腰痛の分類と研究の背景
はい、どうもゆうとです。今回はですね、大学院の博士課程で行った研究についてみたいな話をしてみようかなと思うんですけども
一応自分は主にですね、腰痛に関する研究をしてたんで、今回はその話をしようと思いますが、一回では全部なかなか語りきれない部分もありますし
またですね、今後の回でそれぞれの部分はまた深掘りして話したりとか、解説も加えていけたらなと思いますんで
今回はざっとですね、自分が博士課程で行った研究みたいな話をしてみようかなと思います。
腰痛の研究ということなんですけども、腰痛って一言に言ってもめちゃめちゃ幅が広くてですね、いろんなカテゴリーがありますし、
そのタイプに応じて治療法とかもあるわけなんで、その中でも一応自分はですね、理学療法とかアスレチックトレーナーという資格を持っているのもあって
手術とか薬とかそういう治療法ではなくてですね、もうちょっと運動とか、あと物理療法とかっていうような温めるとか電気当てるとかですね
こういうタイプのアプローチですね。これに関する研究を行ったというところで、まず腰痛の話をちょっとしておくと
大きく分けるとですね、2つ種類があって、特異的腰痛と非特異的腰痛っていうのがあるんですね。
特異的ってなんかちょっと難しい言葉のような感じですけども、これはですね、原因が特定できるみたいな感じですかね。
できるというかしやすいというか、レントゲンとかですね、MRIとかCTとか各種検査をして、この疾患名が付くようなタイプの腰痛が特異的腰痛というやつで
割合としてはですね、研究の種類によってもいろいろ違うんですけど、15%とかそれ以下ぐらいというふうに言われることが多いですかね。
これ追患版ヘルニアとかですね、よく聞くようなこともあるかなと思いますけど、あと分離症とか脊柱環境削減症とかですね、
あとその他の内科的な疾患とかから来るような腰痛っていうのもこういう特異的腰痛って言われたりするんですけど、
自分が研究したのはこれじゃなくて、非特異的腰痛ってやつで、例えばですね、なんか整形以下とか言ってもレントゲンとかMRIとか取ったりして
骨には異常がありませんねとか言われて、なんか痛め止めとかSIPとかもらうこともあるかもしれないですけど、
どっちかというとこういうタイプの医学的なそういう検査でははっきりしないけども、でもやっぱ腰が痛い人っていうのは結構いるわけで、
さっきの特異的腰痛の逆なんで、80%とかそれ前後ぐらいの方はこういう非特異的腰痛っていうのに悩んでる方が多いかなと思うんですけど、
これに対する研究をしたっていう感じですかね。で、これの特異的非特異的という分け方もあれば、
急性とかですね慢性とかそういうのもあって、痛めてすぐみたいなぎっくり腰みたいなですね、ぐきっと痛めたようなタイプは急性とかって言ったりしますし、
それ以外の3ヶ月以上とかなんかずっと続いちゃってる、なんか良くなったり悪くなったりを繰り返して、
非特異的腰痛のアプローチについて
ずっとなんかじわじわ痛いみたいなのが慢性的なって言ったりしますけど、自分はこの慢性的な非特異的腰痛っていうののアプローチを考えたというところですね。
で、この非特異的腰痛っていう骨とかには異常なかったりしても、やっぱどこかしらにこういう痛みの原因っていうのがあるわけで、
これとして考えられるのがなんか椎間板とかですね、あと背骨、いわゆる一般的には背骨、専門的には脊柱って言ったりしますけど、
この椎間関節っていう骨のこう椎帯っていうのがあるんですけどね、これの間の関節だとか周りの筋膜って言われるような、腰の周りにいっぱい筋肉とか筋肉の周りの膜とかですね、
こういうのもあって、そこで固まってたりとか損傷が起こってたりとか、例えばずっと座ったままだと血流が悪くなってそれで痛みを感じるとかですね、
いろんなそれも痛みにとっても種類があるんですけど、こういう何かしらの原因で慢性的に腰が痛いっていうタイプの人のアプローチを考えたというところですかね。
腰痛の研究っていろいろやられててですね、こういう治療がいいんじゃないかみたいなところも考えられてるんですけど、
一応システマティックレビューとかっていうちょっとエビデンスレベルの高めの研究を見ていくと、運動療法とか温熱療法とかですね、
