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エイドリアン太郎の音声系のコンテンツ
歴史系ユーチューバーの方法を見つけて、そんなに深い話をするわけではないけど、
こんなことがあったな、みたいなおさらい感覚で聞けて楽しいなと。
ずっと聞きながら料理作ったり掃除してたりしてたんですけど、
その話の中で将棋隊の話が出てきたんですよね。
将棋隊の幕末明治維新の時に、徳川義信が戸場伏見の戦いで敗れて、
賊軍となって江戸城に逃げて帰るみたいな時に、
徳川家が賊軍扱いされたってことに対して、徳川の家臣たちが、
ちょっとね、わかりならんと、そんな俺たち賊軍なんかじゃないぞと、
俺たちも天皇のためという気持ちを持ってやってたんだ、みたいな感じですね。
俺たちには義はある、賊軍じゃないぞと言って、
神聖不文、何するものぞ、みたいな感じですね。
戦うぞと言って、義を表せたいと書いて、将棋隊と名乗ってですね。
上野の関栄寺でしたっけ、あの寺に籠るんですよね。
籠るんですけど、あったな、そんなことみたいな感じですね。
聞いてたらですね、ものすごい人数が増えていくんですよね。
最初17人とかだったのが、最大で3000人ぐらいに膨れ上がるんですよ。
それもすごいコントロールつかなくてですね。
徳川義信はもう朝敵になりたくないから、戦わないと、戦いたくないって言ってるんで、
将棋隊を最初に作った人はですね、結構その意思を尊重してですね、
じゃあ将棋隊もちょっと神聖不文と戦うとかじゃなくて、やめとこっかみたいになるんですけど、
後から集まったですね、ギンギンにですね、やる気満々な人たちはもう、
いやもうこれは徳川義信の意思とかじゃなくて、徳川家のためだからみたいな感じですね。
もう収まりがつかないみたいな感じで、結局神聖不文と戦闘に入ると、みたいな感じだったんですけど、
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話聞いてですね、どっからともなく湧いてくるんですよね、将棋隊に入りたいって人たちが。
どんどん増えていくと。
これ、いわゆる旗元って言われる人たちが中心だと思うんですけど、
旗元退屈男って言葉もありますけど、やっぱ旗元ってたぶんもう本当にですね、
幕末とかまで役割がほとんどなくてですね、たぶんすげーイベントだったと思うんですよね。
その徳川家が俗文扱いされてるだと、みたいな。
それに対して将棋隊っていう名前の隊作って、神聖不文と戦うんだってって言って、よっしゃー!みたいな。
旗元八万騎集まるぞ!みたいな感じなんですね。
めっちゃ盛り上がったんだと思うんですけど、どっからともなく湧いてくると。
このどっからともなく湧いてくる感じを聞いててですね、
ルワンダ大虐殺の映画のホテルルワンダをちょっと思い出してたんですよね。
あれもですね、ルワンダで虐殺事件が起こっちゃうわけですけど、
土族と仏族っていう2つの民族が、もともと少し仲悪いというか対立関係があったんですけど、
ある時ですね、仏族の人たちがラジオで訴えてね、土族をみんなで殺そうぜ!みたいなね。
あれは確か仏族出身の副大統領が乗っていた飛行機が墜落したかなんかでですね、
それはもう土族の仕業なんじゃないかみたいなところから、よっしゃもうみんな殺しやれ!みたいなラジオ局選挙して、
ラジオを流してですね、土族みんな殺した!みたいなことを言って、
それまでもう隣人だったのにみんなですね、ナタとかを持って襲いかかってくれて、
めちゃくちゃ怖い映画でしたけど、あれ見ててもですね、どっからたもなく湧いてくるんですよね、
民兵たちが湧いてくるわけですけど、
当時もそれ見ててですね、もちろんいろんな状況が違いすぎるんであれですけど、
自分と重ね合わせてですね、仕事とか家族とかあってですね、
いくらある中でね、いくら俺たちの敵を今こそやっつけようぜ!みたいな感じのですね、
まあ何でしょうね、その仏族の人からしたらある種上がるようなことをですね、
わーって言われたところでですね、やるかな?みたいな感じで当時思ってたなと思ったんですけど、
なんかそんなことも思い出したなと。
でですね、それで夜にですね、今度はザ・モールっていう映画を見てたんですよね、
それはすげえ映画でですね、ドキュメンタリーなんですけど、
以前ですね、北朝鮮に潜入してですね、とんでもないドキュメンタリーを撮った映画監督の、
