。
でも見た目上っていうかさ、なんとなくふんわりさ、愛ある家庭で、愛ある旦那さんで、いい旦那さんで、みたいな。
嫁もなんかいいやつで、子供生まれてハッピーで、みたいな感じに見えるんだけど、それこそこの人たち愛ないよねっていう風に言えるんだ。
メイビスもそうなんだが、でもたちの悪さだったら、俺、バディベス夫妻の方がやばくない?っていうふうに結構思うんだよ。
夫妻でまとめて?それは。
バディとベスの関係
いや、だって夫妻、あのさ。
なんか、切れてんの?
ちょっとね、俺でもこう、子供のあたりで何だったら一番嫌いなのベスかもしれない。
えっ、マジで?
ベスって、バディの今の現嫁ね。
あの人さ、あんまり悪気ないでしょ。悪気なく。
確かに。あー、ちょっと分かってきたわ。分かってきたわ。いや、まあ確かにセットにしたくなる気持ちも分かってきた。あのバディとベスを。
同じタイプの二人だよね、やっぱね。
そう。
あの二人はあの二人で。デリカシーないよね。
なんちゅうの、いい人たちなんだよ。いい人たちってさ、結構最悪だったりするじゃん。
分かる?ごめん、なんか俺ちょっと今、論理的にちゃんと説明しようと思ったんだけど、ちょっと気持ちが今、先行しちゃってんだけどさ。
お前の中のメイビスが今出てきた。
そうそう。ちょっとね、あの、つまりベスがなんであれなのかって、赤ちゃんの命名パーティーだね、に誘ったのが、最後の方でさ、実はバディが誘ったんじゃなくてベスが誘ったんだっていう風に言うことが発覚するじゃん。
可哀想だから。
そうそうそう。いやでもさ、多分だけど、ここは議論の余地があるというか、わからないところだから、俺の偏見みたいになっちゃうんだけど、
あんなに仲いい夫婦で、メイビスの過去の話とか、多分、なんであんなに落ち込んでんだろうってベスが気になった時に、多分なんか言ってると思うんだよね。
メイビスとベスの楽しい現在
だって、でその証拠にベスは、あの、メイビスが最後バーッつって、私もこのパーティーができたのよ、誘拐さえしなければみたいなことを言っちゃった時に、あんまり驚いてはないんだよね。
被害者面はしてんだけどね。
嫌いだわ。
楽しくなっちゃうのはダメだよ。
な、な、なのよね。で、つまり多分知ってたんだろうと。だとしたらなおさら、あれなんかいろいろ言ってんじゃん。ディプレッションとコンフューズとロンリーが、なんかこう曲がられて、
英語で聞くとね。字幕だとなんか、
孤独で、どうのこうのみたいな。
その状態にさ、いる、そういう過去を持った人をさ、寂しそうだからってさ、自分たちのさ、ガキのメイビパーティーに呼ぶ?どういう神経してんのこの人。ほんとに。
いい人だわーっていう。
いやーでもね、なんかね、そこが、分かる自分もいるんだよね。ちょっと。
俺ん中にも、そのメイビスじゃなくて、なんかベス。
ベス?
ベスはいるんだなーっていう。なんか、深く考えずに呼んじゃう可能性もあるなって、ちょっともう。
なるほどー。
だって、自分たちの中では過去は過去になってんだよ。
過去を過去にできてる二人なわけ。
あの二人は。完璧に。
うん。
過去に囚われるマット
なんならもう今を楽しもうとしてるわけじゃん。
そうね。まあなんなら我が世の春だよな、ほんとにあの二人と。
そうそう。で、それを象徴してるっていうのが、そのやっぱあの、バンドやってんじゃない?ニップルコンフュージョンっていう。
あははは。
あのママさんバンドみたいなのが。
もうねー、なんかねー。楽しそうだよね。
あ、あれもなんか、過去を過去にできてないと、あんな活動できないじゃん絶対。あの、演奏とか下手なわけ。
あーはいはいはいはいはい。
結構この映画はなんかその、自意識の話でもあるなと俺は思って。
なるほど。
そのー、自意識を捨てされないメイビスと、自意識との折り合いがもう完全についてしまってる、あのー、なに?ベースとか。
