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おはようございます。VTuberヨシヨシ先生の仲の人、カグアです。 TikTok売れ、今年のTikTok流行語大賞にもノミネートされるほどの社会現象になりましたよね。
しかし、なぜこうしたTikTok売れは起こるのでしょうか? インスタやツイッターではダメなのでしょうか?
今日はその理由を考察していきます。 ただ、最後には残念ながら悲しいニュースもお伝えしなければならない結果となりました。考えられます。
では行ってみましょう。今日の話題があなたを変える。 この番組はマーケターとして20年以上フリーランスで活動しています。
カグアがネットで好きなことで稼いでいくクリエイターエコノミーについてゆるりと語るラジオ番組です。 音声配信アプリやポッドキャスターアプリなどで好評配信中です。
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今日はTikTok売れという話題です。 もう今やマーケティングのアプローチとしては定番になりましたよね。
TikTokまだ始めてない方もいらっしゃいますでしょうか。 企業アカウントなどでもかなりTikTokの文脈に合わせた
見せる動画を出してくるそういうアカウントも本当増えてきて まだまだこの勢いは続きそうですよね。
で、TikTok売れなんですけどもこんなニュースがあります。 CNET JAPAN 2021年11月20日
TikTok売れがもたらすTikTok売れの威力、書籍やチーズ、ブランドバッグまで。 というですね、TikTok売れという社会現象を紹介した記事になります。
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TikTok初の曲が売れるというのは
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去年あたりから話題にはなってきましたけど、今年はいよいよ購買、消費にまで影響してくると。 TikTok消費が促進ということになっているわけですね。
例えばこちらですね。地球型のグミを見かけたことはあるだろうか。 ケースを口に入れてパキッと割る青いグミが出てくる。中にはジャムが入っており…
多くの動画が投稿されている。シャープ地球グミは5億4千万再生。 シャーププラネットグミは690万再生だと。
すごいですね。地球グミ、確かに青い映えるグミなんですよね。 食べるのも結構大きいので苦労するというのもあるんですけど、
そのグミを今度作るというのも派生したりとか、 確かにこのハッシュタグで見るとずらーっといろんな動画が出てきます。
本当に流行っていますね。 どこで売っているのかというと、ヴィレッジバンガードで売っているっぽいですね。
ただ、やっぱり当時は売れてすぐ買えなかったという状況もあったほどです。
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で、買えなかったという状況においてはこちら。 約30年前の書籍があるブックレビューティックトッカーによって紹介されて、
10判がかかるという現象も起きました。 ツツイヤスタカさんの残像に口紅をという書籍なんですが、
こちらも増殺につながって、3ヶ月で10万5千部。 社会減少というか、出版業界には本当に嬉しい出来事ですよね。
TikTokは15秒から始まって、CMの長さじゃないですか。 なにかを短的に紹介する、伝わりやすいという意味では、ものすごく相性はもともといいんですよね。
ただ、彼のパーソナリティも含めて刺さるものがあったんでしょうね。 あとは文字で伝えづらい内容も動画だと伝わりやすいということもありますので、
多分今でもこの本売れてるんじゃないですかね。 ですから文庫フェアとか、いろんなフェアと絡んだりとかも今でもしているようです。
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ですからTikTokの中では、シャープなブックトックと、 ブックトックというハッシュタグが一つのカルチャーになっているほどなんですね。
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そんなTikTok売れなんですが、じゃあなぜ起こるのかと。 TwitterやInstagramじゃダメなのかと。
もちろんかつてブログが一大ブームになったときは、 ブックレビューブロガーという職業もあったぐらい、
この人が紹介するとビジネス書がバカすか売れるという状況はかつてはありました。
でも今ではそういうのもあまり聞きませんし、 TwitterやInstagramもあんまり聞かないですよね。
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なぜTikTokではこんだけ売れるのかと。 それは私が考察するに、TikTokの仕組みがものすごく影響していると思うんですよね。
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TikTokのアプリを立ち上げますと、動画がスパーンと出てきて、 気に入ったら見るし、気に入らなければスワイプして次の動画をスクロールする、
スクロールする、スクロールするというような見方で、 おすすめの動画が流れてくる、そういうインターフェイスになっています。
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一方でTwitterも一応基本的にはそういう感じではあるんですけども、 一個一個文字を読むと。
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またInstagramもフィードというのは流れてはきますけども、 じゃあ概要欄の文字を読むためにはやっぱりワンタップが必要です。
