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はい、というわけで始まりました。
本日はですね、最近すごい色んな編集者の人の話を聞く機会があってですね、
それですごく色々面白いなと思ったので、その話をですね、ちょっとざっくばらんに話したいなと思うんですけども、
まずですね、僕自身のキャリアみたいな話で言うと、
僕はですね、あるすごいメジャーな舞台みたいなところに最初に配属されてですね、
数年間やった後、すごい逆に今度はマイナーシーに配属されて、
そこからですね、メジャーシーかな、メジャーシーだったりとか、新しい授業だったりとか、またメジャーシー行ったりとかみたいな感じなんですけど、
なんでこう、自分のキャリアの最初の方にですね、
メジャーシーですね、もう100万目指すぞみたいな、100万部目指すぞみたいなメジャーシーとですね、
次にすごいですね、大丈夫かみたいな、存続も危ぶまれるぞみたいな、
マイナーシーっていうようなものをですね、2つ経験したので、
僕はよくですね、人に自分のキャリアを説明するときにですね、
配属されたのはアメリカ空軍であると、エアホースであると、
で、次に行ったのがベトコンだって言ってたんですよね。
で、なかなかですね、こうなんていうんですかね、軍のいい格好でてですね、エアホースの士官みたいなね、
ピシーって制服着て士官みたいなね、そういう感じからですね、
今度はこうね、竹刃を削って罠仕掛けて敵を殺すみたいな、ベトコンみたいなですね、
結構いきなり上と下をすごく両方見たっていうのがですね、
かなり僕の多分キャリア形成において大きい影響を与えてるんですよね。
なのでですね、両面の視点があると、あってですね、
で、今ですね、どちらでもない中間的なところですかね、まあまあメジャーみたいなところをですね、
渡り歩いてる部分もあって、そうなるとですね、
ちょっと両方の心を混ざってるところもあるし、
まあ忘れてるところもあるなみたいなタイミングでですね、
いろんな立場の編集の人の話を聞く機会があってですね、
まあすごく自分の思考も整理されたなというか、
面白いなと思って話し切ったんですよね。
なんでそんな話をしようかなと思ってるんですけど、
まずですね、これ何でもそうなんですけど、
これは僕がですね、メジャー氏からマイナー氏に行った時にですね、
起こった一つの変化として、
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求められた変化としてですね、
ものすごくまずですね、
でかい数字をいきなり作るのが難しいわけですよ。
そうなると確実にまずは売るということを考えなきゃいけないところがあって、
確実に売るためにはお客さんの顔をですね、かなりはっきりと見えてないといけないんですよね。
こういうのに喜ぶ人はこれぐらいの数がいるはず。
そういう人はこういう人だからこういう人に対してこういう喜ばれ方をするようなものを作るんだみたいな感じでですね、
はっきりお客さんを見て作らないといけないと。
でですね、一方でですね、ずっとマイナーなところでやってる人っていうのは、
はっきりとお客さんを見なきゃいけないという意識が強すぎて、
すごくですね、小さいものを作っちゃうんですよね。
なのでですね、逆にお客さん見えすぎて、こういう層の、こういうタイプの、
でもこういうのにちょっと飽きちゃった、こういうものを求めてる人みたいな、
めちゃくちゃ狭いところにニッチのところに入っていっちゃって、
目標設定も低いみたいな感じでですね。
それはそのメジャーから来た自分としてはちっちゃって思うわけですよね。
でもですね、僕なんとなくメジャーでーすみたいなことをやっても、
まあ売れないので、なんというか、もう少しですね、
まあちゃんとはっきりとお客さんを見つつ、
でももう少しですね、お客さんを見て、
まあちゃんとはっきりとお客さんを見つつ、
でももう少し目標値は高く置くみたいな感じで、
自分はちょっとやれてたのかなというふうに思うんですけど、
まあですね、やっぱりこういろんな人の話を聞いていて、
小さいところほどお客さんをはっきりと見てなきゃいけないと。
じゃあですね、大きいそのメジャーなところっていうのはお客さんを見てないのかって言われると、
難しいところなんですけど、
これですね、話を聞いていてその感覚をまざまざ思い出した。
自分がメジャーなところにいた時の感覚をまざまざ思い出したんですけど、
お客さんを見てるというよりも、お客さんももちろん見てるんですけど、
はっきりとですね、そこまではっきり定義してないんですよね、お客さんを。
その代わりに、ずっとですね、一体メジャーとは何なのか、
どうやったらメジャーになるのかっていうことをすごい考えてたんです。
その感覚を本当に忘れてたなと思ったんですけど、
メジャーなものがちゃんと作れれば、それは自然と売れる、
だってそういう場だし、みたいな感じだったと思うんですよ。
例えばなんですけど、仮に少年漫画を作るとしますと、
もちろんですね、少年漫画が好きな少年とか、
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少年読者像っていうのは想像するわけですよね。
10代から30代くらいまでの、20代くらいまでかな、想定するのは、
男の人っていうのの漫画、こういう少年漫画とかを買って喜んでる人っていうのは想定すると。
その人たちが喜ぶようなメジャーさってなんだろうみたいな、
メジャーなものを備えたのはなんだろうみたいな感じで考えてですね、
相談したりして作品を作っていくわけですけど、
そこにですね、完全にピシャーンってハマった時に、
部数としてどれくらいいくのかって言ったらですね、
マックス多分50万部いくかな、
50万部くらいなんて思うんですよね。
でですね、多分それを超える数字を作っていこうってなると、
結局ですね、女性と子供に受ける、
女性と本当に少年漫画史を読んでいる層よりもさらに乳下の子供に受けるっていうような幅広さが必要になってくると。