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次の映画、同じくドキュメンタリーなんですよね、また北朝鮮ものなんですけど、
それはどんな話かっていうと、
ある男と映画監督が出会うと、その男っていうのは北朝鮮にですね、潜入してその悪事を暴きたいと思ってるんですと、
あなたは北朝鮮に潜入してすごいドキュメンタリー撮ってたんで、あなたと話してみたかったみたいな感じですね、
突然なんかおっさんが来るんですよね、
その人はですね、なんかコックをクビになってですね、無職状態で退屈な日々を送ってたらですね、
そもそもなんか幼少期に東ドイツで育ったと、東ドイツの独裁体制下みたいな中で育って、
あれやだったなーなんて思っててですね、その独裁体制ってやっぱ良くねえなーみたいな風な気持ちが湧いてきて、
一番の独裁体制ってどこだろう、北朝鮮かってなって、よし俺は北朝鮮に潜入して、北朝鮮の悪事を暴くぞって急に思ったんですよね、
今までコックをやってたですね、40歳くらいの人かな、30代くらいの人なんですけど、もちろんなんのスパイ経験とかもないわけですけど、
その人はすごく手が込んでるというか、込んでて、それも全然知らなかったんですけど、
なんか世界中にですね、KFSとかっていう名前の北朝鮮を応援する民間組織みたいなのがあるんですよね、
スペインの人が北朝鮮の共産主義的な考えを持っていて、北朝鮮はこの世の楽園であると、
国際的にフェイクニュースとか国連とかにいじめられているみたいな、
俺たちで立ち上がって北朝鮮をサポートするぞ、海外からみたいな組織を立ち上げて、各国に支部があるんですよね、フランス支部、なんたら支部みたいな感じですね、
その集まりみたいなのに、まず入ると、つまり北朝鮮にめちゃくちゃ私、シンパシー感じてますっていう組織に入って、
そこで宣伝PR動画とかを作って、入ってるのがみんなおじいさんばっかなんですよね、無職のおじいさんばっかりで、
その中でちょっとわが者が入ってきたねみたいな感じで、
私らにもよくわからん動画とかも作れるのかみたいな感じで、
動画作ったりとかして、信頼を得ていって、よし、今度北朝鮮にみんな行くけど、お前も来いよみたいな感じで、
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ついに北朝鮮に潜入していくっていう話なんですよね。
そんなのあるんやと思ったんですけど、それを見てて、今日見てた将棋隊とか、ホテルルワンダーとか、ザ・モールの映画とすごくつながってきて、
やっぱり北朝鮮応援するぞとか、徳川家を応援するぞとか、
今から俺たちの責任の恨み晴らすぞ、土族殺せ!みたいな、
みんなそういうのにワーって盛り上がるのは、役割がないな俺って思ってる人たちなんだなって改めて思ったんですよね。
そういう人は大きいストーリーに惹かれるんだなって思ったんですよね。
コックをクビになって、やることないなって思った時に、東ドイツのあれやだったな、独裁体制、独裁体制を突き崩すような活動をしよう、みたいなね。
もっと言うと、もちろんやってたと思うんですけど、頑張って就職活動してもいいんじゃないかみたいな気にもなるんですけど、
そういう大きいストーリーにやっぱり惹かれていくんだなと。
その将棋隊のどっからともなくわさわさ湧いてくると。
このどっからともなくわさわさ湧いてくる、どっから湧いてきてるのっていうことなんですけど、
やっぱりこれ江戸城下の旗元から湧いてきてると思うんですけど、
なんで旗元がそんなにたくさん、最大で3000人の兵隊とかをわさわさ湧かせることができたかって、
家システムなんで、家を1人から1人、世帯主が1人ずつ交代していくシステムなので、
次男三男とかは基本的には役割がないわけですよね。
何もやることなくて、長男が死んだ時のスペアみたいな感覚で、
基本的には養子に出されたりとか、お寺にやられたりとか、何か手伝ったりとかみたいな感じで、
自分の役割がないと。
その人たちがうじゃうじゃいたわけですよね。江戸に滞留しててですね。
それが今だ!徳川のために立ち上がれ!みたいなタイミングで、
よし!みたいな感じですね。
俺たちにもついにこんな日が来たか!みたいな感じになるんだなと。
前、発展途上国の農村には仕事がなくてうだうだしている人がたくさんいると。
その人たちが低い給料でも働くから、
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発展途上国の経済というのは、工場というのはそこで安いものを作っても利益を埋めて回していけるんだみたいな話がありましたけど、
