2024-08-19 15:39

三十五日目

師匠の話

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はい、りんご荘三十五日目です。
昨日に引き続きですね、イヤホンマイクを使ってお話をしてみています。
なんか声が、やっぱりiPhoneのマイクは離れてるからかな。
なんか声が大きくね、イヤホンマイクの方が入る感じがしますね。
はい、今日はですね、私の師匠の話をしたいと思います。
師匠はですね、私の三つ上でして、何歳?三つ目やったと思う。
多分もう五十近い男性なんですけれども。
何で師匠かというと、私にですね、二十何年前だ、二十六年前に私にですね、特殊スキルを教えてくれたので、師匠と呼んでおります。
今ではその特殊スキルがですね、私にとっては武器として、仕事の武器としてですね、生かされております。
これは本当に師匠のおかげでございますよ、ということで師匠と呼んでおります。
この師匠ですね、言うたら本当に変人なんですよ。本当に変人。
もうね、口開けばね、悪いことばっかりなんかな。
一番初め、私が新人でその師匠のおる職場に入った時にですね、お昼ご飯一緒に食べることになったんですけれども、なんかね、交代してお昼をね、食べる職場だったんですけど、時間差でね。
ちょうどその師匠と一緒にお昼を食べることになって、また新人ですよ。
入社してまだ1週間ぐらいの新人の女子に隣にね、椅子持っていて座って食べようってしてたら、お前あっち行けって言うんでしょってねって言ったら、お前嫌いなんだよって言われて。
入って1週間、そんなに話したこともないのにって思って、意味がわからんのですけどって言ったら、お前嫌いやけん、あっち行けって言われて、なんやこいつとか思って。
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で、見た感じもですね、なんかもうチンピラみたいな感じで、目つきめっちゃ悪いし、なんかね、ほんと細くてね、なんかこう、ほんとなんかほんとチンピラみたいなね。
なんでこの人ほんと、私も嫌いやわと思って。で、その子もね、なんやったんやろって思いながら、そしたら食事終わって、私もね、そんなこと言われても昼食べんといかんからね、食べてね。
で、終始無言ですよ。で、またね、休憩終わって交代しに行ったら、他のね、女子先輩たちが、なんか喋ったって言うんですよ、ニヤニヤしながら。
で、あれは、なんか嫌いって言われましたって言って、お前嫌いなんだよ、あっち行けって言われましたって言ったら、出たみたいな、もうすぐそんなこと言っちゃねえみたいな、あんま気にせんでいいよとかって言われて、分かりましたみたいな、気にせんでいい言われてもなとか思って。
で、まあその子もですね、いろいろそういうことがあったんですね。なんか、ちょっと喋れるようになったかなと思って、ちょっと喋ってたら、とにかくもうあっち行けとか、興味ないけん、そういう話せんでいいとか、とにかくね、めっちゃいろいろ言ってるけど、なんでこんな意地悪言うんだ、この人と思って。
男の人でこんなね、男の人の先輩でこんなね、意地悪な人初めてやわと思って。
でもね、すごいね、仕事ができる人なんですよ。
なんかね、繊細な仕事をする。
で、私はね、そこには惚れ込んだわけです。
あの仕事はちょっと、私盗みたいなって思うぐらいね。
で、もう本当に嫌いやったけど、その仕事だけは、ちょっとこう伝授してほしいと思って。
すいませんけど、私のこと嫌いでしょうけど、それ教えてもらえませんかって言ったんです。
断られました。
お前には10年早いんだよとか言ってね。
なんやこいつとか思って。いいや、ケチとか思いながら。
でもね、私もね、こうと思ったら、絶対これやりたいなと思ったら、絶対引き下がらん性格なんで。
ずっとね、言い続けたんですよ。お願いしますって言って。
仕事をね、ちょっと盗み見せたりしながらね。
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だからね、ようやくね、じゃあしょうがないって教えてやるみたいな感じで、教えてもらって。
ですけど、まあね、ちゃっと教えて。
で、あとは自分でやれって感じで。
ちきしょうがとか思いながら。
やれるものならやってみろとかね、煽ってくるんですよ。
もう腹立つ腹立つ。
しかもね、こんなまだね、私も26年前って言ったらまだ裏若きね、乙女ですよ。
20歳のね、20歳ぐらいだったな。
そんなね、言われてさ。
男のなんかこうチンピラみたいな妖子の口の悪いやつに言われてると思いながら。
絶対この人、私絶対こうやってやるけんなと思ってね。
とにかく必死でね、その特殊スキルを学んだわけです。
ほんとね、血の滲むような努力をしました。
確かにその私、26年前の私レベル、仕事レベルではちょっとまだ早すぎる特殊スキルだったんですけども。
それを今私ができるようになれば、その師匠の年齢の時には私は師匠よりもできる女になってるはずだっていうね。
根拠のないね、自信みたいな、そういうのもあったりして。
絶対逆と言わせてやるぞ、みたいな感じでとにかく頑張って。
でもね、そうやって一生懸命やってたらちょいちょいね、様子は見てるんですよ。
で、なんかちょろっとね、また横からね、そうじゃないとか言って。
こうやるんだよって、もうイライラすんなとか言いながらね、教えてはくれるんです。
暴言吐きながらね。
とにかくね、教えてもらえるものは教えてもらおう、みたいな感じです。
そんな感じの関係で、特殊スキルをですね、私はゲットしたわけです。
その後もね、いろいろね、本当にいろいろ言われましたよ。
