1. ジャズの入り口案内所
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2023-06-09 16:13

take1. はじめまして回。みんなが大好きな『ラーメンの扉』からのジャズの入り口。

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みんなが大好きなラーメンの扉から。あなたはどんな味のラーメンが好きですか?完全主観に基づいたジャズの紹介。ジャズを身近に感じるための心の持ち方を、ラーメンを例にご紹介します。

中華そば/みそラーメン/担々麺/ラーメンの味わい方/知らないラーメン屋に入る勇気/オーソドックスなジャズ/

番組で紹介した曲は、『ジャズの入り口案内所』プレイリストにまとめていきますので、一度聴いてみてください。

AmazonMusic: https://music.amazon.co.jp/user-playlists/fe0006b2ee5742f6b7207a3d191efcabjajp?ref=dm_sh_3R5Bn5fwAzWZbGOWXcz8hBn0n

Spotify: https://open.spotify.com/playlist/2q7JQgxIXlBF5AuqQhtvJG?si=YxhSdUE0TEOaz0HWzpxRBw

隔週金曜日、大人の時間に更新予定です。

番組のご意見ご感想、リクエストなどは下記のメールフォームからお願いします。

ツイッターの方は、#ジャズの入り口 を付けてコメントしてください。よろしくお願いします。

https://form.run/@nappa-jazz-1684049395

music RYU ITO https://ryu110.com/

00:04
ジャズの入り口案内所。はじめまして。案内役のFrank Nappaです。
この番組は、みなさんの身近にある扉を開いて、ジャズの入り口をご案内するラジオです。
ジャズが好きという人も、ジャズを聞いたことがないという人も楽しめる番組作りを目指して、本日から配信開始です。
ぜひ一緒にジャズの魅力を覗いていってください。
私はただただジャズが好きで、中学生ぐらいから聴いています。
じゃあさぞ詳しいのだろうというと、全然そんなことはなく、
ジャズに造形の深い方ってものすごく詳しいですし、その知識量も聞いたレコードの枚数も桁違いです。
例えば、タモリさんとか、ピーターバラガンさんとか、話聞いていても詳しいですし、面白いし、すごすぎます。
しかしながら、そんな私だからご案内できる、くすっと笑ってしまうような、ちょっと変わったジャズの入り口をゆるりとご案内できたらと思っています。
さて、テイク1。
今日開ける扉は、ラーメンです。
第一回にふさわしい、みなさんが大好きな扉を選んでみました。
しかしながら、ラーメンからどうジャズの話になるのか、期待半分、不安半分。
それでは早速ラーメンの扉を開けてみましょう。
ジャズとラーメン、共通点がとてもたくさんありますよね。
私はジャズと同じくらいラーメンが好きなんですけれども、よく頼むのは味噌ラーメン。
あれば、辛味噌ラーメンを頼むことが多いです。
味噌のコク、ピリッとする刺激、担々麺も好きですね。
醤油はあまり食べないですね。
たまにさっぱりした気分で食べると、おいしいなぁとは感じます。
あと天下一品、これは時々無償に食べたくなります。
さて、あなたはどんなラーメンが好きですか?
03:01
ラーメンのスープというのは、本当にいろいろな味があります。
醤油、味噌、塩、ポンコツ、新しい味も日々研究されて、
ダブルスープなど、家系、二郎系など、本当にたくさんの種類があって、
食べる人の好みも同様に様々です。
そう、ラーメンとジャズの共通点がここにあります。
ジャズと一言で言っても、聞いてみるといろいろなタイプのジャズがあります。
ラーメンと一言で言っても、たくさんのいろいろな味があるのと同じです。
ラーメンが時代とともに変化して、新しい味を生み出してきたように、
ジャズもまた時代とともに変化して、新しい音楽を生み出してきました。
なんだか式が高くてとっつきにくい、そんな風に思われがちなジャズですけど、
