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エイドリアン太郎のPGR検査結果
はい、というわけで始まりました。
本日はですね、村井理子さんのですね、兄の姉妹という本を読んで、それがすごく面白かったのでその話したいと思うんですけど
この数日間、PGR検査を受けて、結果は陰性だったんですけど、その結果が出るまで2日半ぐらいですね、ほぼほぼ隔離生活をしててですね、ベッドの上からほぼ出ないみたいな状態で仕事とかもしててですね。
休日とかもですね、何も家事とかもやることもできずですね、しょうがないからずっと映画とかも見てたんですよね。
何見たかな、KCIA南山の部長たちとかね、プロミシングヤングーマンとか、あとなんかドキュメンタリーとか、4,5本くらい見たのかな。
見てたんですけど、どれもまあまあ面白いなーくらいの感じで見てたんですが、最後の最後にですね、そろそろ読くかなという時に手をつけたこの本が、それら見た中で一番面白かったんで、その話をするんですけど。
これはですね、翻訳家とかされてる村井理子さんがですね、市賀県に住んでるんですけど、いきなり宮城県かな、東北の方に住んでいるお兄さんが死んだと。
死んで、帰ってきた小学生の息子が死んでいるところを発見して、見つかったと。両親も亡くなっているので、引き取り手が妹さんしかいないから、この遺体を引き取ってくれと言って、警察から電話がかかってくるというところが始まるんですよね。
なんですけど、妹さんの著者のリアクションとしては微妙で、なんでかというと、お兄さんはすごい厄介なお兄さんだったわけですよね。
お兄さんは、ものすごく金もせびられたりとかして、生活能力もあまりなくて、自分の親にもお金をせびって、みたいな感じで。
それをするお母さんの方は、お兄さんの方を出来合いしていて、妹である著者の方は、あなたは我慢しなさい、みたいな扱いをされると。
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お母さんは長男であるお兄さんをすごく養っていたんだけど、お母さんががんになった瞬間にそこを飛び出して、ある種お母さんを見捨てるような形で飛び出して、離婚して、
親権を取った一番下の子供と、いきなり東北の全く自分と関係ない土地で暮らし始めた。たまに連絡は来て、またお金貸してくれないか、みたいな感じをちょこちょこ言ってくる。
お酒もすごい飲むし、とにかくちょっと厄介な人だった。
本当にそれは大変だな、みたいな感じなんですよね。
お父さんが亡くなった時に何もしてないのに、お兄さんはお母さんだったり妹を責めたり。
お母さんが亡くなったら、「これからはお前と二人きりだな、よろしく!」みたいな感じで、完全にこっちをターゲットをロックオンして、「おいおい、これから私のことを金連れにする気か!」みたいな頼り方をする。
誰かに頼らないと生きていけない人みたいな感じで、すごい饒舌で口も上手くて、女性にもすごいモテたらしいんですけど、
その中で、すごく自分に優しくしてくれる人を捕まえては結婚して、でも生活力がなさすぎて離婚して、また捕まえては結婚して、みたいなことを繰り返していた。
本当に大変な依存体質がすごい人だった。
そのお兄さんが死体が見つかって、妹からしては最悪ですよね。
自分が憎んでいるお兄さんが亡くなって、後始末を自分がしなきゃいけない。
しかも離れた町である。しかも息子さんも残されていて、どうすればいいんだろう。
前妻の奥さんと一緒に手分けして後始末をする。
すごいボロボロなアパートで、家の中もめちゃくちゃ汚くて、ワーキャー言いながら後片付けして、
息子の前妻と一緒に暮らすという手続きもする。
いろんなことにお金がかかったりして、それをバタバタしながら処理していくというような話で。
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帯にも書いてあったんですけど、「とにかく焼いて持ち運べるサイズにしないと!」みたいなセリフがあって、すごい面白いんですけど。
肉親が突然亡くなったんだけど、心の整理はつかないんだけど、物の整理はすごい速度でつかなきゃいけなくて。
とにかく焼いて運べるサイズにしよう!みたいなセリフが飛び出してきたりして、すごい面白い本だったんですよね。
結局その中でなんとかかんとかうまく処理をつけていって、最終的に綺麗さっぱり処理しきって、焼いてお墓に入れてみたいな感じですね。