それからYouTubeでもタップをしなければ完全に再生されるということはありません。
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つまりTikTokというのはイヤオンなしにも動画を見せる作りになっているわけですね。
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何かしら流れてきて、とにかく最初の3秒とかインパクト、心をつかんでしまえば、とりあえず見ちゃう。
見たとしてもショート動画なのでそんなに時間の負担にならないだろうというところも おそらく心理的にはあると思うんですよね。
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ですからイヤオンなしに見てしまう。つまりこれっていうのは潜在層、 要は自分が欲しいと思っていない潜在顧客に届く最高のアプローチなんですよね。
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スーパーに行って特に買うものを決めてなかった。 だけど試食コーナーのスタッフの人にこれどうぞって言われて焼きたてのソーセージとかをパクッと食べると。
そうするとソーセージを買っちゃうってことあると思うんですよね。 意識してなくても何かきっかけさえあれば購買につながる。
そういう潜在層に一番届きやすい作りになっているんですよね。 ワンタップとはいえ、やっぱりそこで何かワンアクションさせるっていうのはものすごくハードルが高いんですよね。
もちろんそもそもサムネイルや最初のフィードの第一印象でガッチリ心をつかまなきゃいけませんから、そこで刺さらなければクリック、タップさえもされませんので。
このね、最初のワンタップがものすごく壁が高くて、そして競争も激しくなってますから年々ね、そのサムネイル作りのコストが年々上がってるんですよね。
ほんと大変。もうサムネイルとタイトルでほぼほぼ決まると言ってもいいぐらい、なんていうふうに言っているYouTuberさんも結構多いです。
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それぐらいコストがかかるようになっちゃってるんですよね。 一方でTikTokはサムネイルっていう概念はなくて、一応投稿した後にどのタイミングのワンカットを一発目に表示するかっていうのは選べるんですけど、でも作り込むっていうことは基本的にしないんですよ。
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つまり動画を投稿する人もそれに専念できるわけですね。 もしくはそのことによって15秒の動画ですから、例えば週末にバーッと一気に撮っちゃって、一日ずつ出すっていうこともできますし。
でもYouTubeとかインスタですと本当に気合の入った渾身の1枚、渾身の動画1本を作らないといけないので本当大変なんですよね。
で、さらにクリックされるかどうかはわからないと。 ですからその意識をしている認知層にはYouTubeとかは確かにパイが大きいんですごく刺さる可能性は高いんですけど、
潜在層に刺さるというSNSは多分TikTokぐらいしかないんじゃないかなと思います。 Twitterも読めばいいんですけども、一方でむちゃくちゃTwitterってのはタイムラインに流れますよね。
やっぱり動画の持つインパクトというのはやっぱり大きいのかなというふうに思います。 そしてTikTokはアルゴリズム上、一つの動画がバズると、そのカテゴリーでバズると今度は次の少し広い層にまたさらにインプレッション、露出が広まるんですね。
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例えば特定のカテゴリーで広まったらじゃあもう1個上の大きなカテゴリーにまた露出する。 そこでまたバズったら少し今度は男性だったものが今度は女性にも出してみるとかですね。
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その露出をどんどん増やすアルゴリズムがものすごくTikTokは優秀なんですよ。 ですから反応がいいものはより広がるというのがあるので、やっぱりこのTikTok売れを加速させるだけのパワーはあるんですよね。
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で、TikTokの利用者層なんですけども、一応テレビCMをやった後は40代以降も増えてはいるんですけども、基本的には10代20代、つまり購買意欲が最も高い年代が一番使っているというのはやっぱり大きいと思うんですよね。
ですからそのこと故に一方でTikTok売れしているものもほとんどが1000円未満で買いやすいとか、その売り場がそもそも身近にある、例えばコンビニのものとか、さっきのビレッジバンガードもショッピングモールとかに行けば一応あったりするじゃないですか。
ですから、やっぱり身近で買いやすいものという縛りはやっぱりあるかなというのは思いますね。ただね、そのブックレビューがあまりにも話題になって、ちょっと批判を受けてしまったケンゴさんという有名ブックTikTokkerが旧種を発表しました。本当に残念なことですね。
いやだから本当に誹謗中傷絶対ダメですね。言った本人は気づかないかもしれませんけど、本当にね、誹謗中傷ダメですね。はい。というわけでTikTok売れがなぜ起きるのかというのを考察してみました。
はい。TikTokにはこういうアルゴリズムがあって、今後もTikTok売れはおそらくどんどんまた増えてくるだろうなと思います。そういった面では楽しみですよね。ただ本当そういう誹謗中傷とかはなくなってほしいなと思う今日この頃です。
皆さんいかがだったでしょうか。最後までお聞きくださりありがとうございました。今日1日素敵な1日になりますように。それでは皆さん、いってらっしゃい。