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2022-07-24 38:52

B/43新カードと心に深く残るデザインと - ゲスト:割石裕太(@wariemon)

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OHの屋号で活動するデザイナーで、B/43新カードのデザインを担当したwariemonこと割石裕太さんをゲストにお招きして、印象的なカードをどのようにデザインしていったのか、見る人の心に残るデザインをつくるために気をつけていることなどをお聞きしました。

OH / 割石 裕太 / @wariemon

1989年生まれ。面白法人カヤック、株式会社Fablicを経て、OHとして独立。企業やブランドのアイデンティティデザイン・ライティングを主軸に、Webやプロダクトデザインに至るトータルデザインを行う。 主な仕事に、『B/43』『Overflow』『mint』『Fanicon』『Voicy』『Genesia Ventures』『RICHKA』『Clear』など。

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こんにちは、takejuneです。この番組は、デジタルプロダクトの作り手をゲストにお招きして、フムフムと知識を増やしていくポッドキャスト番組です。
今回のゲストは、デザイナーで先日リリースされたB4さんの新カードのデザインを担当した、割絵門こと、割石ゆうたさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は、スマートバンクのBXリサーチャーのハロカさんにアシスタントとして入っていただいております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
先ほどもハロカさんとお話ししていましたが、6月27日にB4さんの新カードがリリースできました。
おめでたい週!
おめでたい週というところで、そのカードのデザインを一緒にというか、デザインを担当いただいた割さんにゲストに来ていただいて、
そのあたりのお話だったりとか、普段のデザインをどういうふうに何を考えてやっているかを含めてお話を聞いていきたいなと思っております。
よろしくお願いします。
じゃあですね、最初に簡単に割さんの方から自己紹介をお願いしてもいいでしょうか。
はい、よろしくお願いします。割石と申します。
割石と申します。ネット上では割絵門という名前でいるので、このアイコン見かけたら仲良くしていただければなと思います。
今までの経歴でいうと、一番最初の会社が面白法人火薬というところからキャリアが始まって、
その後に今回お話している竹順さんの前にされていた会社の株式会社ファブリックにデザイナーとして入って、
そこから不流のリリブランディングだったりとか、全体のデザインのリーダーみたいなのをやらせていただいた後で独立して、
いろんな企業だったりサービスのブランディングとかをお手伝いさせていただいているという感じになります。
ありがとうございます。でも言ったら独立して4、5年くらい経つんですか?
もうだって2018年に独立しているはずなんで、今年で5年目に入る年です。
そうですよね。気づけば長い。
その間に結構いろんな会社の主にBIとかCIが多いのかなと思うんですけど、
ロゴだったりとか作ってこられていると思うんですけど、主なところで言うとどういったデザインなのか、
主なところで言うと、ちょっと変わり種というか、
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そういうところで言うと、ミントさんってところだったり、ジェネシアベンチャーズさん、
ミントさんの元の会社でもあるアプリコットベンチャーズからなんですけど、
2社のCIをデザインさせていただいていたりとか、
サービス周りで言うと、ボイシーさんだったりとか、リッカっていう、
動画生成プラットフォームのロゴのデザインだったり、
去年の末に上場したんですけど、ザクーさんという会社のファニコンというファンコミュニティのロゴだったりとか、
っていうのをさせていただいたりとかしていて、今年は主な実績としては、
メダップさんっていう医療関係のプロダクトを作られている会社さんと、
オーバーフローという1店名のクライアントなんですけど、
オファーズっていう副業採用プラットフォームを作られている会社さんのリブランディングを、
自分のロゴをリブランディングするっていうのをやらせていただいたりとか、
ちょっと変わったこともさせていただいたりとか、
あとはそれで今年3つ目としてB4さんが先日出たって感じです。
はい、ありがとうございます。
そういう意味で言うと、手がけたブランドが成長していっている事例が結構多いのかなと。
そうですね、1年目のクライアントだと、
さっき名前を挙げたリチカさんは、前の会社名のカクテルメイクっていう社名の時にロゴをデザインさせていただいて、
その時ってまだ映像制作会社だったんですよ、半分。
それが、2Bのプロダクトで作ってたリチカっていうプロダクトにザッガッツリ振るぞっていうタイミングから
おデザインさせていただいて、最終的に今もその社名にもなって、今も爆心中っていう感じなので、
すごい皆さん成長されているというか、
やっぱりお声掛けいただいた方々が成長しているのを見るのは嬉しいなと思いつつ。
結構なんかね、入ったベンチャーが出世していくビルとかで出世していくとかね、
あったりしますけどね、出世デザイナーですもんね。
それこそいい事例1つできたなと思うのが、去年?おととしか?
