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2021-07-07 10:00

今日の10分1テーマ「怖いとは何か?」について〜悪魔のいけにえ 激突! 呪怨 日野日出志〜

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。第4回目は「怖いとは何か?」についてホラー映画や漫画を引き合いに話してみました。 #ホラー #漫画 #悪魔のいけにえ #激突! #呪怨 #日野日出志

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00:01
はい、みなさんこんにちは。エイドリアン太郎です。
10分1テーマのお時間になりました。
この番組は、私エイドリアン太郎が興味のあるテーマについて1日10分話すという内容になります。
本日のテーマはこちら!
怖いとは何かについて
はい、というわけで始まりました。
本日のテーマは、怖いとは何かについてです。
というのは、この録音する寸前まで、ある作家さんと話をしていまして
その話が面白かったので、その話をしようかなと思いました。
その作家さんは漫画家さんなんですけども
原稿を受け取って見てみたらですね
なんかあれおかしいな、思ってたよりちょっと怖くないですね、みたいな話をしてですね
なんでだろうな、みたいなことを言って
どういう風に原稿を仕上げればいいのか、みたいな話をしてたんですけど
結論から言うと
バックの背景を全部曇り空にしましょう、という話になったんですよね
曇り空にしたら、急にちょっと怖い雰囲気が出てきて
原稿として良くなった、ということがありまして
じゃあなんで曇り空にしたら怖いんでしょうね、みたいな話をしてたんですよね
その作家さん、ホラー映画とか好きなので、ホラー映画の話をしてたんですけども
これも結論から言うとなんですけど
ホラーって逃げられない、選択肢がないように思える
ここ以外の場所とか、これ以外の選択がないように思える
もう逃れようがない、という空気が出ると怖いんだな、という話をしました
その作家さんが好きな悪魔の生贄の話をしてたんですけど
悪魔の生贄はオープニングやばいですよね、という話をしてて
話をしていたらですね
あれはオープニングで
まず一家が墓場から掘り出したであろう遺体の撮影をしているところから始まるんですけど
何者かがフラッシュで撮影していて
それもすごいサブリミナル効果みたいで怖いんですけど
パンパンってフラッシュで遺体が写って焼き付けられているみたいな感じがするんですが
今度はその遺体がオブジェみたいな感じでくくりつけられていると
テキサスの草原みたいな墓場のところに掘り出されて
そこにラジオ放送がかぶっているんですよね
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それは最近の墓荒らしについてのニュースを告げるラジオ放送なんですけど
そのシーンまではいわば状況の説明だと思うんですよね
実際墓荒らしが行われていてそれがニュースになっているという状況の説明なんですが
その後のタイトルシーンになっていくんですけど
映像がずっと太陽の黒点とか太陽のプロミネンスというか表面から吹き出す炎のアップの動画
映像にずっとそのラジオ放送の続きのニュースの音声がかぶっているんですよね
そのニュースの内容がこれらがすごい大流行しているとか
あとは石油の油田の火災が起こっているとかみたいな悪いニュースがずっと放送されていて
それが黒点の映像とともにズーンというすごい不気味な音響とともに延々とそのラジオ放送
ニュースラジオ放送が流れているんですよね
それを見るとどういう気持ちになるかというと
なんか太陽の運動とかみたいなもうちょっと逃れようのないすごい天体的なというか運動によって
人間とか世界っていうのが狂わされているみたいな感じなんですよね
で逃げ場がない感じがするんですよね
でその一つの現象の現れとしてこのテキサスで墓を荒らす殺人鬼っていうのが現れてるみたいな感じで
なんかやっぱこう異常な不吉な感じがするんですよね
これは逃げようがないぞって感じがするんですけど
やっぱそういう風な演出してたんやなというふうにちょっと思いました
でそれに合わせて
そういえば激突のオープニングもそうでしたね
スピルパークの激突なんですけど
あれも車でカーラジオを聞いてたら
そしたらなんか笑っていいと思うみたいな番組を聞いてて
