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群馬県のニュースをお伝えします。
(1)伊勢崎で38.9度、全国4位の暑さとなりました。
県内は22日、高気圧に追われて各地で気温が上昇し、最高気温は伊勢崎で全国4位となる38.9度、桐生が8位の38.5度、前橋も9位の38.4度を観測するなど、各地で猛烈な暑さとなりました。
前橋地方気象台によると、県内13観測地点中9地点で35度以上の猛暑日となりました。
各消防によると、午後6時までに熱中症の疑いで34人が搬送されたということです。
前橋の男性82歳が屋外で体調を崩し、重症と診断されました。
(2)公園で遊ぶ子供にエアガンを撃ち、怪我を負わせた男の初公判が行われ、起訴内容を認めました。
公園で遊ぶ子供に自宅からエアガンを撃ち、怪我を負わせたとして、傷害と暴行の罪に問われた前橋の無職、須田俊輔被告36歳の初公判が22日、前橋地裁であり、須田被告は起訴内容を認めました。
検察側は重大な傷害を負わせかねない危険かつ悪質な犯行として懲役1年を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決などを求め即日結審しました。
冒頭陳述などで検察側は公園が整備された2021年からボール遊びの音に苛立っていたと指摘、
通信販売で購入したエアガンは大型のライフル式で弾丸を秒速90mで発射する威力があったことを説明しました。
昨年5月頃から子供に向けて発射するようになったほか、スマートフォンに「エアガンで撃ってやる」、「子供を殺す」などと日記を残していたことも明らかにしました。
一方、弁護側は統合失調症で聴覚過敏になっていたとし、怪我を終わする目的はなく、深く反省していると主張しています。
(3)下仁田の中小坂鉄山さんで国内初のレアアースの手がかり、IOA型鉱床が見つかりました。
下仁田町指定文化祭で昭和中期に閉山となった中小坂鉄山さんの鉱床について、
町は22日、日本では存在が確認されていなかった酸化鉄燐灰石(IOA)型鉱床に分類されることが分かったと発表しました。
これは成蹊大学の理工学部の宮下教授らの研究グループが調査したもので、
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燐灰石は電気自動車などの製造に必要なレアアースを含むことでも知られています。
グループは国内に他にもIOA型鉱床がある可能性を示す成果だとしています。
下仁田町は全域が貴重な地形や地質などを備えた日本ジオパークの一つに認定されており、
町は地質学的な観点からの評価も得たとして、ジオパークのPRなどに役立てることとしています。
(4)退職手続きを代わりに行う退職代行について、民間信用調査会社が調べたところ、
回答した県内企業の1割余りが代行サービスを通じ社員が辞めたことがあると答えたことが分かりました。
東京港区にある退職代行サービスを行う会社では、
依頼者に代わって電話で企業に退職の意向を伝え、必要な手続きを進めています。
この会社によりますと、おととしサービスを始めて以降、全国の約1万3000人から依頼があり、
県内でも200人余りが利用しています。
依頼者は若い世代が多く、20代から30代がおよそ6割を占めているということです。
また一方、民間の信用調査会社の東京商工リサーチが先月アンケートを行ったところ、
県内の78社が回答し、このうち8社が去年8月以降に代行サービスを通じ社員が辞めたことがあると答えました。
東京商工リサーチは、人手不足を背景に転職市場が活性化する中、
代行サービスの浸透で退職の心理的なハードルが下がっているとしています。
以上、県内のニュースをお伝えしました。