聞いてみたら案外聞けた。
繰り返し聞いているうちに癖になる、なんてこともしばしば。
そうです。
一人で知らないラーメン屋に入る時のちょっとした入りにくさ、
そして入る時の勇気を思い出してください。
カウンターで注文するタイプ、
券売機で買うタイプ、
麺の固さや野菜の量、
ニンニクの有無を聞いてくる店員さん、
店ごとに違う用語。
コールって、いまだに私何なのかよくわかってないんですけど、
こんな得体の知れない世界、
人見知りの僕たちにはとてもドキドキしてしまいますよね。
でもですね、
一度慣れてしまえばなんてことはありません。
例えば、
麺固め、野菜増し増し、ニンニク多めで油は少なめ、
あ、あとハンチャーと煮卵。
煮卵は別でもらえますか?
なんてすらすら注文できますよね。
今日の配信を最後まで聞いてもらってですね、
知らないラーメン屋に入る時、
その時の勇気、
これを今日は皆さんのお土産にしてもらえたら嬉しいです。
というわけで、何の話をしてるんだって話になってきましたけど、
そんなジャズをですね、
今日はラーメンのスープに例えて皆さんに紹介してみようと思います。
はい、まずは、
昔ながらの懐かしい味、
中華そば。
いつの時代も、
いつの時代もトラディショナルな味わいの中華そばは、
06:03
時代に流されない安定感のある懐かしい味です。
挿し詰め、
ビッグバンド時代の古き良きジャズ、
といったところでしょうか。
オーケストラのようにたくさんの演奏者が、
たくさんの楽器を演奏するビッグバンドは、
きっと皆さんもどこかで聞いたことがあるはず。
一度聞いたら、
あ、これはジャズだなぁ、と誰でもわかる、そんな音楽です。
その中から、まずは1曲。
今日は、デューク・ウェリントンのA列車で行こう、
Take the A Trainを紹介します。
とても軽快なリズムと管楽器の音色に、
思わず体が動いてしまいますよね。
このように、
体が動いてしまう、踊りたくなってしまう、
そんなジャズ特有のリズムやノリのことを
スイングと呼んだりします。
ビッグバンドのジャズは、
当時ダンスのための音楽として流行していた、
というのも納得です。
このデューク・ウェリントンさんは、
アメリカ人のピアニストなんですけれども、
ただの演奏者というだけではなくて、
自分の楽団のオーケストラリーダー、
指揮者、作曲家といった側面も強いです。
ピアノを弾きながら指揮をしたり、
合図を送ったり、
作曲家としても、
たくさんのスタンダードナンバーを残しています。
もちろん、演奏技術も折り紙付き。
気になった方はいろいろ探してみると面白いですよ。
一つ有名な豆知識ですけれども、
この方、新潟市の国際神前名誉市民であります。
さて、次の味は味噌味。
濃厚でコクのある味噌ラーメンは、
寒い夜の北海道で食べると、
体が温まっておいしいですよね。
バターをひとかけら入れると、
いっそコクが増しますけれども、
カロリーを気にする私は、
特別な時にしか入れません。
中華蕎麦よりも重厚感があって、
お腹にたまる感じは、
より聞き応えのあるモダンジャズ。
モダンジャズは、
ダンス音楽の時代を経て、
よりミュージシャンが自分の表現を追求していった形のジャズです。
より芸術性が高く、
言ってみると、より小難しい音楽。
そうとも言えます。
その中で、
09:01
今日ご案内するのは、
アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズの、
モーニンです。
リーダーのアートブレイキーさんは、
ジャズを代表するドラマーです。
この人は、
とても激しいドラミングが特徴で、
ナイアガロロールと呼ばれる必殺技を持っています。
めっちゃ強そうじゃないですか、この技。
どんな技かというと、
細かいリズムで、
ドラムを連打して、
まるでナイアガロの滝が落ちる激しさのような、
そんなドラム演奏のことを言います。
一方、このモーニンの中では、
そこまで激しいドラム演奏は見られません。
ただ、
曲全体をリズムセクションとして下支えすることによって、
この曲全体のボディをしっかりしたものに、
まるで味噌ラーメンのコクのあるスープ、