バディとか。
街の人のバディとか。
やっぱそのー、自分のそのママさんバンドみたいなのやってんだけど、まあ演奏は下手くそなわけ。
ベスもドラムを担当してるけど、全然もう酷いわけじゃんか。
結構酷いね。
だけど、あれだけ知り合いで、あのー、バーを埋めてライブをするっていう、この折り合いが完全についてる人じゃないと、絶対無理じゃん。
で、めっちゃ楽しそうなわけ。
超、一瞬話したい話出ちゃったからさ。
俺ら30手前ぐらいの時にさ、地元でさ、ライブハウスでそういうライブ出くわしたよね、一回。
一回、まあね、そうね。二人で行った時にね。
そう。まあ別の、あの知り合いのかっこいいバンド目当てで行ったら取りが、いわゆる親父バンドの人たちで、
で、本当に下手なんだけど、お客さんめっちゃいて、だってその同世代のたぶんお友達たちだよね。
がもう本当のライブハウス貸し切るぐらいいて、わーっつってなってんだけど、俺らはもうなんかこう、あれが共感性周知っていうのか?もしかしたら。
かもしんない。
で、だからつまり俺らは自意識が捨てられてなかったわけよね、あの頃。
捨てられてないんだよ。
で、もうなんか帰り道にさ、いやーなんかもうちょっと二人ともテンション超下がってて。で、俺覚えてるんだけど、お前が、俺らが50代とかでああなってたらお互いに殺そうっていう。冗談まじで言うでしょ、これは。
それはね、俺も覚えてんだよ。
あー、そっか。珍しく覚えてんじゃん、お前も。
俺も覚えてる。やっぱああはなりたくないって思ったもん。
なったね。
あー、自意識。
あの時は、自意識っていうのは俺にも、今もあるんだけど、強かったんだが、ベスとかバディはもう過去との折り合いもついてるし、なんかもう一回上がってんだよね。
あー。
なんかあの、スゴロク上がったみたいな。
あのー、結婚がゴールのスゴロクは上がってるよね、もう完全にね。
うん、それはその道もそうだし、なんか人生においてのスゴロクもある意味上がってるから、もう何があったかとかどうでもいいんだと。
あー。
だから過去どんなことが、みんなもそうだよねっていう。
だから過去いろんなことあったけど、今楽しいことはあるから、なんか呼んじゃおうよってなっちゃいそう。
なっちゃいそう。
お前の中の親父バンドか。
演奏し始めた。
あーやばいやばいやばい。
あーやばい、殺してくれ。
大丈夫か?ティーネイジバンカフの。
マットの過去のいじめ
あー。
いい曲だぞあれ。
演奏し始めた。
確かになー。
それこそ、メイビスはレスがドラムやってんだよねってバディが言ったときに、わー恥ずかしいみたいなことを言ってんだよね。
でも恥ずかしくないよね、別に。
別に恥ずかしくない、好きでやってるんだから、いいじゃんってあの時の親父バンドの人たちも言ってると思うよ。
だし、今俺らも30後半になってきたから、いいじゃんって思えるようにちょっとなってない?
ちょっとはなってきてるね。
うんうんうん。なんかだって、え、ていうか、物理っていうかさ、なんかそういうことじゃねーよなーみたいな。それを表現するとかそういうことも含めて。
うまい下手とかって、え、何勝手に一人でカッコつけてるんですかっていう、過去の自分に対する目線もやっぱちょっとあったりする。
だからやっぱ上がってないんだと思うの、そのメイビスもそうだけど。だからメイビスもまだ自分の執筆活動とかもそうだけど、目指すところがあって売れるとか、そのまだ道なりなわけじゃん。
でも田舎町で暮らしてる人たちは、もうそんなところを目指せるわけないっていうふうに、俺らもついてるからあんな遠い中に住んでてみたいな。で、もう家庭を持って、もうのんびり暮らしましょうっていうフェーズにもう行ってるから、バンドも別に本気でメジャーデビューとか、そういう売れたいみたいなのがなくてもやっていい。