お墓には入れなかったのかな?お骨持って帰ってみたいな感じですね。
こうやって死んでみると、もう少し何かできることがあったのかな?とか、少し後悔の気持ちだったりとか、
肉に許してるかって言ったら、まだ許してねえな!みたいな気持ちだったりとか、
しつつも爽やかな気持ちにもなるみたいな話ですね。
なんでしょうね。気持ちの移動空間のある本だったんですよね。
それを読んでて、いろんなことを思ったんですけど、
まず僕自身は、いわゆる大変な家族っていうのはいないんですよね、はっきり言って。
親戚だいぶ大きくくくってもいないと。
だから本当にこういうのは大変だなと思うんですけど、
前、自分が知らないうちに人を救うこともあるよねみたいな話をしてたと思うんですよね。
それは結局組み合わせであって、悪い組み合わせは悪いことしか思わないし、
いい組み合わせはいいことしようと思ってなくてもよく働いてたりするみたいな。
結局組み合わせだよねみたいな話をしてたんですけど、
その中、小学校の先生の話をしてて、
小学校の先生っていうのも組み合わせを選べないパターンですよね。
だからこの組み合わせがどうやっても悪くなるのに、
それが固定化されてるっていうのが結構つらいよねみたいな話をしてたんですけど、
固定化されてるっていう意味で言うと、最大のものは家族なわけですよね。
家族の中に組み合わせが悪いっていう人がいると、なかなか大変だと。
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自分はそういうことはないっていうだけでも、どんだけ楽に生きてるんだろうと思うぐらい、
一番大変なことですよね。親がやばいとか、兄弟がやばいとか、
そういうのは本当に大変なことだなと思うんですけど。
で、そのお兄さんも、読んでてうって思ったのが、
お兄さんのどういう人だったかみたいな描写のところで、
すごい何でもできる人だったと。
スポーツもできるし、すごい細かい作業とかも手先も非常に器用でやってみたいな感じで、
すごい集中力で何でも仕上げると。
なんだけど、小学校・高学年ぐらいになったら、椅子に座っていられなくなって、
それで学校でトラブルを起こして、
親とかも、なんでお前そんな感じなんだみたいな感じになり、
中学校・高校年はそんな感じになり、
高校も勢いで中退して、
誰かに頼っては寄生して、
でもそれが耐えられなくなったら離れてみたいな感じのことを繰り返していって、
最後は親も死んじゃって、
結婚してた人とも離婚し、
誰にも頼れなくなって、
最終的には酒とか飲んで、飲酒輪の注射とか、
その辺に転がっているようなボロボロなアパートで死んでいるところを
小学校の息子に発見させてもらって、
結婚してた人とも離婚し、
誰にも頼れなくなって、
その結果、一番下の子も、あんまりいい生徒環境じゃないような、
最終的には自分が酒とか飲んで、
ボロボロなアパートで死んでいるところを、
小学校の息子に発見されているわけですから、
いい生育環境ではないような状況だと思うんですけど、
そういう感じで、結構人にいろんな迷惑をかけて死んでいたみたいなことが書いてあって、
それを見て、もちろん発達障害やんけって思うわけですよね。
自分の陣内のことを考えると、うって思うわけですよね。
さっきの組み合わせの話でいうと、
このお兄さんが言っちゃうと難しいピースなわけですよね。
ジグソーパズルみたいな組み合わせのイメージで語ると、
どのパズルとも合わない難しいピースなわけですよね。
結局すごく依存度が高くて、
それを全部受け入れてくれる母親とかは、
お金をずっと払い続けて、
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お兄さんを受け入れたわけですけど、
他人に母親のようなことがずっとできるかって言ったら、
奥さんとかはもちろん母親の代わりにはなれないし、
妹はもちろんなれないみたいな感じで、
なかなかどこにも当てはまらないピースになっちゃったと。
今まではそれでもなんとかかんとか、
誰か依存できる相手を探してはそれで暮らしていってたんだけど、
それがなくなった瞬間、急速に崖を転がし落ちるように死んじゃったっていうことが書いてあって、
そもそものきっかけの部分で言うと、
小中学校の時とかの彼の感じに、
多分時代もあって、
亡くなった時は56歳とかなんで、
1960年前半生まれくらいだと思うんですけど、
