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2021-11-26 14:44

今日の10分de1テーマ「AV監督・二村ヒトシさんの語る愛の話」について

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本職は編集者のエイドリアン太郎が1日1テーマを決めて10分話すpodcastです。 ※ご意見、ご感想、質問や話のお題などありましたら eidoriantarou@gmail.com へお便りください。

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はい、というわけで始まりました。本日はですね、 AV監督の二村ひとしさんって人の話をしたいなと思って
思いました。 二村ひとしさんは有名な人ですけど、僕十数年ぐらい前に
二村ひとしさんが書いた「すべてはモテるためである」っていう本を読んでですね、内容にすごく感動したんですよね。
当時全然思想とかですね、哲学とか全然興味なかったんですけど、 多分僕が初めてちゃんと読んだ思想書なんじゃねぇかっていうぐらいですね、すごいその思想として練られててすごく面白かったんですけど。
この二村ひとしさんがモテたいと、モテたいんだけどモテるためにはどうしたらいいかっていうことを
考えるときに、人間っていうのはこういうもんだよねっていうことを まず徹底的に考えた上で、その上で
だからこうしたらモテるはずだ、これをやっていればモテるはずだということをつらつら書いているって感じだったんですよね。
だから一応モテるための本なんですけど、 こうしたらモテる、この服着たらモテる、こういう言動がモテるとかそんなんじゃなくてですね
人間ってこういうもんだから こういうことを人はされたいってついて思っちゃうよねみたいな感じで、人間についての本だったんですよね。
それがすごい面白くて、シンクって面白かったんですけど、 実際に二村さんはその本の内容を書き上げた後に編集者と一緒に実践したらしいんですよね。
あの本に書いてあることをちゃんと実践しようと言ってやったらですね、めちゃくちゃモテたらしいんですよね。
めちゃくちゃモテて、編集者もめちゃくちゃモテたらしいんですよ。 なんですけどその後ですね、二人とも揃って鬱になったんですよね。
そのことも書いてあってですね、でなんでじゃあ鬱になったかっていうと、その 人間というものはこういうもんだよねっていうのをですね
理解したというか、一応そういう仮定をした上で、その仕組みをですね、いわば利用するような形で、じゃあこういう人間はこういうもんだとしたらそれを利用してモテるにはこうだよねっていうことが書いてあったわけで
で多分ですね、そこのこの人を利用してですね、モテるために利用するということをずっと続けてたことに対してですね
モテたんだけど、非常に多分二人とも傷ついたみたいですね。
結果から言うと、二人とも鬱になったんですよね。 でですね、まあそのこともあって、その話は面白かったなと思ったんですけど
ちょうど最近その、僕の好きな古典ラジオっていう、歴史についてのポッドキャストの
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番組があるんですけど、それがですね、ずーっとここ10回ぐらいですね、生の歴史っていうのをずっとやってたんですよね。
で、それがもう本当に古代、追っかけられるぐらい古代からですね、まあ現在までもう古今東西のやつ、生の変遷みたいなことをすごい紹介してて面白かったんですよね。
それがその、なんていうかね、社会が何を禁じているかとかですね、国家がどういう状態かとかですね
そういうことによって、まあもちろん社会が変わることによって、全然こう、性欲の在り方が変わっていると。
昔の昔とかだとですね、本当にこのアフリカのね、あのすごい昔の部族とかの、確認し得るすごい最古の記憶、記録みたいなことで言うと
10歳ぐらいになったら長老の性益を飲む、みたいな。そしてこう生命を分けてもらうのだ、みたいなですね。
ということがもう一つ、その神聖な儀式としてあってですね、今やったらもう、何年刑務所に入るんだ、みたいな感じなわけですけど。
とかですね、まあその逆にめちゃくちゃその性規制が厳しくなって、ビクトリア町のイギリスとかだとですね、足見せちゃいけないって言うんで、その
禁じられたわけですけど、そうなるとですね、足めちゃくちゃみんな逆に興味が出てきてですね。