それがアートブレイキーのドラムと言えるかもしれません。
出汁ですね。
ということで、
このモーニンを聴いていただくと、
ピアノ、サックス、ベース、それぞれのソロパートがあります。
ジャズの醍醐味は、ソロですね。
ですので、この曲を聴くと、
このジャズのいわゆる定番の味噌味のジャズが楽しめるんじゃないかと思います。
ぜひ一度、アートブレイキーさん気になった方は、
他の曲も聴いてみてください。
そして、彼の必殺技を体験してみてください。
まじでめっちゃ叩いてます。
最後は、ちょっと癖のある担々麺です。
辛味と胡麻の香ばしさ。
独特の深いコクと香りに、
ハマる人はハマってしまいます。
白胡麻強めのクリーミーな白担々麺。
黒胡麻と麻油。
ニンニクの効いた黒担々麺。
僕はどちらも好きですので、その日の気分によって変えてます。
そんな担々麺のように、
中毒性のある癖強めのジャズ。
オーネット・コールマンのカレード・スコープです。
このオーネット・コールマンさん。
この方サックス奏者で、
フリージャズの先駆者として知られています。
フリージャズというのは、
ジャズをまたジャンル分けした時の一つのジャンル名になるんですが、
先に紹介した2曲よりも、
もっと自由なメロディーラインで、
各楽器が最低限のルールの中で、
12:02
それぞれのメロディーを勝手に演奏している、そんな感じが強くします。
時には拍子も無視、音もノイジーで、
ビッグバンドの規律ある、
みんなで一つの音楽を作ろうぜ!っていう感じとは、
全く違う印象です。
なんならメロディーラインなんてないんじゃないか。
めちゃくちゃふざけて吹いてるんじゃないか。
中にはそんなことを感じる人もいるかもしれません。
この曲名、カレードスコープというのは、
日本語にすると、万華鏡。
万華鏡の中の世界のように、
目まぐるしく変わる不規則なメロディーと、
その美しさ、激しさに、
しばし耳を傾けてみてください。
最後に私、ラーメン好きなんですけど、
かといってうんちくを語れるほど、
食痛でも、味の違いが分かる男でもありません。
美味しい、まずい、と感じることはできますし、
この味好きだなとか、
この店、たまに食べたくなるなとか、
そういうことは感じることができます。
で、
これって、ジャズでも同じだと僕は思うんです。
聴いてみて、いいなとか、
これは好きだなとか、
ちょっと違うなとか、
そういうことを感じているだけで、
僕は十分じゃないのかなと思っています。
難しいことを考えるのは、よしましょう。
無理して、かっこつけても、
全然、ジャズを楽しめません。
ジャズを楽しめません。
細かな批評やうんちくは、
専門家の方にお願いをして、
僕たちは、ただただ、
ラーメンで腹を満たすように、
ジャズで心を満たす。
これで十分ではないでしょうか。
ということで、
ラーメンの扉から、
ジャズの入り口、いかがだったでしょうか。
ジャズが聞きたくなったのか、
ラーメンが食べたくなったのかは、
わかりませんけれども、
今日は比較的オーソドックスなテイストの
ジャズをご案内しました。
この他にも、
ラーメンの味種類は、
まだまだたくさんありますので、
ご自分でも探してみてください。
ということで、
本日から始まりました、
ジャズの入り口案内所は、
各週金曜日、
大人の時間に配信予定です。
15:00
番組への感想、お便りは、
概要欄のリンクから、
メールフォームで、
または、
ハッシュタグ、
ジャズの入り口、
ジャズはカタカナで、
をつけてツイートしてください。
面白いと思っていただいたら、
高評価、通知のオンもよろしくお願いします。
この番組で紹介した楽曲は、
Spotify、
Amazon Music内にある、
ジャズの入り口案内所、
プレイリストにまとめていきますので、
そちらも合わせて、
聴いていただけると嬉しいです。
なお、当案内所では、
ジャズを聴くとき、
周りの人に迷惑にならない程度に、
できるだけ大音量で聴くことを、
おすすめしています。
ここまでお付き合いありがとうございました。
それでは、またのお越しをお待ちしています。
16:13

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