うまくやってみんなを感動させなくてもいい。なぜなら彼女らからはグッドバイブスが出てるから、ちゃんと。
その違いだよ。 いやでもやっぱね、その違いはなるほど大きいんだけど、これがやっぱりある種の残酷さに繋がるんだと思う。
これは何なのかっていうと、俺、そのつまりレスがなんで嫌いなのか、バディがなんで嫌いなのか。もっと言えばマーキュリーの両親とかも含めて。なんで嫌いなのかって言ったら、人の傷に対する想像力がないのよ。
で、今のお前の議論を借りると上がってるから。もうそんなに痛くないはずだと思ってるでしょ。めちゃめちゃ痛いんだよね。
だってまだ、スタートして3コマ目の2マス戻るはそんなに痛くないって、もう今思ってる上がってるからどうでもいいわけ。
どうせゴールすっからみたいな。 でも3コマ目にいる人にとっては2コマ戻るは相当な傷なわけだよ。
だって全部で4コマしかないわけでしょ。大元だよそんなんさ。だからこそ、つまり過去をトリビアさんが言ったような、過去を過去にできない。
過去に固執してるってさっき言ったけど、ちょっとその言い方あんまり好きじゃなくて、これ多分捕らわれてるっていう方がいいと思う。
大元 確かに。 この方がこう、ビーニングがダブルかトリプルになって。
大元 なんか受動的で。
そうね。ただまあなんか、過去に捕らわれてちゃダメだよって言い方したら、固執してるっていうことで、そのなんとか、しがみついてるみたいなニュアンスもあるし、でも捕らわれてるって、ひっ捕らえられてるわけだよ。
あの、過去が後ろから襲ってきて、あのなんとか。 大元 首猫掴んで。 首猫掴んでガッつって、で後ろに倒されるみたいな感じの、であとは囚人の意味もあるじゃん。口に人で捕らわれの身になってるみたいな。
つまり、メイビーズは過去に捕らわれてしまってる。で、他の人たちはあんまり捕らわれてない。から、すごい、メイビーズが、ベースにとっちゃどうでもいいことを、どうでもいいというか、何も感じないであろうという、むしろ喜ぶだろうということをやることによって、メイビーズが非常に傷つく。
っていう、でもこれを止めるためには、ベースに、あれこの人もしかしたら、スゴルクのまだ4コマ目、え?4何?マス目かもしんないとか。
その、ていうかもっと単純に、あの、この人トラウマがあって、それにすごくこう、苛まれてるんじゃないかな、とか。
っていう、想像力を、ショットでも働かせたら、あんな能天気な傷つけ方はしないと思うんだよ。
どう思います?って。ベース最低だと思いますけど、どう思います?って。
だから半々なんだよな、俺の中で。その、とはいえよ、そのとはいえ、メイビーズの、あの、何?メイビーズがその、ベストバディの家に行った時の態度とか。
はあ、そうね。そうね。
その、お前も対外やぞっていうことをしてるんだよね。
ああ、確かに。
嫌味なこととかを平気で言うじゃん。だから、でもそれは届いてないんだよ、上がってるから。
ああ、そう、だから幸せが勝っちゃうんだよね。バンドTシャツ、バンドTシャツじゃなくて、Tシャツを、なんかいっぱい漁ったよね、みたいな。
ああ。
で、なんか、それ着てたみたいな感じで。
言って、でもベスは、私も元カレのTシャツ持ってるよ、みたいな。そういう笑い話だと思ってるんだよね、多分。で、あの、イチャつくっていう。あれ多分復習してないよね、多分。
いや、あれは単にその場が気まずくなるのを防いでるような気がする。
ああ、気遣いってことか。
うん、俺は気遣いだし。
大人ー。
俺もああいうふうにすると思うっていう。
大人、お前も大人ー。
ああ。
あれ上手い感じで中和してんなって見てたけど。
そうね、でもあれでも。
それがまた腹が立つんだろうなっていう。
そうそうそう。あれメイビーズガンに表示してるとめっちゃ腹立つんだよね、やっぱ。
えー、じゃあどうしたらいいんだよっていうさ。
どうされたいの?