私、夜ご飯とかで、チキンの足ですね、もも肉をですね、出すと、これはちょっとエッチだからやめよう、みたいな感じですね。
もも肉はそのまま出してはいけないとかですね、謎の、なんかどういう状態になってるんだ、みたいなですね。
なんかそんな感じだったらしくて、まあ本当にこう歴史とか地域によって全然違うわけですよね。
日本で言ったら、ずーっとめちゃくちゃ大らかでですね、なんか
性について、まあ本当に大らかで、あのまあね、男同士も全然するし、女性の処女性をたっ飛ぶとかっていう感覚も全くない
くってですね、かなり大らかになってたんだけど、まあ明治維新でね、あの
そのキリスト教的な概念でですね、あの列強たちは来るので、あの
やばいと、この断食とか今まで普通にやってたけど、あの
いや、これやってる限りちょっと野蛮国だと思われるな、みたいな感じで、ちょっとその
まあキリスト教寄りになってたわけですよね、その性の考え方みたいな。
みたいなね、その例えば目かけ持つ持たないとかね、
いうのもまあその、やっぱ持つとかちょっと良くないよね、みたいな感じで、まあ一夫一妻制っていうのに
変わっていったわけですけど、まあそんな感じで、こう社会によって性欲が変わっているっていうのをまあ紹介してたわけですよね。
で、それのそのなんていうか総まとめとしてですね、その新村ひとしさんがゲストとして来て、フリートーク的に話してたんですけど、
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それがまあめちゃくちゃ面白かったんで、ちょっとその話をしたいなと思ったんですが、
えーとですね、まずその人間は
なんていうかな、あの何によって形作られるかみたいな話をしててですね、
何を諦めたかで形作られるって言ってたんですよね。
これもすごいなるほどと思ったんですけど、
あの確かに何ができるとかじゃなくてですね、何を諦めたかだよなーって思うわけですよね。
やっぱ僕はもうどっかですね、どっかとかもう覚えてないですけど、世界最強になるとかってことを諦めてるわけじゃないですか。
それ諦めた瞬間に、じゃあ世界最強になれないんだったらとかね、じゃあこういうことやろうかな、ああいうことやろうかな、みたいな感じですね。
何かを諦めるってことがやっぱりこう人間を形作ってると、その通りだなって思うわけですよね。
でですね、まああの、
それで、その諦めたものによってどう育っていく過程なのか。
で、心の穴っていうのがみんなできるんだと。
で、その心の穴っていうのはその寂しさを感じさせると。
で、その穴を埋めようと働き続けているのが欲望であり欲求であり、
で、その最も根源的なものっていうのが、性欲なんだっていう考え方なんですよね。
すごい面白いですよね。
何かしたい、何かせずにいられない、みたいなですね。
まあ、性欲はそうだと思いますし、性欲じゃなくても、例えばもうずっと本を読まないといられないとかね、
なんかこう、こういうことをしてないといられないみたいな人いますけど、
あれもまあ、その心の穴っていうのが、何かを諦めてきたことによってその生じたですね、心の穴を埋めようとする。
それが寂しさ、その穴があると空いたままだと寂しいから、それを埋めようとするために性欲だったりとか、何かせずにいられないような欲望欲求というのが生まれると。
って言っててですね、まあすごい面白いなと思ったんですよね。
でですね、まあ話が進んでって、その性欲っていうのはその三大欲求に数えられてるけど、それ三大欲求じゃないんじゃないみたいな議論がありますよね、みたいな話をしていて。
でですね、まあそのなんで三大欲求じゃないって言われるかというと、
ね、その食欲とか睡眠欲っていうのは、まあその食べずに寝なかったら死んじゃうわけで、
えーとなんですけど、その性欲っていうのは別にね、その性行為とかしなくてもですね、死ぬわけじゃないと。
まあ子孫はね、途絶えるかもしれないけど死ぬわけじゃないから、その
だとしたらその三大欲求って数えるのはおかしくない?みたいな感じだったわけですよね。
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でですね、あのなんですけど、これに対する回答がすごい古っててすごいなと思ったんですけど、
性欲っていうのはその寂しさを埋めるもんだと。
その心の穴ですよね。心の穴が開いていると寂しいと感じる。
その心の穴が開いているとみんな開いてるんだけど、それが開きっぱなしでそれを埋めようとしてないとすごく寂しさを感じると。
