群馬県のニュースをお伝えします。(1)JR東日本が、吾妻線の一部区間のあり方について、県に協議の申し入れを行いました。
人口減少で地方鉄道の赤字が続く中、JR東日本が利用が特に少ない区間として公表していた、吾妻線の一部区間について、県などに対し、将来の路線のあり方について協議の申し入れを行ったことを明らかにしました。
協議の申し入れを行ったのは、JR吾妻線の長野原草津口から大前の区間です。この区間の昨年度の乗客は、JRが発足した37年前と比べておよそ70%減少し、昨年度の収支は4億6千万円余りの赤字となっています。
JR東日本によりますと、県などからは、「協議への参加について今後検討する」という回答があったということです。
JR東日本の管内で、同じような協議への参加を申し入れたのは、千葉県内の路線に続き、これが2例目だということです。
(2)ザスパ群馬、岡山に1対2で敗れました。
サッカーJ2は24日、正田醤油スタジアム群馬などで第6節を行い、ザスパ群馬は首位の岡山と対戦、1対2で敗れました。
通算成績は2分け4敗、勝ち点が2、順位は最下位で変わらずです。
前半は序盤から相手のプレスをうまくかわしてボールを支配、再三攻め上がりましたが、決勝機をつくることができませんでした。
後半3分、ミッドフィルダーの川上の右クロスがオウンゴールを呼び込み先制できましたが、直後にミスから失点。
その後は要所で選手を交代して攻勢を強めましたが、ロスタイム4分に守備の穴を突かれて決勝点を許しました。
次の試合は今月30日、徳島ヴォルテイスと対戦します。
(3)子供がオンラインゲームで勝手に決済したという相談件数が48件でした。
子供がオンラインゲームで勝手に決済したという相談が数多く寄せられているとして、
県消費生活課は中高生らの保護者に注意を呼びかけています。
今年度の相談件数は2月末時点で48件となっており、決済額が190万円を超える例もあるということです。
また県内の消費生活センターへの相談件数は2018年度に36件、2019年度に39件、
2020年度に49件と増加、2021年度には44件と一度減少したものの、
2022年度は60件と過去5年間で最多になりました。
今年度の相談での決済額は10万円から50万円がおよそ半数を占めて最も多く、
平均決済額はおよそ30万円だったということです。
また勝手に決済した小中高校生のおよそ8割が男性だったということです。
(4)酒酔い運転の疑いで31歳の男を逮捕しました。
伊勢崎署は23日、酒酔い運転の疑いで高田容疑者31歳を現行犯逮捕しました。
警察によりますと23日午前5時ごろ、伊勢崎市下植木町の県道で、酒に酔った状態で軽乗用車を運転した疑いがあります。
高田容疑者は縁石に衝突する事故を起こしたとみられ、横転状態であった車を起こしてもらった後も運転しようとしていたといいます。
調べに対し、高田容疑者は「酒を飲んで運転していない」と容疑を否認しています。
(5)伊勢崎市で「市史編さんシンポジウム」が行われました。
伊勢崎市の市史編さん事業を多くの人に知ってもらおうと、
「わたしたちが紡ぐ伊勢崎市史-はじめの一歩を語ろう-」と題したシンポジウムが23日、伊勢崎市の絣の郷で開かれました。
市民らおよそ130人が地元の歴史や伝統工芸、暮らしを考えました。
四ツ葉学園中等教育学校の地域歴史研究会の5年生が伊勢崎銘仙を通した地域活性化への取り組みを紹介、
またいせさき楽市で銘仙のクイズ企画を行い、参加者に銘仙を使用したしおりを配布したことなどを発表しました。
伊勢崎市史は2035年の完成を目指し、市史編さん基本計画が昨年に策定されました。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。