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群馬県のニュースをお伝えします。 (1)伊勢崎市田中島町で小学生9人を含む12人が「四国犬」1頭にかまれて負傷したことに関連し、
かんだ犬は狂犬病予防法が義務付ける市町村への「登録」がなく、年1回の義務である狂犬病の予防注射をした記録もないことが8日分かりました。
飼い主の62歳の男性は四国犬を計7頭飼っていますが、登録は3頭のみで、この3頭の予防注射の記録はおよそ10年前が最後だということです。
伊勢崎市環境政策課によりますと、職員が8日午前、飼い主宅を訪れて適正に飼育するよう指導しました。
男性は一定の高さの塀に囲まれた部分で犬を飼っていたとみられますが、この時点の目視で抜け穴は確認できませんでした。
複数の関係者によりますと、何らかのきっかけで塀を飛び越えて脱走した可能性があるということです。
(2)群馬県警が2023年に受けた児童虐待に関する相談は、前の年に比べ65件増の594件で、3年ぶりに増加し、5年連続で500件以上を記録したことが、県警のまとめで分かりました。
県警から児童相談所に通告した子どもの数は、直近10年で最多の724人でした。
2018年から2019年に東京都目黒区と千葉県野田市で虐待死事件が相次いでから、社会の関心が高まり続けているとみて、
「今後も泣き声を聞くなど違和感を持ったら積極的に通報してほしい」と呼びかけています。
(3)老朽化で建て替えが検討されてきた渋川市の県立小児医療センターについて、山本一太知事は8日の定例会見で、
群馬大学医学部付属病院の隣接地に移転再整備することを明らかにしました。
2033年度までのできるだけ早い時期に実現を目指します。
県内唯一の小児専門病院のセンターと、幅広い分野で高度医療を提供する群馬大学医学部付属病院の連携を強化し、
小児・周産期医療を充実します。
(4)前橋市長選で自民・公明両党が推薦した現職の山本龍氏が敗れたことを受け、山本一太知事は8日の定例会見で、
「衝撃を受けた。自民党県連も党本部も重く受け止め、もっと危機感を持ってもらいたい」との認識を示しました。
山本知事は自民党が選挙後のコメントで同じ日に投開票された京都市長選の推薦候補勝利に触れる一方、
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前橋市長選の敗北には言及しなかったとした上で、「危機感が足りないんじゃないか」と指摘しました。
当選した新人で元県議の小川晶氏には、
「選挙は結果が全て。当選された以上は前橋初の女性市長として頑張ってほしい。
前橋市との関係はこれからも重視したい」とエールを送りました。
(5)県内公立高の2024年度入学者選抜で、
県教育委員会は8日、全日制・フレックススクール計64校の第1回志願先変更状況を発表しました。
49校で計67人が志願先を変えました。
変更後の学校別の倍率は、
桐生1.30倍、前橋商業と桐生商業1.26倍、高崎1.25倍、前橋1.23倍の順でした。
14日の2回目の変更を経て、21日、22日の両日に学力検査と面接などを実施します。
(6)公共施設に企業名などの愛称を付けるネーミングライツで、
伊勢崎市は伊勢崎市平塚公園の命名権者が、市内で生花販売を手掛ける「Flower SAKURA」に決まったと発表しました。
愛称は4月1日から3年間「フラワーさくら平塚公園」となります。
本年度第2回として募集していた6つの施設のうちの1つです。
残る5つの施設は命名権者が決まらなかったため、再募集するということです。
以上、群馬県のニュースをお伝えしました。