私がね、事故して打ち打ちになって、打ち打ちで首にね、包帯っていうかギブスつけて仕事に出た時とかもですね。
なんて言われたっけな。
私は髪の毛がちょっとくせっけなんですよね。
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そしたら犬が首輪しとるように見えたのがね、トイプードルとか言われてね、帰れとか言われて。
トイプードルは帰れとか言われてね。
そういう言い方しかできない人なんです。
でもね、なんかね、そんなってね、上の上司とかにも自分が絶対に、これは絶対もう譲れっていうようなこととかはね、
どんな上の人とかでも、ちょっと飛ばされようが首の皮一枚になろうがね、食いついていく人なんですよね。食らいついていく人。
破天荒でね、なのに酒が一滴も飲めないっていう。酒一滴も飲めん。
そういう容姿のくせにね、とっても繊細だったりとかね、ふと見せる優しさとかね、そういうのでね、意外にね、ちょっとおもてんちゃったりとかしてたんですね。
まあまあまあ、そういうふうな。
でね、そういうふうなね、変なね、なんかチンピラみたいな感じのくせしといて、実はね、なんかなかなかね、頭の良い新学校でだったりとかね。
なんか本当にね、わけのわからん人なんですよ。今でもようわけがわからんですけど。
その先輩とですね、一緒に同期だったのかな、同期だった女性社員の人がですね、実は今私の部下なんですよね。
で、よくその師匠の話をするんですけれども、懐かしいなあって、会いたいなあとかって、ちょっと前に言ってたんですね。
そしたらその、女性社員とか私のその部下なんですけれども、大きなね、病気をしまして、手術がですね、急に決まりまして。
もしかすると、その手術成功しても、どこかに麻痺が残っちゃうかもしれないっていうね、結構大きな手術なんですよね。
で、その手術をするにあたって、やっぱりね、とってもね、不安な気持ちになってて。
で、いろいろ励なしの言葉をかけたりとか、絶対大丈夫ですよとかって、絶対ね、元気になってね、戻ってきてくださいねとかって言ったりとかしてて。
師匠のね、久しぶりにね、破天荒なね、本当ね、意味がわからんね、師匠のね、写真をね、見たいなと。
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そのね、部下の方は、師匠とは連絡がだいぶもう取っている。
だってね、もう26年前ですから、私ぐらいじゃないでしょうか、師匠と連絡取ってやってるのね。
その、師匠と連絡取ってないから連絡先がわからんということで、もしかしたら師匠知ってんじゃないかなと思って。
で、わかりましたって、じゃあ私がその師匠に写真なんかふざけた写真でもいいから、元気が出るようなのを送ってやってくださいよって言ってみますねって。
もしかしたら知ってて、LINEとかね、くれるかもしれんしとか。26年前LINEなかったっけな。
それで、師匠に早速ね、帰りに。師匠って、この人が、だれだれさんが手術をすることになりましたと。
師匠の顔を見たいって言ってます。写真ね、送ってくれませんかって。なんかね、面白いのって言ったら、
私の予想としてはね、ちょっとね、照れ屋さんのとこもあるから、師匠はそんなもんやらんみたいな。
バカじゃねえよ、おめえみたいな感じで言われるかなと。お前の写真でも送っとけとかね、絶対言うやろうなと思ったんですけど、
そうかって。そんなに大変な手術とかって一言まず入ってきて、そうなんですよって。
もしかしたら、麻痺が残ったりとかするかもしれない。仕事もね、復帰できるかどうかわからないっていうような大きな手術なんですって言ったら、
その後ね、何もね、コメントなくね、写真ね、ずっと5、6枚くらいね。自分の高校のね、卒業アルバムとかね。
あと、ほんとね、連続殺人犯みたいなね、自動車免許証の写真送ってきたんですけど、連続殺人犯みたいなね、写真なんですよ。
目つき悪いしね、ほんとチンピラみたいやし。で、それなのにゴールド免許っていうね、写真とか。
もうなんかノリノリでね、ふざけたね、写真とかね、送ってきてくれて。
でも、ありがとうございますっていうかね、なんで本人に送らないんですかって。本人連絡先知らんみたいな。
分かりました、じゃあ私がね、転送しますって言って、転送してあげてねってしてたんですけど。
まあね、なんやろう、ほんとね、いい師匠やなと。
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ほんとね、26年前はこいつはほんと大嫌い、なんやこいつって思ったんですけどね。
もうそれからね、ほんともうこんなに長い子と付き合ってあるっていうね、師匠ですね。
なんかやっぱりこの人、やっぱこの人はほんとはね、見た目とかね、口の悪さとかはね、ほんと最悪やけどね。
この人はね、ほんとにやっぱりほんとは優しい、いい人なんだなと思ったというお話でございました。
よくね、話がなんかうまいことまとまってない感じで、ちょっとなんかね、ぐちゃぐちゃな感じでしたけど、ちょっとね、なんかね、ぽわっとね、あったかくなることがあったんで。
ちょっとね、お話ししてみました。
それでは、さよなら。
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コメント

ええお話ですねー 手取り足取り教えてくれない、 盗めと言われる良き時代😁

今じゃパワハラ、モラハラなんかで取りだたされる時代やけど、腐された方が何クソ精神でふんばれることもあるからなぁ。

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