ファニコンさんデザインさせていただいて、それから上場を目指してますっていう話は初めから伺ってて、
そこからちゃんと実現している、ちゃんと描いた夢を達成しているっていうところだったので、
なんかそれはすごく嬉しいなと思いつつ、いろんな方々に使ってもらえているプロダクトになって良かったなという。
素晴らしいですね。我々も是非ね、羽ばたいていきたいなと思っておりますけれども。
いえいえ、もう信じてますね。
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ありがとうございます。実際ね、この後もありますけど、いい感じで評判というか、
Twitterとかでもフィードバックが返ってきて、非常に嬉しい一週間だったなという感じですけれども。
最近何か、わりさん、プライベートでハマっているものとかあったりするんですか?
なんか最近というわけじゃなくて、僕最近、それでいうと最近そんなに表に出ることがなくて、
基本的にプレスリリースとかぐらいしか表に出てこなかったんで、あれなんですけど、結構前から腕時計はすごい好きで、
もうなんか、実は全然誰にも言ってないんですけど、ただひたすら暇なときはずっと情報収集とか、
YouTubeの動画を見たりとか、ひたすら調べたりとか、最新情報を見たりとかみたいなのをずっとやったりとかはしてる。
それはなんか、数を集めてるのか、特定の種類に興味があるのか、どういう掘り方をしてるんですか?
なんか元々は、単純にアクセサリーというか、ファッションという意味で、ロレックスのエクスプローラー1という、
有名なところで言うと、キムタクさんが作ったところで有名なやつのモデルの昔のやつ。
それの昔のやつが全然デザイン違うんですけど、それに一目惚れして、それからいい区切りで買ったんですけど、
高級時計ってLINEでも、いわゆる100万とかを余裕で超えてくるものが多いんで、そんなにポンポン買えないんですよ。
だからひたすら調べて、自分の中で、人生の中でこの時計とこの時計を買っていったら、
いいパーティーというか、自分の中で納得いくメンバーが揃うんじゃないかとか、
この時計に似合うような男になりたいなとか、そういうのをずっと考えてる。
へー、それを知らなかった。
ただひたすら調べて、逆に買えないからこそ、ずっと調べて、
この時計ってこんなストーリーがあるんだ、だったりとか、この中の機構っていうか仕組みだったりとかは、
こんなすごい技術が使われてるんだ、みたいなのをどんどん深掘りしていくみたいな、歴史を勉強してるみたいで、すごく楽しい時間ですね。
実際、割りおばさんは買ってるわけじゃないってことなんですか?
いや、買ってますかって、3本、4本ぐらいは持って、
それも突然今年になって、偶然の出会いで買ったものも含めて2、3本ぐらい、3本になったっていう感じで、
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それまでは最初に言った、一目惚れた1本の、しかも誕生日年のものがあって、
へー、素晴らしい。
もう聞いちゃったら買うしかないな、みたいな感じで買って、
泣きながら、初めて札束を持っていって、うーって泣きそうになりながら渡して、
でも本当に、なんていうんでしょう、
外歩いてる時とか、ちょっとお出かけしてる時とかでも、自分の相棒が常にそばにいるみたいな感じで、生まれ年なのもあって、
すごい、今のところは人生が良い方向にしか向かってないんで、良い買い物だったなって思います。
これからもどんどん時計の数を増やしていただけるようにね、
良いことを一緒にしていきたいなと思いますけど。
稼がせていただければと。
何よりも皆さんが成長して、先ほども言いましたけど、
関わった方々がやっぱり間違いなかったって胸を張って言えるのが一番だと思うんで、
どんどんそういう意味で伸びていってもらえればなと。
なので一緒に頑張っていきたいなと思いますけれども。
今週ね、リリースしたB4さんの新しいカードのデザインについてもお話し聞いていきたいなと思うんですけど、
そうですね、今週1週間で正式な数はね、広報からも出てないですけど、
かなりうちとしてはインパクトあるような数字でカード発行の方も伸びていて、
なかなか実際の事業への影響としてもかなり良い効果があったかなというところで、
非常に嬉しいフィードバックが詰まってきてますっていうところなんですけど、
どうですか?終わりさんの方も出してみて、数字出しましたけど、
反響とかあったりとかしました?