あんな感じでですね、仕事がなかったりとか、うだうだしているっていう人の人口が多かったわけですよね。
この将棋隊が起こった時には。
こういう人口が多いってことが、正常不安ってことなのかって思ったんですよね。
うだうだとですね、自分の役割ってなんや、自分には役割が与えられてないなと思っている人がたくさんいるとですね、
やっぱこう、社会が物語に対して敏感になるんだなと。
徳川のために行って、誰かが17人が言い始めた瞬間3000人が集まるみたいな、
なんかそういうことが起こるわけですよね。
でですね、物語に対して敏感になってですね、右行ったり左行ったりしてですね、熱狂してですね、
こうするっていうのが正常不安ってことなのか、
自分の役割を与えられてない、役割があると感じられない人がたくさんいるってことが正常不安ってやつなのかってちょっと思ったんですよね。
なんでですね、何かのためになってるって一人一人が思ってるってことはやっぱ大事なんだなと思ったんですよね。
こないだのね、ホベルトスタトス操作がですね、家族のため、チームのため、来人のためよ、と言ってですね、ニコニコしてるみたいな。
何を言われてもですね、ホベルトスタトス操作がですね、北朝鮮の応援するとか想像できないわけで、
やっぱりですね、自分が何かのためになってる、何かの役に立ってる、他人の役に立ってるみたいなですね、感覚っていうのがないっていうのはですね、
結構人間つらいものなんだと思うんですよね。
そう思うとですね、やっぱりこう、今何でしょうね、何かの役に立ってる。
なんか僕がね、それこそホベルトスタトス操作を見てて、すごい癒されたのってですね、
なんかこう、自分は何かの役に立ってるよ、こういうために頑張ってるよ、みたいなですね、姿を見せられたからな気がしていて、
なんかですね、なんか自分が何かの役に立ってる、何かのためにちゃんと寄与している、みたいな感覚って、
なんていうんですかね、僕自身もある程度持ってると思うんですけど、ただ持ちづらくなってる気がするんですよね。
だからですね、なんかそのホベルトスタトス操作の姿に癒されたのはですね、
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それをですね、すごい素朴な形で見せてくれてるからって感じがするんですよね。
だからやっぱりそれがですね、そういう思う人が多いと、やっぱり物語に対してですね、敏感になると、ピーキーになると、
っていうことを考えたら、まあなんか今怖い、怖い世界線な気はしますよね。
でですね、まあ一方でその、逆に考えるとと思ったのが、
大きい物語を語る人っていうのはですね、
あなたは何かのためにあるんですよ、と言ってですね、
人の命を使うことができる人なんだなと思ったんですよね。
それもやっぱり怖ぇなと思ったんですよね。
し、何かのために俺になってないんじゃないかという人からしてですね、
大きい物語を語ってくれる人っていうのは、自分を救ってくれる人でもあるわけですから、
逆に大きい物語を語る人からすると、
そのですね、役割を当たられてないって人っていうのは、
あ、俺のために命を使ってくれる奴らか、というふうにもですね、
まあ思ってたりするわけでですね、まあやっぱり怖いなと思うわけですよね。
だから、この物語に対して鈍感になるというか、
ワーキャーって盛り上がるようなこと言われてもですね、
そんなに動かないくて済むというかですね、
そういうことがすごい大事なんだなと思ったんですよね。
じゃあどうやったらですね、どんな熱狂的な物語とか言われてもですね、
体が動かないであるかというとですね、
やっぱり身近な人とかに対して、
まあ本当に悟しそうだじゃないですけど、
身近な人とかに対して人のためにやるとかですね、
目の前のことのためにちゃんと尽くすとかですね、
まあそういうことを言われていると、
ラジオの向こうからですね、
あの宿敵を倒す時が来たとか言われてもですね、
いや俺とは関係ないなというか、
いや違うなというふうに思えるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
だからやっぱり何か、
まあ身近な人に尽くす、
まあやっぱり、やっぱり悟しそうだ。
それが結論かという気はしますけど、
悟しそうだは偉いなと思いましたね。
というわけで本日は以上です。ありがとうございました。