そんな時に発達障害とかにも誰も理解もないし、
そんな中でそのピースをうまく扱える環境がなかったわけですよね。
だからそういうことにもなったというふうに見てると、
自分の次男とかが発達障害の怪我があるっていうことを考えると、
一言じゃないなと思って読んでたんですけど、
それらを読んでて、
思ったのは、
前回組み合わせの話、小学校の先生がいくら頑張っても、
結局組み合わせが悪いと悪いことしかないよねって、
逆にいいことしようと思ってなくても、
いい組み合わせだといいこと起こるよねみたいな話をしてて、
それを聞いた人から、
人間というのは存在しているだけで、
周りに重力場みたいなのが生まれてますよねみたいな話をしてて、
何というか、サザナミが出てるというか、
存在しているだけでサザナミが出ててですね、
それが勝手に干渉しあってですね、お互いに干渉しあって、
勝手に救っていることもあればですね、勝手に傷つけていることもある。
でですね、それはもう何というか、そういうもんですよね。
だからそこをなるべくですね、
心地よくやるにはですね、
その重力場からですね、
いい重力場のあるもの同士の組み合わせをですね、
何とか選べるような場所に自分を持っていかなきゃいけないし、
どうしてもですね、単純に傷つけられて、
傷つけちゃうみたいな重力場が出ているんだったら、
それは離れていった方がいいよねみたいな話ですね。
これがこのガチンってなってね、家族だからとかね、
同じ職がこのクラスだからみたいな感じでガチンってなると、
まあ苦しいよねみたいな話をしてたんですけど、
なんかこう、そのですね、
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そのサザナミが出てくるというか、
難しいサザナミが出てくる人なんですよね。
で、それは本当に、
どうしようもないなと思いましたね。
なんかこう、
そのお兄さんが亡くなったことについて、
その著者の人はですね、
自分にもっとできたことがあったかもしれないですね。
で、あの、
自分が亡くなったことについて、
自分が亡くなったことについて、
その著者の人はですね、
なんか自分にもっとできたことないのかなとか、
後悔もしてたわけですけど、
でもそれも含めてですね、
ある種のやっぱりどうしようもないかなとは思うんですよね。
それをどうにかしようとするのも、
どうしようもない。
本当にもう巡り合わせに身を委ねるしかないな、
という風には思うんですよね。
なんか本当にこう、
なんでしょう、僕職場でですね、
このサザナミの話ですよね。
存在しているだけで出ているサザナミの話をですね、
今回ちょっと思いながらですね、
職場であったことを思い出したんですけど、
職場でですね、すごいこう、
若干被害妄想的な、
ちょっとメンタル悩み方をする人がいてですね、
いましたと。
で、一方ですね、すごい優秀なんだけど、
時短厳しい人がいてですね、
そっちのほうが後悔なんですけど、
えー、ある時ですね、
そのメンタル病みがちな先輩がですね、
その後輩を捕まえてですね、
ものすごくこう、
攻撃を始めたんですよね。
お前は本当そんな、そんな、
なんて言うか、
なんて言ってたかな、
そんな振る舞いのままって許されると思うのか、
みたいな感じというか、
かなり、
そんな感じでお前は本当に、
どうかと思う、
みたいなことをですね、
本人に言ったと。
でですね、後輩はですね、
あのー、実際その人に対して
別に何もしてないんですよね。
何もしてないしから、
めちゃくちゃ理不尽な、
何言ってんのこの人、
みたいな感じなんですけど、
ただですね、僕はやっぱり、
その先輩がですね、
その後輩を攻めたくなる気持ちは
わかるんですよね。
その後輩がいるだけで、
その後輩の痛みがですね、
その先輩には辛いっていうことが
わかるんですよ。
なんか、それはですね、
優秀な、で、自弾に厳しくてですね、
で、他人のですね、
ダメなところっていうのを
よくギャグにして話している、
ような感じ。
でもそれを、
その当人にですね、
話してなかったとしても、
そういうふうに俺は笑われてるんだろうな、
っていうふうにですね、
やっぱ思っちゃうと思うんですよね。
で、その後輩からしたらですね、
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何度も何もしてないのに、
何言ってんのあの人、
おかしいんじゃないの?