それこそ、ネット上での反応っていうのももちろんそうなんですけど、
結構奥さんだったりとかが知り合いとか友達の人に、
やっぱり同棲するタイミングだったりとか、結婚して家計管理どうしようかみたいなタイミングの人が結構多くて、
それで紹介というかお勧めしてくれて、
デザインも変わるんだみたいな、この可愛いみたいな、
純粋にデザインの力と、少しでもプロダクト自体の魅力に付け加えることができてるのかな、
感じれたのが良かったなっていう。
はいはい、そうですよね。
世の中的な反応っていうのももちろんそうなんですけど、
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家計とか自分たちの半径何メートルみたいな人たち、
方々が評価してくださるっていうのもリアルプロダクトだったりとか、
実際に多くの人に携わるプロダクトだと思うので、
そういうところで実際に影響が感じられているのはすごく嬉しいなと。
うちも奥さんに発行してもらおうかなと思ったんですけど、
ユーザーさんに届けられる枚数が1枚減っちゃうので、ちょっと躊躇。
いやー、同じ気持ちです。
新規のカード欲しいけど、
申し込んだら皆さんお待たせするんじゃないかと思って躊躇してる勢がここにもいます。
僕と奥さんは一般ユーザー目線でも、
欲しいって普通にTwitter上の告知が出てから2人で頑張って、
事前登録もそうですし、再申請みたいなのもしてました。
はい、でもどうやら生産体制が整ってきそうな感じになってきているので、
おそらくそんなにお待たせしないでお届けできるんじゃないかなという風になってきてますけど、
これあれですよね、もう本当にプロジェクトのスタートとしては去年の10月とか11月ぐらいから、
足掛け7、8ヶ月かけてリリースに至ったという感じでしたけど、
今週、箱庭さんというメディアでも僕らのインタビューが出ているので、
そこでも語っていたりするんですけど、改めてどういう風な流れで進めて、
どういう風にこだわりながら作ったのかみたいな話とかできたらなと思うんですけど、
作っていく流れとしてはどんな感じでしたっけね。
これはリアルな感じのことを言って大丈夫なんですか?
そうですね、カットできるんです。
でもそれこそ最初に、ICZIPのカードを発行するというか、作りたいという話をいただいて、
その時にご一緒する製造のパートナーの方々がいろんな技術を持っているという話があったので、
それのカタログを送ってもらって、じゃあどうしようかみたいな感じから始まったという。
かなりフワッとして、前提情報はかなり少なかったというか、ほとんど限られていたみたいなところから始まった記憶があります。
そもそもワリさんには、今回のカードデザインというのが発生する前から、
ふんわり手伝ってほしい、将来的にブランド分だったりとかを手伝ってほしいよ、みたいなことは伝えていて、
具体的な案件は発生していないけど、何かスラッグ手に入ってもらって、
たまにアドバイスもあったりとかみたいな感じでコミュニケーションを加わせてもらってたんですよね、最初は。
突然何か現れてレビューだけしていなくなるみたいな。
何がいつもみたいな。
どこからの誰目線のレビューなんだよ、みたいな感じで。
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もちろん助かっていたりはしたんですけど、やっぱりどこかでちゃんとしたお仕事としてお願いしたいなというのももちろんあったので、
タイミングを伺ってたりとかしたんですけど、ちょうどいよいよICカードの発行というところで着手できそうだぞとなったときに、
やっぱりどうせ作るのであればいいものを作りたいというところでリーさんに声かけさせてもらったという経緯だったんですけど、
本当に最初は何で、あんまり作るということは決まってるけど、そんなにそれ以上のことはなくて、
スラッシュというモチーフは使いたいよっていうことと、