いやー、ここはだから難しい。どうされたいのっていうのもある。
それはあれだよ、周りがどうすればいいんだろうっていうのと、
でもまあ明らかにメイビーズガンはおかしいので。
よくないやつだし、悪いやつだよ。問題を抱えてるし。
で、問題を抱えてるって認めてないしっていうので。
だからつまり、やっぱ彼女自身も何かしなきゃいけないっていうところなんだけど。
でもやっぱそこでマットが必要になったんだよね。
足の不自由な彼ね、あの。
高校時代にゲイだっていうことでバカにされ、森でリンチに。
でも実際は別にゲイでもなんでもないから単なるいじめみたいになったっていう。
その田舎あるあるなのかなって。
いやー、でもなんか殷殘な感じ、陰謙な感じって田舎。
まあでも俺らの地元そこまででもねえからな。
なんかあれだけど、でもあるあるなんだと思うけどね。
だからマットは同じく、そのメイビスと同じで過去を過去にできてないんだよね。
いやでもね、これはね、そのね、あの半々なんだよきっとマットは。
ああ、半々。もちろんもちろん。
マットの趣味と過去感
あのー、なんていうのかな。これ上手いなと思ったのが、マットの趣味に現れてるじゃん。
マットの過去感っていうか。
うん。
だから彼らは趣味二つあって、熟成バーボン。
ウイスキーを樽熟成してるんだろうな、エイジドバーボン。
だから新しいウイスキーだけど置いておくと、そんなに俺ウイスキー詳しくないけど樽の香りとかついたり、
まあアルコールが柔らかい感じになってどんどん美味しくなっていくっていう。
つまりその年月が味になるっていう。まさに過去を過去にしてあるし、過去からその経験を自分の身にして旨味にしていくっていうか。
っていう意味での、だっていうのも象徴だと思う。マットの。
でももう一個彼には趣味があって、それがフィギュア改造。
フィギュア改造する。あれはやっぱあの、別のキャラクターと別のキャラクター組みに変えて、酔っ払った時のパーツをいっぱいくっつけて。
腕だけこういう腕にしたりとか。
頭はすげ替えてとか。あれはやっぱりその、
彼が足およびその、まあ下半身ね。下半身が不自由だから、もしこれが変えられればっていう過去を引きずっている。
過去を引きずっている象徴の趣味である。だからこそマットは、メイビスとある日酒場で会ったメイビスのいとこの車椅子のクソポジティブ青年いるじゃん。
過去の痛みと共感
ミネソタで一番ハッピーな障害者って言ってた。
言ってたね。
だからマットは、
キャラも最高だけどな。
あいつもいいやつだよね、本当にね。
俺らは、障害がある分、健常者よりも2倍ポジティブなんだよ。だからやればできるんだよっていう、その2倍ポジティブな野郎。
で、もう大っ嫌いだと。マットは。あいつのことが。
あいつは過去に折り合いが完全についてるからね。
障害があった。
いやこれ本当にちょっと難しいところだけど、彼ちょっとそれで、マットが日陰に追いあられたみたいなことも言ってるじゃん。
多分同じ時期に怪我したんだ。怪我というか、病気というかね、障害を負ったんだろうけど。
だからこう、なんていうの。これ、なんかあれだけど、ちょっとチヤホヤされたんだろうなっていう感じがするっていう。
それすらもう取られてしまったっていう。
残酷だよね。
残酷だよ。
過去を過去にした方がいいよって言えますかって感じじゃない?なんか。
同じくさっき言ったみたいに、最初はゲイクライム的な、同性愛者に対する犯行だっていうことに見なされたけど、ゲイじゃないっていうことがわかって、
なんか単なるいじめになった、リンチになったっていうのに、またなんかその重要度も下がったんでしょう?なんか。
最初はめっちゃ騒がれたのに、なんだ、そういうことはよくあるわぐらいに思われたんだろうけど。
彼と一緒だろうね。
ヘイトクライムガイだっつって言われて、で、ヘイトクライムガイじゃない、なんでそこで札付けんだよっていう感じに絶対なるよね。
普通にリンチって。
酷いからね。
超複合的に傷ついたと思うんだよね、マットは。
メイビスの成長と真実の直面
マットはだから半々だよね、その趣味にもやっぱり現れてて、
ウイスキーの熟成みたいな、年月が経つとっていうような趣味と、やっぱり自分の体をすげぇ買いたい、もしあれがなかったらっていう思いがやっぱりどっちもあるっていう。
だからでも、あの街の中では過去との憂いがついてない側なわけじゃん。
そうかそうか確かにそういう、なるほどなるほど。
上がってないわけ。だからメイビスと繋がれたっていう風に。
そうなんよね。
でもマットからすると、過去とほとんどは憂いがついてないメイビスのことがもう心配でしょうがないし、