だからその性欲とかで埋めようとするということがあるわけですけど、
で、人は寂しいと死にますよねって言ってたんですよね。
そうですよね、あの
例えば自殺とかを選んでる人っていうのはもうほぼ間違いなく寂しいから死んでるわけですよね。
だから人は寂しいと死ぬと、それはもうその食べないと上で死ぬとかね、寝ないと不眠で死ぬとかっていうのと同じように
そのあの
性欲というか愛っていうんですかね、その寂しさっていうのは愛でしか満たせないと考えると
その愛っていうものがないと寂しくて人は死んでしまうと。
だからその満たされないと死んでしまうという意味では性欲、まあもっと大きくて愛もそうなのだと言っていて、なるほどって思ったんですよね。
で、さらにですね、ここからもう何というか話がギュッギュッギュッってすごいドライブしてたんですけど
えーと、だからまあその心の穴っていうのを、みんなが空いてる心の穴っていうのを他人を傷つけずに、むしろその他人を、人を楽しませながら埋められる人っていうのが幸せになれるって言っていてですね
その通りだなと思ったんですよね。
でですね、あの、まあ逆に言うと人を傷つけることでその寂しさっていうのを
埋めたいっていう、あの、傷つけることで埋めてしまう人っていうのがいるわけですよね、その心の穴っていうのを埋めようとすると。
それからその性欲っていう意味で言うと、痴漢だったりとか性犯罪とかね、この間の小田急で女性を狙ったのは殺傷事件だったりとかですね。
まあそういうこう、あの、こう、それらは全部ですね、まあそれをやってる人はみんなまあ、愛が足りてなくて寂しいんだと。
その寂しさっていうのを誰かを喜ばせることじゃなくて、暴力だったりとかで埋めようとしているのがまさに性犯罪なんだと。
で、あの、だからそれが、それらの理由っていうのがその肉体的なことじゃないんだと。
実際その、性欲ってのはすごく社会的なことによって規定されているっていうのが、社会の変遷によって性欲が全然形が変わっていってるみたいなのはまあ実際にそのね、歴史を紐解いていけば、
一目瞭然なわけで、そう考えた時にですね、なんかこう、あの、痴漢をしてるのはお前溜まってるからだろうとかじゃなくてですね、
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あの、そういうのと関係なく、この寂しさっていうのを埋める方法として痴漢だったりとか性犯罪だったりとかに行くという、
なんか社会的な状況っていうのがあるんだろうというのも思うわけですよね。
でですね、まあもう少し話が進むと、その、あの、言っていたのが、その、例えば、戦争だったりとかミサイルだったりとか、でっかいビルとかですね、出世とかっていうのも、もうそれに近いって言ってたんですよね。
で、その、その、寂しさっていうのをこの埋め合わせる男性的な方法っていうのは、まあ、戦争ミサイル、でっかいビル、出世とかは、まさにそうなんじゃないかって言ってたんですよね。
この辺のところでもうかなり、かなりこう、話はキレキレになってて、なんかその、まあAV監督として女性のカラ…女性は女性の体のことを、
それは自分のも他人のもどっかこう綺麗でいいもんだと思っている
綺麗でいいもんだと思っているっていうのは、なんていうかな、あのそういう感じでもないんですけど
なんかあの
なんかあのその肉体に対してすごい忌避感はそんなないんだけど
その男っていうのは他人のあの体、他人の男の体も自分の体も基本的にはなんか足りなくて
なんか劣っているというふうに思っていると
でそれを埋め合わせようとしてそのでっかいビルとかね出世とか戦争してみたりとかね
俺はすごいぞみたいな風になってみたりとかみたいなのが、で埋め合わせようとすると
それはその心の穴を埋めようとする性欲っていうのの作動に近いみたいな話をしてたんですよね
でも本当にまあこの辺までくると話きれいやなと思うんですけど
でですねだからまあ大事なのはその自分の心の穴をよく見て
どういうふうに埋めたらこの人を喜ばすことができるのかっていうのを考えるのが幸せになる方法だと言っていてですね
いやなんか本当に面白いなと思いました
なんだろうなんかあんまりね感想はないんですけどただただ面白かったなというふうに思ったのでですね
えー
ちょっとあの簡単にちょっと自分の頭の整理のためにも一回話してみました
本日は以上ですありがとうございました
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