印刷会社さんの方でいろんな加工技術を持っているので、それを使って新しいものができないかというところを話していたぐらいだったという感じですね。
ほとんどスラッシュというのも、今でいうと新しいカードのスラッシュって結構がっつりスラッシュの形してますけど、
元々のカードのスラッシュって線の切り替わりの部分、色の切り替わりの部分の角度でスラッシュというふうに見立てているという形だったので、
もっと抽象的なスラッシュから始まって、何かどこかしらにスラッシュの要素を入れたいよねみたいな話ぐらいから始まってきました。
最初はなんで、最悪変えなくてもいいかなぐらいに思ったら話したりしてたところもあったので、最終的にはすごくがっつり変わりましたけど、
それぐらいの本当にどうするかというところから話してやっていったという感じで、最初に提案があったのは本当に11月とかそれぐらいのタイミングなんですけど、
今その時の提案資料をチラッと見てますけど、この時点でスラッシュっていうモチーフで透明に抜くっていうコーラルとミントの2つのカードっていうのは初行の時点で出てきてたんですよね。
そうですね、多分10月の末ぐらいに一番最初に初行を出しして、その時点でいくつか出したんですけど、基本的には今のデザインとほぼ同期の真ん中をスラッシュでくり抜いているものっていうのと、
あとは元々のデザインに近いような切り込みみたいな、それを角度の切り替わりじゃなくて切り込みみたいな形で表現しているものっていうのは正直2パターンでお出ししてて、
自分の中でも本命はスラッシュで透明でくり抜くっていうパターンのものだったので、最初からカラーパターン込みでお出ししてたと思います。
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もう一個の案は溝に色が入っているみたいな感じのものだったりして、少しメタリックな感じとかで上質感があるというか、大人な人にも受けるかもみたいな感じのものを作ったりしていってましたけど、
でもその途中のタイミングで、方向性としてはこのスラッシュを中央に入れるモチーフにするっていうのが決まって、
でも色構成を最終的に何回かすることになったんだけど、最初の色構成の時点では透明以外のものもまた考えて色構成を出して仕上げましたよね。
真ん中にスラッシュを入れるっていう、今のスラッシュのデザイン自体は全部一緒なんですけど、真ん中のスラッシュをくり抜くパターンのものと、真ん中のスラッシュをさっきちょっと溝に色を入れてるっていう説明をしたんですけど、
表面上触ると凹んでないんですけど、見た目凹んでるように見えるっていう特殊加工でそういうものがあって、スマートイリュージョンって名前でしたっけ。
スマートイリュージョンですね。
スマートイリュージョンっていう文字通りイリュージョンみたいな加工があって、それをやってみたいなと思ってそっちのパターンも作ったんですけど、うまく凹みが出なかったりとか、
やっぱりパッと見のインパクトが圧倒的に透明が抜けてるところのインパクトの方が強かったので、これはここがフックになるというか、明らかにキーポイントになるなと思って、こちらの方で行こうっていうのはなかったと思いますね。
実はね、いろんなパターンを実物としても作っていて、それを見てやっぱりインパクトっていうところと、あとやっぱりなんて言うんでしょうね、すごく出来上がってきたものを見て、
メッセージを込められそうというか、象徴的なものになりそうだなという感じがありましたよね。
そうですね。やっぱり透明なカードって、ちょっとここでいろいろ言うと、透明なカードって、ビーオンだけみたいな感じにちょっと逆に取られかねないというのがあると思うんですけど、
どっちかというと、もともと海外だったり国内だったら6グラムさんが使われてたりとかして、そういうのは存在するんですけど、それをビーオンさんなりの表現というか、一番適した表現というので、