この辺が比較的にエビデンスが高めで改善の見込みがあるっていうことが見られてるわけですね。
他にも認知行動療法とかっていうようなちょっと痛みの感じ方っていうかですね、捉え方みたいなことを変えるアプローチもあったりとか、
一般的にはストレッチとか針とかですね、こういうのもあったりするんですけど、
エビデンス的には温熱療法と運動療法みたいのが比較的高いっていうのがあって、
ただですね、運動療法って言ってもさっきみたいなトレーニングとかストレッチとかいっぱいありますし、
原因も様々なんで、ある程度複合的な運動をするといいんじゃないかっていうことを言われてますし、
あと温熱療法って言ってもですね、体の表面を温めるものとか深くを温めるものとかっていうのがあるんですが、
意外とまだ体の深くを温めるエビデンスってあんまり出てなくて、
さっきの温熱療法も比較的高いっていうのも、結構表面を温めるだけでも改善が見られたみたいなのもあったりするわけですね。
そこで一応自分が着目したのは、キャパシティブアンドレシスティブエレクトリックトランスファーというですね、
容量性抵抗性でいい方っていう、ちょっと特殊な治療法があるんですけど、いわゆる周波数がちょっと高め、
低周波とか高周波とかっていう、電気の中でもくくりがあって、
低周波っていうと一般的に市販でも買えるような、ちょっと筋肉がピクピクするような、
腰痛の治療・研究方法
トレーニングでも使うような、ああいう機械がありますけど、それよりもうちょっと周波数が高いものですね。
さっきのキャパシティブアンドレシスティブエレクトリックトランスファーというのは、CRETとかって言って略されたりするんですけど、
自分が使ったものはラジオ波とかって言われるくくりで、ラジオの周波数ぐらいって感じですね。
448kHzとか、逆に0.448MHzみたいな感じで言われたりもするんですけど、
この辺の周波数帯を使った、体の深部を温める機械っていうのがあってですね、
体の内部の水分というか、水の分子っていうのがあって、さっきの周波数でプラスとマイナスを入れ替えてですね、
この分子が動くことによって間で摩擦熱が起こって、体の奥が温まるみたいな機種だったかなと思うんですけど、
こういうアプローチをすることによって、その慢性的なヒートクリティオーツが変わるかどうかみたいな、こういうところですね。
運動療法っていうのも、エビデンスが高いっていうのがあったんで、これも結構研究のデザインを組むって難しかったりするんですけど、
一応自分の行った研究では3ヶ月以上続いてしまっている慢性腰痛で、得意的腰痛ではない、
ヒートクリティオーツの方で人を集めてきてですね、運動だけ行ってもらう群と、運動とさっきの温熱ですね、
CRETと組み合わせた群で腰痛の改善効果が違うのかどうか、1ヶ月間介入とかって言ったりするんですけど、
アプローチを行っていって、その前後で変わるかどうか、また1ヶ月間フォローアップっていう形で行って、それで変わるかどうかみたいな、
これもね、もうちょっと長い期間できたら結果も違うとかあるかもしれないですし、
ただ、一応現場でかなりこういう治療法を試した結果、改善効果を見られて、プレ実験というか、自分の現場の経験もあったんで、
1ヶ月でも効果があるんじゃないかっていう、先行研究とかもあんまなかったんじゃなかったんでね、なかなか引用もしきれなかったんですけど、
自分の感覚的にもそれでも効果出るんじゃないかっていう感じで、1ヶ月間の介入というのと前後比較をしたところ、
一定の効果が得られたというところで、論文にまとめて研究で発表したと、こういう感じですかね。
腰痛に関する先行研究と今後の展望
自分の研究としてはこんなところなんですけど、さっきの腰痛の分類とかですね、世の中どのぐらい腰痛で苦しんでいる人がいるかとか、
他の治療法ってどうなのかとかですね、さっき運動っていうのもいろんなものがあるというか、
非特的腰痛の中でも追患板とか追患関節とかその筋筋膜とかですね、場所によってもっと現場で細かく見ればやれることもあるでしょうし、
この辺についてもうちょっと深掘りして、また今後も話していけたらいいかなと思うんで、
今回はですね、一応大学院の博士課程で行った研究っていうのを一通りざっくり話してみました。
何か参考になればいいなと思います。以上です。ありがとうございます。