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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)5月31日未明、群馬県安中市でクマ1頭が住宅に入り込み、この家に住む70歳代の夫婦が襲われて大けがをしました。
クマはその後、住宅から外に逃げ出し、警察は付近の住宅に警戒を呼びかけています。 31日午前0時半前、安中市松井田町の住宅で、この家の74歳の男性が外の物音に気づいて
1階の寝室近くの窓を開けたところ、クマ1頭が住宅に入り込んできました。 クマは体長1メートルほどあり、男性と、助けに入った72歳の妻の2人が相次いで襲われ、
頭や手などをひっかかれて大けがをして病院で手当を受けています。 その後、クマは住宅から外に逃げ出し、警察は付近の住宅に不要不急の外出を控え、
家の戸締りをしっかりするよう呼びかけています。 (2)前橋市の小川晶市長が、初当選したことし2月の選挙で公約に掲げて、議会に提案していた
市長の多選自粛を定めた条例案が30日、 自民党の議員で作る会派などの反対多数で否決されました。
前橋市の定例議会は30日の最終日、小川市長が就任後、初めて本格的に編成した一般会計の総額で1525億円となる今年度の当初予算案が全会一致で可決されました。
一方、小川市長が初当選した2月の選挙で公約に掲げて提案していた、市長の在任期間を連続で3期12年までとする多選自粛を定めた条例案については、
自民党や公明党の議員で作る会派などの反対多数で否決されました。 2月の選挙で自民党と公明党は、4期目を目指した現職を推薦しましたが、
立憲民主党など野党の議員の支援を受けた新人の小川市長に敗れていました。 小川市長の今後の市政運営への影響が注目されます。
(3)特定外来生物のセアカゴケグモについて、県は30日、伊勢崎市内の民家の敷地内で有毒の雌1匹が見つかったと発表しました。
県内での確認は2月の前橋市以来13例目です。 すでに駆除しており人的被害はありませんでした。
県によりますと、住人が隣の家との境界に積んだコンクリートブロック近くにいたクモを30日に発見し、踏みつぶしました。
県は住人が撮影した写真を専門家に送って調べた結果、セアカゴケグモと確認。 県と伊勢崎市が発見地点の周辺を調べましたが、他の個体は見つかりませんでした。
セアカゴケグモの雌は体長1センチ程度で黒く、 腹部背面に赤色の帯状の模様があります。
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雄に毒はありません。 オーストラリア原産で海外からの貨物に付着して国内に侵入してきたとされ、
かまれると痛みや発熱、頭痛などの症状が出ることもあります。 駆除する場合は市販の殺虫剤を使ったり、靴で踏みつぶしたりする方法が有効ということです。
(4)国指定重要文化財の臨江閣を所有する前橋市は来年4月から、臨江閣へ指定管理者制度を導入します。
市議会第1回定例会最終日の30日、関係する条例改正案が可決されました。 2019年改正の文化財保護法は文化財の活用にも積極的に取り組むよう定めていますが、
現在、県内の市町村が所有する国指定重要文化財で指定管理者制度を取り入れた建造物はありません。
前橋は民間の力を生かしながら臨江閣の価値を高め、幅広い活用を促したい考えです。 (5)伊勢崎市は2025年度開始の第3次伊勢崎市総合計画策定に中学生の声を役立てようと、
29日、市役所で理想の伊勢崎市について意見を聞きました。 市内10校の3年生40人が参加し、「電車の本数を増やして」 「大型ショッピングモールを」などの思いを、
臂泰雄市長らに伝えました。 生徒の意見は、第3次市総合計画の具体的な取り組みをまとめた
2025年度から2029年度の前期アクションプランの参考にします。 以上、群馬県のニュースをお伝えしました。