透明にするっていうのが一番デザインとしてもいいんじゃないかっていうので、真ん中だけくり抜くっていうのをやったんですけど、そのスラッシュの部分だけが抜けているっていうこと自体がすごくインパクト、全体が透明よりもそっちの方がインパクトとしてあるんじゃないかっていう見た目的な特徴もちろん、
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メッセージとしても、そこの部分だけをつけてるっていうことで未来を見通すとか、例えばお金の流れを透明にして見える化するみたいな意味合いだったりとか、いろんなことを込められるよねっていうことで、よりこのデザインがいいよねってなりましたよね。
そうですね、複数パターン作ってたときは、時期カードはこのデザインにして、IC付きはこっちのデザインでいいかとか、そういうパターン分けみたいな話もしてたんですけど、
でもやっぱりその透明を使って、そこに見通すみたいな意味を込めたりとか、うちの中での象徴的なものとして扱うっていう側面からすると統一されてた方が、どっちも同じデザインでIC付いてるか付いてないかの違いだけっていう風にする方が、より象徴として際立つよねっていう話もあって、
一つのデザインパターンでいくっていう話になったような記憶がありますけど。
多分これデザイナー目線でというか、僕たちで一番議論したところだと思うんですけど、ICチップ付きのカードで透明なデザインっていうのをやると、どうしても回路というか真ん中に線が入っちゃうんですよね。
そのICチップを機能させるための回路が入っちゃって、それが見えちゃうんですけど、ICチップが付いてないカードだとその回路が見えない、見えないというか存在しないんですよね。
だから、ICチップなしの方が透明度合いでちゃんと綺麗に真ん中がくり抜かれてるっていう見た目になっちゃうから、ICチップ付きの方が3本線入っちゃうっていうのがどうなんだろうみたいな。
機能としてはそっちの方が上なんだけど、見た目的に気になるかなどうなんだろうみたいなのを結構議論してた覚えはあります。
でも、仕上がってきたものを見るとそんなに気にならないというか、これはこれでありだよねみたいな。
そうですね。むしろ、実物を手にしてみると本当に透けてるというか、真ん中だけくり抜かれてる透明だっていう感じのインパクトの方が強くて、全然気にならないというか、そういうものっていう感じがあって何も違和感なかったりする。
そうですよね。
透明なカードってやっぱりコストはかかるんですよね。採用するのに。
やっぱり事業なので、1枚あたり安く作りたいし、そんなにお金無限にかけられるわけじゃないっていうのはありつつも、やっぱり透明のインパクトがあるということで、透明採用してるにもかかわらずあんだけ一部しか透明を使わないみたいな。
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そうそう。はっきり言うと、マグネティックストライプの部分は絶対に透明にできないので、どっちにしても透けても黒くなっちゃうんで、全面を透明でできないんですけど、ほとんどを透明にするという選択肢があるにもかかわらず、その中であえてほとんどを塗りつぶすっていう。
ただこれをしたからこそ視覚的なインパクトというか、より記憶のフックに残るような仕掛けになったっていうのと、あとさっきもお話ありましたけど逆にここまで絞ったからこそストーリーが生まれる。
メッセージが何か込められてるんじゃないかって思わせられるデザインになったんじゃないかなと思います。
そうですね。だから単に透明、全体が透明であることよりも本当に一部を透明にすることによって効果を最大化できたっていう良いデザインできたかなって思うんですけど。
今ちょっと記憶に残るようなフックのあるデザインみたいな話が出てきましたけど、やっぱりなんかそれを今回作れたというか意識的に作ってみたっていう感じだったかなと思うんですけど、
なんかそういうデザインってどういう風に作っていくといいのかみたいなところの広報論みたいなのってワリーさんの中であったりとかするんですか?