そうなるとですね、結局お客さんどんなお客さんって聞かれたらですね、
老若男女みたいになっちゃうんですよね。
ものすごくもうそこまで広げると、
お客さんの顔っていうのは、とか思考っていうのは、
はっきりと見えづらくなってくる。
こういうのが好きな人たちみたいなことは、
その時に指標になるのが一体どういうことが普遍的に面白いのかとか、
メジャーなのかみたいなことがすごく大事になってくるんですよね。
なのでですね、すごいメジャーとはなんだろうとか、
どうやったらメジャーになるんだろうみたいなことをすごい考えてたなってことを思い出したんですけど、
そんなことを考えていたらですね、
結局全てのエンターテイメントはそうだと思うんですけど、
究極言うとですね、
ある人間とある人間を出会わせることだと思ったんですよね。
でですね、例えばさっき言ったように、
人間と人間を出会わせることで、
出会わせることだと思ったんですよね。
でですね、例えばさっきの例の、
小さなお客さん、
こういうお客さん像っていうのをはっきりと定義してですね、
この人たちは今こういう気持ちでこういうのを読みたいと思ってるはずだからそういうのをやります、
みたいな感じだとしたら、
そういうですね、オタク的なキャラクター像のお客さんと、
その人が好きそうな人間というのを合わせると。
だからですね、エンタメって何にせよ、
ある人と、そのお客さんとして待っているある人とですね、
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そのお客さんに向けて作品を作るクリエイターそのものかもしれないし、
もしくは作品の中にいるキャラクターかもしれないんですけど、
と出会わせること。
それで人と人を出会わせてその相手を喜ばせることっていうのが、
東東のつまりエンターテイメントってことなんだなと思ったんですよね。
でですね、そんな中で、
メジャー性を持つっていうのはどういうことかというと、
広い人気者を作るってことですよね。
広くみんなに好かれる、さっきの老若男女って言われましたけど、
広くみんなに好かれる人間っていうのはどういう人間なのか、
っていうことを考えることだなと思ったんですよね。
でこれがですね、
例えばさっきのもう少し狭くて小さい、お客さんがはっきり浮かべる場合っていうのは、
例えばこういうタイプのオタクの人はこういう女の子好きだろうみたいな感じで、
はっきりですね、わかりやすいんですよね。
こういう風に尖らせればいいのね、みたいなことがわかりやすいんですよ。
なんですけど、老若男女に向けてですね、
間の人気者って何やねんっていう話になると思うんですよね。
なんとなく全員がですね、好ましく思うっていうと、
じゃあ誰にも嫌われない人なのかなみたいな、
じゃあキャラクターは誰にも嫌われないキャラクターなのかなとか、
みたいなことをですね、最初に想像するんですし、
何だったらそういう方向性でメジャーを嗜好してつまんなくなるってことってすごいあるんですよね。
尖りがないみたいな感じになる。
でですね、そういうものは逆に言うとですね、
誰の人気者にもならないってところがあるんですよね。
じゃあですね、広く誰にとっても人気者であるっていう人間ってのはどういう人間かというと、
話聞いててですね、それはちょっと自分の中に浮かんだんですけど、
カリスマだなと思ったんですよね。
カリスマっていうのはじゃあどういう存在なのかって言うとですね、
知ってるけど新しいとか、
やばいんだけど親しみやすいとか、
多分カリスマと呼ばれると、
例えばですけど、やばいけど親しみやすいっていうのは、
例として言いながら悪いですけど、ヒトラーとかそうですよね。
やばいんだけど親しみやすい。
実際の人物、
当時のパブリックイメージとしては実はそうであると。
矢沢栄一とかもそうですよね。
やばい感じはするんだけど親しみやすい。
知ってるけど新しい、もしくは新しいけど親しみやすい。
知ってる感じがするって感じですよね。
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とにかくテレビとか全国的に人気者になる、
テレビですごいブームを起こすみたいな人って、
こういうところあると思うんですよ。
知ってるけど新しかったり、やばいけど親しみやすかったりみたいな。
そういう人が多いんですよね。
知ってるけど新しかったり、やばいけど親しみやすかったりみたいな。
そういう人のことを多分カリスマって言うんだろうなと思いましたね。
そういうカリスマ的なキャラクターを作る、
作品を作るということが、
メジャーな作品を作るということだなと思いました。
どういう作品がそういう作品なのかということを考えると、
新しいものをメジャーに描けているという意味では、
例えば進撃の巨人とかそうだよなと。
進撃の巨人は誰にも見たことのない新しいものだったんですけど、
それがメジャーな形で描かれている。
メジャーなものが新しく描けているという意味でいうと、
東京リベンジャーズとかそうだなと思ったんですよね。
あれも暴走族という手垢のついた題材なんだけど、
衣装だったりキャラクター性だったりとか、
いろんなタイムスリップの設定だったりとか、
いろんな面で新しく描けている。
特にキャラクター造形が大きいですかね。
あんな暴走族見たことなかったですもんね。
だからそういうふうにメジャーなものである、しかし新しく描けているとなると、
親しみやすさとヤバさとか、
知ってるんだけど新しいとか、
新しさヤバさみたいな、
なんだこれって手に取る理由もあるし、
手に取るときに抵抗がないですね。
知ってる感じがするとか、親しみやすいなという感じがするとか、
そういう部分があるんだろうなというふうに思いました。
何がメジャーかみたいなことを、
また久しぶり、10年ぶりくらいに考える機会があったので、
そんな話をしました。
本日は以上です。ありがとうございました。
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