それこそ共感性周知的な。自分の姿を見てるよう、憂いがついてない時の自分を見てるようでもういたたまれないっていう思いプラス、やっぱり高校時代の時からちょっと恋心があったね。
そうね。淡い恋心みたいなのがあった。
憧れだったんでしょうか。学年一のマドンダンみたいな。だからそこが繋がるっていう話だよね。
やっぱそうなんだ。だからその、マットだけ、この映画でメイビスに対してマットだけ親身なんだよ。
あのね、メイビス完全に酒、アルチューっていうかさ、依存してるじゃん酒に。
でもそのなんか、飲むなよとか、肝臓痛われみたいなことを一言でもメイビスに言ってるのってマット一人なんだよ。あの話の中で。
他みんなね、笑って済ませてんだよな。笑って済ませてるっていうか、なんか受け流してんだよ。
ああはいはい困ったやつだみたいな。あんま関わり合わないとこみたいな。
というかそれはおるか。だってもうあれだよ。母親と父親ですら、その髪を抜くっていうさ、あの癖が、あれはもうなんか、いわゆるこう、なんていうのかな、神経症的なというかさ。
衣装行為。衣装行為だね。
なのになんか、字幕だとあれだけど、もう悪い癖が抜けてないみたいな。
抜けてない。
髪は、あなたの髪はきれいなのよって。
きれいよ。そういう問題じゃねえんだよ。
一番ハッピーでバカなアドバイスじゃん、それって。そういう問題じゃねえだろっていうね。
だからこれは、まさにさっきあなたが言った通り、マットは傷を共有してるわけよね。
過去を引きずるっていうような。トラウマを持ってるでもなんでもいいんだけど、そういうのが、
彼にもあるから、し乗り越えるのがどれくらい大変なのかっていうのを彼にはわかってる。
から、多分わかるんだよね。具体的にわかんなかったとしても、質感としてわかるというか、
この人が今どれくらい痛いのかとか、傷ついてるのかとか、どういう痛み方をするのか、その傷はとか。
過去由来のね、ものが。どういうふうなものなのかっていうのが、質感がわかるから、だから繋がるし、だからメイビスも頻繁にマットのところに結局行くんだ。
何かあったらすぐね、電話して。飲み行こうっつって。
あの両親と会った時に、会いに行って、ボロボロの車でさ、昔の車で会いに行って、
あそこでも、あの二人、何があった?みたいな感じで、両親と過ごしたの?みたいなことしか言ってないのに、メイビスが。
マットは、お、ヘビーっつって言ってね。これもやっぱ分かるわけ、なんか。
繋がってんの?
うん。マットにはなんかこう、それがどういう時代…だから、あら、両親元気だった?とか言わないわけ。
言わないの。
ハッピーなやつじゃないから。ハッピーくるくるじゃないから。マットは。
ハッピーくるくる。
なんかあんまりこう、ディスらないようにしたい。
ある種、そういうこう、傷を、傷ついてるからこそ寄り添えるっていう。
傷があるからこそ、痛みが分かるから、あの、その人に対して、真に心に響くような言動ができるっていうことなんじゃないかなと思うんだよね。
バディーはずっと幸せだよ。
食品会社で昼休みはお父さんと昼飯食ってんでしょ?サンドイッチ食ったり。
だから親とも折り合いがついてるし、もう何にもないんだろうなっていう。
やっぱ幸せって残酷だよ、やっぱなんか。
メイビスもなんか言ってたもんね、最後の方になんか。自分以外のみんなは簡単にそうやって幸せを見つけてしまう。
でも自分は幸せを、見つけようとすればするほど、見つからないんだみたいなことを、あのマットの妹かな。
そうね、最後に言ってる。
そう、あそこも。
だからさ、周りがどうこうするっていうのは、例えばその、てかこの話では周りは何もしてくれなかったわけよ。
マーキュリーの人たちは。ファックマーキュリーの人たちは。でもマットがいたわけ。
で、彼には痛みがわかったから、親身になれるし、おせっかいもできるし。
あの、共感性周知的な?もしくはその、痛々しく見えちゃうから、こそなんかこう、何て言うのかな。
アドバイスがちゃんと、あの、それこそ、私、なんか今、ディープレッションみたいな感じで言ったときに、犬と散歩しろっていう。
超建設的なアドバイスだったような。
でも母親と父親は、私アルコホリックかもって言ったら、面白い冗談ねっていう。
うん。なんかもう、だから、そういう風な人がいたおかげで、あの、なんていうのかな。サポートはあったの。
でも、主人公はメイビスなの。だから、メイビスが何をしたかっていうのも結構重要で。で、俺は、冒頭言った通り、メイビスは立ち直ってきてるっていうか立ち直ったと思ってるの。
そこで、一個すごい重要だったのは、やっぱりあのパーティーだと思う。
うん。
それはどういう意味で?