そうですね。フックのデザインというか、視覚的に記憶に残るっていう意味っていうのもあるんですけど、
僕個人としてはやっぱりそこに深い意味があったりとか、なんでこうなってるんだろうと思ってもらえる、なんかもっと深く知りたいと思ってもらえるものになってるっていうのもフックの一部だと思うんですよね。
かっこいい、なんかあれだよねっていう覚え方っていうのと、プラスアルファであれってなんでああなってるんだろうねみたいな、なんかもっと調べたくなるみたいなのがフックとしてもあると思うんですけど、
そのために考えてることっていうところで言うと、視覚的なところで言えば、もうなんかワンポイントというか、一転、もう記憶のフックに残る箇所を絞りに絞ってワンポイントのみに絞る、そこに全力を込めるというか、
っていうのは結構心がけていて、全体がこうインパクトというか装飾が多いというか、記憶に残るような要素が大量にあるっていうのも、それはかっこいいと思うんですけど、まとまっていればかっこいいと思うんですけど、
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このカードデザインで言うと、真ん中のスラッシュだけに記憶のフックに残るような仕掛け、この一点に全部を込めたっていうような絞り方、そういうところを結構意識してデザインはしてます。
なのでロゴデザインで言うと、シンボルとロゴタイプというのがセットになって、シンボルもデザインしている場合は、シンボルの方で記憶のフックを作って、ロゴタイプはそれに伴ってリンクするようなロゴタイプで整えるという形で、そっちの主張はある程度弱めになったりとか、
みたいな感じで、どう記憶のフックに残す場所にするのかっていうのはすごく絞ってデザインはしてます。
割とワーリさんってロゴだったりとか、アイデンティティ的な部分のお仕事が結構表に出ているので、割とそのイメージあると思うし、もちろんブランドを定義して作っていく仕事って、コアの部分を抽出して最大限、
象徴的なものを作っていく仕事なので、それはそうかなと思うんですけど、意外と事業会社を一緒にやっているときから結構いろんな仕事を一緒にやっているじゃないですか、僕とワーリさんって。
例えばUIの改善の仕事をやってたりとか、社内で振動させるバリューのクリエイティブを作っていくとか、コーコレットサイトを作っていくみたいな、いろんな仕事をしていく中で、ワーリさんって本当に引き算の部分がめっちゃ天才的だなと思っていて、
結構ちょっと難しくてわかんないんですけどっていう枕言葉から入っていって、すごくわかりやすく間引いていって、最終的に大事な部分は残ってるんだけど、すごいわかりやすい状態みたいなのを、
結構なんかドキュメントレベルでもやるし、UIとかでもやるし、BIでもそれをやるみたいな感じで、そのあたりの抽象化して単純化して、本質的な部分だけを残していくみたいなアプローチは結構どの仕事でもやられてるなっていう印象が実はあるなと思って、そこがなんかもっと世に知られてもいいなと個人的には思ったりしますね。
UIとかもそうなんですけど、一個だけすごい心がけてることが、わかったつもりにならないというか、知らない人間として生きるっていうのは、デザイナーとしての自分としては知らない人間、むしろ自分が何かを理解していて知っていて引き出しをいくらでも出せるというか、
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皆さんからどんどん引き出す側にやっぱりたいなっていうのはもちろんあって、知ったつもりにはならずに、もう何でもかんでも何かわからなかったら聞いてみたりだったりとか、基本的に自分が最底辺というか、わからない人間として関われば、自分がわかるようなプロダクトだったり、
自分がここがいいところなんだってわかるような言葉になっていれば、他の人にも伝わるんじゃないかなっていうレベルまで自分を落とすっていうのは意識的にやってて、
だからこそなんかこう、それって結構実は株式会社ファブリック時代のユーザーインタビューの時に学んだことの要素も結構含まれていて、相手からこう実際にリアルな情報を引き出したりとか本音を引き出す時に、こうしてくださいだったりとか、こうですよねって言うんじゃなくて、
こう、それって何でなんですか?とかだったりとか、どうしてそういうふうに考えられたんですか?とかだったりとか、基本的にはわからない側でいるっていうところ。ここが結構今生きてるなーってすごい感じますね。
結構それはスマートバンクのデザインチームの中のプリンシパルとしても言語化されてないんだけど、その存在している考え方かなって気がしてて、その普通の人の能力値の見積もりを極限まで下げるというか、
お客様を舐めているわけではないんだけど、いろんなお客様がいる中で多くの方に使ってもらいたいっていうところで、わからない人でもわかるものをみたいな感じで、どれだけシンプルに単純化して作れるかみたいなところは共通しているような気がしますよね。
そうですね。だから例えば結構難しい領域だったりとか、事業領域だったりとか、狭い人にだけ刺さればいい、こういう狭い領域なんだけど、深く深く刺さればいいっていうプロダクトももちろんあると思うんですよね。