で素人参加型のなんかコーナーみたいなところで
参加してきた素人がめちゃくちゃちょっとおかしいやつで
なんかそうやって俺は自分を切り刻んだのさみたいなことを言ってて
でちょっとスタジオどんびきみたいなラジオ放送を主人公が聞きながら
ちっさいこ野郎めとかいうところから始まるんですよね
それもその後ねでっかいトラックに追っかけ回されるわけですけど
なんかやっぱ全体的にこの世がおかしくなってってる
っていうので
そのトラックはその一つの現れ
主人公を追っかけてくる暴走トラックはその一つの現れである
っていうような感じなんですよね
やっぱなんか逃げようがない感じがすると
あと思い出すのはやっぱ呪怨シリーズですよね
呪怨シリーズとかはもうなんていうんですかね
時系列とかもむちゃくちゃでね
最初に起こったまだ何か事件が起こる前の
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ちょっと不吉ななんだろう今のシーンみたいなのが
もうそれが全て終わった後の結果っていうのは先にインサートされてたりとかして
もうなんていうか時間の流れとか空間とかからもう歪められてて
これはもう逃げようないわって感じがするわけですよね
であと話の中で出たのが
ちょっとタイトル忘れちゃったんですけど
新居を買ったら隣に住んでたのがやばい奴でしたみたいな
ほら漫画かなっていうのがあって
それも新居買っちゃってるんで
やっぱり常に逃げられないわけですよね
あとあれか日野秀志さんの
日野秀志さんの漫画も全部逃げられない感じがするわけですけど
それはもう例えばですけど何でもない普通の風景のシーンとかで
空に雲が垂れ込めてるんですけど
雲の中に目玉
ギョロっとした目玉とか書いてあるんですよね
なんか雲の中に目玉があるって時点で
これはもう無理だなみたいな
ここから逃げようないなって感じがするんですけど
日野秀志さんのやつで言ったら僕は今すごい嫌だなっていうのは
ハツカネズミっていう短編なんですけど
あれもそのでっかいハツカネズミ
可愛いなと思って買ってきたハツカネズミがどんどんでかくなって
そのハツカネズミから家族が支配されて
ハツカネズミの顔色を伺いながら暮らすようになるっていうホラーなんですけど
いやいやそんなもうどっか逃げたらええやん
他の家に行って思うわけですけど
逃げらんないんですよね
なんか本人たちはここ以外に居場所がないと思い込んでるって感じなんですよね
それはまあその家がね自分の持ち家とかで
他に逃げ場所がないからって思ってるかもしれないんですけど
なんかこうそういうね
逃げらんないとか選択肢がないとかと思い込んでいる
動けないここから動けないと思い込んでるというのが
恐怖心の源泉なんだなというふうに思いました
結構ねそういうホラーの作劇みたいなことからちょっと離れて
ちょっともう少し普遍的な話で言うと
やっぱりその重要なことって
恐ろしい恐怖に囚われてしまわないためにすごい重要なことっていうのは
選択肢がある実はあるっていうことを常に意識していくことかなと思いましたね
だからまあ選択肢がないと思い込むっていうのってすごくよくあることで
今の仕事以外俺にはできないんじゃないかとかね
この場所で以外自分はもうなんか輝けないんじゃないかとか
そういうふうに思うわけですけど
いろいろやってみたらなんかあるかもしれないし
逆にいろいろやってたら別にその場所から動かなくても
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選択肢あるんだなっていう気持ちがすると
選択肢がないと思って同じ場所にいるのと
選択肢があると思って同じ場所にいるのって
全然恐怖心が違うと思うんですよね
だからまあその選択肢がないと思い込まないように
いろんなことやってみたりとか
あとは僕ずっと賃貸で住んでますけど
特にやっぱね家買うってなるとやっぱこう
選択肢がないような気がすること多いんだなってちょっと思いましたね
そういう設定のホラーが多いなと思ったんですけど
だからこう常に動けるような
常になんか新しいものとか
今の居場所以外のものにタッチしてるとか
そういうことで自分が恐怖心にとらわれないようにするっていうのは
重要なんだなっていうふうに思いました
本日は以上ですありがとうございました
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