パーティーで、なんていうかな。まあもう現実に直面しちゃったわけなんだけど、それまで妄想に逃げてたわけだから。酒と妄想に逃げるっていう。過去の痛みを、あの、から逃れるために、あの、
逃げてたわけなんだけど、直面しちゃった時に、でもあの人直面しそうになったら、いつも酒飲んで逃げてたわけじゃん。
そうだね。
あの、自分とバディの思い出の曲だと思った曲を、ニップルコンフュージョンっていう、何とも言えない奴らが演奏し始めたら、「あ、私たちの曲じゃなかったんだ。」みたいな感じになりかけても、バーッとお酒飲んで、
なんか、バディに変な下手とか言って。
逃げてたんだよ。
そうそう。なんだけど、あそこのパーティーの時に、メイビスは、あの、母親が止めに入ろうとするじゃん。メイビスの母親が。
そうだね。
うんうんうん。
でも、あの、なんかね、あの、英語ちゃんと聞こえなかったからあれなんだけど、テルマイストーリーみたいなこと言ったんだよ?確か。
そう、私があの話してんだっつって、あの、マイストーリーって言葉使ってたよね。で、聞けっつって、確か言ってた。今こうやって喋ってんだからっつって。
なるほど。そう、あそこで、あの、本当のこと言ったの?本当のこと、本当の事実と本当の気持ちを、バーッと全部言ったわけよ。
で、あれは、あの、みんなもう知らなかったからそれで言ったっていうだけじゃなくって、あの人自身が認めてなかったわけよ。
ああ、そうだね。
うんうん。
メイビス自身が認めてない、だって最後にはだって、あの、バディに会いたいから帰ってきたんだっていう風に言ってんじゃん。
最初の方はマットにさ、あのバディと結ばれる運命にあるから、なんかもう、あの、当然とのこととして来たみたいな感じだったのに。
なんか、最後には、えっと自分がその、かつてその子供を見こもってた話とかもして、全部ぶっちゃけたんだよね、そのパーティー会場で。
うん。
だからその時に初めて自分が、その時めちゃめちゃ傷ついたってことを認めたってことでもあるよね。
そう、そうなんですよ、これが。だからその、嘘の物語を紡いでたわけ。
ずっと。
うん。
あの、メイビスは。
うん。
本当の傷つきと向き合って、その本当の傷つきをその、ある種の自白するというか。
うん。
うん。
なんかこう、心の中にある本当のことの周りに、なんか柵を作って、取り囲んで。
うん。
で、なんかその柵に絵描いてるみたいな、なんかそういうこう、なんか、その絵は多分すごい感動的なとか、あの、愛らしかったりすんだろうね。
うん。
過去との付き合い方
っていうような感じなんだけど、でも、その、現実に完全に直面したときに、彼女ちゃんと、あの、柵を取っ払って、蓋を外して。
うん。
私はこう、こういう過去があって、これに傷ついていて、それのせいで現在が充実していなくって、で、それでも、あの、バディのことは今でも好きだから、来たらこのざまだみたいな。
うん。
で、お酒飲んでばっかりだみたいな。
うん。
感じになった。あれすごい重要だと思う。
うん。
自分に対しても嘘をつかない、という状態を、ちゃんと他者と共有するっていうか、自白するものだ。
うん。
まあ、なのにあいつらはずっと冷めた目をしてたけどね。
なんか困ったわ、みたいな顔してたね。
うん。へがたりがある。
でも。
うん。
その後に、結局マットのところに行くじゃん、メイビスが。
うん。
で、抱いてって。
うんうん。
一夜を共にするじゃん。
うん。
で、まあ、いろんな話も多分してて。
うん。
今の話の流れで言うと、じゃあ田舎に帰ってきて、本当に心が繋がる相手を見つけましたって。
うん。
マットとメイビスが結ばれて終わりでもいいじゃん。
ああ。
でも、そうならなかった理由は何なんだろうなって、めっちゃ気になるんだけど。
ああ。
朝起きたら。
うん。
あの、オープニングと全く同じ、オープニングっていうか。
まあ、序盤で。
確かに。
メイビスが、なんか、なんか、その辺の男と一夜を共にして。
まあ、もう。
パッと起きて。
誰もいい男だよね。
誰もいい男を、えーと、一夜を共にして、パッと目が覚めて、
ああ、マーキュリーに戻ろうっつって。
バディーが待ってるっつって、
あの、短くする時の構図と同じ感じで、男がこう、うつ伏せで寝てて、
メイビスだけ目が覚める。
うん。
同じ感じ、なんかまあ、最初戻ってるわけ。
で、またなんか、旅立つ時になってるんだけど。
うん。
メイビスは、そんだけ繋がったマットを置いて、
うん。
町に戻るんじゃん。
うん。
ここで映画終わるんだけど、
うん。
これなんで、なんだろうなって。
俺が、
うん。
もう明確に一つあって、
うん。
それは、あの、
まあ、現実は、
後編へ続きます。
57:17

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