言葉がわかる人たちだったりとか、その領域、その世界に生きている人だけに伝わればいいというプロダクトもあれば、今回のB43って本当に極論を言うと世界中の人々がターゲットになり得るプロダクトというか、ただその中で自分たちがどんな価値を提供していて、それに迷っている人たちっていうのが、じゃあ自分も使いたくなるよねっていうような感じで、
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できる限り多くの人たちに届けなきゃいけない場合って、わかりやすさって何よりの部位だなと思っていて、なので自分のためにも噛み砕くんですけど、それが最終的にいろんな人がわかりやすくなるっていうのにつながっているんだったら、何よりだなと思いながらやっている部分はあります。
ワイさん、今はパートナーっていう立ち位置でB43には関わってくださっていますけど、本当に自分の領域を制限しないで、本当にいろんな形でアドバイスをくれているので、今後も今と同じような形でワンチームとして関わっていただきたいなともちろん思っていますし、
まだまだ私たちの提供しているプロダクトが持っている複雑性だったりとか、完全に伝わりやすい状態じゃない部分っていうのはたくさんあるかなと思うので、そのあたりを一緒に解きほぐし続けながら、極限までわかりやすいものを一緒に作っていければなと思っております。
長くなっていっちゃったので、そろそろ終わろうかなと思うんですけど、毎回一曲ゲストの方に紹介してもらうというラジオっぽいコーナーを作ろうと思ったけど、今週の一曲のコーナーに行きたいなと思います。ワイさん、今週の一曲を選んできていただきたいと思います。どんな曲でしょうか?
えっとあれですね、イギリスをベースに活動されているシンガーソングライターの人なんですけど、キューマブルーっていう方がいらっしゃって、その方のスイートドリームスっていう曲があるんですけど、
それインターネットで検索して、YouTubeとかで検索してもらうと、1時間近くのライブ映像が出てくるんですけど、それ黙って聴いてくださいっていう感じなんですけど、
僕は寝る時ほぼ毎日聴いてるっていう感じなんですけど、すごいポップで楽しい気持ちになるみたいな音楽というよりかは、すごくムーディーで、いろんなジャズだったりとか、R&Bだったりとかいろんな要素とかも全部巻き込んで、
最終的に音を削りまくって、最低限の数と声だけでも曲を成り立たせてるみたいな、さっきの話ともちょっと変わったものなんですけど、結局僕も音楽とかも聴くときもできる限り数を絞ってたりとか、そういうところが好きみたいなのが結構あるので、すごく寝れるし癒されるので、ぜひ聴いてみてください。
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コアだけ残した本質マジック。はい、ぜひおすすめ。PUMA BLUEのスイートドリームスですね。
共通で活動していくプロジェクトとしてはBeyonceに引き続きやっていきたいなと思いますけど、わりさんこれからのお仕事だったりとか、展望みたいなところで考えていたり予定しているものとかあったりされますか?
そうですね、これ言いながらほぼやるやる詐欺みたいになってるんですけど、そろそろ自分自身のことだったりとか、僕今王って名前で、王って驚いてる顔のアイコンでやらせていただいてるんですけど、そろそろ自分自身のこと自体も見返すというか、
自分今までこれから、今までもそうですし、これからっていうのも踏まえた上でアップデートしていくみたいなのをやりたいなと思っていて、わりと計画的にそのためのお休み期間じゃないですけど、
そういう作業期間みたいなのをちゃんと取りたいなと思っていて、今ちゃんと頑張ってお仕事を進めさせていただいてるって感じで。なるほど。
では、しばらくしたら何かしか発表とったりとかあるかもしれないですね。
できるように頑張りたいなっていうと、あとはもう一つやりたいこととしては、自分がやってることってプレゼンだったりとか、実際に関わらせていただいている方には実際価値をすごく感じていただけることが多かったりとか、
そういうところってあるんですけど、それを大概的に自分が一体どんな強みなのかみたいなのって、あんまり配信だったりとか、舞台化できてないなってところもあるので、
自分の表面だけのデザインじゃなくて、表裏一体というか、その人自身から紐解いて、その人自身の体現するようなデザインみたいなのを作っているっていうプロセスだったりとか、考えみたいなのをちゃんと発信できるといいなと思う。
ありがとうございます。またね、いろんなお仕事についての話も改めてお聞きできる時間が作れればと思いますので、またぜひよろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。今回のゲストデザイナーの割絵物事割石ゆうたさんでした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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