みたいな感じなんですけど、
ただその二人ずつのですね、
さざ波が出てるのの組み合わせは、
そういうことを生んでしまうと。
で、それはですね、
もうしょうがないと思うんですよね。
なんかどっちも悪くないなと思ってですね、
離れるしかないなって思うんですよね。
あとはその、
フォックスキャッチャーって
言ったんですけど、
あれのですね、
リュポン氏っていう、
その大金持ちとですね、
レスリング兄弟のお兄さん、
もしくは弟、
やっぱりですね、
それやっぱり、
くっつけちゃいけないものの
組み合わせだったんですよね。
めぐり合わせとしか言いようがないんですけど。
その結果ですね、
殺人事件にまで発展しちゃったわけでですね、
で、それも誰が悪いって思わないんですよね。
なんか本当に、
その存在とその存在が近くにいると、
勝手に傷つけ合うよ、
という風に思っちゃうんですよね。
そして、
その中でですね、
比較的、
他の存在とですね、
会いやすいピースもあれば、
会いづらいピースもあると。
リュポン氏もそうだと思うし、
このお兄さんもそうだと思うんですよね。
で、
でもですね、
その会いづらいっていうことは、
本当にもう、
そう生まれたとしか言いようがないですし、
なんか、
なんでしょうね、
本当にこう、
それが悪いことってわけでもなければ、
わかんないですね。
なんか不幸なことがどうかすらわかんないですね。
みたいな感じでですね、
まあ、
いろいろ結構考えさせられる内容だったな、
という風に思います。
でですね、
その妹さんはですね、
お兄さんが亡くなって、
なんかこう、
ようやくですね、
幼少期の本当にお兄さんと仲良かった頃のような
感覚にちょっと戻っているような
記述があったんですよね。
ちょっと今手元にもないんであれなんですけど、
最後もそんなような心境になっててですね、
言ってしまうと、
もうそのお兄さんが亡くなったことによって、
ちょうどいい距離感が
二人の間に取れたんだな、
という風に思ってですね、
まあ本当にこう、
あの、
まあこれこそ本当に何のコントロールもできない、
あの、
まあ祈ることしかできない案件だなと思いましたね。
どうか、ね、
もう全ての人たちがですね、
いい組み合わせの中に収まりますように、
みたいなとしか言いようがねえなと思いましたね。
なんかお母さんがですね、
そうやってお兄さんを敵愛してですね、
お金をバーッと渡してるっていうのは、
まあ言っちゃうと強依存なんですけど、
でも、
強依存は強依存で、
うーん、
まあ、
それをね、病的と言えるかもしれないですけど、
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でも別にいい組み合わせだとも言えると思うんですよね。
というかそのお兄さんのそのピースをですね、
えっと、ちゃんとその、
誰かに依存して生きていかなきゃいけないっていうピースを、
ちゃんと収めることができるのは、
もう母親ぐらいしかいなかったのかな、
っていう気もしますね。
というわけで、
ねえ、
なんですかね、やっぱりこう、
人からね、
良い組み合わせみたいなものがですね、
知らぬうちに人を、
作ってることも傷つけてることもある、
良い組み合わせっていうのが、
どうか、
どうかまず僕の周りに、
常にあってほしいし、
えー、
なんだろう、
まあ、それが悪い組み合わせだったら固執しない、
うん、
で、それぞれがね、
枠組みにあんまりとらわれないようにですね、
みんな、
良い組み合わせの中に当てはまると良いな、
という風に思います。
というわけで、本日は以上です。
ありがとうございました。